東鎌尾根から槍ヶ岳へ(表銀座ルートをテント泊縦走) + 天狗原散策


- GPS
- 37:44
- 距離
- 40.4km
- 登り
- 3,889m
- 下り
- 4,312m
コースタイム
- 山行
- 5:56
- 休憩
- 2:15
- 合計
- 8:11
- 山行
- 6:11
- 休憩
- 2:17
- 合計
- 8:28
- 山行
- 8:19
- 休憩
- 5:00
- 合計
- 13:19
天候 | 24日:晴れのちくもり(標高2700m燕山荘で日中約11℃) →夕方になると高層雲に覆われ西風がやや強く稜線上に積雲が張り付き、悪天の兆し。 25日:晴れ、朝一時雨(標高3070m槍ヶ岳山荘で朝約3℃、日中約7℃) →明け方は西風吹き付けの降水がパラパラ、張り付く積雲は薄かった。朝になると雲はとれていき、次第に雲量ゼロの快晴。午後になると熱的不安定による積雲が発生するが、大した発達せず。 26日:晴れ後曇(標高3070m槍ヶ岳山荘で朝約4℃、日中約10℃) →朝からよく晴れた、午後は熱的不安定による積雲が立つも、降水を今日ももたらすまでは発達せず。 27日:曇(標高3070m槍ヶ岳山荘で朝約5℃) →朝までは薄曇で隙間も多く、日射しがあった。 参考:http://ims.shinshu-u.ac.jp/~metims_web/index.php?sokuhou |
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過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
・帰り: 新穂高ロープウェイ(1255)→平湯温泉(1328) 平湯温泉(1350)→JR松本駅(1515)2880円 JR大糸線:松本駅(1600)→穂高駅(1625)380円 で車回収 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・燕山荘→大天荘:足場がよく駆け抜けられる気持ちのよい稜線歩き ・大天井ヒュッテ→ヒュッテ西岳:細かなアップダウンが続く。右手には北鎌尾根、左手には常念山脈、前方には穂高連峰と東鎌尾根、素晴らしい展望を楽しめる。 ・ヒュッテ西岳→水俣乗越:気をつかう急な下り、はしご鎖あり。水俣乗越前後には崩落激しい痩せ尾根あり。 ・西鎌尾根:水俣乗越からヒュッテ大槍の区間は、幾つもの小ピークを越える。はしご多数あり。槍ヶ岳山頂直下は一部痩せた岩場があり、慎重な足運びが必要。 ・千丈乗越→飛騨沢:奥丸山分岐までは急な下り、 ・南岳→天狗原:出だしはかなり急な鎖場岩場が続き、慎重な足運びが必要。南岳ー中岳カール内に入ると快適な散策路。 |
その他周辺情報 | ・小屋ではどこも水1L/200円 ・大天荘で350缶ビール500円、殺生ヒュッテで350缶ビール600円、槍ヶ岳山荘でコーラ500円 |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
・最近なかなか長期テント泊縦走できていないなか、溜め込んでいる計画のうちの一つの山旅が8月のうちにできた。よかった。
・主な目的は、食料を小屋に頼らず3泊以上のテント泊、東鎌尾根を歩く、天狗原で周氷河地形を観察する。新たに踏んだピークのない山旅だったが、しっかり歩き山岳景観を臨め充実感ある山旅となった。
・基本マイカー以外での遠征は考えていないため、単独山行だと登山口と下山口が異なれば車回収の問題が生じる。公共交通機関の発達した飛騨山脈だからこそ、今回できた。ルートバリエーションが広がる。今後もこのような試みをやっていきたい。
・よかった点は、装備軽量化を進めテント泊装備でも重量からくるペースダウンや身体への疲労が少なかったためか、しっかり4日間不安なく険しい一般登山道を歩き通せたこと、最近発症している膝の痛みが筋トレや歩行の仕方を工夫したせいか現れなかったこと、反省点は、いつも通り徹夜登山になったこと、いつも通り整理整頓・装備管理ができなかったこと、初日に肉のせいか腹を壊したこと等。
・天狗原周辺の、標高3000m級の山々が作り出す自然には感激した。黒部五郎岳カールの雰囲気に似ているが、こちらの方がスケールが大きい。住みたい。もっと長く居てじっくり地形観察したかった。
・最終日は、西鎌尾根へ少し寄り道した。東鎌尾根とは対照的な、広く広大な稜線歩き、こちらも気持ちよい。3年ぶりにこの風景を味わった。千丈乗越から飛騨沢へは、序盤かなりの急勾配だった。
・上高地までの林道歩きが嫌で新穂高下山としたが、槍平小屋からのなかなか標高を落とせないじれったさ、さらに1時間ほどの林道歩きこちらも若干嫌気が差した。滝谷からは圧倒的なものを感じさせられた。
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