ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1447045
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

北アルプス(常念岳~蝶が岳)

2018年04月29日(日) 〜 2018年05月01日(火)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
14:30
距離
24.1km
登り
2,072m
下り
1,881m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:22
休憩
0:04
合計
4:26
距離 5.0km 登り 1,146m 下り 8m
4:54
63
スタート地点
5:57
5:58
30
6:28
6:30
34
7:04
7:05
135
2日目
山行
9:03
休憩
0:14
合計
9:17
距離 11.8km 登り 925m 下り 1,822m
5:22
73
6:35
6:38
219
10:17
10:18
12
10:30
10:31
7
11:11
11:12
17
11:29
7
11:36
20
11:56
8
12:04
12:06
77
13:23
58
14:21
14:27
10
14:39
徳澤ロッジ
3日目
山行
1:53
休憩
0:01
合計
1:54
距離 7.4km 登り 12m 下り 70m
6:58
46
徳澤ロッジ
7:44
3
7:47
40
8:45
7
天候 晴れ(腕を出して歩いたので日に焼けた)
過去天気図(気象庁) 2018年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
【行き】竹橋-(バス)-一の沢
【帰り】上高地-(バス)-新島々-松本-(あずさ)-新宿
コース状況/
危険箇所等
【1日目】一の沢の雪は胸突き八丁あたりからつづけて雪の上を歩くようになった。
【2日目】常念岳をくだって2592mピークの登りにかかるあたりから蝶槍の手前まで雪の上を歩いた。長塀尾根にはいると雪が出てきて2100mくらいまで雪があった。
その他周辺情報 下山後は徳澤ロッジに宿泊し落ち着いた時間を過ごした。たまにはこのくらいゆっくりするのもいい。
予約できる山小屋
蝶ヶ岳ヒュッテ
【1日目】登山口の休憩所。82歳の小屋番の人がこの時間で出迎えてくれた。
2018年04月29日 04:54撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 4:54
【1日目】登山口の休憩所。82歳の小屋番の人がこの時間で出迎えてくれた。
歩き始める。以前は少しは雪があったと思う。
2018年04月29日 04:54撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 4:54
歩き始める。以前は少しは雪があったと思う。
山の神。
2018年04月29日 05:10撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 5:10
山の神。
古池。
2018年04月29日 05:21撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 5:21
古池。
沢の奥にも雪が見えない。
2018年04月29日 05:33撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 5:33
沢の奥にも雪が見えない。
少し沢を高巻。
2018年04月29日 05:54撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 5:54
少し沢を高巻。
王滝ベンチについた。
2018年04月29日 06:00撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 6:00
王滝ベンチについた。
雪がでてきた。
2018年04月29日 07:13撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 7:13
雪がでてきた。
かろうじて雪の上を沢沿いに登る。
2018年04月29日 07:14撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 7:14
かろうじて雪の上を沢沿いに登る。
沢全体に雪が詰まっている。
2018年04月29日 07:30撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/29 7:30
沢全体に雪が詰まっている。
ここから急になる雪の詰まった沢を登る。
2018年04月29日 08:23撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/29 8:23
ここから急になる雪の詰まった沢を登る。
登りの途中から下を見下ろす。
2018年04月29日 08:42撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/29 8:42
登りの途中から下を見下ろす。
稜線までもう少し。
2018年04月29日 08:42撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/29 8:42
稜線までもう少し。
この右上に登ったところが常念乗越。
2018年04月29日 09:05撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/29 9:05
この右上に登ったところが常念乗越。
常念乗越が見えた。
2018年04月29日 09:17撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 9:17
常念乗越が見えた。
常念乗越。
2018年04月29日 09:20撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/29 9:20
常念乗越。
常念小屋はすぐそこ。
2018年04月29日 09:20撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/29 9:20
常念小屋はすぐそこ。
横通岳も雪があまりない。
2018年04月29日 09:20撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/29 9:20
