涸沢小屋と北穂高岳(紅葉終盤好天3日間)



- GPS
- 55:51
- 距離
- 40.5km
- 登り
- 1,880m
- 下り
- 1,877m
コースタイム
- 山行
- 6:53
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 8:10
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 2:39
- 合計
- 8:39
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 2:35
- 合計
- 8:45
天候 | 3日とも晴れ!!特に2日目の北穂からの展望が素晴らしかった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰りは10分ほど並んで上高地発15時40分の臨時便に乗れました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地から涸沢までは特に危険個所なし。 ですが、帰り道で紅葉に気を取られて転倒した怪我人を救助。足元は平らではないので、よそ見注意。 涸沢小屋から北穂高へは、鎖のない両手を使う岩場多数、鎖場(3ヶ所くらい?)、はしご1つ、横の切れ落ちたトラバース(砂利が浮いてるところも)あり。 慎重に行けば問題ないが、万一つまづいて転けると重大事故に繋がるところが多いので、足元はしっかり見て、確実に。 南稜取り付きのはしごの下の鎖場は少々長いけれど、岩に足を置ける窪みが左右交互にあるので、下りでも鎖を掴んで上体を起こして足元をしっかり見て一歩ずつ慌てず降りれば問題なし。登りは鎖を掴まなくても登れる。 鉄製の31段のはしごは垂直ではなく50〜60°くらい?少々たわむ。 南稜分岐から下りながら松濤岩を巻くトラバースが、少々ザレているのでスリップ注意。 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
装備
個人装備 |
ソフトシェル
長袖シャツ
ダウン上
ミレーの網網
Tシャツ
サイクルスリーブ
ズボン
ヒートテックタイツ
靴下3
パンツ3
スポーツブラ3
ふくらはぎサポーター
ロングゲーター
レインウェア上
レインウェア下
日除け帽子
靴
ザック
食料夜2朝2
行動食パンゼリー食
ペットボトル飲料
プラティパスに水
ざぶとん
笛
ファーストエイドキット
常備薬
キンカン
日焼け止め
スマホ
手拭い3
汗拭きタオルハンカチ3
ティッシュ
ウエットティッシュ
体拭き大判ウエットティッシュ
ストック
モバイルバッテリー3
充電セット
折りたたみ傘
塩分補給タブレット
熊鈴
熊スプレー
山と高原地図のコピー
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
ツェルト
エマージェンシーシート
インシュロック
ミラーレス一眼カメラ
カメラカバー(クッションとレイン)
光学30倍コンデジカメラ
ゴリポッド1kgタイプ三脚
ネックウォーマー
ニット帽子
ニット手袋
羊皮手袋
キルト巻きスカート
水筒(保温性)
ガスコンロ
コッヘル
カトラリーセット
ライター
ナイフ
保険証
ソーラー充電器
歯ブラシ
ニベア
財布
ウエストバッグ
百均カラビナ小
細引き
ココヘリ
ヤクちゃん御守り
カラビナウォッチ
運動量計Misfit
荷物デポ用ゴミ袋
エコバッグ
|
---|---|
備考 | 手拭いはどうせ買うのだから1枚で良かった。寒かったのでヒートテックタイツとキルト巻きスカートとダウンは役に立った。2日目に涸沢でのんびりするならとソーラー充電器持って行ったが使わなかった。涸沢小屋は夜も常夜灯があり、星空撮影の時以外はヘッドランプ使わなかった。 |
感想
とにかく行って良かった!!
2週間前に涸沢小屋の予約は取れたものの、台風と前線で、直前までころころ変わる天気予報とにらめっこ。
結果は、1日目夜に降る予報だった雨もなく、2日目は非常に良い穏やかな天気で、夜中には快晴の星空撮影も成功。ただ、2日目も3日目も朝の稜線はガスっていてモルゲンロートは見えず。
1日目
さわんど駐車場からの上高地バス往復¥2300。
6時40分第3駐車場着でもまだ空きがあり、7時の始発1番乗りでした。
上高地から涸沢までの長い長い道のりでしたが、朝からスッキリと晴れて、河童橋からの前穂吊り尾根も、明神岳や屏風岩もクッキリで、撮影枚数がどんどん増える(笑)。
徳沢のみちくさ食堂でコーヒーソフト¥500。
紅葉のピークは本谷橋当たりまで降りていて、涸沢のナナカマドは葉が落ちているものが多かったけど、まだまだ綺麗でした。
寝床は大部屋「岳」の入口入ってすぐの下の段。素泊まり¥7500。(2食付¥10500)
コロナ対策で1人で1枚の布団が使えるのはありがたい。
もちろん小屋内ではマスク着用。アルコールも各所に用意してありました。
更衣室もあり、体拭き用大判ウェットティッシュで体を拭いて持参の下着と、買ったばかりの涸沢小屋Tシャツに着替えました。
売店の前のスペースが自炊場として使え、北穂沢の水を引いた無料の水道と、その横には有料ですが蛇口を捻ればすぐにお湯が出る給湯器がありました。
晩ご飯は、食欲少し。持ってきたコンロで湯を沸かし、シーフードヌードルとごぼうスープ、キャラメルラテ。
2日目
朝ご飯は卵スープと十勝レーズンバタースティックパン3本とほうじ茶ラテ。
日の出の時間、稜線はガスっていたが、テラスの端でザイテングラート方向を見上げると、薄いガスが微かにピンクになっていた。
北穂登頂は迷っていたけれど、同行のご隠居が行く気になってくれていたので、小屋でレンタルヘルメット(マムート¥1000)を借りて登ることに。
登り始める頃には稜線のガスは消えていき、山頂では風もなく穏やかな日差しで360度の大展望!!
