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Yamareco

記録ID: 1416191
全員に公開
山滑走
朝日・出羽三山

朝日連峰 大朝日岳 古寺コース滑走

2018年03月31日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
12:41
距離
35.4km
登り
2,158m
下り
2,152m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
11:11
休憩
1:31
合計
12:42
距離 35.4km 登り 2,158m 下り 2,160m
5:51
117
根子集落 除雪終了点
7:48
8:04
4
8:08
8:12
94
9:46
9:47
4
9:51
9:55
28
10:23
10:32
23
10:55
11:02
27
11:29
11:36
57
12:33
26
13:23
13:29
8
13:58
84
15:22
15:31
16
15:47
5
15:58
16:00
42
16:42
16:47
5
16:52
17:00
93
18:33
根子集落 除雪終了点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
根子集落の除雪終了点に駐車。
古寺鉱泉まで除雪されていないので、鉱泉までの車道と林道、約9km区間は
自力で移動する事になる。
古寺鉱泉まで除雪されるのは、例年であればGWの連休前後。
コース状況/
危険箇所等
距離と標高差が大きく、ルート判断、急な登下降等、雪山登山の要素が強いルート。
危険な個所は滑走せず、足(アイゼン)で下ればよいので、滑走技術が未熟でも
何とかなるが、雪山登山の技術については十分な経験を要する。
登山口(根子集落 除雪終了点)から大朝日岳までの標高差は1400m程度だが、
ルート上にはアップダウンが有り、特に、小朝日岳という大きな登り返しを抱えている為、
実際の標高差はもっとある。

難所、危険個所と感じるのは下記の箇所。

1.古寺鉱泉駐車場〜古寺鉱泉朝陽館
駐車場から朝陽館へ続く古寺川沿いの夏道は雪壁状になっており、通過できない。
よって、右岸側を高巻いて通過する。(目印有り)
高巻ルート上には小沢があるが、上流側にスノーブリッジが出来ているのでそれを渡る。
現状ではブリッジは安定しており、通過は問題ない。
小沢を通過し、少し進んだ先で降りられる場所(かなり急)があるので、
そこから古寺川右岸へと降りる。
後は川沿いの雪をへつって通過し、朝陽館前の橋へと抜けるが、
へつる斜面は急傾斜なので、川への滑落に注意。

2.ハナヌキ峰のトラバース
南面をトラバースして通過するが、新雪が積もっている場合は表層雪崩の危険がある。
状況によっては、ハナヌキ峰のピーク通しで通過した方が良い。
尚、下山時の滑走でここをトラバースする際は、少しハナヌキ峰に登り返してから
滑走した方が良い。
登り返さずにトラバースルートを滑走してしまうと、一服清水の小沢にぶつかり、
結局そこで登り返す羽目になる。

3.古寺山へ続く尾根への登りと下り
ハナヌキ峰を過ぎると前方には、古寺山へ続く尾根が見えてくる。
北西から南東に続くこの尾根が登頂ルートなので、雪庇が途切れている場所を
選んで尾根に上がる。
尾根直下が急斜面で、スキーで登るのは無理。アイゼンを使用する。
尚、尾根への登下降点は、登りの時は簡単に見つかるが、下山時は見つけにくく、
うっかり素通りして尾根をそのまま下ってしまい道に迷う、という事例が
度々挙げられている。
今現時点では、下降点には篠竹が射してあるので目印があるが、
何もない場合は、フラッグを立てる等の対策をとった方が良い。

4.小朝日岳の下降(大朝日岳方面)
小朝日岳の通過方法は2択。
1つは小朝日岳頂上を踏む直登ルートで、2つ目は頂上を迂回するトラバースルート。
安全を優先するなら直登ルートで、積雪期であればこちらを選ぶのが賢明だ。
直登ルートを選んだ場合は、山頂から大朝日岳方面にしばらく夏道が出ているので、
上部は安定して通過できる。
だが、下部の南面側には大きく雪庇が張り出しているので、そこは迂回する必要がある。
少しトラバースルートに入るような感じで北面寄りを下降するが、
傾斜が急なので、入リソウカ沢への滑落に注意。

5.小朝日岳のトラバース
2つ目の小朝日岳の通過ルート。
このトラバースルートは小朝日岳に登る時間と体力を節約できるが、
直登よりもリスクが高く、下山時にこのルートを利用したがオススメはしない。
滑落のリスクもさることながら、雪崩のリスクがあるので慎重にルートを選ぶ必要がある。
特に、夏道が通るトラバースラインはかなり傾斜が急なので止めておいた方が良い。
もし、通るのであれば、それよりももっと上のライン。
今回私が辿ったコンター辺りがギリギリのラインではないかと思う。
これより下になると傾斜が強まり、滑落・雪崩の危険は更に高まる。
もちろん、今回私が通ったラインも、絶対安心とは言い切れず、
積雪量や融雪によってルート状況は変わるので一概には言えない。
確実に言えるのは「トラバースは止めて、直登した方が良い。」という事くらいか。

6.熊越のコル
小朝日岳を大朝日岳方面に下った先の稜線上には「熊越」と呼ばれるコルがあり、
コルの先はヤセ尾根の雪庇帯が続くので、稜線上を進むのは危険。
ここは稜線上を迂回して通過する。
雪庇帯北側の灌木帯を巻いて通過し、雪庇帯を過ぎて広尾根になる箇所で稜線に上がる。
北側斜面のトラバースとなり、入リソウカ沢への滑落と雪崩には注意を要する。
雪庇帯を巻いて通過し、広尾根になる地点で稜線上に上がれば、
後は大朝日岳まで危険な箇所は無い。

