鹿島槍ヶ岳


- GPS
- 31:45
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 2,270m
- 下り
- 2,184m
コースタイム
登山口5:45/6:10−八ッ見ベンチ6:49−ケルン7:10/7:20−一枚岩7:56−石畳8:16/8:21−水平道8:28−包優岬8:33−右ベンチ8:38−アザミ沢8:41−ガラ場8:51−富士見坂9:01−種池山荘9:22/9:40−爺ヶ岳南峰10:25/10:45−爺ヶ岳中峰11:00/11:20−冷乗越12:13/12:20−冷池山荘12:35
26日
冷池山荘4:55−布引山5:50−鹿島槍ヶ岳南峰6:30/7:30−布引山分岐8:05−冷池山荘8:45/9:15−冷乗越9:30−爺ヶ岳中峰分岐10:15−爺ヶ岳南峰分岐10:25−種池山荘10:50/11:35−石畳12:15−ケルン12:55/13:02−登山口13:42−扇沢13:57
天候 | 25日 晴れのち曇 26日 晴れのち曇 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
・すぐに連絡する扇沢行きのバスはシーズン的になかったが(この日は6:15が始発)、タクシーは待機しており、扇沢に行く登山者同士でシェア。4人で6000円、1人あたり1500円。 ・途中コンビニに寄ってもらう。信濃大町駅に近いところ。コンビニはルート上にはそのほかに1軒のみ。 ・タクシーは柏原新道登山口で降ろしてもらった。 ・駐車場は多数ある(が、結構いっぱいに近かった)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・全体的に歩きやすい道。特に危険だと思うところは無かった。 ・全体的に勾配はそれほどきつくないが、あえてコース内で勾配がきつい場所を挙げるとすれば、登山口からしばらく、種池山荘の手前、布引山の手前、鹿島槍ヶ岳の手前か。(帰りの爺が岳の手前の登りも精神的にはキツい) ・携帯は登山口〜種池山荘手前では通じていたように思う。それ以降は通じるところは少ないような気がした。冷池山荘付近(屋外)も少し通じる。 ・登山口付近には特に店はない。扇沢まで行けばある。 ・温泉は大町温泉郷のバス停から歩いて1〜2分のところにある薬師の湯。バス停から西側を向いて道路を渡って少し右側の奥。登山者向けにザックを置く場所が確保されていた。時間帯にもよるかもしれないが、近所に飲食ができる店はあまりない。薬師の湯の建物の中で食べるのが確実。 ・薬師の湯の割引券は、冷池山荘内や扇沢のバスチケット売り場にてもらえる。600→500円。 |
写真
感想
2週間前の利尻では天気が良くなく不完全燃焼だったことから、早いうちに、天気の良い日に行きたいなと思っていた。週間天気予報で25日26日は天気がよさそうだということがわかり行くことを決定。候補はいくつかあったが、8月に北アルプスに行ったことが無かったことと、運良くムーンライト信州の指定席がとれたことから、鹿島槍ヶ岳にした。
新宿からムーンライト信州に乗る。指定券は売り切れ、とのことであったが、隣席には人は乗ってこず。乗るかもしれないということで指定券をキープしておき、不要になってもキャンセルしない人がいるのだろう。車内には登山者らしき人が多い。うしろの席には若い女性の登山者グループ。話が盛り上がっているよう。寝られるかなと心配になったが、しばらくして静かになった。
信濃大町に着き、タクシーの相乗りで柏原新道登山口へ。途中コンビニに寄ってもらい、食料品を購入。他の人を待たせてはいけないということで、急いでいたため、2日目の昼食分を購入し忘れてしまった。まあ、今回は冷池山荘や種池山荘で食事できるからよしとしよう。
天気はいい。登山口から種池山荘までの道はケルンまでは少しきつく、そのあと緩やか、という認識でいたが、種池山荘の手前が意外ときつかった。種池山荘前で休憩をしているうちに爺ヶ岳や針ノ木のほうには雲が出てきた。立山方面は良く見えたが。種池山荘からは楽しい稜線歩き、となるはずであったが、雲が出てきたおかげで淡々と歩く感じに。爺ヶ岳山頂で休んでいるときには少し雲がとれ、青木湖が見えたりした。