横通岳も雪があまりない。
常念の登りは雪がない。
2018年04月29日 10:22撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 10:22
常念の登りは雪がない。
小屋の窓から外を見る。
2018年04月29日 18:27撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/29 18:27
小屋の窓から外を見る。
槍の向こうに日が沈む。
2018年04月29日 18:33撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
4/29 18:33
槍の向こうに日が沈む。
【2日目】朝日の登るのと合わせて歩き始める。
2018年04月30日 05:14撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 5:14
【2日目】朝日の登るのと合わせて歩き始める。
常念乗越に日が昇る。
2018年04月30日 05:23撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
4/30 5:23
常念乗越に日が昇る。
太陽の昇る右下に浅間山が見える。
2018年04月30日 05:23撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
4/30 5:23
太陽の昇る右下に浅間山が見える。
槍の上はもう青空。
2018年04月30日 05:24撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
4/30 5:24
槍の上はもう青空。
遠くに見えるのは戸隠、妙高のほうかな。
2018年04月30日 05:25撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
4/30 5:25
遠くに見えるのは戸隠、妙高のほうかな。
ここまで登ってきた。
2018年04月30日 06:12撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/30 6:12
ここまで登ってきた。
三俣の分岐。
2018年04月30日 06:27撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/30 6:27
三俣の分岐。
雪がここだけあった。昨日スキーで滑った人の跡があった。
2018年04月30日 06:30撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/30 6:30
雪がここだけあった。昨日スキーで滑った人の跡があった。
山頂に到着。バックに穂高の山。
2018年04月30日 06:39撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
4/30 6:39
山頂に到着。バックに穂高の山。
遠く南アルプスの向こうに富士山も見える。
2018年04月30日 06:39撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 6:39
遠く南アルプスの向こうに富士山も見える。
山頂には多くに人がいた。
2018年04月30日 06:42撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 6:42
山頂には多くに人がいた。
常念をくだる。これから向かう蝶への稜線が見える。
2018年04月30日 06:50撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
4/30 6:50
常念をくだる。これから向かう蝶への稜線が見える。
振り返り常念を見る。
2018年04月30日 08:03撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/30 8:03
振り返り常念を見る。
この先のピークの斜面に雪がべったりついている。
2018年04月30日 08:09撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 8:09
この先のピークの斜面に雪がべったりついている。
雪の上を登る。この時期この状態が当たり前だが今回はほとんど雪がない。
2018年04月30日 08:37撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/30 8:37
雪の上を登る。この時期この状態が当たり前だが今回はほとんど雪がない。
ダケカンバが大きく枝を広げている。
2018年04月30日 08:55撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 8:55
ダケカンバが大きく枝を広げている。
蝶槍がみえる。あそこまで登るんだ。
2018年04月30日 09:04撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 9:04
蝶槍がみえる。あそこまで登るんだ。
だいぶ近づいてきた。
2018年04月30日 09:17撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 9:17
だいぶ近づいてきた。
左から前穂、奥穂、涸沢岳、北穂、キレットを経て南岳
2018年04月30日 09:19撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
4/30 9:19
左から前穂、奥穂、涸沢岳、北穂、キレットを経て南岳
雪の上の登山道
2018年04月30日 09:40撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 9:40
雪の上の登山道
蝶槍山頂
2018年04月30日 10:18撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 10:18
蝶槍山頂
山頂で撮ってもらった。
2018年04月30日 10:18撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
4/30 10:18
山頂で撮ってもらった。
ここから先のなだらかな稜線。
