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Yamareco

記録ID: 8946717
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

雁坂越 落葉往還(新地平BS→栃本関所)

2025年11月15日(土) 〜 2025年11月16日(日)
情報量の目安: S
都道府県 埼玉県 山梨県
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
08:33
距離
23.6km
登り
1,551m
下り
1,851m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:06
休憩
0:31
合計
4:37
距離 12.1km 登り 1,279m 下り 390m
9:36
11
11:37
11:50
31
12:21
12:22
35
12:57
13:08
21
13:29
13:30
38
14:08
14:13
0
14:13
2日目
山行
3:28
休憩
0:18
合計
3:46
距離 11.5km 登り 268m 下り 1,460m
5:55
22
6:17
6:20
36
6:56
7:03
5
7:08
7:09
15
7:24
7:29
19
7:48
7:49
20
8:09
8:10
51
9:01
15
9:16
25
9:41
栃本関所跡
天候 【一日目】
雁峠まで:晴
雁峠→雁坂小屋: 晴時々曇り
夜:曇り

【二日目】
小屋出発時点: 曇り
日の出以降: 快晴
※雁坂峠日の出時刻: 6:14
過去天気図(気象庁) 2025年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
【往路】
新宿 5:59→高尾 6:51 / 7:06 →塩山 8:14
塩山駅 8:30→新地平 9:28(山梨交通)

【復路】
栃本関所跡 10:40→大滝温泉 11:05(秩父市営)
大滝温泉12:42→西武秩父駅 13:28(西武観光バス)
西武秩父 14:49→池袋 16:15(ちちぶ80号)

栃本関所からの秩父市営はマイクロバス。運転手の方のお話では、来春に廃止される話が出ているとのこと。終点まで乗客は自分一人だった。

西武観光バスは西武の系列となる路線バスだが、西武バスではないため西武の株主優待券は使えない。
コース状況/
危険箇所等
行程を通じて良好。特記は以下。

【新地平→雁峠】
はっきりした徒渉は5箇所。最初が最も広く、渡る方法を考える、
⚫︎最初の渡渉
新地平側から見て奥に見えるピンクテープの箇所は、広くて渡りづらい。注意して見ていくと、その手前の対岸にもピンクテープがあって、そちらの方が渡りやすい。

【雁坂小屋→地蔵岩分岐】
距離の割にコースタイムが長くとってあるのは、前後の道と比べて細いため。崩落により迂回路も二箇所ある。歩いていて危険を感じることはない。
その他周辺情報 【宿泊】
雁坂小屋: 5,500円/ 一泊素泊まり
水場・トイレ代込み。テント含む宿泊者以外は100円。今年の営業は次の連休までとのこと。
ホスピタリティがあって気持ちが良い。薪をどんどんくべてくれたストーブが暖かかった。

【水場】
雁坂小屋: 100円/量の制限なし。宿泊者無料。
樺避難小屋: 未調査。小屋から5-6分のところにあるという案内。

【お風呂】
大滝温泉遊湯館: 800円/休日料金
道の駅にある温泉。
川又からの秩父市営バスのほとんどはここで終点。紅葉を見ながら温泉を楽しめた。
帰りの三峰口方面行きバスは、三峯神社から降りてくる人たちでいっぱい。
雁峠に向かう林道区間は綺麗なススキと落葉と青空。ブナの紅葉は終わってしまっているようだ。
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雁峠に向かう林道区間は綺麗なススキと落葉と青空。ブナの紅葉は終わってしまっているようだ。
林道終点。
すっかり葉が落ちてしまっている。
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林道終点。
すっかり葉が落ちてしまっている。
元々沢沿いを歩いていたところ、林道を過ぎて更に沢が近くなる。
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元々沢沿いを歩いていたところ、林道を過ぎて更に沢が近くなる。
何度か渡渉を繰り返して標高を上げていく。
2
何度か渡渉を繰り返して標高を上げていく。
笹が一面に出てくると、雁峠までは一気に上がるだけ。
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笹が一面に出てくると、雁峠までは一気に上がるだけ。
雁峠にてランチタイム。これから上がるつばめ山への取り付き。

