穂高岳を時計回りで。強風撤退。
長野県
岐阜県
kerolina
体力度について
- GPS
- 30:48
- 距離
- 28.0km
- 登り
- 2,598m
- 下り
- 2,594m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 8:22
- 休憩
- 2:07
- 合計
- 10:29
| 天候 | 1日目:快晴♪ 2日目:稜線は暴風雨。。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2016年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス
帰り:さわやか信州号 上高地 15:00 − バスタ新宿 20:00頃 |
| その他周辺情報 | 利用テン場： 北穂高テント場 http://www.kitaho.co.jp/ 700円/一人。 北穂高小屋から岩場を歩いて徒歩15分くらい（HPには10分って書いてあるけどウソだー）。北穂分岐の少し下辺りに広がる。 トイレ、水場は小屋を利用。トイレは料金に含まれる。水は1リットル200円（100ml単位で販売してくれます） docomo3Gつながります。 日帰り入浴: 小梨キャンプ場 小梨の湯（温泉ではないです） 12:00〜19:00 600円 リンスインシャンプー、ボディーソープあり。ドライヤーあり。 http://www.kamikochi.or.jp/facilities/stay/mori-no-resort-konashi/ |
写真
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景色は文句無しに素晴らしいけど、まだあと1,000m。ファイトー！
ここでいろんな方の写真を撮ったけど、みんな槍を入れて下さい、ってお願いしてきた。そりゃそうだよねー
あぁ素晴らしかったすごかった。
時間とお天気でここでストップもありだけど、お天気いいし時間余裕なので先へ先へ
小屋が遠いので先にテント張ってから北穂&小屋に向かいます
小屋前のベンチからの景色を見たかったのです〜
大キレットと槍方向は全く見えなかったけど、癒された。満足。
雨ガス暴風の三拍子揃った。太陽さーん。。
はい、無理。撤退！
装備
| 備考 | モンベル #3シュラフに上下ダウン着込んでいても寒くて手足がかじかんだ。3,000m級はさすがにもう寒い。 |
|---|
感想
2016年夏山冒険の締め括りに、大キレットに行くつもりでした。
穂高から大キレット超えて槍からぐるーっとまわって帰ってこようかなーって。
結果、撤退！
初日の穂高巡りはとても楽しかった。
平日のためか人もそれほど多くなく、抜きつ抜かれつでいろんな方と何とな〜くお喋りして。
どなたもきつい登りを制したあとの笑顔が素晴らしかった！
360度展望の山頂では山を見てはあれは何々岳、あっちは○×岳かなぁ？なんてゆる〜く会話して。
南アルプスから見る北アルプスはすぐに認識出来るけど、北アルプスから見る南アルプスは初めてまともに認識したかもしれない。
甲斐駒様に北岳様に、鳳凰も勿論。何処も今年行っているのでとても嬉しい。
富士様も奥秩父の山々も見えたよ！そうだよね、奥秩父から北アルプス、見えるもんね。当たり前といえば当たり前だけど、いつものお山が見えるなんてステキだね。
去年同じルートを反時計回りで回った時は、テント装備に慣れていないのもあってか涸沢岳通過に手応えを感じたけど、今年は結構難なく通過出来て、ちょっとは山歩き技術が上がっているようで嬉しい♪
宿泊で利用した北穂高山荘のテン場。昨年利用した時の小屋からの常念山脈の見事な眺めにいたく感動したのです。今年も見たい！そう思って訪ねたけど今年はガスが優勢で。それでもゆったりと流れるガスの流れに見え隠れする山々を眺められたのでよしなのです。
夜。
風が出始めたなぁと呑気に構えてたら、どんどんと強くなってゆく。
こんなにひしゃげるんだ！ってくらいに天井は押しつぶされ、ペグが緩んだのかテントが浮く。
