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記録ID: 1726985
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雪山ハイキング
槍・穂高・乗鞍

厳冬の御嶽山(継子岳、摩利支天山)日和田(チャオ御岳)から

2019年02月10日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
GPS
--:--
距離
12.1km
登り
1,314m
下り
1,312m

コースタイム

日帰り
山行
7:30
休憩
1:30
合計
9:00
9:10
10
チャオ御岳スノーリゾート前道路脇
11:25
11:45
80
森林限界(デポ地)
13:05
13:10
20
13:30
13:45
5
13:50
20
14:10
5
14:15
14:20
10
14:30
14:55
10
15:05
5
15:10
0
15:10
25
五の池小屋
15:35
80
16:55
17:05
30
森林限界(デポ地)
18:10
チャオ御岳スノーリゾート前道路脇
20:00 みはらしの湯 21:00出
22:20 双葉SAで食事 23:30出
24:30 帰宅
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
チャオ御岳スノーリゾートへのアクセスは関東勢は中央道の伊那ICからでしょう。ICからおよそ70kmあるのですが、山道らしい区間はそのうち20km程度なので意外と楽です。今回は道の駅木曽福島で前泊、そこからだとおよそ1時間で着きます。
なおチャオ御岳は現在休業中で、駐車場含め設備は何も使えませんが、道中は除雪されていますし駐車出来そうなスペースは多々あります。
コース状況/
危険箇所等
スキー場は普通にスキー場らしい状態で歩きやすいです。ちらほら人も見かけました。
山頂駅から先はノートレースでした。そこそこの雪量で、下手くそに歩いていたら豪快に踏み抜いて大変でした。今回は夏道をそのまま行くより楽そうに見えた尾根沿いに進んでみたのですが、結局森林限界に至るまで雪は固くならずじまい。ちょうど森林限界あたりでスノーシュー・ストックからアイゼン・ピッケルに装備を替えています。
森林限界から先、継子岳直下あたりはなかなかの斜度になり、こちらから登ると北面に位置するせいかとても硬い氷だらけになります。見た目が明らかに違うので割と避けられますが、どうしようもない箇所もいくらかあり、蹴り込んだりしてるとだいぶ時間(と体力)が要りました。
継子岳にあがると強烈に風が吹き付けるものの、とりあえず一安心。摩利支天山の周辺も油断はならないですが、継子岳に上がってくるのに比べると安心度は高いです。五の池小屋は冬季利用が可能らしいですが今回は未確認。人の気配はスキー場以降全くありませんでした。
なお、言うまでもなく寒いです。朝の登山口のチャオ御岳で-13℃、昼過ぎの山頂周辺で-16℃ぐらい+強風、です。フル装備必須。余談ですが自分は防寒テムレスじゃ耐えられなかったです。(へたってるのかなぁ。。)
その他周辺情報 せせらぎの四季に、と考えていたのですが、おそらく木曽福島スキー場帰りの方で超満員!路駐までしているような状態だったので、こりゃあかんとさくっと諦めて結局伊那ICの近くまで戻ってみはらしの湯にしました。チャオ御岳からは1時間40分程の道のり。料金は500円です。外気温-5℃の露天風呂は格別!
朝に道の駅木曽福島からチラ見えする御嶽山。なんかどえらい雲が来てる。
ちなみに今回は定番の寝坊じゃなくて午後の方が天気が安定しそうと見ての遅出。本当です
2019年02月10日 07:31撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 7:31
朝に道の駅木曽福島からチラ見えする御嶽山。なんかどえらい雲が来てる。
ちなみに今回は定番の寝坊じゃなくて午後の方が天気が安定しそうと見ての遅出。本当です
休業中のチャオ御岳。3000m峰に挟まれた場所にあるとてつもないスキー場です。
それにしても良さそうな天気ではないか!寒いけど!
2019年02月10日 09:13撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 9:13
休業中のチャオ御岳。3000m峰に挟まれた場所にあるとてつもないスキー場です。
それにしても良さそうな天気ではないか!寒いけど!
とりあえず静まり返ったスキー場を歩いていきます。しかし継子岳キレイだなー
2019年02月10日 09:17撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 9:17
とりあえず静まり返ったスキー場を歩いていきます。しかし継子岳キレイだなー
後ろ振り返るとこれまた立派な乗鞍岳。とてつもないスキー場だ!
2019年02月10日 09:21撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 9:21
後ろ振り返るとこれまた立派な乗鞍岳。とてつもないスキー場だ!
黙々と歩いて山頂駅に到着。ちょっと雲が怪しいな
2019年02月10日 10:11撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 10:11
黙々と歩いて山頂駅に到着。ちょっと雲が怪しいな
ここから左手、原生林観察路へ。予想はしていましたがノートレース
2019年02月10日 10:21撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 10:21
ここから左手、原生林観察路へ。予想はしていましたがノートレース
うーむ、おっかない。
慎重に、と言ってもダメなもんはダメでした。何回か腰以上まで埋もれてもがくハメに。雪と存分に戯れました!
2019年02月10日 10:30撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/10 10:30
うーむ、おっかない。
慎重に、と言ってもダメなもんはダメでした。何回か腰以上まで埋もれてもがくハメに。雪と存分に戯れました!
夏道は怪しかったので謎の尾根に逃げ込んでみました。しかしやっぱりズボる・・・疲れるー
