夜叉ヶ池(ニッコウキスゲ咲く稜線〜笹藪に負け!撤退の三周ヶ岳)


- GPS
- --:--
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 880m
- 下り
- 889m
コースタイム
三周ヶ岳(途中撤退)‐11:05夜叉ヶ池‐幽玄の滝‐12:30登山口駐車場
天候 | 曇りのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
≪駐車場≫ 無料 ※登山口に到着までの川沿いの道は最後の5kmほどは車一台通るのがやっとの狭い道、落石にも注意 |
コース状況/ 危険箇所等 |
≪道の状況≫ 夜叉ヶ池までは、ロープ、くさり場が途中にあるが、特に危険個所無し 夜叉ヶ池山も三周ヶ岳に笹藪が背の高さほどになる箇所があり、子連れファミリーの私達は山頂までは断念 (根性があればなんとか行けると思います) ≪注意≫ 夜叉ヶ池では火気厳禁、ガスバーナー使用禁止 国有林で火災防止および池に生息する絶滅危惧種のヤシャゲンゴロウの保護のため (池に食べものを捨てないでネ) |
写真
感想
“夜叉ヶ池”は岐阜県美濃地方にある山上湖(標高1100m)です。
登山口から約1時間40分で到着できるので、ハイキングには丁度良い距離です。
また、途中で鎖やロープの岩場もあり、アルプス気分(!?)も味わえます。
この山には先月登りにきたのですが、未だ山開きされていなかった為(今年は一カ月遅れの山開き)、一旦、山登りをあきらめました。
先週の--masa--さんのレコを読んで、どうしても今の時期に行きたくなって、再チャレンジすることにしました。
登り始めにまず小さな川を3つほど渡渉します。
最初は池ノ又谷の渓流の音、そしてセミの鳴き声や虫の音を聞き、夏の蒸し暑さも感じつつ進んでいきます。
途中で“幽玄の滝”で小休止。滝の美しさに心癒され、水の冷たさで涼みます。
さらにその先、これまた優美な“昇龍の滝”を眺めながら山歩きを続けるとロープと鎖の岩場に差し掛かります。
慎重に登れば問題ありません。岩場が少し続くので足元ばかりに集中してしまいがちですが、
ふと顔を上げると、なんと前方には大岩壁のすごい景色が迫っています。
稜線が近づくにつれ、目の前の岩のダイナミックな姿に心うばわれることでしょう。
傾斜は急ですが、途中まで登れた夜叉ヶ池山、
試しに行ってみたけれど、笹の藪が深すぎて、子連れファミリーは進行できずに
撤退となってしまった三周ヶ岳(息子は笹藪の中の虫が苦手で、半ベソ状態(>_<))
いつかまたチャレンジすると心に決めながら〜
ニッコウキスゲは見頃は過ぎていましたが、まだいくつかは花開いていて、心ゆくまま観賞できました。
そしてこれから出番の夏の花達。
新緑と花で一杯の夜叉壁の姿は本当にまばゆいばかりでした。
“夜叉ヶ池”は、夜叉姫龍神伝説が伝わるミステリアスな山上湖、、、
と思いきや、ここが本当に山の上? 別世界と思うほどののんびり感です。
6月にモリアオガエルが池の周りの木に白いふわふわの卵を生みます。
その卵から早々と孵化して池を気持ちよさそうに泳ぐオタマジャクシの姿がみられました。
池の中でオタマジャクシを狙うイモリの動きもなんだか憎めません。
そしてヤシャゲンゴロウ。世界でもこの池にしかいない天然記念物です。
夜叉ヶ池も周りの山も、3年前と全く変わっていません、、、、。
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(↓回想です)
・・・今から3年前の6月、我がファミリーの初登山で、この山を目指すことにしました。
それまでは家の近くの標高100m前後の低い山に登って登山靴を足慣らしした程度でしたので少し本格的に歩くのはここが初めてでした。
緊張しながら車で登山口を目指すと、前夜に土砂崩れがあったようで、
登山口手前3kmぐらいのところで、完全に道が寸断されていました。
どうしてもこの山に登りたかった私達は、手前で少し道幅が広くなっている場所に
車を停めて、土砂崩れの土の上を歩き登山口へ向かいました。
