ず〜と憧れてた穂高連峰へ〈重太郎新道経由〉
長野県
岐阜県
fujitac_ettoARUKU
体力度について
- GPS
- 16:30
- 距離
- 27.0km
- 登り
- 2,203m
- 下り
- 2,186m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 2:04
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 2:06
- 山行
- 6:11
- 休憩
- 2:48
- 合計
- 8:59
- 山行
- 5:10
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 5:21
最終日の下りはかなり急ぎ足。
| 天候 | 晴れ／晴のち曇り／曇時々晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
0622 広島 -（のぞみ110）- 0842 名古屋 900 -（しなの5号）- 1104 松本 17,300円（10,150+5,810+1,340円） 1130 松本 - 1200 新島々 1210 - 1315 上高地 往復で4,250円（新島々駅で精算） 復路 1240 上高地 - 1345 新島々 1406 - 1436 松本 往復購入済 松本駅で蕎麦を食べたりお土産買ったり 1553 松本 -（しなの18号）- 1805 名古屋 1813 -（のぞみ49号）- 2026 広島 17,300円（事前に自由席で購入していたが松本駅にて指定席に変更） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
■上高地→岳沢小屋：よく整備されていて特に問題なく歩ける。 ■岳沢小屋→紀美子平：重太郎新道は整備は行き届いているが、急登で手をしっかり使って登る箇所が多々あります。長いのでひたすら体力が必要。また急傾斜の岩場が出てくるので基本的な岩場の技術が必要。雨で濡れていなければ下りでもそれほど難しくはないと思う。（個人の印象） ■紀美子平⇔前穂高岳：紀美子平に荷物をデポして往復するのが定番。今回のルートの中では最も危険な箇所になる。浮き石も多いので落石に充分気をつける必要あり。 ■紀美子平→奥穂高岳：吊り尾根は重太郎新道や前穂高岳に比べれば技術・体力ともに易しい。鎖場もあるが、上りの際はしっかり岩を支持した方が歩きやすい。 ■奥穂高岳→穂高岳山荘：吊り尾根の延長と考えて良い。山荘に降りる梯子のところが難所ということになるが、どちらかといえば渋滞のほうが気になる。浮き石は多いので落石注意。 ■穂高岳山荘⇔涸沢岳：テント場の間を抜けていく。浮き石に注意すれば問題ない。 ■穂高岳山荘→涸沢：ザイテングラートは思っていたよりは難しい印象。岩場歩きの基本技術を忠実に歩きたい。浮き石が多い上に登山者も多い。浮き石を踏んで転倒したり、落石には十分注意したい。 ■涸沢→横尾：多少ガレ場もあるがそれほど問題ない。ひたすら長い。 ■横尾→上高地：ここからは遊歩道と考えて良い。ひたすら長い。 ※ルートの難易度はあくまで個人の感想です。ご自身で充分調べて検討ください。 |
| その他周辺情報 | 日帰り入浴の出来る宿泊施設は多数ある。時間制限がある宿が多いので注意。 今回は12:40のバスとしたため、上高地BTから近い施設は12:00から入浴できるところが多いため断念し、インフォメーションセンター内のコインシャワーを利用した。（基本料100円、ボディソープ50円、シャワー100円/3分） バスをもう1本遅くしておけば上高地温泉にもいけそうだったのでちょっと後悔。 |
| 予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
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ま、まだ2回目だけど(^_^;
胸突八丁ってことでしばし急登
でもあと少しで到着
靴とザックは廊下の荷物置きに
滑りやすそうな一枚岩だけど、チッピングしてステップが刻んでありますのでよく確かめて歩く
重太郎新道が歩ける人なら問題ないだろう