以上が目立った難所・危険個所であるが、この他にも雪庇や見えないクラック等、
危険要素は多数存在しており、他の領域においても警戒は欠かせない。

尚、今回、滑走を行ったのは、古寺山〜合体の木までの区間。
古寺山にスキーはデポし、古寺山〜大朝日岳の区間はアイゼンで歩いた。
今の雪質であれば、スキーでもアイゼンでも、登りの時間はあまり変わりなく、
古寺山〜大朝日岳の区間は急な登下降、及び灌木帯や風衝帯がある為、
スキーでの登りには適していない。
スキーだと下山時に北側斜面を滑走する事で時間短縮出来る、という利点はあるが、
強風域でもあるこの区間でスキーを担ぐのは大きな負担となる為、
古寺山でデポするのは有効な手段だと思う。
合体の木から下の細尾根上ではもう夏道が出ており、滑走は厳しく、
そこから下はスキーは担ぎ、古寺鉱泉駐車場からの車道で再びスキーを使用した。
古寺鉱泉→サクラマス孵化場までは緩い傾斜が付いており、今の雪質であれば、
ゆっくりではあるがスキーは滑るので下山は楽。
だが、サクラマス孵化場から先の地蔵峠までは長い登りになるので、そこが辛い。
一応、車道なので、たいした傾斜では無いが、大朝日岳登頂を終え、
長いルートを下山して来た後での登りは辛いものがある。
精神的な意味合いで言えば、この地蔵峠の登りが最大の難所かもしれない。
地蔵峠を越えれば後は楽で、しばらく程良い傾斜の滑走が続き、
その後、傾斜はなだらかになるが僅かに傾斜は付いているのでスキーは進み、
根子の除雪終了点までは、ほぼ止まらずに滑ってくる事が可能だった。
根子集落の除雪終了点。
古寺鉱泉までは除雪されておらず、毎年積雪期はここがスタート。
2018年03月31日 05:57撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
3/31 5:57
根子集落の除雪終了点。
古寺鉱泉までは除雪されておらず、毎年積雪期はここがスタート。
雪で埋もれた車道を進む。
朝方の冷え込みで締まっており、雪は硬い。
アイゼンならば快適だが、スキーの場合はも少し緩んでくれた方が歩きやすい。
2018年03月31日 05:59撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 5:59
雪で埋もれた車道を進む。
朝方の冷え込みで締まっており、雪は硬い。
アイゼンならば快適だが、スキーの場合はも少し緩んでくれた方が歩きやすい。
小規模な雪崩跡。
大きな雪崩に至る事は無いものの、ここは毎年崩れる。
一応、斜面には警戒しよう。
2018年03月31日 06:13撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
3/31 6:13
小規模な雪崩跡。
大きな雪崩に至る事は無いものの、ここは毎年崩れる。
一応、斜面には警戒しよう。
地蔵峠に到着。
ここからサクラマス孵化場手前まで長い下りになる。
ウォーミングアップに丁度良い。
シールを剥がして滑走しよう。
2018年03月31日 06:47撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 6:47
地蔵峠に到着。
ここからサクラマス孵化場手前まで長い下りになる。
ウォーミングアップに丁度良い。
シールを剥がして滑走しよう。
サクラマス孵化場。
ここから古寺鉱泉までは緩い登り。
再びシールを付けて歩行する。
2018年03月31日 07:11撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 7:11
サクラマス孵化場。
ここから古寺鉱泉までは緩い登り。
再びシールを付けて歩行する。
前方に、小朝日岳と古寺山が見える。
2018年03月31日 07:18撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 7:18
前方に、小朝日岳と古寺山が見える。
古寺鉱泉の駐車場に到着。
さて、ここが最初の難所だ。
2018年03月31日 07:53撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
3/31 7:53
古寺鉱泉の駐車場に到着。
さて、ここが最初の難所だ。
川沿いの夏道は雪で塞がれ通れない。
右岸の高台を巻いて通過する。
2018年03月31日 07:54撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 7:54
川沿いの夏道は雪で塞がれ通れない。
右岸の高台を巻いて通過する。
駐車場の看板裏手から登る。
急登だが、ここからもっと左側を巻く事で容易に登れる。
テープの目印が付いているので取り付きは判りやすい。
2018年03月31日 07:55撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 7:55
駐車場の看板裏手から登る。
急登だが、ここからもっと左側を巻く事で容易に登れる。
テープの目印が付いているので取り付きは判りやすい。
急登を越え、高台を進むと小沢にぶつかる。
上流側にスノーブリッジが出来ているので、そこから渡れる。
2018年03月31日 08:05撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 8:05
急登を越え、高台を進むと小沢にぶつかる。
上流側にスノーブリッジが出来ているので、そこから渡れる。
小沢を渡り少し進むと、下降点の目印が見つかった。
ここから古寺川右岸に降り立つ。
傾斜は急なので慎重に。
2018年03月31日 08:08撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 8:08
小沢を渡り少し進むと、下降点の目印が見つかった。
ここから古寺川右岸に降り立つ。
傾斜は急なので慎重に。
古寺川の右岸に降りた。
後は右岸の斜面をへつって朝陽館前へと抜ける。
2018年03月31日 08:11撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 8:11
古寺川の右岸に降りた。
後は右岸の斜面をへつって朝陽館前へと抜ける。
古寺鉱泉朝陽館。
橋を通ってようやく入山。
ここまでの行程だけでも、結構疲れるよ。
2018年03月31日 08:13撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 8:13
古寺鉱泉朝陽館。
橋を通ってようやく入山。
ここまでの行程だけでも、結構疲れるよ。
朝陽館の裏手から尾根に取り付く。
初っ端から急斜面で要アイゼン。
傾斜が緩そうな所を選んで進む。
2018年03月31日 08:19撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 8:19
朝陽館の裏手から尾根に取り付く。
初っ端から急斜面で要アイゼン。
傾斜が緩そうな所を選んで進む。
尾根上に出た。
痩せた尾根上は、雪溶けが進んで夏道が出ている。
2018年03月31日 08:29撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
3/31 8:29
尾根上に出た。
痩せた尾根上は、雪溶けが進んで夏道が出ている。
熊さんのオソマ。
もう活動しているようだね。
熊鈴忘れてしまったけど、大丈夫かな…
2018年03月31日 08:32撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 8:32
熊さんのオソマ。
もう活動しているようだね。
熊鈴忘れてしまったけど、大丈夫かな…
合体の木。
無事、冬を乗り越えたようだ。
2018年03月31日 08:48撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 8:48
合体の木。
無事、冬を乗り越えたようだ。
合体の木を過ぎると尾根は広がり、雪付きが良くなる。
ここからはスキーで進む。
2018年03月31日 08:50撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 8:50
合体の木を過ぎると尾根は広がり、雪付きが良くなる。
ここからはスキーで進む。
広尾根上はフィルムクラストの良質な雪。
下山の滑走が楽しみだ。
2018年03月31日 09:03撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 9:03
広尾根上はフィルムクラストの良質な雪。
下山の滑走が楽しみだ。
更に尾根は広がる。
先週の石見堂岳程では無いが、雪原状で良い滑走コースになりそうだ。