寸断された林道に立ちふさがる土砂の上を歩かなければならないなんておっかな、びっくり。
そんな時、偶然にも私達と同じように土砂を超えて登山口へ向かおうとする男性登山者が現れました。
少し目上の方で相当山慣れした優しそうな方です。
まだ小学2年生だった息子は、その方のことを“おじちゃん”と呼んで、
後ろからペラペラ話しをしながら一緒について歩いていくのでした。
息子は、よっぽど“おじちゃん”のことを好きになったらしく、息を切らせながらも、おしゃべりが止まりません。
しかし、初心者の我がファミリーメンバーは、すぐに息があがってしまって、
山慣れた方と同じペースで登るのはとても無理。
“おじちゃん”には、池のところでまたお会いしましょうとお伝えして先に行ってもらいました。
私達ファミリーはマイペースでノロノロと歩きます。くたびれてくたびれてヘトヘトで、
おそらく標準タイムの1.5倍以上かけて、目的の池に到着したと思われます。
慣れない登山で息を切らし汗だくになりながら、あと少しと稜線を見上げたとき、、、
なんと稜線で“おじちゃん”が座って、にっこり手を振って私達を待っていてくれたのです。
「一緒に池にゴールしよう〜!」と言って、私達を「お先にどうぞ」と、夜叉ヶ池への入り口に通してくれました。
初対面だというのに、、、山のように広〜い心を持った方なのだなと思い、“おじちゃん”の心遣いに大感激しました。
その後、4人して池のほとりでお昼ごはんを食べたのが今でも良い思い出です。
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夜叉ヶ池での登山デビューから、もう3年、、、時が過ぎるのをとても早く感じます。
あの時の“おじちゃん”にいつかまた会えないかな〜と心に思いながら、毎週山歩きを続けています。
slowlifeさん こんばんは
ニアミスしてますね
おそらくですが
3年前のおじちゃんの話ですが、こういう優しい人って山にたくさんいると思いませんか?話しかける人すべてが優しく思えます。山登りを続けていると、自分もこういう大らかな優しい人間になれるのかなあと、いつも都合よくニタニタしています。
またどこかでお会いできるかもしれませんね。
それでは良い山行を。
おはようございます(^^)/~~~
昨年,登山口まで下見に行こうとして“この道は・・・
若い頃,303号の八草トンネルが出来る前の峠道を通ったり
夜叉が池手前のあの道路は,hahaが息子を連れてドライブするのに危険を感じたアクセス道路でした
(この時は対向車の人の態度にエ゛ぇぇぇ〜・・・でしたので
slowlife家もあの道路を行ってしまわれたのですね
お疲れさまでしたm(_ _)m←登山口までの道のり・・・と,帰りの道も。
でも,slowlifeさんやakmiu山の記録を見てしまうと
やっぱりいつかは行ってみたい夜叉が池♪
人の少ない時期を狙って,いつかはあの登山口までの道もクリアーして行ってみたいです
わが家も子連れなので,よく声をかけて戴けます
私が子どもの頃,登った御嶽山では,まだ噴火して2年ほどだったので
ぐつぐつ煮えたぎる火口を眺めていたら色々説明していただけ双眼鏡まで貸していただけた方がいました
その方は後で分かったことですが,その当時の岐阜県博物館の館長さんで
数年後に父の知り合いでお会いすることが出来たので言い忘れたお礼を言うことが出来ました
いつか“おじちゃん”に会えるといいですね
これからもslowlife家の山行きを楽しみにしています
本当にニアミスでしたね〜
な、なんと、akmiuさんの夜叉ヶ池の写真に我がファミリー3人が写ってました〜
(黒のスパッツの3人組みです)
ゴソゴソとお昼ご飯を取り出す最中で皆、下向いていて顔はわからないですが、、、
山登りする人は優しい方が多いですね〜。
私も修業を積んで“おじちゃん”のような人なりたいです。
しかし、登りなんかは特に余裕がなく、まだ自分のことで精一杯、、。
いつもニコニコ、爽やかなあいさつを ← これだけでも心がけることにしています
この先、どこかの山でお会いするかもしれませんね〜。
akmiuさんも、楽しい山歩きを!