2018年04月30日 10:19撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 10:19
ここから先のなだらかな稜線。
槍から北穂までの稜線
2018年04月30日 10:26撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
4/30 10:26
槍から北穂までの稜線
蝶ヶ岳の三角点に立ち寄る。
2018年04月30日 10:32撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 10:32
蝶ヶ岳の三角点に立ち寄る。
横尾への分岐。
2018年04月30日 10:40撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 10:40
横尾への分岐。
蝶ヶ岳ヒュッテについた。
2018年04月30日 11:06撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 11:06
蝶ヶ岳ヒュッテについた。
蝶ヶ岳最高点で撮ってもらった。
2018年04月30日 11:15撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
4/30 11:15
蝶ヶ岳最高点で撮ってもらった。
蝶ヶ岳最高点からの北アルプス全景。
2018年04月30日 11:20撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 11:20
蝶ヶ岳最高点からの北アルプス全景。
長塀尾根に入ると雪が出てきた。
2018年04月30日 11:29撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 11:29
長塀尾根に入ると雪が出てきた。
妖精の池あたりでもう水がでていた。
2018年04月30日 11:37撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/30 11:37
妖精の池あたりでもう水がでていた。
長塀山あたり。
2018年04月30日 12:05撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 12:05
長塀山あたり。
樹林の中の雪の道をいく。
2018年04月30日 12:18撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 12:18
樹林の中の雪の道をいく。
雪がなくなった。
2018年04月30日 14:15撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 14:15
雪がなくなった。
徳澤園のわきにでた。
2018年04月30日 14:22撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 14:22
徳澤園のわきにでた。
ここのテント場は気持ちの良いところだ。
2018年04月30日 14:23撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 14:23
ここのテント場は気持ちの良いところだ。
後ろにくだってきた長塀尾根が見える。
2018年04月30日 14:38撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
4/30 14:38
後ろにくだってきた長塀尾根が見える。
今日の宿泊は徳澤ロッジ。
2018年04月30日 14:40撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/30 14:40
今日の宿泊は徳澤ロッジ。
ロッジの窓から明神が見える。
2018年04月30日 16:36撮影 by  ASUS_Z00ED, ASUS
4/30 16:36
ロッジの窓から明神が見える。
ロッジで生ビールを飲む。
2018年04月30日 16:36撮影 by  ASUS_Z00ED, ASUS
1
4/30 16:36
ロッジで生ビールを飲む。
今日の夕食。
2018年04月30日 17:35撮影 by  ASUS_Z00ED, ASUS
2
4/30 17:35
今日の夕食。
【3日目】徳澤ロッジを出発。今日は上高地までの散歩。
2018年05月01日 06:58撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/1 6:58
【3日目】徳澤ロッジを出発。今日は上高地までの散歩。
明神岳
2018年05月01日 07:03撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/1 7:03
明神岳
樹林の中の気持ちのいい道。
2018年05月01日 07:14撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/1 7:14
樹林の中の気持ちのいい道。
このあたりはもうすぐ二輪草のお花畑になる。
2018年05月01日 07:21撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/1 7:21
このあたりはもうすぐ二輪草のお花畑になる。
徳本峠分岐。
2018年05月01日 07:35撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/1 7:35
徳本峠分岐。
明神小屋前。
2018年05月01日 07:38撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/1 7:38
明神小屋前。
明神橋をわたる。
2018年05月01日 07:49撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/1 7:49
明神橋をわたる。
梓川の広い河原の向こうに六百山。
2018年05月01日 07:49撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/1 7:49
梓川の広い河原の向こうに六百山。
木道の道を行く。
2018年05月01日 07:56撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/1 7:56
木道の道を行く。
岳沢分岐。