帰りにお土産で買うの決定
奥にはマイナーだけど3000m峰の涸沢岳も
テント場を抜けて登っていきます
サバと豚角煮、コロッケなど
ちなみに朝食は取り忘れましたが朴葉味噌とかでした
涸沢の紅葉を楽しみにしてましたが、午後から雨予報のため急いで下山します
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食4食程度
飲料2Lハイドレ
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
エマージェンシーシート
携帯トイレ2
魔法瓶0.5L
|
|---|
感想
憧れの穂高連峰へ。
北アルプスは「立山」「五竜岳」「槍ヶ岳」「白馬岳」とこれまで歩きましたが、自信も付き、満を持して穂高へ。
ルートも涸沢経由のピストンではなく、あえて重太郎新道を登って、前穂経由にしました。
今の自分の体力・技術にちょうど見合った感じのルートだと思えて、満足感、充実感、そしてはじめて間近で見るジャンや大キレットなどの難関ルートへの高揚感が得られ、素晴らしい山行になりました。
1日目は早朝に広島を出発し、昼過ぎに上高地に到着なので、まずは岳沢小屋まで歩きました。湿原や森を抜けてあっという間に小屋についたのですが、汗を掻きすぎて汗冷えし、ビールを飲む気になれず(^_^;) 予備の着がえに変えて、布団に潜り、ようやく体が温まり、夕食でなんとか復活。月が出ていなかったので星空を少し楽しんでから消灯20時なので早めに寝ました。
2日目の朝も天気良く、いよいよ前穂・奥穂へ期待が膨らみました。
重太郎新道の上りは確かに体力・技術ともにある程度求められるルートでした。しかしクライミングを始めたことで岩場歩きはかなり自信を持てるようになって、その分体力にも余裕ができ、問題なくスムーズに歩けました。このルートは下山時の事故が多いと聞きますが、ルートの難易度を読み違えた方が歩くと上りも下りも危険な気がしますが、しっかり岩場歩きに慣れている方ならとても良いルートに感じました。
一番難易度が高いと感じたのは、紀美子平から前穂高岳までの往復です。斜度もあって浮き石も多いルートで、緊張感があります。ザックをデポしてほぼ空身での短い往復なので、緊張感を切らさなければ大丈夫かと思います。
前穂の山頂は、素晴らしい眺望が360度見られるお薦めピークです。
昼過ぎからガスが湧く予報だったので、奥穂山頂までは持って欲しいと願いながら、吊尾根を進みます。ここまでの道のりと比べると、それほど難易度は高くない感じで、気持ちの良い岩稜歩きです。徐々に奥穂へ標高を上げていく感じで、振り返れば前穂や明神のギザギザした稜線が見られたりしてホント楽しい。
そしていよいよ奥穂高岳。天気も持って、素晴らしい360度の眺望。常念ほかパノラマ銀座や槍までの表銀座。裏銀座方面の山々もよく見えて、北アルプスのスター達が勢揃いでした。
そして、ジャンダルムや大キレットを間近で臨み、なんというか、いつか歩いてみたい高揚感が湧き立ちました。
ゆったりとコーヒーブレイクの後、穂高岳山荘へ。山荘直前の梯子のところが多少危険かと思いますが、これまでのルートを考えるとそれほどでもない。岩場に自信のない方はやはり涸沢からのピストンが良いかと思いました。
涸沢岳にも往復し、仲良くなった方と夕食を共にして、翌日の天気の話をしながらゆったりした時間を過ごしました。
3日目、朝から稜線上はガス。午後から雨の予報で、急ぎ上高地へ向かいます。帰りのバスの整理券をもらってなかったので、特に急ぎました。（到着時にもらっておくべきですね）
この日は下山だけなのですが、ザイテングラートはそこそこ難所でした。吊尾根よりは難易度が高いように思います。そこそこ長いルートで、浮き石が多く、登山者も多いので落石に十分注意が必要でした。そこそこの斜度があるので、転倒にも充分注意が必要です。ここさえクリアすれば、涸沢の絶景を抜けて、あとはひたすら歩くだけ。思った以上に天気も持ってくれて、昼前には上高地BTに到着し、余裕を持って帰路へ着くことが出来ました。
涸沢の紅葉は今回少し早すぎたようで今ひとつでしたのでいつかリベンジです。
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