甲斐駒ケ岳 〜仙流荘から北沢峠に 南アルプス林道バスで上がってぐるっと回りました〜


- GPS
- 05:35
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 1,108m
- 下り
- 1,087m
コースタイム
06:07 北沢峠到着&準備
06:15 北沢峠出発
06:19 林道分岐仙水峠へ向かいます
06:22 駒仙小屋
06:54 仙水小屋
07:17 仙水峠
08:14 駒津峰
09:30 甲斐駒ヶ岳山頂
09:43 甲斐駒ヶ岳山頂出発
10:35 駒津峰休憩
10:39 駒津峰出発
11:05 双児山
12:07 北沢峠着(大休止)
13:00 バス出発
13:52 仙流荘着
天候 | 雲の中。 梅雨明けを狙ってみましたが,午後になって林道バスで降りてくるころに山頂見えて。 残念でしたが,また楽し! |
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過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
夕方五時ごろ着いた段階でも第一駐車場は満車表示で。 前日から上がった方の車で空きはほとんどありません。 第二駐車場の方はいっぱい空きがありました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全般的にピンクテープや赤ペンキもはっきりしてますので不安はありませんでした。 駒津峰からは結構な岩場の下りと,頂上直前の直登コースの岩場の登りが。 今まで登った他の山なら確実にクサリ等があるレベルで,ちゃんと三点確保しながらでないと登れません。 また,そこをクリアしても結構な斜度の急登でした。 GPS Logは間違えて駒仙小屋と仙水小屋の中間点あたりから録り始めました。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
昨年9月に同じ北沢峠から仙丈ケ岳に初めて登りました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-137515.html
その時,小仙丈ケ岳に上がる途中に見返した雲海に浮かぶ甲斐駒ケ岳の雄姿にあこがれて。
今年のアルプススタートは甲斐駒ケ岳と昨年から決めてまして。
3連休の中日に行ってきました。
天気予報は曇りのち晴れ。
そろそろ梅雨明けしないかなと希望的な予測を立ててみて。
前日17時ごろに仙流荘駐車場に到着。
第一駐車場は数台の空きのみでした。
ハイエースを停めて,網戸を張って,地図を見ながら飲みながら。
地元より涼しくて快適で楽しい瞬間です。
明日のコースを想像しながら寝落ちまして。
朝5時前にアナウンス。
混雑が予測されるので臨時バスが5時ごろから出るとのこと。
おにぎりほおばって,身支度して,5時20分ごろに出発したバスに乗りました。
北沢峠まで50分強,満員で補助席図割りの僕には若干きつい感じですがとにかく順次バスが出てくれたのでほとんど待ち時間もなしで。
北沢峠には人がいっぱい。
諸々準備して出発です。
駒仙小屋へ向けて林道を下り始めて。
森の感じが素晴らしい!!
駒仙小屋に到着する前からテント場を見てビックリ。
もう空きスペースがほとんどありません。
今日テント張ってスタートしたい方はどうするんでしょう?
来てはみたものの「テントが張れない」って事態になったら計画自体が破たんしますよね。
今年テント泊デビューを狙ってる僕には不安がいっぱいでして。
そんな経験された方ってみえるんですかね?
駒仙小屋から仙水小屋までは沢沿いを歩きながらさわやか!!
なだらかですし,とにかく森の雰囲気が素晴らしく。
快適に歩きながらGPSロガーの電源を入れていないことに気付き,慌ててログ開始。
仙水小屋に到着したらこちらにもテント場があるんですね。
水場の水も豊富で一口頂きましたが美味しかったです。
仙水小屋から仙水峠までは森歩きと思ったら最後ガレガレの岩場で。
想像と違ってましたけど楽しい!!