2019年02月10日 10:51撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
3
2/10 10:51
夏道は怪しかったので謎の尾根に逃げ込んでみました。しかしやっぱりズボる・・・疲れるー
美しい。
木が低くなってきた。このあたりで雪も固くなってきて、斜度もきつくなってきたので装備変更
2019年02月10日 11:32撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/10 11:32
美しい。
木が低くなってきた。このあたりで雪も固くなってきて、斜度もきつくなってきたので装備変更
だいぶ登ってきた
2019年02月10日 11:59撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 11:59
だいぶ登ってきた
山頂まだかな(まだ遠い)
2019年02月10日 11:59撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
2
2/10 11:59
山頂まだかな(まだ遠い)
なかなか険しい
2019年02月10日 12:39撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 12:39
なかなか険しい
上の方は岩がだいぶ出張ってます。雪吹っ飛んじゃってるんでしょうね
2019年02月10日 12:59撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 12:59
上の方は岩がだいぶ出張ってます。雪吹っ飛んじゃってるんでしょうね
よく凍った氷。山頂が近い
2019年02月10日 13:03撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 13:03
よく凍った氷。山頂が近い
唐突に中央アルプスとその後ろに南アルプス。真っ青な空とはいかないけど良い天気
2019年02月10日 13:03撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 13:03
唐突に中央アルプスとその後ろに南アルプス。真っ青な空とはいかないけど良い天気
継子岳に到着
2019年02月10日 13:06撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
2
2/10 13:06
継子岳に到着
乗鞍の後ろも見えてきました。笠ヶ岳、穂高あたりがよく見える
2019年02月10日 13:07撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
2
2/10 13:07
乗鞍の後ろも見えてきました。笠ヶ岳、穂高あたりがよく見える
摩利支天山に向かいます
2019年02月10日 13:13撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 13:13
摩利支天山に向かいます
御嶽山のコマクサ見たいな〜
2019年02月10日 13:25撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 13:25
御嶽山のコマクサ見たいな〜
あんまり埋まってない五の池小屋。風が避けられる箇所で大休憩
2019年02月10日 13:29撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 13:29
あんまり埋まってない五の池小屋。風が避けられる箇所で大休憩
五の池ももちろん冬季休業中
2019年02月10日 13:36撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 13:36
五の池ももちろん冬季休業中
行きます!
2019年02月10日 13:48撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 13:48
行きます!
継子岳。下からは富士山っぽい形に見える理由がよく分かる
2019年02月10日 14:03撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 14:03
継子岳。下からは富士山っぽい形に見える理由がよく分かる
背景に槍ヶ岳も見えてきました。しかしやっぱり穂先だけ白くない
2019年02月10日 14:03撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 14:03
背景に槍ヶ岳も見えてきました。しかしやっぱり穂先だけ白くない
もうちょい
2019年02月10日 14:09撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 14:09
もうちょい
上がりきったら剣ヶ峰と賽の河原の展望
2019年02月10日 14:11撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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上がりきったら剣ヶ峰と賽の河原の展望
摩利支天山。見た目険しいな・・・
2019年02月10日 14:14撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 14:14
摩利支天山。見た目険しいな・・・
背景には白山。くまなく白くなってるように見える
2019年02月10日 14:14撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 14:14
背景には白山。くまなく白くなってるように見える
摩利支天山に到着
2019年02月10日 14:28撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 14:28
摩利支天山に到着
化粧落としてもらった。そしてやっぱり強風に耐えられず自撮りなどする余裕無し!
2019年02月10日 14:29撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 14:29