春は笠取山から将監峠に向かった。今回は西側を行く。
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雁峠にてランチタイム。これから上がるつばめ山への取り付き。

春は笠取山から将監峠に向かった。今回は西側を行く。
雁峠を再スタートして振り返ると綺麗な笠取山と赤く染まった和名倉山。
ピラミダルな山容は、雁峠で見るよりも遮るものがない。
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雁峠を再スタートして振り返ると綺麗な笠取山と赤く染まった和名倉山。
ピラミダルな山容は、雁峠で見るよりも遮るものがない。
本日最初のピークとなる燕山。
眺望はあまり無い。
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本日最初のピークとなる燕山。
眺望はあまり無い。
でも登ってきた道を振り返ることは出来る。
新地平からの亀田林道。落葉してしまっているけど赤くは見えるんだな。
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でも登ってきた道を振り返ることは出来る。
新地平からの亀田林道。落葉してしまっているけど赤くは見えるんだな。
古礼山に進むところでようやく開けた。
乾徳山、黒金山と、北奥千丈岳、国師ヶ岳の稜線。
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古礼山に進むところでようやく開けた。
乾徳山、黒金山と、北奥千丈岳、国師ヶ岳の稜線。
南側は大菩薩嶺、御坂山地と雲の切れ間に富士山。
奥秩父主脈稜線の本領発揮か。
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南側は大菩薩嶺、御坂山地と雲の切れ間に富士山。
奥秩父主脈稜線の本領発揮か。
古礼山到達。眺望が良い。
ここの少し手前にもベンチがあり、展望台のようになっていた。
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古礼山到達。眺望が良い。
ここの少し手前にもベンチがあり、展望台のようになっていた。
大菩薩嶺とその東側を眺める。
雁ヶ腹摺山、奈良倉山と見て、東は三頭山まで。丹沢はうっすらだが、空気が澄む時はハッキリと見えそう。
2
大菩薩嶺とその東側を眺める。
雁ヶ腹摺山、奈良倉山と見て、東は三頭山まで。丹沢はうっすらだが、空気が澄む時はハッキリと見えそう。
大菩薩嶺、黒川鶏冠山など奥秩父南部の山々と富士山。
丸川峠から笠取山あたりまで、機会を作って歩いてみたい。
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大菩薩嶺、黒川鶏冠山など奥秩父南部の山々と富士山。
丸川峠から笠取山あたりまで、機会を作って歩いてみたい。
水晶山。今回山行の最後のピーク。
雁坂峠までは西から歩いているので、赤線つなぎを目的に、今回は峠まで下りて雁坂小屋まで行くことにする。
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水晶山。今回山行の最後のピーク。
雁坂峠までは西から歩いているので、赤線つなぎを目的に、今回は峠まで下りて雁坂小屋まで行くことにする。
いよいよ奥秩父主脈特有の苔むした道が出てきた。雰囲気良く、楽しい。
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いよいよ奥秩父主脈特有の苔むした道が出てきた。雰囲気良く、楽しい。
稜線上から初めて目にする甲武信ヶ岳。頭だけだけど。木賊山と破風山がその前に連なる。
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稜線上から初めて目にする甲武信ヶ岳。頭だけだけど。木賊山と破風山がその前に連なる。
木の上に頭を出しているのは北岳?山レコの地図ではその手前に鳳凰三山の観音ヶ岳があるが、山容が違うように見える。

北奥千丈岳から白檜平に流れる稜線上を写したもの。
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木の上に頭を出しているのは北岳?山レコの地図ではその手前に鳳凰三山の観音ヶ岳があるが、山容が違うように見える。