2018年03月31日 09:21撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 9:21
更に尾根は広がる。
先週の石見堂岳程では無いが、雪原状で良い滑走コースになりそうだ。
ハナヌキ峰が見えてきた。
山頂部には雪庇が出来ている。
2018年03月31日 09:36撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 9:36
ハナヌキ峰が見えてきた。
山頂部には雪庇が出来ている。
ハナヌキ峰は南面をトラバースして通過。
新雪が積もっている場合は雪崩の恐れがある。
今日は雪崩の危険は無いようだが、雪庇が崩れて落ちてくる危険もあるので気は抜けない。
2018年03月31日 09:41撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 9:41
ハナヌキ峰は南面をトラバースして通過。
新雪が積もっている場合は雪崩の恐れがある。
今日は雪崩の危険は無いようだが、雪庇が崩れて落ちてくる危険もあるので気は抜けない。
ハナヌキ峰を抜けると視界が広がり、前方にはこれから進むルート、古寺山へ通じる尾根が見える。
2018年03月31日 09:53撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 9:53
ハナヌキ峰を抜けると視界が広がり、前方にはこれから進むルート、古寺山へ通じる尾根が見える。
これから、あの尾根上に上がる。
写真中央右側の雪庇が途切れている場所が登頂ルート。
おや?斜面に人影が…
単独のスキーヤーの様だ。
この時期の朝日連峰で人に会うのは珍しい。
2018年03月31日 09:54撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 9:54
これから、あの尾根上に上がる。
写真中央右側の雪庇が途切れている場所が登頂ルート。
おや?斜面に人影が…
単独のスキーヤーの様だ。
この時期の朝日連峰で人に会うのは珍しい。
古寺山の尾根に向かって登る。
2018年03月31日 10:18撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 10:18
古寺山の尾根に向かって登る。
登るにつれて、眺望が良くなってくる。
朝日連峰北部山塊、そして月山が明瞭に見える。
2018年03月31日 10:21撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 10:21
登るにつれて、眺望が良くなってくる。
朝日連峰北部山塊、そして月山が明瞭に見える。
障子ヶ岳
2018年03月31日 10:22撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 10:22
障子ヶ岳
雪庇に向かって進む。
段々傾斜が急になってくる。
そろそろスキーだと厳しいかも。
2018年03月31日 10:27撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 10:27
雪庇に向かって進む。
段々傾斜が急になってくる。
そろそろスキーだと厳しいかも。
先行のスキーヤーはこの辺でアイゼンに切り替えたようだ。
私もそうしよう。
2018年03月31日 10:42撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 10:42
先行のスキーヤーはこの辺でアイゼンに切り替えたようだ。
私もそうしよう。
雪庇の途切れている場所が登頂ルート。
ここは毎年雪庇が出来ず、必然的にここを登下降する事になる。
登りの時はすぐ見つけられるが、問題は下りの際。
尾根上からだと見つけにくく、下山時にここを見逃して尾根をそのまま下ってしまい道迷い、という事例をよく耳にする。
2018年03月31日 10:43撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 10:43
雪庇の途切れている場所が登頂ルート。
ここは毎年雪庇が出来ず、必然的にここを登下降する事になる。
登りの時はすぐ見つけられるが、問題は下りの際。
尾根上からだと見つけにくく、下山時にここを見逃して尾根をそのまま下ってしまい道迷い、という事例をよく耳にする。
尾根上には雪庇が連なる。
その斜面にまだ雪割れは見受けられず、未だに美しい姿を保っている。
2018年03月31日 10:43撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
3/31 10:43
尾根上には雪庇が連なる。
その斜面にまだ雪割れは見受けられず、未だに美しい姿を保っている。
尾根直下はかなり急だが、アイゼンの効きは良く、すんなり上がれた。
2018年03月31日 10:48撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
3/31 10:48
尾根直下はかなり急だが、アイゼンの効きは良く、すんなり上がれた。
ハナヌキ峰
確か、2年前の同時期だったかな?
あのピーク上を熊が横断していた事があったが、今日は姿を見かけなかった。
2018年03月31日 10:48撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 10:48
ハナヌキ峰
確か、2年前の同時期だったかな?
あのピーク上を熊が横断していた事があったが、今日は姿を見かけなかった。
尾根上に上がると、朝日連峰主稜の眺望が広がる。
こちらは以東岳方面。
2018年03月31日 10:49撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6
3/31 10:49
尾根上に上がると、朝日連峰主稜の眺望が広がる。
こちらは以東岳方面。
こちらは、進路方向、古寺山・小朝日岳方面。
尾根下降点を示す篠竹が射してある。
先日、大朝日小屋の管理人さん達が入山したらしいが、その時に射したものだろう。
2018年03月31日 10:50撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 10:50
こちらは、進路方向、古寺山・小朝日岳方面。
尾根下降点を示す篠竹が射してある。
先日、大朝日小屋の管理人さん達が入山したらしいが、その時に射したものだろう。
小朝日岳へと尾根は続く。
尾根上には大きなクラックが発生している。
落ちないように気を付けよう。
2018年03月31日 10:53撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 10:53
小朝日岳へと尾根は続く。
尾根上には大きなクラックが発生している。
落ちないように気を付けよう。
朝日連峰主稜、大朝日〜西朝日方面。
主稜の三巨頭が並ぶこの光景は、当ルートの大きな見所の一つ。
これを見るだけでも登る価値はあると思う。
2018年03月31日 10:56撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11
3/31 10:56
朝日連峰主稜、大朝日〜西朝日方面。
主稜の三巨頭が並ぶこの光景は、当ルートの大きな見所の一つ。
これを見るだけでも登る価値はあると思う。
大朝日岳
2018年03月31日 10:57撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 10:57
大朝日岳
中岳
2018年03月31日 10:57撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 10:57
中岳
西朝日岳
2018年03月31日 10:57撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 10:57
西朝日岳
主稜の下に見える尾根。
あちこちクラックだらけで、下部は雪割れが大きく進んでいる。
2018年03月31日 10:57撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 10:57
主稜の下に見える尾根。
あちこちクラックだらけで、下部は雪割れが大きく進んでいる。
古寺山に到着。
スキーはここにデポして行く事にした。
2018年03月31日 11:00撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 11:00
古寺山に到着。
スキーはここにデポして行く事にした。
古寺山の南には広い平地が有る。
厳冬期の大朝日岳登頂のベースキャンプに度々使われる場所。
主稜の景色が良く、良い幕営地だ。
