槍ヶ岳 眺めていたあの頂へ!

- GPS
- 26:06
- 距離
- 32.2km
- 登り
- 2,181m
- 下り
- 1,748m
コースタイム
- 山行
- 4:51
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 6:06
- 山行
- 8:14
- 休憩
- 2:07
- 合計
- 10:21
- 山行
- 5:38
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 5:53
- 山行
- 2:35
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 3:41
| 天候 | 曇 霧 雨 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
| アクセス |
ほおのき平に駐車(無料) ほおのき平→新穂高ロープウェイ https://www.nouhibus.co.jp/route_bus/shinhotaka-line/ 上高地→平湯温泉→ほおのき平 https://www.nouhibus.co.jp/route_bus/kamikochi-line/ |
| コース状況/ 危険箇所等 |
滝沢の渡渉、雨が降ると増水し、渡れなくなることもある 全体に整備された道 |
| その他周辺情報 | 下山後のお風呂・・・宿儺の湯(ジョイフル朴の木) バスセンターにある割引券利用で500円 |
| 予約できる山小屋 |
|
写真
感想
1日目
新穂高の駐車場事情が悪そうなのでほおのき平に車をとめて、バスで移動。
新穂高に着く頃には雨がぱらぱら・・・
登山指導センターで届を出して出発。
しばらくほぼ平坦な林道が続く。
穂高平山荘への近道があったけど、少々きつそうなので、楽な林道を選択。
山荘で少し休憩。
先に休憩中の方が話しかけてきて、下山してきたようなので気になる滝谷の状況を聞いてみると、昨晩は雨が降り、登りの時より増水しているものの、渡れないほどではないとのこと。
先はまだ長いので出発。
お腹がすいてきたので、どこか昼食をとれるような場所を探しながら歩くが、なかなかなく、弱い雨が降ったりやんだりしているので、立ったまま道端で昼食。
ちょっと先に休憩にいい場所があったりするんだよね、なんて言いながら歩いていると、その話の通り、10分ほどで白出沢に出て、数人が寝たり、休憩したりしていた。
昼食は立ったままだったので、ここで座って休憩。
渡渉嫌いの私にとっての初日の関門、滝谷は1本目は流れも弱く、水量も少ないので難なくクリア。
少し休憩し、その先のもう1本が問題だった。
岩と岩の間が少し飛ばないといけないくらい空いていて、その間は物凄い勢いで水が流れている。
無理・・・(汗)
飛んでも滑らないから大丈夫と言われ、荷物を持ってもらって何とか渡る。
そこから1時間強で槍平小屋へ到着。
小屋が見えてきても人の気配があまり感じられなかったけど、ウッドデッキで何人か静かにくつろいでいて、奥にはテントがたくさん張られていた。
宿泊者は多くはないようで、1グループで1区画使えそうな感じ。
少なくても詰めてしまうということはしないようだ。
ありがたい。
ウッドデッキで冷たいものを飲みながら休憩した後、小屋の入口の自炊場で夕食。
初日はだいたい寝不足なので、消灯を待たずに眠くなり、早めに就寝。
2日目
お腹すいてないので朝食は途中でとることにして出発。
樹林帯のそんなにきつくない登りだけど、歩き始めの重い足にはそこそこ疲れる。
十数分登ると2100mの看板が現れた。
110m高くなれば、それなりに元いた場所から上がった感じはする。
だけど、槍様3180mってことはまだ1080mもあるのね・・・
歩いていると少々お腹もすいてきて、休憩できそうな沢に出たのでそこで朝食。
パワーをチャージして再び歩き出す。
歩き続けると、だんだん目の前が明るくなってきて、雰囲気が変わってくる。
そして、千丈沢乗越と飛騨乗越への分岐に到着。
どっちへ行くにも道はキツそう。
少し休憩して飛騨乗越へと進む。
お花畑のカールを歩き、雰囲気がとても良いけど、足元はガレているところも多く、結構キツい。
遠くでファイトだなんだとかなり体育会系のノリの大きな声が聞こえ、当事者たちはそれで頑張れるのかもしれないけど、私個人的にはキツさ割増・・・
登っていくにつれ、少し寒くなってきた。
途中ですれ違った方が、飛騨乗越はかなりの強風で寒く、普段半袖で歩いている自分が上着を着ても寒いくらいだと教えてくれた。
乗越に着くと、確かにものすごい風。
ゆっくり座って休憩という感じではないので、一息ついてそのまま歩き、20分ほどで槍ヶ岳山荘に到着。
槍様はそのお姿を時々現してはくれるけど、すぐに隠れてしまう。
登っている人はいるけれど、登れるんだろうか。
小屋の受付をし、自炊室で昼食。
真っ白だし、今日はもう登らないと言っている人たちもいる中、登りに出かける。
視界はクリアなので、さっきよりはいいかも。
ただ、かなり並んでる。
並び始めからほとんど前に進まず、雨まで降ってきた。
雨は長く降ることはなく、一安心。
でも、全然先に進まない・・・場所によっては座り込んで待っている人も。
後にいた女性は、ヒュッテ大槍に泊まるので戻る時間も考えなくてはならず、どのくらいかかるかによっては離脱も考えていると言う。
とりあえず3時間くらいは見ているという話をすると、悩んだ末に離脱、小屋へと戻って行った。
せっかく来たのにね・・・
ほとんど進まない原因は、おそらく北鎌から来た人たちと、ツアーの団体が山頂でバッティングしたのだろう。
その人たちが去った頃に少しずつ進みだしたから。
小槍が見えると、よじ登る場所が出てきた。
小柄な私は足がかけられる場所にのばした足が届かなかったり、つかみたい岩に手が届かなかったりと、苦戦。
かなり無理な体勢でなんとか登る。
息が切れる。
梯子が出てくると、山頂はもうすぐという感じがする。
岩をよじ登るより、はるかに楽。
最後の梯子を前の人が登り切って見えなくなり、いよいよ穂先へのカウントダウン。
はやる気持ちはあるけど慎重に登り・・・
穂先に到着! やったー!!