北奥千丈岳から白檜平に流れる稜線上を写したもの。
「見返り雁坂」という看板立つところから見る主脈稜線の大展望。
甲武信ヶ岳は破風山に隠れるけれど、国師ヶ岳、朝日岳、金峰山の五丈岩までハッキリと。
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「見返り雁坂」という看板立つところから見る主脈稜線の大展望。
甲武信ヶ岳は破風山に隠れるけれど、国師ヶ岳、朝日岳、金峰山の五丈岩までハッキリと。
昨年雁坂嶺を降りてきた時はガスったが、今年はどうやら晴天で雁坂峠にたどり着けそうだ。
雁坂嶺、三宝山、破風山、木賊山。
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昨年雁坂嶺を降りてきた時はガスったが、今年はどうやら晴天で雁坂峠にたどり着けそうだ。
雁坂嶺、三宝山、破風山、木賊山。
北を眺めると遠くに奥白根と男体山。
山梨と栃木が結び付かず一瞬目を疑ったけれど、方角的には納得がいく。
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北を眺めると遠くに奥白根と男体山。
山梨と栃木が結び付かず一瞬目を疑ったけれど、方角的には納得がいく。
雁坂峠到達。去年はこちらから三富に下ったので、今年は秩父方向に下ることにする。
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雁坂峠到達。去年はこちらから三富に下ったので、今年は秩父方向に下ることにする。
三富に続く雁坂道。こちらも落葉してしまってるかな。
上にはそびえる乾徳山。
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三富に続く雁坂道。こちらも落葉してしまってるかな。
上にはそびえる乾徳山。
雁坂小屋到着。
ウェルカムドリンクとしてカフェオレをいただいた。
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雁坂小屋到着。
ウェルカムドリンクとしてカフェオレをいただいた。
宿泊客は、グループ7名と自分の計8名。
夜はストーブに火を入れてもらった。
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宿泊客は、グループ7名と自分の計8名。
夜はストーブに火を入れてもらった。
小屋の案内板によれば、白泰山と両神山の奥にうっすらと見えている山並みは、至仏山、燧ヶ岳、会津駒ヶ岳などらしい。
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小屋の案内板によれば、白泰山と両神山の奥にうっすらと見えている山並みは、至仏山、燧ヶ岳、会津駒ヶ岳などらしい。
夕食は無印の胡麻味噌坦々鍋。
うどんで締めて最高に体が暖まる。

夜、外は氷点下5℃まで下がった。
2
夕食は無印の胡麻味噌坦々鍋。
うどんで締めて最高に体が暖まる。

夜、外は氷点下5℃まで下がった。
二日目は4:50起床。5:55スタート。
晴れるはずだったのが画像の通りの雲。
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二日目は4:50起床。5:55スタート。
晴れるはずだったのが画像の通りの雲。
豆焼沢昇竜の滝。雁坂小屋の水はこちらから引いている。
厳冬期には氷瀑となるのだろうか?
※地図上の場所と合ってない。GPSエラー?
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豆焼沢昇竜の滝。雁坂小屋の水はこちらから引いている。
厳冬期には氷瀑となるのだろうか?
※地図上の場所と合ってない。GPSエラー?
このルート、道の崩壊により、迂回が二ヶ所。ここは小屋から進んで最初の迂回。
ピンクテープが丁寧に付けられているので、迷うことはない。
※ここも実際の場所と異なってしまっている。
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このルート、道の崩壊により、迂回が二ヶ所。ここは小屋から進んで最初の迂回。
ピンクテープが丁寧に付けられているので、迷うことはない。
※ここも実際の場所と異なってしまっている。
日が出てきて、それにつれてか雲が切れ始めた。
奥秩父稜線は山梨側から雲が上がってきており、画像の雲取山方面も雲が厚い。
2
日が出てきて、それにつれてか雲が切れ始めた。
奥秩父稜線は山梨側から雲が上がってきており、画像の雲取山方面も雲が厚い。
和名倉山方面から陽が上がってくる。上空は真っ青で、良い天気になりそう。
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和名倉山方面から陽が上がってくる。上空は真っ青で、良い天気になりそう。
地蔵岩分岐を過ぎてからは、歩きやすい道になった。まっすぐに伸びる立木と笹の、美しい道だ。
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地蔵岩分岐を過ぎてからは、歩きやすい道になった。まっすぐに伸びる立木と笹の、美しい道だ。
樺避難小屋で一呼吸つく。
鹿の群れが近くを走っていった。
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樺避難小屋で一呼吸つく。
鹿の群れが近くを走っていった。
標高1300mを切るあたりから紅葉が出てきた。歩いていて更に楽しくなってくる。
2
標高1300mを切るあたりから紅葉が出てきた。歩いていて更に楽しくなってくる。
注意箇所として山レコに登録されていたところ。既に橋は無い。ここだけ極端に道が細くなっており、渡るのに注意を要する。
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注意箇所として山レコに登録されていたところ。既に橋は無い。ここだけ極端に道が細くなっており、渡るのに注意を要する。
満開の紅葉。