まぁ、厳冬期にこの光景が見られる事などまず無いが…
2018年03月31日 11:01撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 11:01
古寺山の南には広い平地が有る。
厳冬期の大朝日岳登頂のベースキャンプに度々使われる場所。
主稜の景色が良く、良い幕営地だ。
まぁ、厳冬期にこの光景が見られる事などまず無いが…
小朝日岳へ向かう。
2018年03月31日 11:09撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
3/31 11:09
小朝日岳へ向かう。
古寺山から先の尾根上は踏み抜きが多い。
この辺であれば、それほど深くは落ちないが、足を捻って動けなくなる、なんて事も有り得るので油断は禁物。
2018年03月31日 11:12撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 11:12
古寺山から先の尾根上は踏み抜きが多い。
この辺であれば、それほど深くは落ちないが、足を捻って動けなくなる、なんて事も有り得るので油断は禁物。
振り返って、古寺山を眺める。
東面の雪庇は崩壊間近のようだ。
2018年03月31日 11:16撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 11:16
振り返って、古寺山を眺める。
東面の雪庇は崩壊間近のようだ。
小朝日岳はトラバースせず、直登する。
こちらからの登りであれば大した事は無く、トラバースの必要性はあまり無い。
危険性を考えれば、直登の方が絶対良い。
2018年03月31日 11:19撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 11:19
小朝日岳はトラバースせず、直登する。
こちらからの登りであれば大した事は無く、トラバースの必要性はあまり無い。
危険性を考えれば、直登の方が絶対良い。
先行のスキーヤーが見える。
小朝日岳で追いつけそうだ。
この時期の朝日連峰でお目にかかる数少ない人類。
お話を伺ってみたいものである。
2018年03月31日 11:23撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 11:23
先行のスキーヤーが見える。
小朝日岳で追いつけそうだ。
この時期の朝日連峰でお目にかかる数少ない人類。
お話を伺ってみたいものである。
小朝日岳直下。
左の雪面が歩きやすそうだが…
私の中のゴーストが「歩くな」と囁くので、右の灌木帯を通った。
2018年03月31日 11:28撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 11:28
小朝日岳直下。
左の雪面が歩きやすそうだが…
私の中のゴーストが「歩くな」と囁くので、右の灌木帯を通った。
小朝日岳を登り詰め、歩いて来た尾根を眺める。
2018年03月31日 11:33撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 11:33
小朝日岳を登り詰め、歩いて来た尾根を眺める。
後は、山頂まで緩傾斜。
先行の方は山頂で休んでいる。
お話しを伺うと、今朝3時に入山したとか。
何という早起き@@
私も見習いたいものである。
2018年03月31日 11:33撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 11:33
後は、山頂まで緩傾斜。
先行の方は山頂で休んでいる。
お話しを伺うと、今朝3時に入山したとか。
何という早起き@@
私も見習いたいものである。
小朝日岳から眺める大朝日岳。
2018年03月31日 11:39撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 11:39
小朝日岳から眺める大朝日岳。
ここから眺める大朝日岳は女性的に見える。
十二単を纏ったお雛様のように見えるのだが…
そう見えるのは私だけ?
2018年03月31日 11:43撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 11:43
ここから眺める大朝日岳は女性的に見える。
十二単を纏ったお雛様のように見えるのだが…
そう見えるのは私だけ?
スキーヤーの方は小朝日岳までで下山するらしい。
ここから先は、私一人。
クラックに落ちても助けてくれる者は無し。
気を付けて行こう。
2018年03月31日 11:43撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 11:43
スキーヤーの方は小朝日岳までで下山するらしい。
ここから先は、私一人。
クラックに落ちても助けてくれる者は無し。
気を付けて行こう。
小朝日岳上部は夏道が出ている。
それを辿って下って行くと…
下方におっかないのが見えてきた。
2018年03月31日 11:46撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 11:46
小朝日岳上部は夏道が出ている。
それを辿って下って行くと…
下方におっかないのが見えてきた。
熊越のコル。
今年も派手に崩れている。
2018年03月31日 11:43撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 11:43
熊越のコル。
今年も派手に崩れている。
小朝日岳は下部に雪庇が張り出している。
そのまま夏道を下ると危険なので、大きく北側を巻く。
雪庇は回避できるが、傾斜は急で滑落危険有り。
アイゼンに加えて、念の為、ピッケルも出した方が良い。
2018年03月31日 11:51撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 11:51
小朝日岳は下部に雪庇が張り出している。
そのまま夏道を下ると危険なので、大きく北側を巻く。
雪庇は回避できるが、傾斜は急で滑落危険有り。
アイゼンに加えて、念の為、ピッケルも出した方が良い。
熊越のコルに到着。
夏道はこの雪庇帯の中を通るが、ここを進むのはあまりにも危険だ。
2018年03月31日 11:54撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 11:54
熊越のコルに到着。
夏道はこの雪庇帯の中を通るが、ここを進むのはあまりにも危険だ。
コルで発達した巨大な雪庇。
根本はすでに割れている。
もうすぐ崩落するのだろう。
2018年03月31日 11:54撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 11:54
コルで発達した巨大な雪庇。
根本はすでに割れている。
もうすぐ崩落するのだろう。
こんな危ない所を通ってはいけない。
熊越のコルは通らず、小朝日岳と同じく北側斜面をトラバースする。
2018年03月31日 11:58撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 11:58
こんな危ない所を通ってはいけない。
熊越のコルは通らず、小朝日岳と同じく北側斜面をトラバースする。
北側斜面の灌木帯。
ここを抜けた。
2018年03月31日 12:05撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 12:05
北側斜面の灌木帯。
ここを抜けた。
雪庇帯を通過し、広尾根になった所で稜線上に上がる。
北側斜面上からだと稜線の地形が判らないが、灌木帯を抜けた先、大体この辺りで上がると良いと思う。
2018年03月31日 12:07撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 12:07
雪庇帯を通過し、広尾根になった所で稜線上に上がる。
北側斜面上からだと稜線の地形が判らないが、灌木帯を抜けた先、大体この辺りで上がると良いと思う。
北側斜面の入リソウカ沢側は急傾斜。
滑落に注意しよう。
2018年03月31日 12:08撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 12:08
北側斜面の入リソウカ沢側は急傾斜。
滑落に注意しよう。
北側斜面上には、所々でタケカンバが見られる。
厳しい場所を歩いていても、何故かタケカンバを見ると落ち着く。
私の前世はタケカンバだったのかもしれない。
2018年03月31日 12:07撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 12:07
北側斜面上には、所々でタケカンバが見られる。