森林限界よりも低いはずなのに全然樹木もなくなって。
結構な風が吹くんでしょうね。
仙水峠に到着したら甲斐駒ケ岳の頂上付近がようやく見えて。
「あそこまで行くのか!!」と身震いしたらすぐガスで隠れて。
やっぱりガス晴れないかと若干残念。
仙水峠から駒津峰まではそんなにつらい感じはなく登れました。
とにかくお花がいっぱいで楽しくて。
名前を調べる&覚える気力が若干薄れているんですが,まずは写真に収めてみようと色々やってみまして。
いい休憩ですし,後から見返してもその時の感じを思い出していいですね。
昨年はそんな余裕なかったから一切お花が目に入ってこず,登ることしか考えられなかったんですが(笑)
駒津峰から歩きだしたら結構な下り。
御在所のキレットほどではないですが,結構岩場を下ります。
ちょっと想定外。
しかも雨がぱらつき始めて。
レインウェアを出して着こんで・・・。
こんなはずではなかったんですが,いかしかたない(笑)
こうなったら水墨画の中を歩いてやるって感じで。
歩いてみないと分かりませんね。
思った以上に下ってから登りです。
GPSログでの地図を見てるとそうでもないように見えますが結構な斜度で。
でも岩と砂礫の雰囲気が出ていい感じの水墨画です。
そのうち,「直登」と「マキ道」の赤ペンキ表示が。
そういえば山と高原地図に「岩場」ってありましたな,と思いつつ「直登」の方に進むと,先行のお二人さんが岩場登りに不安を覚えて「戻ります」とのこと。
とりあえず三点確保しつつバリッと登ってみまして。
あれ?
結構ハードです。
今まで歩いたとこならクサリがあるはずなのにないし。
頭と全身を使って登ります。
岩場の写真を撮る余裕が無くて撮らずに登ることに集中しちゃったのが残念ですが,体に刻みこみました。
楽しかったです(笑)
ただ,盛期には登ってみて「にっちもさっちも」行かなくなった方が大渋滞を起こすらしいです。
ここは御在所のキレットよりハードです。
鎌ヶ岳の最後の上りよりもハードで。
鈴鹿の山の話が誰に伝わるかは別として,自分の実力は自分で見極めた方がいいでしょうね。
ここを雨降る中で下る自身が無かったので,下りは「マキ道」にしました。
岩場を抜けたら急登の連続。
先週の高賀山と同じぐらい。
今まで歩いてきた山の経験って活きますね。
あ,「ここはあの山のあそこら辺と同じ」って思うと心は折れず(笑)
でもホントに結構な登りで。
足元はぐずぐずですし。
風景の感じと足元はだいぶ違いました。
そうこうしていたら頂上に到着。
登るのとお花に夢中で気付いたら着いていた感じで。
頂上は風も強くガスの中。
ガスが切れるかなとも思ったんですが切れそうにもないし,昼飯にするには早いしと思ってマキ道方面へ下り開始。
マキ道方面は「the 砂礫」って感じで。
こっちはこっちでいいですね。
ガスが切れた時に直登コースを見てみたら大渋滞。
改めて見たら結構ハードですね。
駒津峰までは団体さんとのすれ違いで渋滞し。
多くの方に道を譲っていただきました。
ありがとうございました。
覚悟はしてましたが,「下りはじめたスイッチ」が入った状態での登りは結構こたえまして(笑)
でもバリッと登って駒津峰まで戻りまして。
人多い!!
仙水峠ももう一度行きたい感じもありながら,同じ道を歩くことを避けて,双児山方面へ。
ハイマツの間を下りながら思い返してみると「双児山」っていうぐらいなんで下ってから登るんですよね(笑)
この登りは結構きました。
でも登らないと帰れませんし(笑)
双児山に到着した後はもう正直苦悩でした。
「帰らないといけない」から下りてるだけで,完全に心としてはガス欠。
まだまだ体力足りませんね。
それでも座り込むことなく下りられる状況になったことに感謝。
仙水峠経由の方が森の雰囲気はいいかも。
で,なんとかお昼に北沢峠に戻ってきました。
臨時バスに乗るか昼飯食うかで悩みながら臨時バスを飛ばして昼飯にして。
帰りのバスも補助席まで満員で。
お隣に座られた高校の登山部の引率の先生に北岳やら空木岳他の情報を教えていただきながら下りてきました。
今回の山行は天気はなんでしたけど大満足!!
しかも,この一年,里山から諸々歩いてきましたがいろんな経験が役立ちました。
経験って大事なんですね。
自分の経験と体力を見極めて安全山行をします。
今回「想定外」が色々あったことが「実力」に会ってない話は置いておいて(笑)
でも,今年中にまた晴れている甲斐駒ケ岳に登ってやる!!
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