なお、ここを過ぎて少し行ったところで、新しいと思われる5本指の足跡が自分の進む道を辿っていた。
裸足で山登りする人いるのかな?アイゼン?いや、アイゼンは多くても2本爪だ。ということは...?

一気に緊張が走る。
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満開の紅葉。

なお、ここを過ぎて少し行ったところで、新しいと思われる5本指の足跡が自分の進む道を辿っていた。
裸足で山登りする人いるのかな?アイゼン?いや、アイゼンは多くても2本爪だ。ということは...?

一気に緊張が走る。
紅葉の間に見える笠取山。緊張の中でも楽しむものは楽しむ。
木々の間、空の青に紅葉と山容が映える。

なお不思議な足跡は少し手前で無くなっていた。
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紅葉の間に見える笠取山。緊張の中でも楽しむものは楽しむ。
木々の間、空の青に紅葉と山容が映える。

なお不思議な足跡は少し手前で無くなっていた。
大正年間に地元の青年団によって建てられた道標。歴史の観察者だ。
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大正年間に地元の青年団によって建てられた道標。歴史の観察者だ。
雁坂峠登山口に下山。このあとは国道140号をしばらく歩く。
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雁坂峠登山口に下山。このあとは国道140号をしばらく歩く。
ルート的にはこの川又バス停までだが、雁坂越の区切りとして、もう少し先の栃本関所を目指す。

けどまあ、ここまでバスが来てくれるのは本当に有難いことだ。
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ルート的にはこの川又バス停までだが、雁坂越の区切りとして、もう少し先の栃本関所を目指す。

けどまあ、ここまでバスが来てくれるのは本当に有難いことだ。
今回の終点となる栃本関所跡。真っ赤な紅葉の歓迎を受ける。
お疲れ様でした!
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今回の終点となる栃本関所跡。真っ赤な紅葉の歓迎を受ける。
お疲れ様でした!
紅葉に染まる美しい栃本集落とその向こうに雁坂嶺。

バス待ちの時間は地元の人との雑談を楽しんで過ごした。お陰様で心地よい気分で山行を終えることができた。
エトランゼに話しかけて下さり有難うございました!
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紅葉に染まる美しい栃本集落とその向こうに雁坂嶺。

バス待ちの時間は地元の人との雑談を楽しんで過ごした。お陰様で心地よい気分で山行を終えることができた。
エトランゼに話しかけて下さり有難うございました!

感想

昨年に引き続き、11月の宿泊山行は奥秩父主脈稜線。
甲州側と高いところでの紅葉は終わってしまっていた。9月から黄色い景色を追い続けてきたが、今年の色づく山々もここまでか。
とは言え、雁坂峠からの秩父往還では美しい黄色と赤を見ることができたので満足。

富士山や南アルプス、金峰山などを見ていたはずが、何故か武甲山を仰ぎ見て帰るという、地理的にも面白いトレイルだった。

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