その先も淡々と歩き、冷池山荘には12:30すぎに到着。鹿島槍ヶ岳に行く時間はあったものの、雲が出ていたため、今日はここで終了。山荘前のベンチで生ビールを飲む。旨い!夕食までもけっこうな時間があったのでベンチで長野側を見ながらのんびり過ごす。東京では味わえない至福の時間。たまたまベンチで一緒にすわった愛知の人や青森に人たちと一緒に景色を楽しんだ。高妻山が見える。妙高も見えたかなと思っていたが、帰宅後に写真と照合しながら調べてみると見えていなかったようだ。雨飾山もチラッと見えた。
夕方に近づくにつれ雲もとれてきて鹿島槍ヶ岳も見えるようになった。夕食後には剱岳に沈むきれいな夕日を見ることができた。明日の朝の天気は期待できそうだ。7時半ごろに就寝。山小屋はそこそこの混雑であったが、隣の人と肩が触れるほどではなかった。
翌日は4時に起きる。朝食を弁当にしてもらっていた(山荘の朝食は5時から。弁当は4:15ごろから受け取り可能)ので、それを受け取り山荘内の炊事場で食べる。荷物を炊事場内に残し、鹿島槍ヶ岳に出発。今日も天気が良さそう。ただ長野県側は雲海。布引山や鹿島槍ヶ岳手前の急坂はきつかったが、荷物を置いてきたことから思ったよりスムーズに進めた。
鹿島槍ヶ岳山頂(南峰)に着く。山頂からは五竜岳が目の前に見える。かなりどっしりした感じの山だ。五竜は今まで相性が悪く登れてこなかったが、今回初めて見られて満足。キレット小屋もチラッと見える。やっぱり今まで自分が歩いてきたルートとは違い傾斜がキツそうだ。北峰(南峰よりも低い)にも行ってみようかなと迷っていたが、けっこう下らないといけないというのが目に見えてわかったので、南峰だけにし、ゆっくり景色を楽しんだ。
天気が良く、北アルプスの山々だけでなく、遠くには八ヶ岳、富士山、南アルプス、中央アルプス、妙高や高妻も見えた。富士山は、まさか見えるとは思っていなかったし八ヶ岳と同じような距離に見えたので、頂上にいるときは蓼科山かなと思っていたが、後で調べてみたら富士山だった!
1時間ぐらい山頂に滞在し、下山。ここから少し雲が出てきた。ちょうどいいタイミングで降りてきたかな。冷池山荘で荷物をピックアップ&カップラーメンで腹ごしらえをし、種池山荘へ向かう。赤岩尾根を下山しても良かったが、食料&水に関しての不安なしに歩きたかったというのもあり。
冷池山荘〜種池山荘は雲が出ており淡々と歩く。種池山荘で大休止。カレーが食べたいという気もしていたが、余っていた行動食で我慢、かわりにビールを飲む。ここで冷乗越や山頂で会った方にまた会い少し話をした。百名山をやっているそうで今回が76座目らしい。年齢からしたらかなりハイペースで登ってるな、という感じ。自分も他の人から見たらそうかもしれないけれど。
その後は淡々と下山する。下山中、少し右ひざが痛くなったが無事に登山口に到着。登山口から扇沢バスターミナルは一般道路を歩く。次のバスの出発時間にギリギリ間に合いそうだったため、先を急ぐ。バスが登山口のところに止まってくれればいいのに、と思いながら、汗だくになってなんとかバスターミナルに到着、バスに間に合った。汗だくでバスに乗るのは少し恥ずかしかった。
帰りは大町温泉郷の薬師の湯で汗を流したあと、信濃大町駅に。信濃大町から松本は「リゾートビューふるさと」という快速がちょうどある時間帯だったが全車指定席で満席。そのあとの普通で松本へ。松本からはスーパーあずさの自由席。こちらも指定席は満席。松本での乗り継ぎは非常に悪く1時間近く待ったが、おかげで自由席には座ることができた。ちなみに自由席も大混雑であった。
鹿島槍ヶ岳山頂からのすばらしい眺めにより2週間前の不完全燃焼感を吹き飛ばすことができ、いい山行だった。利尻のときはそのあと数日間筋肉痛に悩まされたが、今回は利尻で鍛えられたのか勾配がきつくなかったのか筋肉痛は1〜2日だけで済んだ。
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