しかも、山頂貸し切りタイミングで、真ん中に寝転がってみたり写真撮り放題♪平日万歳\(^O^)/
憧れていた、槍ヶ岳を見ながらの北穂高小屋のテラスでのコーヒーも堪能(♡∇♡)
ご隠居の食べていたラーメンも美味しそうだったけど、残してしまいそうな気がしたので、昼ご飯代わりに持参のリッチかっぱえびせんを1袋ポリポリ。
帰りの山頂も貸し切りタイミング♪
道中はところどころでポツリポツリと人と合うくらいで、せっつかれることもなく、マイペースで落ち着いて登り下りできたので、怖い思いをすることもありませんでした。
晩ご飯は、食欲があり、フリーズドライのたらこ雑炊としゃけ雑炊、卵スープ、ほうじ茶ラテ。
前日登りで抜きつ抜かれつになっていたソロ女性と自炊場でお会いでき、撮った写真に写っていたのでLINE経由でお渡しできた。
時間を忘れて話が弾んでいるうちに消灯になりお開きに(^_^;
その夜は1時頃に目が覚めたのでテラスに出てみると、月もなく雲一つない星空で、2時間以上星空撮影に没頭しました。
3時を過ぎると風と雲が出てきて、ついでに月も出てきたので、細い三日月を撮って終了。
体が冷え切って、布団に潜り込んでも温まらないまま起床時間に。
3日目
朝ご飯は、食欲あまりなく、卵スープとパン1本、ほうじ茶ラテ。
ガスで稜線を拝めないまま涸沢を出発。
下りながらベビーカステラを口に入れてモゴモゴ。これは私の食欲ない時のカロリー補給方法。歩きながらの方が気が紛れて食べれる。
結構風もあり、昨日登れてほんとに良かったと思う。
Sガレを過ぎて少し下ったところで、転倒したばかりで倒れているソロ女性に遭遇。
岩に顔を打ち付け左の頬が腫れ擦過傷、目の横も酷く腫れて切り傷、メガネのレンズが片方割れ、左手首が腫れて痛いとのこと。
居合わせた若いソロ男性が痛み止め入りの湿布を左手首に巻き、私のテーピングテープを巻き、さらに、居合わせた若いソロ女性が三角巾で左腕を吊り、さらに気を利かせて、左手は使えないからと片方のストックをザックにしまってあげ、私の絆創膏を目の横の切り傷に貼った。
脚はなんともなく問題なく歩けるとのことなので、横尾山荘に寄って診てもらうことを勧めてその場を離れました。(救助時間10分ほど)
「ナナカマドがキレイだったので写真を撮ろうと」気をとられて足元の石につまづいたようで、自分も気を付けないと。
いつも荷物になっている救急用品が初めて役に立ったと同時に、痛み止め入りの湿布と三角巾も入れておこうと思いました。
さらに下って行くと、行きに「この橋、冬には片付けるんやよー」と言いながら渡った本谷橋が、まさに解体真っ最中!!
まさかのタイミングでした。
仮橋の方はまだあるのでそちらを渡りました。
帰りは明神橋を渡り、明神池をちらっと見て穂高神社にお参りしてから嘉門次小屋でイワナ定食¥1700。
岩魚の塩焼き、ご飯、味噌汁、ごぼうの煮付け、どれも美味しかった(^ ^)
上高地バスターミナルで、さわんど行きバス待ちの列に並んだが、臨時便があったようで10分ほどで乗れてさわんど駐車場へ帰還。
駐車場代¥2100。(¥700×3日)
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