1泊2日【スピード登山】扇沢・爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・キレット小屋泊・五竜・遠見尾根

katuo
その他2人 - GPS
- 26:48
- 距離
- 21.4km
- 登り
- 2,357m
- 下り
- 2,149m
コースタイム
6:10 松本駅
6:28 松本駅発(電車650円)
7:39 信濃大町駅着
8:15 柏原新道登山口(タクシー5900円)
10:14-10:30 種池山荘(15分休憩)
10:55 爺ヶ岳南峰
11:46-12:10 冷池山荘(25分休憩)
12:49 布引山
13:29 鹿島槍ヶ岳南峰
14:00 鹿島槍ヶ岳北峰
14:57 八峰キレット小屋(宿泊)
6:00 小屋出発
6:42 口ノ沢コル
8:20-8:40 五竜岳(20分休憩)
9:07-9:20 五竜山荘(10分休憩)
10:14 大遠見
11:30 アルプス平
※随時休憩しているが、大休憩時のみ記載
| 天候 | 初日:雨(降ったり止んだり)、二日目:快晴 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
キレットや五竜までの岩稜地帯もそれ程危険では無いと思われました。 初日は雨でしたので岩がやや滑りましたが、慎重に行けば問題ありませんでした。 |
| ファイル |
非公開
9月10日.doc
(更新時刻:2012/09/30 23:18)
|
写真
感想
大阪梅田から夜行バスで松本駅まで約8時間。3列独立シートでそこそこ空間はあるものの、アルコールでもなかなか寝付けず。シートには一つずつコンセントがあり携帯電話の充電器を持参した方が良かった。途中高速道路SAにて15分程度、2回休憩。登山道までの経路は、信濃大町駅からバスだと1300円/人だが扇沢から柏原新道登山口まで15分戻らねばならずそうすると出発が9時になってしまう。今回3人だったのでタクシー2000円/人利用にして約45分の時間短縮が出来た。
1泊2日で完登するには初日にどうしてもキレット小屋まで行ってしまいたい。しかし山と高原の地図ではコースタイムが約11時間。出発が9時なら到着は20時になってしまう。ただ雨が強い場合は冷池小屋での宿泊も視野に入れていた。初日出発時点は曇りだったが柏原新道を30分も行くと大粒の雨に見舞われた。。。已む無く雨具上下装着し種池山荘を目指す。3時間50分のコースタイムを2時間で到着するが、雨で無ければあと15分短縮できたと思われる。ちなみにザックは飲料1L・GPS・一眼レフ・コンデジ・雨具・行動食・ストックなど全部含めて4.8kgと軽量にした。ザック単体重量は700g。
種池山荘からは樹林帯も抜け稜線を気持ちよく歩ける。この日は真っ白では無かったがガスの中で時折雨。雨具を着て丁度気持ち良い位。多少のアップダウンはあるが、それ程しんどさは感じなかった。ただ雷が怖かったのでとにかく先を急いだ。種池小屋から冷池山荘までのコースタイムは2時間10分、実歩タイムは半分(1時間10分)で行けた。走っているわけでもなく、しゃべりながらそれなりに記念撮影もしながら進んでいるのに時間短縮度合いが大きい。普段登っている六甲山のコースタイムではなかなかこんなに短縮できないが、このコースはかなりゆとりを持って記載されていると感じた。
冷池山荘は12時前に到着。雨は降っているがこの時間ならキレット小屋までは十分狙える時間帯。コースタイムは4時間35分、しかしこの調子で行けば遅くとも3時間あれば到着出来そうと判断。15時には着きたいし、着けそうかと。小屋で天気を聞くと雷注意報は出ていないとの事。雨も降っているし行動食を小屋で食べて飲料補給で25分休憩。鹿島槍からキレット小屋を目指す。心配したキレットは雨で足場が濡れてはいたがスリップを注意すればそれ程心配は無かった。ザックが軽量であったからこそだと思うが、テン泊装備だとそうも行かないと思うので、重装備で行かれる方は十分にご注意を。途中休憩も含めて2時間30分でキレット小屋に到着して一安心。一度もゴロゴロする雷の音を聞かずに安堵した。
キレット小屋は夕飯も朝食もとにかく美味しかった!生ビールが無いのが残念ではあったが、エビスとドライが選べたのは◎仕切った部屋は無く、2階のホールに2階建てベッドが沢山並んでいる感じ。宿泊者は20人前後と少なかったが乾燥室は雨のせいでいっぱいだった。小屋の建っている場所が場所なだけに周囲を散策することも出来ず、今回は見晴らしも良くないので暇を持て余した。
翌朝は快晴。立山連峰も見えテンション上がる。五竜までのコースタイムは4時間、実歩タイムは2時間20分。梯子・鎖場は複数箇所あったがしっかりしているので三点支持で行けば特に問題は無いと思われる。難所とされるG5もヤバイ感覚は殆ど無かった。五竜のほん手前は岩稜であるが見た目ほど大変ではなかった。ちゃんと手足がかけれるように自然の岩がうまく形成されていた。山頂からの眺めは素晴らしかった。時間も体力的にも唐松岳まで行けそうではあったが予定通り遠見尾根を下る事にした。五竜山荘は赤い屋根で見た目にも美しい。
山荘からアルプス平までコースタイム4時間5分、実歩2時間。リーダーの平野は1時間45分で到着していたが、体力が有り余っていたようで最後の下りは走っていってしまった。最後はやや足の疲れも出てきたが膝痛にはならずこれも軽量化のお陰かなと思った。11時半には到着してしまい、予定よりも大幅に前倒しとなった。9時間を5時間半で終わりとなった。同行者の一人が初日に靴ヅレで500円玉くらいの水脹れが割れ相当痛みを伴ってのトレッキングであったが、よく頑張ってもらえたと思う。その方が完全であればもう少し時間短縮できたと思うが、もう少し時間をかけてゆっくり歩いても良かったかもしれない。それでも怪我も無く二日目は快晴に恵まれ楽しい時間を過ごせた事に感謝。
2日間の「山と高原の地図」コースタイムは約20時間、実歩は12時間(休憩含む)。42歳2人、46歳1人の計3人。様々な状況により一概には言えないがコースタイム=自分のタイムとして計画すると行動範囲が狭くなってしまうなと実感。しかしながら天候やいろんな状況からギリギリの計画をすることも危険。今回はまた一歩勉強になった山行でした。
※コースタイムや危険度は私個人の感想です。重装備で望まれる方や体力に心配のある方は十分にご注意の上、山行に臨まれる事を願います。今回の記録がこれからの方に参考になりましたら幸いです。
【ブログ】
一日目:http://fukuda.blog.eonet.jp/sfukuda/2012/09/post-8192.html
二日目:http://fukuda.blog.eonet.jp/sfukuda/2012/09/vol2-6b21.html

















いろんな人と 登るって かつおさんの お人柄が 良いからですね
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