2018年05月01日 08:29撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/1 8:29
岳沢分岐。
岩魚がいる。
2018年05月01日 08:30撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/1 8:30
岩魚がいる。
上高地についた。
2018年05月01日 08:39撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/1 8:39
上高地についた。
河童橋あたりから奥穂。
2018年05月01日 08:39撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/1 8:39
河童橋あたりから奥穂。
河童橋。
2018年05月01日 08:46撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/1 8:46
河童橋。
焼岳。
2018年05月01日 08:47撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/1 8:47
焼岳。
河童橋と奥穂
2018年05月01日 08:48撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/1 8:48
河童橋と奥穂
新島々駅で松本行に乗る。
2018年05月01日 10:46撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/1 10:46
新島々駅で松本行に乗る。
偶然アルピコの電車の中でバイオリンコンサートをやっていた。牛山孝介さんというバイオリニストでGW中にやっているという。HPに電車の時刻は載っているという。
2018年05月01日 10:56撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/1 10:56
偶然アルピコの電車の中でバイオリンコンサートをやっていた。牛山孝介さんというバイオリニストでGW中にやっているという。HPに電車の時刻は載っているという。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 着替え ザック ザックカバー アイゼン ピッケル 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ カメラ

感想

【1日目】 今年のGWは常念に行くことにした。涸沢はこの時期混むので敬遠する。常念山脈は槍穂を見ながら歩くのにいいところだ。一の沢には四時半くらいについた。補導所の人がもう出ていた。82歳だというがお元気だ。昨日は90人くらい入ったという。この日はもっと多いと思うと言っていた。歩き始めると雪のない夏道が続く。王滝ベンチまで歩いても雪の上を歩くことはない。この先登山道付近に雪を見かける。笠原沢あたりでやっと雪の上を歩くようになった。沢の右岸を登っていくとやがて全面雪になった。水場で水を補給しここから少し急になるのでアイゼンをつけた。雪は固くないが歩きやすいトレースをたどっていく。常念岳からの稜線が見えてくると一登りで常念乗越についた。まだ。10時前だが小屋前のベンチで休憩してパンを食べる。ここからは槍ヶ岳から穂高岳まで眺めながら休めるのでとてもぜいたくな場所だと思う。数年前ここでテントを張った時は吹雪で早々に一の沢に下山したが晴れていて風もないときはとてもいいところだ。宿泊の手続きをした後はベンチで持参のウィスキーを飲みながら、同じベンチで休む人たちと話をして過ごした。燕から蝶に行く人、三俣から登ってきた人、スキーをする人など話をしているうちに4時を過ぎ人もいなくなったので小屋に入った。
 【2日目】 小屋の朝食は5時からということで待っていたら10分前くらいに食事の用意ができた。食後支度をして出発する。下から見ていた通り雪のない斜面を登っていく。頂上直下、三俣の分岐から上が雪の斜面になっている。踏み跡に足を置き登っていく。登った先が山頂だった。多くの人がいる。ここからは360度の展望がある。しばらく景色をみてから下りにかかる。下りの登山道にも雪はなく岩場の下り道になる。次のピークの登りから雪がついている斜面になる。この季節は雪の上を歩くのが楽しいのにこれだけ雪が少ないと春山らしくないと思う。蝶槍を経て蝶ヶ岳の稜線を歩く。槍、穂高を見て歩けるここは素晴らしいところだと思う。なだらかな稜線を行くと蝶ヶ岳ヒュッテにつく。大きな小屋だ。小屋のわきを通り蝶ヶ岳最高点につく。ここから今日最後の下りの長塀尾根にはいる。一面の雪原になる。ここは春山らしい山だ。なだらかで少し起伏のある樹林の中の雪原を行くと妖精の池あたりで雪の上に水たまりができていた。もう池が姿を現し始めている。長塀山から少し斜度を増してくだる。樹林の中の赤テープ通りにトレースがついている。右側にトラバースしてさらに下っていく。正面に明神当たりの山が見える。やがて雪がなくなりジグザグに下る。徳澤園の横に降りると広いテント場が正面にある。ここのテント場は4,5回泊ったがいいところだ。今日はこのテント場の向こうの徳澤ロッジに泊まる。
【3日目】 今日はもう登山ではなく観光客の気分で歩く。明神岳を見てシラビソの林を行く。足元にはフキノトウがある。ニリンソウの花はもう少しあと1週間もすれば一面のお花畑になるだろう。明神から明神橋を渡り湿原のある自然探勝路を歩く。鳥のさえずり、沢のせせらぎを聞き木道を歩く。対岸に小梨平が見えてくるとすぐ河童橋につく。BTに行くと30分くらいでバスがでるので整理券をもらい時間まで観光センターで過ごす。バスで新島々にでて電車で松本に向かう。この電車はバイオリン奏者の牛山孝介さんの演奏付きの電車だった。松本までバイオリンを聴きながら旅ができて得した気分になった。今回は天気も山もそれ以外もいい旅ができた。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:621人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [4日]
燕岳から蝶ケ岳
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
ハイキング 槍・穂高・乗鞍 [3日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地〜横尾〜徳沢
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら