仙丈ヶ岳・大仙丈ヶ岳

- GPS
- 07:35
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 1,233m
- 下り
- 1,239m
コースタイム
12:40仙丈小屋-13:10馬ノ背ヒュッテ-15:00北沢峠
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
駐車場の入口には、満車の表示があるも、既に帰った車があるのか所々に駐車スペースあり。 ・4時50分にバス停に向かう。乗合タクシーは既に満車。バス停にはざっと見て70〜80名近くが並んでいる。 始発は5時半なのでバス待ちの列は長くなるばかり。結局9台の臨時バスが出たらしい。 ・広河原での乗換も長い列。始発以前に北沢峠とピストン輸送を始めていたようで、 幸い定刻とと変わらない7時15分に北沢峠に到着。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
・北沢峠〜大滝ノ頭 朝7時20分の北沢峠の気温は15度。涼しいというより少し肌寒い。 樹林帯のなかを登るので、直射日光がなく快適。登山道も整備されており、危険個所は特になし。 ・〜小仙丈岳 樹林帯を抜け、直射日光が厳しい。急登で少し滑りやすい個所もありますが、 危ないというほどではありません。 ・〜仙丈ヶ岳 アップダウンが少しあるも、特に危険なし。 ・〜大仙丈ヶ岳 最初の下りで、少し傾斜が大きいところがあるも、慎重に歩けば問題なし。 |
| 予約できる山小屋 |
|
写真
感想
2年前に北岳を目指しましたが、体調がすぐれず8本歯のコルを越えたあたりで撤退。昨年は北アルプス方面に行ったので、今年は再び南アルプスに行きたくなりました。日本の標高第二位の北岳を再び目指すか、それとも比較的登りやすいと言われる仙丈ヶ岳にするか悩みましたが、真夏の日差しをまともに受けて北岳を日帰りする自信がなかったので、仙丈ヶ岳にしました。
芦安の駐車場には、前日の9時過ぎに到着。秩父最高峰の奥北仙丈ヶ岳、国師岳、金峰山を大弛峠から登ってきたので適度に疲れており、車中泊でしたがぐっすり眠れました。朝4時過ぎにおき、4時50分にバス停に向かうと既に大勢の人が並んでいます。乗合タクシーは当然満車で、バスの切符を購入してバス待ちの列に並びます。始発は5時半なので、その後も列は長くなる一方です。臨時バスが8〜9台出たとのこと。私は3台目当たりには乗れそうでしたが、幸い1台目のバスに空きが少しあるとのことで、1台目にまわしてもらえました。広河原でも北沢峠行きのバス待ちの列ができています。始発の前に既にピストンで輸送を始めているようで、なんとか北沢峠には定刻バスと同じ時間に到着することができました。
北沢峠も大勢の人で賑わっています。気温は15度くらい。最初は樹林帯のなかを登っていくので、爽やかな山行が楽しめます。みなさん足が速く、次々と追い越されますが、自分のペースを守り歩き続けます。暫く登ると、北岳の頭が見えます。関西弁で「槍ヶ岳や!」という声が聞こえます。関西人が得意の「ボケ」かと思いきや、本当に間違えているようです。その場いいた人たちの空気がなごみます。
大滝の頭を過ぎ、樹林帯を抜けると一気に強い日差しをうけます。真夏の登山ということで、今回は麦わら帽子と折畳傘を用意してきました。野球帽では後頭部に日差しを直接受け、これが結構きつい。後ろに日除けがついた帽子も試してみたが風が抜けないので今一つ。少しかさばるが、ホームセンターで小ぶりの麦わら帽子を買って来たが、これが涼しい。それに小ぶりの傘をさすと完璧であったが、少し人目を引くのが難点。でもその効果は素晴らしい。登りがきつくなり結局20分くらいしか傘はささなかったものの、歩きやすい道で、人が少なければ暑さ対策にはもってこいだ。街中で女性が日傘をさしているが、あれは日焼け防止だけでなく、熱射病予防の効果もあるのに違いない。
北岳を槍ヶ岳と間違えた人を笑っていたが、何を勘違いしたか私も小仙丈ヶ岳を仙丈ヶ岳を勘違いしてしまい、「ここが頂上ですか?」と近くの人に聞いてしまった。恥ずかし。小仙丈ヶ岳から仙丈ヶ岳は近いと思いきや、人が多いこともあり意外と時間がかかる。直射日光をうけ、体力が奪われ行くのが分かるが、小カール、大カール、白峰三山、鳳凰山、甲斐駒と雄大な光景を満喫しながら歩くと仙丈ヶ岳の頂上に到着。大勢の人で賑わっており、その人気がわかる。頂上からは、北アルプスが見える。穂高、槍ヶ岳、立山それに白馬岳らしきものが見える。少し前までは妙高まで見えたらしい。
人ごみの仙丈ヶ岳を逃げ出し、大仙丈ヶ岳を目指す。少し下りが滑りやすいものの、人が一気に少なくなり、静かな山歩きが楽しめる。綺麗な花も所々に咲いており、心を癒してくれる。帰りの時間が少し気になるので、少し早いペースで歩いたが、大仙丈ヶ岳まで30分で到着。すれちがった人は3人。頂上には7人ほどパーティがいただけで、ほどなく私一人になる。仙丈ヶ岳より北岳が近くになり、塩見、荒川、赤石など南アルプス南部の山が遠くに見える。南アルプスの広大さに感心する。
帰りも仙丈ヶ岳迄は40分弱でつき、そのまま仙丈小屋に下る。途中で初めてライチョウを見る。それもこども連れの3羽。そのかわいいこと。特にこどもが何とも言えないほど可愛らしい。馬ノ背ヒュッテまでは、高山植物がところどころ咲いており、癒されながら歩ける。薮沢新道が通れるようになったと頂上で聞いたので、雪渓歩きを楽しもうと下る。残念ながら雪渓歩きは5分程度。ひたすら下り、いい加減疲れてくるとやっと大平山荘に。そこからまた登り返し北沢峠には3時丁度に到着。バスは人が集まり次第順次出発しており、20分まちで広河原へ。幸い乗合バスに乗れる。ただバス会社との協定があり、出発は4時半過ぎとのこと。結局4時15分くらいには出発してくれ、5時に芦安の駐車場に到着。今日も楽しい山行となり、大満足な一日であった。帰りに天笑閣温泉によって帰る。
















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