初冬の赤岳周回

どすこい🔰
その他1人 - GPS
- 08:37
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 1,959m
- 下り
- 1,959m
コースタイム
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 8:21
| 天候 | 赤岳までは晴れ、赤岳から硫黄岳までは曇り。 気温は美濃戸で5℃、阿弥陀岳あたりで0~-5℃、横岳~硫黄岳あたりで0~5℃。風が吹くと体感温度はもっと下がりました。 風は阿弥陀岳手前から強く、赤岳山頂は10mくらい?横岳~硫黄岳で最も強く20mくらい? |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
御小屋尾根はとても歩きやすく安全で素敵な道。阿弥陀岳手前あたりから霧氷と凍結で足元は滑りやすく、装着タイミングに個人差はあれどチェーンスパイク携行は必須と感じました。 今回のチェンスパ装着ポイントは、阿弥陀岳登り・文三郎尾根登り・地蔵尾根分岐~硫黄岳でした。 一方で、地蔵尾根から硫黄岳間では霜が溶けてヌタ場っぽくなっているところもありました。季節が進むと溶けずにカチカチになると思います。 |
| その他周辺情報 | ▪︎赤岳頂上山荘: 営業終了してます。 ▪︎赤岳天望荘: 営業してました。利用せず。 ▪︎硫黄岳山荘: たしか営業終了してたような。 ▪︎赤岳鉱泉: 食事。カレー4種、各1000円。美味い! ▪︎八ヶ岳山荘: お風呂利用。700円でコーヒー付き。簡素ながら下山後すぐ入浴でき、シャワーの水が冷たいので温冷浴可能。ありがたい。 |
写真
装備
| MYアイテム |
重量:3.26kg
|
|---|
感想
またしても天気がご機嫌斜めな三連休。
天気予報に右往左往しながら、土壇場で阿弥陀岳からの赤岳周回となりました。
阿弥陀岳手前から霧氷が見え始め、路面は凍結。チェンスパ大活躍でした。
初めての阿弥陀岳は、正面に赤岳、南に権現岳・編笠山、遠くに富士山・南アルプスオールスターと赤岳に負けない大展望でした!
阿弥陀岳から見ていたときは晴れていた赤岳ですが、登頂後すぐガスに包まれてしまい、そこから先の稜線はずっとガスでした。
のみならず、なかなかの爆風!風に体を預けるようにして傾けないと立っていられませんでした。
御小屋尾根を歩いているときは風無し快晴で予報外れたか?と思っていましたが、結果的にほぼ予報通りの天気になったのでした。
本格的な冬山ではないものの、雪山前に低温や強風などの冬山気象を体験できて楽しかったです!
【装備重量】
計測忘れ。たぶん6kgくらい?
【レイヤリング】
・上: ミレーあみあみ+フラッシュドライ3D+グリッドフリース
・下: カミノパンツ
・手袋: ファストトレイルグローブ
・予備: アブレイザーフーディ、ストームクルーザージャケット、スペリオダウンパーカー、シャミースグローブ、サンダーパスグローブ
赤岳~硫黄岳で風強くストームクルーザー使用、保温着は未使用。手袋は薄手の常時着用分だけでなく防風用も別にもあったほうがいい。
【食料内訳】
・菓子パン1(消費)
・惣菜パン2(消費)
・バウム1(消費せず)
・カロリーメイト4個入x2(消費せず。Rさんに2個あげた)
・ソイジョイ3(消費せず。Rさんに1個あげた)
・柿の種+ミニラーメン入ボトル300ml(50ml分消費)
・塩羊羹6(消費せず)
・お茶0.6Lx2(1.0L消費)、ポカリ0.5L(消費)、水1.0L(消費せず)
2日間行動予定だったので多め。超余ったけど、Rさんまさかの行動食忘れのためシェアできたので良かった。
【メモ】
・今回、第一案が岳沢からの奥穂(奥穂小屋インスタにて山行中止喚起、岳沢小屋より重太郎新道通行禁止案内のため断念)、第二案が雷鳥沢テント泊で立山(悪天予報のため断念)、第三案が八ヶ岳日帰り縦走。
