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Yamareco

記録ID: 8955205
全員に公開
雪山ハイキング
飯豊山

冬の始まり 飯豊山

2025年11月15日(土) 〜 2025年11月16日(日)
情報量の目安: A
都道府県 山形県 福島県 新潟県
 - 拍手
GPS
19:08
距離
22.2km
登り
2,226m
下り
2,252m

コースタイム

1日目
山行
10:09
休憩
0:48
合計
10:57
距離 10.5km 登り 1,851m 下り 385m
4:52
1
スタート地点
4:53
4:54
29
5:23
5:25
27
5:52
5:59
3
6:02
6:03
87
7:30
45
8:15
8:20
31
8:51
31
9:22
9:28
75
10:43
10:44
99
12:23
12:24
21
12:45
12:46
48
13:34
18
13:52
13:53
7
14:00
14:16
29
14:45
14:51
41
15:32
17
15:49
2日目
山行
6:40
休憩
1:00
合計
7:40
距離 11.7km 登り 374m 下り 1,866m
8:07
15
8:22
8:30
16
8:46
8:58
7
9:05
18
9:23
21
9:44
9:45
12
9:57
9:58
20
10:18
10:19
21
10:40
10:54
6
11:49
43
12:32
12:33
33
13:06
13:07
30
13:37
13:53
19
14:12
14:13
41
14:54
6
15:00
15:01
21
15:22
15:23
21
15:44
15:46
1
15:47
ゴール地点
天候 11/15小雪→曇り→晴れ、ただし強風
11/16晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大日杉小屋前駐車場
コース状況/
危険箇所等
◇雪は標高800mからチラホラ、1000mから繋がる。朝のうちは凍みて歩きやすかったがみるみる積雪が増え踏み抜くようになり地蔵岳を越えた辺りでワカンを装着。所々で枝漕ぎあり。

◇切合手前のトラバースは、11/15-16現在は雪が柔らかくワカンでクリアできたものの、今後の雪の状況によっては難しくなるかも。

◇種蒔分岐からは弥平四郎からの先行者によるスノーシューとスキーのトレースあり、ありがとうございました。

◇本山小屋より先はサラサラな新雪とカリカリの氷結、今回はチェンスパで問題なく歩けたが要注意。

◇今回は切合小屋冬季トイレを使えましたが今後積雪が増えれば使えなくなります。本山小屋の冬季トイレは除雪し使用しました。

◇雪の状況は日々変わります。慎重な計画と万全の準備をお願いします。
その他周辺情報 ◇白川温泉白川荘(モンベルカード提示で50円引き@400円)