厳しい場所を歩いていても、何故かタケカンバを見ると落ち着く。
私の前世はタケカンバだったのかもしれない。
雪庇帯を抜けて、稜線上に上がる。
核となる箇所は抜けたので、これで一息つける。
小朝日岳を眺めて一休み。
2018年03月31日 12:11撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 12:11
雪庇帯を抜けて、稜線上に上がる。
核となる箇所は抜けたので、これで一息つける。
小朝日岳を眺めて一休み。
後は、大朝日岳まで難所は無い。
リラックスして行こう。
あ、でも雪に隠れたクラックはまだ有り得るので、それは一応念頭に。
2018年03月31日 12:13撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 12:13
後は、大朝日岳まで難所は無い。
リラックスして行こう。
あ、でも雪に隠れたクラックはまだ有り得るので、それは一応念頭に。
稜線上のこの辺は風衝帯。
風が強すぎてあまり雪が付かない。
スキーで滑るなら、稜線を外れて北側斜面を行くのが良いだろう。
2018年03月31日 12:21撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 12:21
稜線上のこの辺は風衝帯。
風が強すぎてあまり雪が付かない。
スキーで滑るなら、稜線を外れて北側斜面を行くのが良いだろう。
大朝日岳のy字雪渓。
今年も見事な出来栄え。
2018年03月31日 12:27撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 12:27
大朝日岳のy字雪渓。
今年も見事な出来栄え。
大朝日小屋前の最後の大登。
銀玉水の急登だよ。
夏に訪れると、ここでバテている人を度々見かけますw
2018年03月31日 12:33撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 12:33
大朝日小屋前の最後の大登。
銀玉水の急登だよ。
夏に訪れると、ここでバテている人を度々見かけますw
ルートフラッグが立ててある。
先日、BC用に管理人さん達が立てたもので、入リソウカ沢へのドロップポイントの目印らしい。
2018年03月31日 12:36撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 12:36
ルートフラッグが立ててある。
先日、BC用に管理人さん達が立てたもので、入リソウカ沢へのドロップポイントの目印らしい。
入リソウカ沢
これは良い斜面。
次回訪れた際は、ぜひ滑ってみたい。
2018年03月31日 12:38撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 12:38
入リソウカ沢
これは良い斜面。
次回訪れた際は、ぜひ滑ってみたい。
波打つ雪面。
2018年03月31日 12:41撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 12:41
波打つ雪面。
飛行機雲
2018年03月31日 12:50撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 12:50
飛行機雲
銀玉水の急登を越えると、再び風衝帯。
大朝日小屋まで夏道が出ている。
2018年03月31日 12:56撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 12:56
銀玉水の急登を越えると、再び風衝帯。
大朝日小屋まで夏道が出ている。
朝日嶽神社奥宮
ここは毎年、雪が付かない。
風衝帯だから、と言ってしまえばそれまでなのだが、神社の霊力とか、そういう神秘的な何かを感じずにはいられない。
2018年03月31日 12:58撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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朝日嶽神社奥宮
ここは毎年、雪が付かない。
風衝帯だから、と言ってしまえばそれまでなのだが、神社の霊力とか、そういう神秘的な何かを感じずにはいられない。
大朝日岳と大朝日小屋。
ようやくここまで来た。
2018年03月31日 12:58撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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大朝日岳と大朝日小屋。
ようやくここまで来た。
大朝日小屋に寄って行こう。
2018年03月31日 13:03撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 13:03
大朝日小屋に寄って行こう。
管理人さん達が除雪してくれたようだ。
毎年埋まっている1階ドア前は除雪されており、ここから小屋に入れる。
2018年03月31日 13:04撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 13:04
管理人さん達が除雪してくれたようだ。
毎年埋まっている1階ドア前は除雪されており、ここから小屋に入れる。
大朝日小屋、内部。
玄関に凍結は無く、内部に異常なし。
冬季用トイレも使える。
2018年03月31日 13:04撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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大朝日小屋、内部。
玄関に凍結は無く、内部に異常なし。
冬季用トイレも使える。
小屋で休憩後、大朝日岳へ向かう。
ロングルートのラスト。
2018年03月31日 13:18撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 13:18
小屋で休憩後、大朝日岳へ向かう。
ロングルートのラスト。
大朝日岳の山頂が見えてきた。
2018年03月31日 13:23撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 13:23
大朝日岳の山頂が見えてきた。
袖朝日に通じる稜線を眺めながら登る。
2018年03月31日 13:25撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 13:25
袖朝日に通じる稜線を眺めながら登る。
そして、
大朝日岳に登頂。
長かった…
2018年03月31日 13:29撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 13:29
そして、
大朝日岳に登頂。
長かった…
大朝日岳から眺める祝瓶山。
祝瓶山は大朝日岳からは何度も見てるけど、長井葉山に行った時は何故か見れない。
やはり、場所と人の問題か。
いや、誰かさん(某m氏)が悪い、て言ってるワケじゃないけどさ^^;
2018年03月31日 13:29撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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大朝日岳から眺める祝瓶山。
祝瓶山は大朝日岳からは何度も見てるけど、長井葉山に行った時は何故か見れない。
やはり、場所と人の問題か。
いや、誰かさん(某m氏)が悪い、て言ってるワケじゃないけどさ^^;
祝瓶山、
背景には、飯豊連峰が広がる。
2018年03月31日 13:32撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 13:32
祝瓶山、
背景には、飯豊連峰が広がる。
もし私が朝日連峰の三景を選ぶとすれば、一つは間違いなくこの光景を選ぶ。
飯豊を背景とした、祝瓶の鋭鋒。
何度も目にしたが、何度見ても素晴らしい絶景だ。
2018年03月31日 13:29撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 13:29
もし私が朝日連峰の三景を選ぶとすれば、一つは間違いなくこの光景を選ぶ。
飯豊を背景とした、祝瓶の鋭鋒。
何度も目にしたが、何度見ても素晴らしい絶景だ。
中ツル尾根方面。
背景に見えるは蔵王連峰。
2018年03月31日 13:30撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 13:30
中ツル尾根方面。
背景に見えるは蔵王連峰。
