秋登山の〆に南八ヶ岳縦走(阿弥陀岳〜中岳〜赤岳〜横岳〜硫黄岳)

- GPS
- 30:10
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 1,664m
- 下り
- 1,663m
コースタイム
6:30 美濃戸山荘
8:30 行者小屋
8:50 同上発
10:00 中岳のコル
10:30 阿弥陀岳頂上
12:00 文三郎尾根分岐
12:40 赤岳頂上
13:40 同上発
(悪天候のため、横岳通過。。。)
16:10 硫黄岳山荘着
【6日(日)】
8:10 硫黄岳山荘発
8:40 硫黄岳頂上
9:00 赤岩の頭
10:20 赤岳鉱泉
12:40 赤岳山荘駐車場
| 天候 | 5日(土) 曇りのちガスのち雨 6日(日) 朝から濃霧・雨。。。 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場料金(1000円/1日)を払おうとするも、山荘の中はまだ真っ暗。 支度をして車外で準備体操をしていると山荘のおばちゃんがやってきたので、その時駐車料金を支払いました。 美濃戸口から赤岳山荘まではダート道。 轍は出来ていますがその間には石(≠砂利)がゴロゴロ。 暗いと大きな石は分かりづらく、二度ほどガツッと下を擦ってしまいました。。。 しかしこの道、毎年夏にひどく荒れるのを山荘オーナーの方々が整備してくださっているそうです。 感謝しつつ走破。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
☆道の状況 【行者小屋→中岳のコル】 文三郎尾根との分岐では、ペンキマークに従い二つの涸れ沢を横切り樹林帯の道に入ります。 しかしこの道、自分(初心者)には入口が分かりづらく涸れ沢に進みかけてしまいました。 コル手前の斜面はぬかるんでおり滑りやすく、登りづらかったです。 【赤岳→横岳→硫黄岳山荘】 ガスで視界不良、強風の中通行。鎖場やハシゴの大半は東側にあり西からの強風にあおられることはありませんでした。 ガレた道は滑りやすく、視界不良で焦ったためか浮石に足をとられ二度転倒。。。 ☆温泉&下山後ごはん 赤岳鉱泉で休憩時一緒になった方に教えていただいた、道の駅こぶちさわ内スパティオ小淵沢「延命の湯」を利用。 熱めのにごり湯でまったり〜 食事はもちろん道の駅で。お土産物売り場も充実しています。デザートに八ヶ岳高原名物フローズンヨーグルトを食し、夕飯用の野菜を買い込み帰宅。 |
写真
感想
今回選んだのは、初の泊まり山行候補地として鹿島槍と迷った揚句結局行かなかった南八ヶ岳。
4日(金)はどうしても仕事を休めず、悪天候覚悟で5日(土)に出発することにしました。
天気予報は5日は晴れのち曇り、6日は雨。
しかし太陽が顔を出したのは、ほんの少しの間だけでした。
相変わらず序盤は調子が出ません。
快晴だったら絶景だろうなぁ〜とぶつぶつ言いながら、ひたすら歩く・歩く・歩く・・・
阿弥陀岳を登りきって、ふと思う。
「ま、いっか!経験、経験。また来ればいいや」
調子が出てきて、気持ちも軽くなりました。
赤岳山頂までは、まあまあのお天気。
しかし頂上山荘前で昼の支度をしていると、西側の尾根から急速にガスが上がってきて辺りは真っ白になってしまいました。
風が強く、雨も降りだしそう。
これから横岳を経て硫黄岳山荘を目指します。
悪天候山行の経験も少ないし、この強風・視界の中横岳の難所を無事越えられるか?
今なら引き返せる、天望荘に泊めてもらうこともできる・・・
迷った挙句、予定通り出発しました。
同じ方向に進む方は、途中から皆無。
雨がパラつき始め、風にあおられながらレインウェア着用。
途中すれ違った方に、「横岳・硫黄岳方面は体をナナメにしないと進めないほど風が強かったですよ。お気をつけて」と声を掛けていただきました。
幸い自分が横岳を通過した時風はそこまででもなく、無事通過。
しかし視界がかなり悪い。硫黄岳山荘がなかなか見えてきません。
「もうすぐのはずなんだけど。。。道を間違えたのかも!?」
と、不安になってきました。
頻繁に地図と方位磁針を取り出して進む道を確認・・・
結局、予定より1時間ほど遅く硫黄岳山荘に辿りつきました。
小屋の奥からオーナーに「こちらですよ」と声を掛けていただいた時は、心からほっとしました。
5日は小屋閉めの日。
私含め登山客は5人でした。
17時過ぎから夕ご飯。生ビールで乾杯!この日は日本酒もありました。
温かいシチュー、種類豊富なおかず、白ごはん、昼から何も食べてなかったので本当においしかったです。
その後は登山客の方々、オーナー、スタッフの方々含めお酒を飲みながら山談義。
自分にはまだまだ知らないことがたくさんある、まだまだ登る山がたくさんある、
先輩方の経験談は大変参考になりました。
21時過ぎまで盛り上がり、記念写真を撮って終了♪
翌朝は朝から雨。しかし気温はそれほど低くなく風も弱いので寒さは辛くありません。
朝ご飯後「またどこかで会いましょう」と声を交わしながら、一人、また一人と去っていきます。
スタッフの方々も、片付けで忙しそうです。
今日から小屋開け(?)の日まで、誰もいなくなるんだなぁ・・・と少し寂しい気分になりながら出発。
山談義の際、ある方に「臆病になった方が良いよ」とのお言葉をいただきました。
これまで体力任せで単独山行を行って、たまたま毎回天気が良く、毎回無事に下山できました。
しかし今回、赤岳山頂で初めて判断に迷い、山荘に辿りつくまでは今までにない心細さを感じました。
運が悪ければ、もっと怖い目にあっていたかもしれない。。。
単独山行では誰が判断してくれる訳でもない、自分の身を守るのは自分、と今回改めて認識しました。










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