でも真っ白で展望はない・・・
お決まりのカンバン持った写真を撮って、今度は下山待ち。
梯子から下をのぞいたら、ものすごい高度感。
ゆっくりと下りていく。
下りも途中何ヶ所か足が届かないとか苦戦するところはあったけど、登りよりも鎖が多く、それに助けられる。
登り始めから下りてくるまでやはり3時間ほどかかった。
下りてきたらなんか天気が良くなってるんだけど・・・
下りてきたその足で小屋の横の道を下って小槍を登る人を眺め、小屋の外のベンチに座ってゆっくり。
その後、夕食。
夕食中に外は雷雨に・・・
3日目
昨晩からの雨は降り続いて、朝早くはそれなりの降りで風もある。
朝食を取り、キッチン槍のパンをゲットし、出発するころには霧雨程度になっていたので、カッパは着ないで出発。
足元が滑るので気を付けながら下りる。
時々雨が降ってくるものの、カッパが必要なほどではなく、順調に下山。
ババ平を過ぎたころ、突然土砂降りの雨に見舞われる・・・
なかなかやまず、槍沢ロッジで雨宿り。
軒先で立ったまま朝買ったパンを食べながら雨の様子をうかがう。
屋根のあるところが少ないので、人だらけだ。
雨が弱まったので、ザックの上から簡易のレインコートを羽織って出発。
ロッジからの道は緩やかな道。
13時前には横尾に到着。
その先、上高地まで一気に行けないこともない気はしたけど、まだ11kmもあるし、横尾山荘を予約していてキャンセル料がかかるので、予定通りここまで。
談話室で本を見たりして過ごしていると、夕方からまた雨。
お風呂に入ってちょっとさっぱりし、夕食。
ここは自炊室がなく、雨が降ると外の軒先で作るしかないので、自炊には厳しい。
雨じゃなければ外にベンチがあるし、良いのだけど・・・
4日目
早朝から出かける人が少ないのか、朝がとても静か。
早くから目は覚めていたけど、寝てたら起きるのが遅くなってたかも。
出かける準備をし、外で朝食を取り、出発。
ヘリが穂高付近を何度も飛んでいる・・・何かあったのだろうか。
横尾から上高地までの道はほぼお散歩コース。
1時間弱で徳沢に到着。
おしゃれな徳澤園をのぞいて、有名なソフトクリームを朝から食べる(笑)
このあたりから朝の散歩でもしているのか観光客が増え始める。
次のポイントは明神。
徳沢から1時間弱で到着。
ますます観光客が増えてきた。
そして、30分程度で大賑わいの小梨平キャンプ場、数分でビジターセンターに到着。
休憩がてらビジターセンターに入って、河童橋でお土産を買ってすっかり観光モード。
足はかなり筋肉痛・・・
天気はイマイチではあったけど、いつも遠くの山から眺めていた槍様の穂先に立つことができて良かった!
何も見えなくとも、何とも言えない満足感はあった。
いつか穂先からこれまで登った山々を見たい。










イイネ!
槍のゴールデンルート、最後の横尾一泊は良い。(^^)v
急げば帰宅出来るけど、わざわざ暑い所へ早く帰らなくとも、、、。
天気は残念だったけど、次回は逆ルート! それとも新穂高往復も良いかも。?
普段なかなか出来ない上高地観光(宿泊代が高過ぎるし予約も取れない)。
おススメは小梨平の売店で肉を買って、上高地温泉ホテルで湯につかって、目の前の河原沿いのベンチで焼肉。(^^)v
次は天気の良い時に槍を見ながら西鎌尾根を歩いてみたいです。
槍からの景色も見なくちゃ。
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