東の蔵王連峰
2018年03月31日 13:33撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 13:33
東の蔵王連峰
蔵王の北に見える山塊。
舟形辺りかな?
2018年03月31日 13:33撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 13:33
蔵王の北に見える山塊。
舟形辺りかな?
南の吾妻連峰と磐梯山。
磐梯山がちと目立たないかな。
右端の尖ったピークね。
2018年03月31日 13:33撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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南の吾妻連峰と磐梯山。
磐梯山がちと目立たないかな。
右端の尖ったピークね。
北の月山、鳥海山
2018年03月31日 13:30撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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北の月山、鳥海山
月山
そして、その更に北方には鳥海山が見える。
2018年03月31日 13:30撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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月山
そして、その更に北方には鳥海山が見える。
小朝日岳方面。
2018年03月31日 13:30撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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小朝日岳方面。
小朝日岳、拡大。
帰りにこれを登るのか、と思うと気が重い。。。
2018年03月31日 13:31撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 13:31
小朝日岳、拡大。
帰りにこれを登るのか、と思うと気が重い。。。
もう少し眺望を眺めていたいが、下山時刻が迫っている。
大朝日岳を後にし、小屋へと降りる。
2018年03月31日 13:36撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 13:36
もう少し眺望を眺めていたいが、下山時刻が迫っている。
大朝日岳を後にし、小屋へと降りる。
西朝日岳と、
2018年03月31日 13:39撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 13:39
西朝日岳と、
袖朝日の稜線を眺めながら降りた。
2018年03月31日 13:39撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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袖朝日の稜線を眺めながら降りた。
大朝日小屋を後にし、来た道を引き返す。
ここから先も長いな…
2018年03月31日 13:46撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 13:46
大朝日小屋を後にし、来た道を引き返す。
ここから先も長いな…
振り返って、大朝日岳と大朝日小屋を眺める。
日帰りで帰るのが、つくづく惜しい。
次は、泊まりで訪れたい。
2018年03月31日 13:51撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 13:51
振り返って、大朝日岳と大朝日小屋を眺める。
日帰りで帰るのが、つくづく惜しい。
次は、泊まりで訪れたい。
名残惜しいが、帰りますか。
2018年03月31日 13:57撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 13:57
名残惜しいが、帰りますか。
午後の陽射しで輝く雪稜。
2018年03月31日 14:04撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 14:04
午後の陽射しで輝く雪稜。
大朝日岳方面が、メタリック調に輝いている。
2018年03月31日 14:09撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 14:09
大朝日岳方面が、メタリック調に輝いている。
小朝日岳、再び。
大朝日岳側からの登りはかなりハード。
う〜ん、どうしよう。
2018年03月31日 14:33撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 14:33
小朝日岳、再び。
大朝日岳側からの登りはかなりハード。
う〜ん、どうしよう。
日没までの時間はあと僅か。
ここは、巻いてしまうか。
これまで禁手としていた小朝日岳のトラバースを試みる事にした。
2018年03月31日 14:56撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 14:56
日没までの時間はあと僅か。
ここは、巻いてしまうか。
これまで禁手としていた小朝日岳のトラバースを試みる事にした。
トラバースルートを選定中。
よし、ルートは決まった。
では、行くか。
2018年03月31日 15:00撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 15:00
トラバースルートを選定中。
よし、ルートは決まった。
では、行くか。
尾根を跨いで反対側へトラバースすると、古寺山が見えた。
あと少し。
2018年03月31日 15:04撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 15:04
尾根を跨いで反対側へトラバースすると、古寺山が見えた。
あと少し。
今、立っているラインから下側はかなりの急傾斜。
ここから下がれば、滑落の危険、及び雪崩の危険は増大する。
絶対に下がらず、等高を維持、むしろ上向きにトラバースする。
2018年03月31日 15:06撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 15:06
今、立っているラインから下側はかなりの急傾斜。
ここから下がれば、滑落の危険、及び雪崩の危険は増大する。
絶対に下がらず、等高を維持、むしろ上向きにトラバースする。
トラバースを完了し、古寺山の尾根へと無事抜けた。
ふぅ、今回一番緊張したわぃ。
2018年03月31日 15:08撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 15:08
トラバースを完了し、古寺山の尾根へと無事抜けた。
ふぅ、今回一番緊張したわぃ。
古寺山へ向かう。
日中の気温で雪が緩んだか。
午前中より踏み抜きやすくなっていた。
2018年03月31日 15:18撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 15:18
古寺山へ向かう。
日中の気温で雪が緩んだか。
午前中より踏み抜きやすくなっていた。
大空を優雅に飛翔する鳥を発見。
猛禽類の珍しい鳥かと思いシャッターチャンスを狙った。
ようやく木立に止まったので、急いで撮影してみたら…
こいつ、「カァ、カァ」と鳴きやがった。
何だ、ただのカラスかよ。
2018年03月31日 15:21撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 15:21
大空を優雅に飛翔する鳥を発見。
猛禽類の珍しい鳥かと思いシャッターチャンスを狙った。
ようやく木立に止まったので、急いで撮影してみたら…
こいつ、「カァ、カァ」と鳴きやがった。
何だ、ただのカラスかよ。
大分、陽が落ちてきた。
もうすぐ日没。
カラスなんか撮ってる場合じゃない。
2018年03月31日 15:24撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 15:24
大分、陽が落ちてきた。
もうすぐ日没。
カラスなんか撮ってる場合じゃない。
古寺山に帰って来た。
デポしたスキーを回収、これで勝つる。
2018年03月31日 15:27撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 15:27