こ、怖い。。でもここは崖じゃないから落ちても死なない死なない…
テン場貸切だったので周り近所にだーれもいないし、この強風で真っ暗な中岩場を越え山頂を超え小屋に行くのも危険。
靴は守らなきゃとテントの中に入れ、重しとなる自分やら水やらを風上に置き、ゴーゴーと風のうなる夜明けまでの8時間。長かった長かった。風が収まったすきにうとうとし、また豪風に飛び起き。5時を過ぎて外が明るくなってきたのがどんなに嬉しかったか。勝ったぜ！みたいな。
そんななのでもう大キレットに行く気力なんて毛頭ありません。
無事に下りたい。そればかり。
一路涸沢へーーーー！
ガスの中から涸沢のテン場が見えた時はどんなに嬉しかったか。
普段から私には敷居の高い別世界だと感じてたけど、こんなにも平和なテン場があの北穂のテン場の真下に繰り広げられているなんて…
はぁぁ無事でよかった…
2泊3日の予定だったので時間がたーーっぷりある。
このまま槍に登りかえして翌日大キレット挑戦しようか。
上高地に居座って、西穂・焼岳・蝶ヶ岳辺りを攻めようか。
つらつらーっと考えながら下山したけれど、
翌日も強風＆雨予報。そして上高地ですら結構な風。
もうあんな思いはしたくない。
さわやか信州号に空きがあったので、携帯でピピっと予約してキュキュっと帰京。ITバンザイ。
今回の旅は終わった。
・・・
外で鳴いているコオロギの声が聞こえる。
今朝の必死の思いはなんだったんだろう。
今シーズンのアルプス行きはこれでおしまい。
今年の目標の一つだった大キレットには行けなかった。
でも無理して死んでも仕方ないしね。
まだ私には大キレットに行くには早いという思し召しだと思いましょう。
また来年、挑戦するぞ！
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初日は気持ちの良い秋晴れですね！
青空の穂高散策。(散策という言葉は違うかな!?)
辿り着いた人だけの満喫感に満たされているんでしょうね。
そのまま元気に北穂までは、さすがkerolinaさんですね
そして2日目はあいにくのお天気だったようで。
アルプス稜線に近い場所での幕営。爆風によく耐えました！
(こういうときって、テントの耐久力にも一目おけますよね。)
無理をせずの勇敢なる撤退。将来に生きるでしょうね！
コオロギの鳴き声を平和に聴きながらも振り返れば…。
今シーズンもたくさんの山を歩きましたね。
kerolinaさんの山レベルは、急上昇間違いなしですね
wildwindさん こんにちは~
初日の穂高はもう本当に文句なしのヤッタゼ！的な天晴れなお天気でした
半そでで汗かかないくらいの丁度よい気温で、ぽてぽて登山には絶好の日和でした〜
「今日はどちらまでですか〜？」の質問に「北穂ですぅ」って答えると皆さんびっくりしてましたけど、、、確かに私は元気すぎるのかも知れません
2日目･･･。勉強になりました。危機管理力が少々弱かったデス。
ペグをもっとしっかり打つべきだった。飛ばされる前にテントから出て外で夜明かしするには寒すぎてどうすべきかわからなかった。億劫がらずに前夜お湯を沸かしておくべきだった（朝お湯沸かせず朝食は行動食･･･）。
もう私の中ではモンベル様様です！あの風に、あのひしゃげに、良くぞ飛ばされず、ポールが曲がりもせず、耐えてくれた
夏山シーズンが終わろうとするこの時期は物悲しいですが、今年行った色んな山々を思い起こして来シーズンに向けて冬の計画を練ることにします
山技術少しずつ成長させて、もっといろーんなところに行ってみたいです
多分、岳沢や前穂でお目にかかったと思います。まさか、あのあと北穂高岳でテン泊とはー！その行動力羨ましいです。私もまだまだだなーって思います。
金曜日は言うことない素敵な一日でした。土曜も無事で本当に良かったです。また北アルプスで会いたいです！
thistle1216さん こんにちは〜
コメントありがとうございます！
違っていたらごめんなさいですが、私が前穂から紀美子平に降りてくるときに登ってこられた女性お二方でしょうか。何度かお話しましたね！