「岳」の一場面に出てきそうな感じの良いお話ですね。
私はまだ修行が足らないので、自分の山歩きに没頭しがちですが、心に留めておきたいと思いました。
slowlife家を撤退させるほどの猛烈なヤブでしたか。
背丈以上もある深い笹をかき分けるのは、あまり気持ちの良いものでは無いですね。
夜叉ヶ池はまだ行ったことがないのですが、ヤシャゲンゴロウ見てみたいですね。
最後の花はミズタビラコかと思われます。
kayo-piさんもあの登山口までの車道をご存じなのですね。
だんなさんに今回も運転してもらいましたが、文句ぶつぶつ言われました〜
私もこの道だけは運転NGです。
夜叉ヶ池登山より登山口までの運転のほうが遥かに難しいと思いました。
一応すれ違いをできるだけ避けたかったので登山口駐車場には早朝の6時45分頃到着(駐車場到着3番目でした)
のんび〜りして、午後13時頃から車を走らせ、帰り道に1台だけすれ違いですみました。
運よく道幅が広いところですれ違いでホッとしました。
だんなさんは、行く時には登山口までの道のおかげで、やや御機嫌斜めでしたが、
下山後、また秋に来ようと、この山の良さがわかって夜叉ヶ池に虜になった様子
kayo-piさんもいつか登山口までアクセスできますように〜
御嶽山で親切にしてくださった人とその後会えたなんて、偶然!良かったですね
我がファミリーにも偶然があるかな
三周ヶ岳に続く道は、すごい笹藪です。
私としてはかつての水曜スペシャル探検隊のごとく
まあ、無理はせず。
次回歩く時のための対策を考えてまた出直します。
最後の花、ミズタビラコなんですね
ありがとうございます〜!
こんばんは、はじめまして、slowlifeさん。
私達は2009年の9月にここ夜叉ヶ池から山に夢中になり、お互い思い出深い場所なんですね。
何気なくごく普通の格好で行きました。
三周ヶ岳への道は背丈程の藪こぎで足元もグチョグチョになりながら登ったのに山頂は視界ゼロで、えっ!て感じだったのを覚えてます。
今庄側から結構人が登って来られて、今度は向こうから来ようかって話してましたが、それっきり行けてません!
今の時期花も沢山咲いているみたいですね
また足を運んでみようかな!?
kuniyanさんも夜叉ヶ池が山の出発点でしたか〜
お仲間ですね
2度目の今回は、初心を思い出して懐かしかったです。
kuniyanさん、前回、三周ヶ岳へ行かれているのはすごいです!
私達は、前進ができず全くダメでした
次回は紅葉の頃に、行ってみたいなと思います
いやぁ〜素晴らしい写真の数々・・・
この季節の暑苦しさとは無縁の世界のよう・・・
山に滝に花に、そしてお団子とゼリー・・・
あのみたらしは中からプニュっと出るヤツですよね
山の魅力が十二分に伝わる素晴らしいレコだと思いました
おじちゃん、いつか会えるといいですね
登りの時は稜線着くまで、結構、ガスがかかっていたので、まあまあ涼しく歩けました。
稜線見えてきたら、なんと、ワ〜っと晴れてきて、“おまけ”もらった気分でした。
みたらしは、中からプニュっと出るやつですよ!
utaotoさんよくぞわかってくださいました〜
子供のおかげで、山で色々な人とお話する機会が
たくさんありますよね。皆さん優しい、、、
やっぱり山歩きっていいですよね〜
すばらしいリベンジができましたね〜。
こんな良い天気に、そんなにも輝く夜叉ヶ池が見れたなんて何てhappy
私が行った晩秋には、池のほとりに腰掛ける気分にさえなれなかったです。
ヤシャゲンゴロウはみたいけど、モリアオガエルの卵はどうなんだろう〜??
青空とニッコウキスゲのショットがすんばらしいです。
ちょっと他にはない雰囲気の山ってゆう感じがしませんでしか?私は凄く印象がありました。
なんか、神秘的ってゆうか〜。
PS,ここを秋?だったかな、夜叉ヶ池マラソンで皆さんダダダダーと走って掛け登られるなんて尊敬しちゃいますね。
最初は曇天&ガスだったのに、あとから良いお天気になって運がよかったです
それにしても、夜叉ヶ池はお天気一つで、見え方が違うかも知れません、、。
不思議な場所ですね。あんな山の上に川が流れて水がたまるわけでもないのに池が、、、、
ところで池のカエルの卵ですが、怖いどころか、
お花見たいにフワフワしていてとても微笑ましいんですよ〜
ニッコウキスゲは先週までが見頃で、一週間遅かったようですが
見る人をパァッ〜と明るい心にしてしまう強いパワーのあるお花ですね
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