◇本山小屋管理協力金@3000円
早朝は雪がチラついた、時折強く。垂れ込めた雲に不安を覚えながら、それでも地蔵岳を越えた頃から雪は止み、雲が流れ出した。見えてきた本山に励まされ
2025年11月15日 09:31撮影 by  ILCE-7M3, SONY
4
11/15 9:31
早朝は雪がチラついた、時折強く。垂れ込めた雲に不安を覚えながら、それでも地蔵岳を越えた頃から雪は止み、雲が流れ出した。見えてきた本山に励まされ
上がるまっさらな新雪、頭上には広がり始めた青空
2025年11月15日 11:58撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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11/15 11:58
上がるまっさらな新雪、頭上には広がり始めた青空
切合小屋、向こうには御前坂と一ノ王子がチラリ
2025年11月15日 12:35撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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11/15 12:35
切合小屋、向こうには御前坂と一ノ王子がチラリ
姥様、行って参ります
2025年11月15日 13:58撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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11/15 13:58
姥様、行って参ります
雪が少々着いた御秘所、重荷に振られないように慎重に越える
2025年11月15日 14:20撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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11/15 14:20
雪が少々着いた御秘所、重荷に振られないように慎重に越える
次に向かう御前坂、その向こうにチラリ見える真っ白な本山
2025年11月15日 14:42撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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11/15 14:42
次に向かう御前坂、その向こうにチラリ見える真っ白な本山
大日様は未だ雲隠れ
2025年11月15日 15:01撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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11/15 15:01
大日様は未だ雲隠れ
ところにより深い新雪、ところにより露出した岩、疲れもピークで歩き辛い御前坂をゆく
2025年11月15日 15:12撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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11/15 15:12
ところにより深い新雪、ところにより露出した岩、疲れもピークで歩き辛い御前坂をゆく
ようやく見えた本山小屋、すっかり晴れ渡った飯豊の空
2025年11月15日 15:38撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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11/15 15:38
ようやく見えた本山小屋、すっかり晴れ渡った飯豊の空
それまで雲の中だった大日岳がここで姿を現す、会いたかったよ
2025年11月15日 15:53撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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11/15 15:53
それまで雲の中だった大日岳がここで姿を現す、会いたかったよ
本山小屋の積雪とズシリと置いた私のザック、この後スコップでせっせと除雪、1階出入り口と冬季お手洗いを使えるようにもうひと頑張り
2025年11月15日 15:54撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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11/15 15:54
本山小屋の積雪とズシリと置いた私のザック、この後スコップでせっせと除雪、1階出入り口と冬季お手洗いを使えるようにもうひと頑張り
除雪完了したら日の入タイム、小屋前から眺める影飯豊
2025年11月15日 16:22撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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11/15 16:22
除雪完了したら日の入タイム、小屋前から眺める影飯豊
飯豊本山と北飯豊
2025年11月15日 16:23撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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11/15 16:23
飯豊本山と北飯豊
夕陽色の飯豊。風が強くひどく寒いのに、そしてクタクタに疲れているのに、たまらなく嬉しくてはしゃいだ。
2025年11月15日 16:30撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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11/15 16:30
夕陽色の飯豊。風が強くひどく寒いのに、そしてクタクタに疲れているのに、たまらなく嬉しくてはしゃいだ。
飯豊を、カリカリの氷を、私の頬を染めた夕陽は
2025年11月15日 16:36撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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11/15 16:36
飯豊を、カリカリの氷を、私の頬を染めた夕陽は
大日の肩に沈んだ
2025年11月15日 16:38撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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11/15 16:38
大日の肩に沈んだ
ようやく小屋に荷物を入れて、今夜は鶏団子の生姜鍋♪冷え切った体に染み渡る
2025年11月15日 17:21撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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11/15 17:21
ようやく小屋に荷物を入れて、今夜は鶏団子の生姜鍋♪冷え切った体に染み渡る
風強く、そして疲れて星空撮影の元気足りず、眠る前に小屋と天の川だけ
2025年11月15日 18:48撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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11/15 18:48
風強く、そして疲れて星空撮影の元気足りず、眠る前に小屋と天の川だけ
翌朝、燃える地平線と蔵王、安達太良、磐梯山、空には三日月
2025年11月16日 05:45撮影 by  iPhone 17, Apple
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11/16 5:45
翌朝、燃える地平線と蔵王、安達太良、磐梯山、空には三日月
吾妻からの日の出、染まる新雪と舞い上がる雪煙
2025年11月16日 06:23撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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11/16 6:23
吾妻からの日の出、染まる新雪と舞い上がる雪煙
本山に届いた朝陽
2025年11月16日 06:25撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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11/16 6:25
本山に届いた朝陽
北飯豊の稜線とダイグラ宝珠山
2025年11月16日 06:28撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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北飯豊の稜線とダイグラ宝珠山
染まる大日岳に胸がいっぱい、指先はキンキン
2025年11月16日 06:29撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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11/16 6:29
染まる大日岳に胸がいっぱい、指先はキンキン
小屋に戻ってのんびり朝ごはん、デザートは桃の形のポッポ焼き、桃ポッポ
2025年11月16日 07:03撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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11/16 7:03
小屋に戻ってのんびり朝ごはん、デザートは桃の形のポッポ焼き、桃ポッポ
小屋を出れば小国の街には雲海
2025年11月16日 08:12撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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小屋を出れば小国の街には雲海
稜線を雲が渡る朝日連峰
2025年11月16日 08:12撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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11/16 8:12
稜線を雲が渡る朝日連峰
稜線はところによりサラサラ、ところによりカリカリ
2025年11月16日 08:19撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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稜線はところによりサラサラ、ところによりカリカリ
一歩一歩
2025年11月16日 08:23撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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一歩一歩
近づく本山
2025年11月16日 08:25撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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近づく本山
やってきたその頂
2025年11月16日 08:26撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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やってきたその頂
感無量
2025年11月16日 08:30撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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感無量
遠く真っ白な越後三山や尾瀬の山々
2025年11月16日 08:34撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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遠く真っ白な越後三山や尾瀬の山々
山頂の祠と主稜線
2025年11月16日 08:29撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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山頂の祠と主稜線
北飯豊への稜線
2025年11月16日 08:33撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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北飯豊への稜線
北股辺りは相当白い
2025年11月16日 08:31撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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北股辺りは相当白い
エブリの皆さんも良い朝をお迎えのことでしょう☺️
2025年11月16日 08:31撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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エブリの皆さんも良い朝をお迎えのことでしょう☺️
ダイグラ尾根と遠く朝日連峰
2025年11月16日 08:30撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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ダイグラ尾根と遠く朝日連峰
東北の山々を眺めながら小屋へ
2025年11月16日 08:35撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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東北の山々を眺めながら小屋へ
何度撮ってもキリがない大日様
2025年11月16日 08:41撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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11/16 8:41
何度撮ってもキリがない大日様
稜線にうねる雪の波
2025年11月16日 08:42撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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稜線にうねる雪の波
小屋からのぞむ磐梯山と会津の街、光る猪苗代湖
2025年11月16日 08:50撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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11/16 8:50
小屋からのぞむ磐梯山と会津の街、光る猪苗代湖
隙間なくしっかり戸締りしたら
2025年11月16日 09:04撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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11/16 9:04
隙間なくしっかり戸締りしたら
名残惜しいけれど下山開始、足もとには
2025年11月16日 09:05撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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名残惜しいけれど下山開始、足もとには
昨日は疲れ果てて気付かなかったクッキリのシュカブラ
2025年11月16日 09:06撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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11/16 9:06
昨日は疲れ果てて気付かなかったクッキリのシュカブラ
大日岳に見送られての下山、今日は風も弱く少し下りればポカポカ
2025年11月16日 09:14撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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11/16 9:14
大日岳に見送られての下山、今日は風も弱く少し下りればポカポカ
種蒔分岐からのトラバースは一部硬く緊張
2025年11月16日 11:07撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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11/16 11:07
種蒔分岐からのトラバースは一部硬く緊張
地蔵岳までの長い道のり、冬支度を終えたダケカンバ越しにふり返る本山
2025年11月16日 11:26撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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11/16 11:26
地蔵岳までの長い道のり、冬支度を終えたダケカンバ越しにふり返る本山
何度歩いてもやはり何度も騙される地蔵岳、そこから本山をのぞむ頃には広がった薄雲
2025年11月16日 13:39撮影 by  iPhone 17, Apple
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11/16 13:39
何度歩いてもやはり何度も騙される地蔵岳、そこから本山をのぞむ頃には広がった薄雲
無事下山、温泉で体を温めたら関川のとよふじでヒレカツ丼♪
2025年11月16日 18:27撮影 by  iPhone 17, Apple
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11/16 18:27
無事下山、温泉で体を温めたら関川のとよふじでヒレカツ丼♪
今年も立ち会えた飯豊の冬の始まり、ついにやってくる長く厳しい飯豊の冬
2025年11月16日 08:32撮影 by  ILCE-7M3, SONY
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11/16 8:32
今年も立ち会えた飯豊の冬の始まり、ついにやってくる長く厳しい飯豊の冬
撮影機器:

装備

個人装備
避難小屋泊装備(厳冬期並防寒具など) 冬靴 ワカン チェーンスパイク

感想

この山域ではこの時期貴重な晴れの週末、迷うことなく向かったのは飯豊。

積雪状況が読めず早めに歩き出す。思ったよりも早く雪が現れた上、頭上からもサラサラと降ってくる。本当に晴れるのかと疑うほど低い雲が垂れ込めとても寒い、なのに重荷と急登で汗をかいて不安が増す。

やがて雪が繋がる。ところによって硬く、ところによって深く踏み抜く。体力の消耗を考えワカンを履く。ひたすらに続くアップダウン、今回は切合までかもしれない、と考え始める。

しかし次第に雲が流れ出す。チラリと真っ白な本山が見える。きっと晴れる、待ってくれている。青空に励まされ御秘所を越え、雪と岩で歩き辛い御前坂をひたすらに上がる。本山小屋が見えた時、ほぼ同時にそれまで雲隠れしていた大日岳が姿を現す。頑張って来て良かった。心からホッとした。

小屋前とお手洗いを除雪し終えた夕暮れ時、汗ばんだ体に吹き付ける強風でガタガタと震える。それでも夕刻の飯豊のあまりの美しさに、シャッターを押す手が止まらない。大日の肩に陽が沈むのを見届けてようやく荷物を小屋に運び入れた。

強い風の音を聞きながら真っさらな新雪で水を作り、鶏団子鍋をいただく。冷え切った体が溶けてゆく。シュラフに潜ったらあっという間に眠りに落ちた。

楽しみにしていた日の出、朝陽に焼ける飯豊に感無量。間もなくやってくる長く厳しい飯豊の冬。深く真っ白な飯豊も楽しみでならない。

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