化粧落としてもらった。そしてやっぱり強風に耐えられず自撮りなどする余裕無し!
北アルプス方面
2019年02月10日 14:30撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 14:30
北アルプス方面
中央・南アルプス方面
2019年02月10日 14:32撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 14:32
中央・南アルプス方面
摩利支天山頂は風が強すぎて耐えられず。たまらず近くの岩陰に退避。するとグッドショット!
2019年02月10日 14:34撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 14:34
摩利支天山頂は風が強すぎて耐えられず。たまらず近くの岩陰に退避。するとグッドショット!
岩陰で休憩中。
こうして見ていると、どうしても2014年の事件が頭をよぎります。この美しさとあの状況が結び付けられない。自然は偉大
2019年02月10日 14:41撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 14:41
岩陰で休憩中。
こうして見ていると、どうしても2014年の事件が頭をよぎります。この美しさとあの状況が結び付けられない。自然は偉大
なんだろうあの線
2019年02月10日 14:53撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 14:53
なんだろうあの線
下山します。継子岳への登り返しが本日最後の登り。いやもうクタクタです
2019年02月10日 15:20撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
1
2/10 15:20
下山します。継子岳への登り返しが本日最後の登り。いやもうクタクタです
継子岳に戻りました。いやぁ、キレイ!
去り難いですが、時間も押しているのでお別れ。ありがとう御嶽山!
2019年02月10日 15:38撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 15:38
継子岳に戻りました。いやぁ、キレイ!
去り難いですが、時間も押しているのでお別れ。ありがとう御嶽山!
油断ならない下山の始まり
2019年02月10日 15:38撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 15:38
油断ならない下山の始まり
調子よく降りれたのですが、調子に乗りすぎてデポを見失う。30分ぐらい彷徨ってようやく見つけてホッとした写真
2019年02月10日 16:55撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 16:55
調子よく降りれたのですが、調子に乗りすぎてデポを見失う。30分ぐらい彷徨ってようやく見つけてホッとした写真
下りスノーシューは個人的には大砂走りと同じぐらい早い気がします。あっという間に降りてきました
2019年02月10日 17:28撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 17:28
下りスノーシューは個人的には大砂走りと同じぐらい早い気がします。あっという間に降りてきました
などと、調子乗ってたら首まで埋もれる。ちょっと笑ってしまってつい写真を撮ってしまった
2019年02月10日 17:29撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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2/10 17:29
などと、調子乗ってたら首まで埋もれる。ちょっと笑ってしまってつい写真を撮ってしまった
スキー場まで戻れて一安心
2019年02月10日 17:36撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 17:36
スキー場まで戻れて一安心
ありがとう、日和田富士!また必ず来ます!
2019年02月10日 17:52撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
2/10 17:52
ありがとう、日和田富士!また必ず来ます!
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー フリース ハードシェル タイツ ズボン 靴下 予備靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 スノーゴーグル ネックウォーマー 毛帽子 ザック アイゼン スノーシュー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ストック カメラ
備考 日焼け止めどこいった。。

感想

冬の御嶽山には6年前に来てみたことがあって、3000m級の山の冬を存分に教えてもらったものです。その際はあっさり途中撤退。その後も何度か訪問してみて、だいぶお気に入りの山になっていたところで2014年の噴火。あの日は自分は別の山にいたのですが、山の名前などあまり知らない知人から「大丈夫?」と連絡が入って「え?どういうこと?」となったのをよく覚えています。
もう当分は御嶽山には登れないだろうなと考えていたのですが、最近になって徐々に登山可能になってきて去年には剣ヶ峰も解禁。これは自分も行くっきゃないな!と行きたかった北御嶽を計画、しかし気づいたら夏は終わっていて結局厳冬期の訪問に。本来、加藤文太郎の往ったらしい日和田道を自分も歩いてみたかったのですが、この時期だとちょっと自信が無かったので隣のチャオ御岳になりました。
なかなか大変な登山になりましたが、やっぱり御嶽山は僕の記憶の通り、変わらずとても美しかった。御嶽山って色んな山からよく見えるので、逆に色んな山がよく見えるんですよね。とても楽しい。願うは、被害に遭われた方のご冥福と、自分の大好きな御嶽山にネガティブなイメージが定着しないこと。また絶対行くぜ!

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