本当に金曜日は最高の一日でした！朝はちょっと寒かったけど、こんなにも素晴らしいお天気と気候に恵まれて。土曜日は、、、本当に無事に帰れて何よりです。。
お住まいがとても羨ましい
また来シーズン、北アルプスでお会いできますように
適切な判断。
さすがです。
キレットは逃げません。また条件の良い時に再挑戦だーっ！
keroさんの実力なら大キレットなんて軽いもんですよ。
「最低コル」の看板の写真のコメント、思わず笑ってしまいました。
昨年私が行ったときにはちゃんと立っていた記憶があるのですが、完全に横になってしまってまさに「最低」って感じですね
namifujiさん こんにちは~
適切な判断。そうおっしゃっていただけると未練もなくスッキリできます
目標未達ですけど、キレットは来年もチャレンジできますしね！
それまでもっと練習してちょちょーいと超えられるようになっときます。
待ってろ大キレット！
最低コル。場所的には「ここが最低なの？」と感じる普通のコルでしたけど、この看板見てニヤリとしちゃいました
去年はちゃんと立ってたんですね？！私は去年の記憶が全くない… 随所にこういう仕掛けが施されていると山行もより楽しいものです
2016夏山冒険最終章は、計画どおりとはいかず残念でしたね。
そして、雨ガス暴風の中、無事にご帰還、何よりです。
7日はお天気最高ですね！
大展望！
見渡す山々が輝いて見えます。
そこにたどり着く重太郎新道、すごくスリルがあって、でも、ケロさんルンルンと楽しんでるようで。
夜は、強風に勝利！？
天井が押しつぶされるとか、テントが浮くって。
孤独が恐怖を増加させたことでしょう。
そう、恐怖に勝利！！ですね。
LArcさん こんにちは~
残念なのですーーーー
けど、命あっての冒険ですのでね。いい大人は無理しなーい…。でも残念。
初日がこんなにも晴れてくれたのですっぱりと諦めることが出来ました。
一日ずれていれば、、、と思わなくもないですがそれはこの連休北アにいらした方みんなが思っていたことだろうし
以前北岳で暴風の中テント張ってみたいとLArcさん仰ってましたが、、、私はもういいです。
台風余波の中稜線（燕山荘）に張ったことがあり、今回が2回目の「暴風テント」ですが、、、今回の方が酷かったし怖かった・・・。小屋が近くにないって、こんなにも不安感が募るんですね。緊急時のビバークなんて、ホンット心臓に悪そう…
経験値が１上がりました！ 勝利
テント背負ってこのルートを行こうっていうのだからすごい！
まだ私はビビッて行けなかったけど、
keroさんレコの景色を見たら、ここに立ってみたいと思いました。
暴風雨の夜、一人テントで過ごすのはほんとに不安ですね。
「やばいかな!?」って話しかける人もいないし
何とか飛ばされないで欲しいと祈り、じっと朝を待つみたいな。
確かに1度目よりは、2度目の方が慣れて、
意外とテントは強いなんて大丈夫と思ったりして。
経験値は上がるけど…できれば避けたいですね。
この夏、ほんと色んな所へチャレンジしていましたね。
毎度、目をまん丸にしてレコを見ていました。
この時期になると、ちょっぴりしんみりとしてしまいますが
でもまた冬もキリキリとチャレンジしていくレコを楽しみにしています
aiminさん こんにちは〜
今回小屋がこんなにすいているのが分かっていたら、テントじゃなくてもよかったかな…？でも3,000m超えにテント張るなんてなかなかできないので、それはそれでいい経験なのです
景色はもう本当に素晴らしいの一言デス
自然と一体になるというのも山を歩くことの醍醐味の一つだけど、ここまで大自然を感じなくてもいいかなー、、、みたいな。病み付きになることの無いようにほどほどに経験値積むようにします~
そろそろあちらこちらの山で雪の便りが聞こえてきましたね。穂高ももう降ったそうです。今回暴風雨ではあったけど雪じゃなくて本当によかった。
雪山は雪山で楽しみ♪ だけど、やっぱり夏山が終わるのは寂しいのです
でもでも、雪山シーズンに向けてキリキリ下調べしまーす
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