記録ID: 938311
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ハイキング
八ヶ岳・蓼科
赤岳(県界尾根から真教寺尾根の周回)
2016年08月11日(木) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 09:41
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,561m
- 下り
- 1,561m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:19
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 9:40
距離 14.6km
登り 1,561m
下り 1,565m
16:12
ゴール地点
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
清里ハイランドパーク上部駐車場、メイン駐車場ともに開いていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
県界尾根最後に現れる鎖場は注意が必要です。ひとつ目の鎖場は登り口を振り返ると崖なので落ちるとがけ下に落ちてしまう…。ふたつ目の鎖場は上部に石ころがたくさんあり、先行者が踏んで落石を起こしやすい状況でした(実際発生)。ヘルメットあったほうがいいです。 |
写真
美し森ロッジの駐車場から出発です。清里ハイランドバークの駐車場が夏季は開いている時間帯があるとのことで、もっと下の美し森の駐車場に停める予定でしたが、こちらのロッジのご好意で登山者も利用可能です。(下段の駐車場が開放。)
左側に砂防が見えます。草木が生い茂っているので、見えるものと見えないものがあります。国土地理院2万5千分の1の地形図では、最初に見える砂防を1として9番目の砂防から右に曲がるよう描かれていますが、砂防を数えることができません。
旺文社の「山と高原地図」には載っていないけど、国土地理院2万5千分の1の地形図では確認できる分岐のようです。地形図の破線がちょっとずれている気がします。おそらく賽の河原に出るのではないでしょうか。
尾根を歩いていると時折視界が開け、山頂を見ることができました。この尾根道は緩やかで登りやすく、時折このように視界が開けますが、広いスペースになっているのでご飯休憩などによさそうです。(このような場所が何か所もあり、休憩の場所に困ることはありません。)
突然、なんだか危険な雰囲気の場所にでてきました。
水平の梯子を渡って…右におちたらやばそうで…その先…急な岩壁ですね(汗
いよいよ鎖場を登るようです。落ちたら崖のしたにそのまま落ちていきますね…これは…。
水平の梯子を渡って…右におちたらやばそうで…その先…急な岩壁ですね(汗
いよいよ鎖場を登るようです。落ちたら崖のしたにそのまま落ちていきますね…これは…。
山頂まであと少し。ってさっきまでお隣の横岳が見えるなぁって思ってたのに、なんと!身内の山々が連なっているではないですか!!蓼科まで続いてる…八ヶ岳連峰きれいですね。瑞牆山から見たあの八ヶ岳連峰は濃い緑一色で横に広がる山々だったのが、ここから見るとこんなにも色があり、深い奥行きを感じることができるんですね。
山頂でお昼ご飯のパンを食べました。パンを食べながらの南アルプス。先週は唐松岳も五竜岳も写真を撮って10分で降りてしまいましたが、今日はゆっくり山々を眺めます。
鳳凰三山…地蔵岳のオベリスクが見えます。奥の北岳、右に進むと甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳も雲海に浮かんで見えます。
鳳凰三山…地蔵岳のオベリスクが見えます。奥の北岳、右に進むと甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳も雲海に浮かんで見えます。
この下山口から下山を開始します。ん?岩に書いてあるのは読めますが、木の板には何が書いてあるかなかなか分かりません。ここだよね?って降りていくことに。
結局、文三郎尾根、中岳、権現岳、真教寺尾根方面はここから下りていくとそれぞれの分岐が表れます。
結局、文三郎尾根、中岳、権現岳、真教寺尾根方面はここから下りていくとそれぞれの分岐が表れます。
岩を慎重に降りていきます。まっすぐ先に続く尾根が権現岳方面。どうやら帰り道は雲海の中に突入のようです。左は雲海。右はくっきり諏訪湖まで見える景色でした。左右で全く異なる世界。やわらかい白とどっしりとした深い緑の対比がなんとも素晴らしい。
ここは道を間違えやすく、間違えるととても危険な場所でした。赤い地面の開けた場所に来たら要注意です。
下山ルートは大きめの岩を左に巻いていくのが正解なのですが、岩の向こう側に道があるとは思いもせず、右側に降りてしまいました。ロープなどもありません。
下山ルートは大きめの岩を左に巻いていくのが正解なのですが、岩の向こう側に道があるとは思いもせず、右側に降りてしまいました。ロープなどもありません。
写真の左へ左へいかなければなりませんが、奥の落ち込んだ方向へ降りてしまいます。降りてしまうととても危険です。足元は細かな砂地で急な崖状。段差が大きなところを軽くジャンプして着地すると必ずコケて転げ落ちます。2人コケました…
登山道がいかに歩きやすい道で、登山道でない場所はとても危険であることを思い知らされました。
登山道がいかに歩きやすい道で、登山道でない場所はとても危険であることを思い知らされました。
正しい登山道に戻ると森の中に。根っこと土と岩が入り混じっています。ときおり段差が大きかったり。
今日は時間に余裕もあるし、先ほど危険な目にもあったことから、バランスを崩さない足の置き方などを、あーだこーだ試しながらゆっくり下山しました。
今日は時間に余裕もあるし、先ほど危険な目にもあったことから、バランスを崩さない足の置き方などを、あーだこーだ試しながらゆっくり下山しました。
延々と森の中を進むと、賑やかな声が聞こえなくなっていきます。スキー場からだんだん離れていいるようです。
そうこうするうちに、太陽に照らされてキラキラ輝く緑の絨毯が!蝶々がいっぱい飛んでいました。
そうこうするうちに、太陽に照らされてキラキラ輝く緑の絨毯が!蝶々がいっぱい飛んでいました。
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
---|
感想
登山を開始してから標高1860m付近の急登入り口までは、ロードと林道の緩やかな登りでしたが、ちょうどよいウォーミングアップになりました。おかげで小天狗までの急登を元気よく登ることができました。小天狗から鎖場までの県界尾根はとても緩やかで、時折開けた場所に出ると隣の真教寺尾根や赤岳山頂がくっきりと見え、ここでお昼ご飯を食べたくなります。この尾根は開けた場所がたくさんあり、休憩場所には困りませんね。
鎖場は落石などもあるのでヘルメットがほしいです。急で落ちれば崖の下といった印象ですが、ゆっくり慎重に登れば大丈夫です。他の登山者や仲間を急がせたり早くしろオーラを出すなどしないでみんなが安全に登れればいいなと思います。
標高2600m付近だと思うのですが、地面が赤くなっている開けた場所があり、ここで誤って崖の方に降りて行かないように注意が必要かと思います。あそこは本当に足場が悪く滑りました。
その後森の中をひたすら下りましたが、道を誤りそうな箇所はなく、安定して下山することができたかと思います。地形図に描かれている崖がひょっこり現れたりするので、自分の現在地を地形図で確認できたりして勉強になります。
突如スキー場が現れ、リフトが動いているのを見ると、一瞬そちらに向かいたくなりますが、山登りにきたのだから最後まで登山道を楽しみたいと思い、賑やかな声に背を向けて降りて行きました。おかげできれいな草木や蝶々を見ることができ、やはり登山道の方が得した気分になるなぁと思ってしまいました。
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