古寺山に帰って来た。
デポしたスキーを回収、これで勝つる。
最後に、小朝日岳を一目見て、
2018年03月31日 15:28撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 15:28
最後に、小朝日岳を一目見て、
滑走開始。
一気に麓まで突っ走る。
2018年03月31日 15:37撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 15:37
滑走開始。
一気に麓まで突っ走る。
だが…
古寺山の尾根の下降点でスキーが止まった。
足がすくみそうな急斜面。
漢なら、ここからドロップ、と行きたいが…
2018年03月31日 15:41撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 15:41
だが…
古寺山の尾根の下降点でスキーが止まった。
足がすくみそうな急斜面。
漢なら、ここからドロップ、と行きたいが…
私はチキンなので、アイゼンで降りますた。。。
傾斜が緩んだ場所から滑走再開。
2018年03月31日 15:49撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 15:49
私はチキンなので、アイゼンで降りますた。。。
傾斜が緩んだ場所から滑走再開。
古寺山尾根直下から、ハナヌキ峰までが滑走のハイライト。
適度な急斜面、良好な雪質。
今回の滑走では、ここが一番楽しめた。
2018年03月31日 15:56撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6
3/31 15:56
古寺山尾根直下から、ハナヌキ峰までが滑走のハイライト。
適度な急斜面、良好な雪質。
今回の滑走では、ここが一番楽しめた。
ハナヌキ峰のトラバースは失敗。
峰を登り返さず、低い高度でトラバース開始した為、沢にぶつかってしまった。
シールを剥がしたスキーでは登れず、結局アイゼンで登り返す羽目となった。
2018年03月31日 16:00撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 16:00
ハナヌキ峰のトラバースは失敗。
峰を登り返さず、低い高度でトラバース開始した為、沢にぶつかってしまった。
シールを剥がしたスキーでは登れず、結局アイゼンで登り返す羽目となった。
ハナヌキ峰を通過して、緩やかな尾根を滑る。
2018年03月31日 16:14撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 16:14
ハナヌキ峰を通過して、緩やかな尾根を滑る。
樹間が狭くなってきた。
ターンが連続するけど、傾斜が緩いので結構簡単。
私にしては珍しく、転倒も無くスムーズに抜けた。
2018年03月31日 16:16撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 16:16
樹間が狭くなってきた。
ターンが連続するけど、傾斜が緩いので結構簡単。
私にしては珍しく、転倒も無くスムーズに抜けた。
合体の木まで滑走。
夏道が出ているので、滑走はここまで。
2018年03月31日 16:25撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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合体の木まで滑走。
夏道が出ているので、滑走はここまで。
スキーを担いで夏道を下る。
2018年03月31日 16:39撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 16:39
スキーを担いで夏道を下る。
朝陽館の屋根が見える。
ここで尾根を降りる。
2018年03月31日 16:45撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 16:45
朝陽館の屋根が見える。
ここで尾根を降りる。
目が沢山出ている。
不気味な下降路だ。
2018年03月31日 16:46撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 16:46
目が沢山出ている。
不気味な下降路だ。
古寺鉱泉朝陽館に帰って来た。
2018年03月31日 16:49撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 16:49
古寺鉱泉朝陽館に帰って来た。
橋を渡って、駐車場へ向かう。
2018年03月31日 16:49撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 16:49
橋を渡って、駐車場へ向かう。
入山時と同じく、夏道は高巻き。
入山時とは別の場所から巻いてみた。
2018年03月31日 16:51撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 16:51
入山時と同じく、夏道は高巻き。
入山時とは別の場所から巻いてみた。
高巻きルート上を少し逸れると雪原に出た。
整列された杉林があり、植林等、何らかの人の手が加わっている場所のようである。
2018年03月31日 16:55撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 16:55
高巻きルート上を少し逸れると雪原に出た。
整列された杉林があり、植林等、何らかの人の手が加わっている場所のようである。
駐車場へ無事に抜け、後は車道を進むのみ。
道のりは長いけど、緩い傾斜が付いているのでスキーは進む。
こりゃ楽だ。
2018年03月31日 17:10撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 17:10
駐車場へ無事に抜け、後は車道を進むのみ。
道のりは長いけど、緩い傾斜が付いているのでスキーは進む。
こりゃ楽だ。
と、思えるのはサクラマス孵化場まで。
ここから先は…
2018年03月31日 17:29撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 17:29
と、思えるのはサクラマス孵化場まで。
ここから先は…
地蔵峠への大登。
いや、車道なので大した傾斜じゃないんだけどさ…
疲れた今の状態で登るには辛い斜面。
しかも長い。。。
2018年03月31日 17:47撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 17:47
地蔵峠への大登。
いや、車道なので大した傾斜じゃないんだけどさ…
疲れた今の状態で登るには辛い斜面。
しかも長い。。。
空は茜色。
日没が迫っている。
2018年03月31日 17:53撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/31 17:53
空は茜色。
日没が迫っている。
案内看板が地蔵峠の目印。
やっと登りが終わった。
もう1mも登りたくねぇ。
2018年03月31日 18:04撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 18:04
案内看板が地蔵峠の目印。
やっと登りが終わった。
もう1mも登りたくねぇ。
地蔵峠から先は、程よい傾斜下り坂。
日没後の気温低下で雪は固まりガリガリ状態。
でも、雪質に文句は申しません。
滑れるだけでも幸せです。
2018年03月31日 18:12撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 18:12
地蔵峠から先は、程よい傾斜下り坂。
日没後の気温低下で雪は固まりガリガリ状態。
でも、雪質に文句は申しません。
滑れるだけでも幸せです。
「スキーよ!あれが根子の灯だ」
町の灯りが見えた時、チャールズ・リンドルスケはそう言ったとか、言わなかったとか。
2018年03月31日 18:32撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 18:32
「スキーよ!あれが根子の灯だ」
町の灯りが見えた時、チャールズ・リンドルスケはそう言ったとか、言わなかったとか。
根子集落に帰還。
すっかり暗くなってしまったが、ヘッデン無しで間に合った。
2018年03月31日 18:36撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/31 18:36
根子集落に帰還。
すっかり暗くなってしまったが、ヘッデン無しで間に合った。
撮影機器:

感想

今は、残雪期。
春の訪れとともに、固く閉ざされていた山々の門戸は開かれて、
多くの名山が日帰り登頂可能な状態となりつつある。
そんな中、今でも日帰り困難な東北百名山が、飯豊山、そして、大朝日岳であろう。
その大朝日岳については、過去に日帰り登頂を試みた事があったが、あえなく撃沈。
最短で登れる古寺コース(※)を選んだのだが、除雪終了点の根子から古寺鉱泉まで
の長い車道歩きで多くの時間を費やす事となり、稜線上に到達する事はおろか、
小朝日岳まですら行き付く事が出来ず、古寺山に登るのが精一杯であった。
やはり、ネックとなるのが古寺鉱泉まで続く片道約9kmの道のりで、
幾ら雪質が良く締まっていても、歩行ではあまりに時間がかかりすぎるのだ。
その為、歩行での大朝日岳日帰り登頂は不可能、と私は考えていた。
だが、
スキーならば・・・
今季、スキーを購入した背景の一つに、この大朝日岳日帰り登頂があった。
スキーの機動力を生かせば、如何に距離と標高差のスケールが大きい大朝日岳
であろうとも、日帰り登頂が可能なのではなかろうか?
その微かに感じていた可能性について、今回、実証してみた。

結論から言えば、スキーを活用すれば、大朝日岳の日帰り登頂は可能であった。
日の出から日没まで、フルに一日費やす事となったが、穏やかな晴天に恵まれた事
もあり、無事達成。
深い達成感を感じはしたが、、、
でも、何処か味気ない。
登頂を終え、下山した今となっては、そんな印象を抱いている。
と、言うのも、この朝日連峰は、そもそも日帰りには向いていないのだ。
その理由とは、長大な距離でも、標高差でもなく、
特に今回のような晴天の穏やかな天候の時は、見所となる所が多すぎて、
日帰りで帰るのが勿体なく感じてしまうからである。
この日の天気はとても良く、大朝日岳の山頂からは周囲全ての山が見渡せた。
白い大海原のように広がる深い山並みを何時までも眺めていたくなったが、
日帰りである為、下山時間の制約があり、わずかな時間しか山頂には留まれず。
また、大朝日岳周辺にはスキー滑走の良場が点在しており、特に入リソウカ沢の
真っ白な沢型には強く惹かれるものが有る。
大朝日小屋をベースとして、あちこち滑ってみるのも良さそうで、
一泊道具を持参してくれば良かったと、つくづく思ってしまったものである。

ひとまず、今回の試みにより、晴天に恵まれた穏やかな天候の日を選び、
そして、スキーを用いれば、3月の大朝日岳日帰り登頂は可能である事が判った。
但し、そのような晴天の日に主稜線を訪れてしまえば、のんびりと景色を眺める
時間のない事に不満を覚え、日帰りで来た事を悔やんでしまう、という、
ある種ジレンマのような感情を覚えてしまうのは否めない。
そして、まだ厳冬の美しさを残す、この白き連峰が最も見栄えするのが、
日没迫る夕刻と、日の出の時刻である。
残念ながら、日帰りでは、そのどちらも見る事は叶わないのだ。
やはり、この連峰を真に楽しむには、最低でも一泊すべきか。
うーん、これは中々難しい問題である。


(※)文中では古寺コースを「積雪期に最短で大朝日岳に登れるルート」
として記載しているが、実はこれよりも短い距離で登頂できるルートが存在する。
但し、私自身はそのルートを積雪期に歩いた事が無く、距離こそ短いものの、
コースタイムとしてみれば、古寺よりも時間がかかるルートのように思われる為、
今回は、敢えて古寺コースを大朝日岳登頂の最短ルートとして記載させて頂いた。

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コメント

いつも
朝日への精力的なレコ、拝見しています。

今ははるか遠い大朝日まで、大変お疲れ様でした。日帰りで帰るのがもったいないお気持ち、とてもよくわかります。

私も、長い距離を駆け抜けるように歩く山も、そしてゆっくりと日没、日の出の時と空を楽しむ山も、どちらも愛して止みません。

また朝日の絶景を見せてください。楽しみにしています…♪
2018/4/2 20:01
chee2005さん、こんばんは
先日は赤見堂岳の記録、
そして、今回の飯豊山の記録、共に興味深く拝見させて頂きました。
飯豊山も、日帰りするのが惜しい名山ですね。
私は残雪期の弥平四郎は歩いた事が無く、この時期は専ら川入から入る事が多い為、
地形やコース状況は詳しく存じません。
ですが、chee2005さんの記録で挙げられております魅力的な雪山景色の数々、
これを拝見しますと「これもまた、飯豊の名ルート(確信)」という感想を抱かされます。
ライト&ファーストのスピード勝負。
これも興味深いテーマですが、重い荷物を背負い、日を跨ぎ、
時間をかけて楽しむ山も、実に興味深いテーマです。
朝日連峰、まだまだ行きたい場所はありますが、飯豊山も気になる所。
そのうち、そちらにも出向くかもしれません。
もし、山でお会いする機会があれば、宜しくお願い致します
2018/4/2 20:20
大朝日・日帰りですか
あはは、この時期に大井沢から大朝日日帰りですか。まあ、うらやましいような、もったいないような・・・
30代のころ(ひと昔前、いや、それ以上か?)、3〜4月の残雪期は、4~7日程度で朝日や飯豊の縦走が定番でした。祝瓶〜大朝日〜以東〜天狗へ、とか、日暮〜竜門〜以東〜茶畑(朝日軍道)〜兜岩とか、あっちこっち、楽しかった思い出があります。もう無理なので、今はせいぜい日帰りから一泊程度でお茶濁してます(苦笑)

まあでも、誰でもいろんな制約がありますが、とにかくやれるうちにやりたいことはやったほうが絶対いいでしょうね。
老婆心ながら、若さはあっという間に過ぎて行きます。
2018/4/2 21:13
Phoebusさん、こんばんは
祝瓶〜大朝日〜以東〜天狗、
日暮〜竜門〜以東〜茶畑(朝日軍道)〜兜岩
どちらも凄い縦走ですね。
「兜岩」が何処なのか判らなかったので、先程、地図で調べてみましたが、
高安山の更に北ですか(驚)
日暮〜竜門〜以東〜茶畑、だけでも凄いのに、それを更に上回るとは・・・
いやはや、脱帽です。
祝瓶〜大朝日〜以東〜天狗も気になる所で、特に、以東〜天狗をどのようなルートで繋いだのか、とても興味をそそられます(笑)

朝日連峰に造詣の深いPhoebusさんに小生の拙い記録を御覧頂くのは、
恐れ多く、大きなプレッシャーを感じますが、同時に、大きな刺激も感じます。
御忠告、有難く承ります。
今じゃないと出来ない事は多々ありますので、今のうちに出来る限りやっておきたく思います。
もちろん、己の限界をわきまえた上で。
私自身、若いと言えるような年ではありませんので無茶は出来ませんが、
少しでもPhoebusさんのような偉大な登山者に近づけるよう、精進したく思います。
「今はせいぜい日帰りから一泊程度」等とは仰っておりますが、それらの記録、
参考にさせてもらっておりまして、特に、鍋森と白髪山は、
Phoebusさんの記録の後追いであります。
いつまでも山と共に在られる事を願い、
そして、今後もPhoebusさんの御活躍に期待しております。
2018/4/3 19:59
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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