尾根も谷間も白く煙らせ 赤岳,横岳,硫黄岳

- GPS
- 32:00
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 1,658m
- 下り
- 1,645m
コースタイム
- 山行
- 5:25
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 6:00
- 山行
- 4:45
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 5:20
木曽駒の千畳敷ホテルは土曜日は既に満室、伊豆や奥多摩も考えたがいまいちピンと来ない。
八ヶ岳山荘グループから年賀状が来ていたのを思い出し、赤岳天望荘の予約を入れた。
| 天候 | 26日 雪 、27日 晴れ(稜線は強風) |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
予定より早く茅野駅に着いたので、駅そばを食べて時間をつぶす。
バスの切符を購入し乗り場で待っていると、あっという間に行列になった。
予定通りの時間にバスが来て、予定通りの時間に美濃戸口に到着。
八ヶ岳山荘に寄り、天望荘到着時間16時頃の見込み、と伝言してもらう。
登山届を提出し、冬靴に履き替え、さっさと出発する。
下界は晴れ間も見えていたが、標高を上げるに従い雲の領域に入る。
雪がちらほら舞っていたが、行者小屋まではせいぜいくるぶし程度の雪嵩。
行者小屋に着いた時点では曇ってて、地蔵尾根で直接天望荘へと思ったが、
アイゼンを着けている最中、雲が流れ晴れてきたので赤岳を経由する事にした。
その晴れ間も一時の話で、登るに連れて再び雲が山を覆い隠してしまった。
バラクラバから漏れた吐息が眼鏡を曇らせ凍り、ホワイトアウトする。
それで道を誤り少し下に下りてしまい、50m程の直登ラッセルを強いられた。
ラッセルといってもせいぜい膝上程度の雪嵩、雪が軽いため左程苦労せず。
予定を少し押して赤岳山頂に到着、雪はやんだが風が強まってきた。
山頂で少しだけ休んでから赤岳天望荘へ向かった。
赤岳天望荘に到着、当初の見込みより10分ほど遅れてしまった。
個室を予約をしていたが、特に別料金を請求されることはなかった。
温かいコーヒーを2杯飲み、部屋に荷物を置いて濡れたものを干した。
談話室のストーブ前で漫画を読み始めたところで、食事のアナウンスが入った。
食事はバイキング形式、生ハムがあるのを知っていたのでワインを持ってきた。
貰い物だったが飲んでみたら甘い、おそらくデザートワインなのだろう。
(Suavia Acinatium Recioto di Soave DOCG 2006というイタリアワイン)
味は悪くないが、今回の食事にはあまり合わないためビールに切り替える。
食事を終えて談話室に戻り、山岳雑誌を読みながら残ったワインを飲んで過ごす。
ほとんどの人は、テニス全豪オープンの決勝戦に釘づけになっているようだった。
21時の消灯前に部屋に戻る、湯たんぽの受け取り忘れに気づいた。
5時頃に目を覚ます、強風が小屋を揺する音が鳴りやまない。
そのうち廊下に照明が点き、朝食の準備ができた、という放送が入った。
日の出前に赤岳に登るつもりだったが、外は暗く風が強くて気持ちが萎えた。
朝食は予約していなかったので、持参したカップラーメンをいただいた。
朝食後は日の出の時間を見計らい外に出て、朝陽が昇る様を撮影した。
外から戻り談話室で寛いでいると、いつの間にか人の気配が無くなっていた。
廊下に出ると自分の荷物以外は既に無く、皆出発してしまった様子。
自分もそそくさと準備をし、8時すぎには出発した。
風が強いので下山も頭に浮かんだが、とりあえず計画通り横岳へ向かってみる。
横岳は八ヶ岳一般道としては険しいので、厳しそうなら地蔵尾根で下りるつもり。
地蔵尾根の頭に坐するお地蔵さんに、登山の無事をお祈りし横岳に向かう。
いざ登ってみると七割くらいが風裏で、鎖も露出していて案外楽に歩けた。
むしろ横岳を過ぎて、硫黄岳に向かって下りるときの強風の方が苦労した。
細かな雪礫が飛び、顔の露出した部分に当たって痛い、ゴーグルが欲しい。
振り返ると山々全体が雪煙に覆われ、見たことの無いような美しい景観だった。
硫黄岳山頂に着き、爆裂火口を覗きこむと風に煽られてしまい慌てて戻った。
赤岩の頭を経由し赤岳鉱泉に下りる、樹林帯に入ると嘘のように無風になった。
雪を被った木々の隙間から、抜けるような青空と白い山々が垣間見える。
赤岳鉱泉に着き、アイスキャンディに取りつくクライマーを眺めひと休み。
下りは北沢ルートを使う、南沢よりゆったりとしていて負担が少なく感じる。
美濃戸山荘の前でアイゼンとゲイターを外し、冬靴をスニーカーに履き替えた。
美濃戸口に着くと13時20分発のバスは既に出発していて、次は14時40分発。
J&Nで入浴し、外の席で大盛りカレーを食べているとバスがやってきた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
monkichikun














monkichikunさん、こんにちは。
展望荘ではお話しできて楽しかったです。翌日は、横岳、硫黄岳と縦走したんですね。我々は、迷わず地蔵から下山して温泉に直行しました。今週末はどちらへ遠征でしょうか?気を付けて楽しんできてください。
こんにちは、天望荘ではお話ありがとうございます。
大日岳と瀧太郎伝説の大鳥池は、いつか行く夏山候補に入れておきます。
話に上がった飯豊山や吾妻山のレコもあるので、気が向いたら見てみてください。
あの後横岳方面にトレースが無かったので、地蔵尾根で下りたとは思ってました。
今週末も行こうと思えばまた八ヶ岳に行けるのですが、多分近場だと思います。
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