早い段階で北アルプス回避で決まったものの、八ヶ岳日帰り縦走は前回撤退したばかりで季節も冬になっている。しかもRさんの提案では5時出発の22時下山、不安しかないし真意を測りかねた。正直に不安を伝えたところ、蓼科山スタート・本沢温泉泊・観音平下山の一泊コースで提案いただき了承。
ところがヤマテンで2日目の天気が大荒れの予報に更新、天気図は西高東低冬型配置、SCWでは朝と昼に降雨か降雪の見込み。この予報のとおりなら、2日目本沢温泉から赤岳超えて下山できる気がしないし、比較的天候の安定している1日目だけで観音平から蓼科山まで抜けた方がまだマシ(あくまで相対的に)と思い、申し訳なく思いつつ土壇場でまたしても計画変更をお願いした。
ここまでで、正直なところ、Rさんは楽しいかもしれないけど俺は無理だし死ぬと思った。この時期の八ヶ岳に行くなら稜線での行動時間が少ないショートコース、八ヶ岳日帰り縦走にこだわるなら時期を改める、長時間行動の訓練なら山域変えて低山ロングが妥当と思った。
観音平スタートの日帰りに変更となったため蓼科山七合目駐車場集合(車2台体制で下山口にデポするため)となったが、完全に勘違いでスズラン峠駐車場に車中泊してしまい、朝になってRさんからの電話で気づく。結果、合流が遅れてしまい、謝罪の上日帰り縦走は断念、赤岳周回となった。
御小屋尾根を歩きながら、Rさんに正直にマジ不安しかなかったですよ、何考えてんのかなと思いました、と伝えた。Rさんに聞くと、22時下山の日帰り八ヶ岳をしたかった理由は、今年の安達太良ボルケーノトレイル48に出たいので夜間行動の訓練がしたかったから。
自分は、日帰り八ヶ岳やるならブラックスタートで日の出くらいに稜線に出て、明るいうちに(小屋で補給できるうちに)大部分の行程を終えたいし、ブラック下山はなるべく避けたい、加えてこの時期の八ヶ岳稜線を知らないのでロングは避けたい。
Rさんは、100Kレースなどで夜間行動は慣れているので抵抗がないし、時期の問題は知らないなら行ってみないとわからない、無理なら撤退すればいい。
話しながら、お互い明文化してこなかった感覚の違い、危険に対する線引きの違いなどがあることを共有できた。理由なく22時下山で提案されたら何言ってんのと思うけど、ボルケーノトレイル 48に私を誘って出たいから夜間行動の訓練したかったんだと分かれば、捉え方も変わる。
Rさんはハードすぎて完走率の低かった信越五岳も完走しており、レース中行動不能になる経験もしているため、どこまで追い込んだら危険なのか自分でわかっている。自分はそこまで追い込んだことがないので、危険になるよりずっと手前で安全ラインを引いて山行している(つもり)。
Rさんは普通すぎる山行じゃなくてすこし攻めた山行がしたくて、私なら誘えるし一緒に楽しめると思って誘ってくれてる。嬉しいしありがたいけど、力量も経験値も体力もまだ足りてなくて、そこの認識不足を共有できた。Rさんがハセツネ70Kに出ろと言っていたのも、トレランレースとしてではなくて自己完結の山岳訓練として経験を積めるから有益だということだったのも理解できた。
(とはいえ赤岳稜線歩きで「やっぱ今日の感じだと日帰り縦走は無理だったな」とわかっていただけた)
Rさんとこれからもたくさん山に行きたいのでもっと成長したいし、無茶しがちなRさんに退屈されない程度にブレーキ踏めるような役割になれたらいいなと思った。
ともすれば喧嘩別れになってしまうこともありそうな話題かもしれないけど、お互いに穏やかに意見交換して、その後の山行を一緒に楽しんで、また再来週妙義山で会うことを約束してバイバイできて、すごく安心できた。下手したら、もう一緒に山行きたくないと思ったり思われたりすることもあると思う。やっぱり意思疎通って大事だなと、当たり前すぎるけど実感できた。いい1日だった。

















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