記録ID: 3391480
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無雪期ピークハント／縦走
尾瀬・奥利根
平ヶ岳 * 真夏の高層湿原へ *
2021年07月25日(日) [日帰り]
福島県
群馬県
新潟県
ピアソラ
その他1人
体力度
5
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 10:25
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 1,833m
- 下り
- 1,820m
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日帰り
- 山行
- 9:19
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 10:22
距離 22.7km
登り 1,833m
下り 1,835m
○ CT（標準） ： 11時間50分
○ CT（実績） ： 09時間00分 （休憩含まず）
○ CT（実績） ： 09時間00分 （休憩含まず）
| 天候 | ○ 天気 ： 晴れ 時々 曇り。 ○ 風速 ： 弱め（5m/s程度）。 ○ 気温 ： 暑い（復路の前坂で27℃くらい）。 ○ 視程 ： やや短め。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
・09:00 {自宅} - 14:15 檜枝岐村 ※高速利用：桜川筑西IC〜壬生IC、鹿沼IC〜西那須野塩原IC ・19:00 檜枝岐村 - 20:00 平ヶ岳登山口駐車場（鷹ノ巣） ※駐車場：20台程度 ○ 復路（約260km） ・14:40 平ヶ岳登山口駐車場（鷹ノ巣） - 15:25 檜枝岐温泉 ・16:10 檜枝岐温泉 - 20:30 {自宅} ※高速利用：西那須野塩原IC〜鹿沼IC、壬生IC〜桜川筑西IC ※途中、食事の時間を含む（30分） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
○ 総距離：約22km、累積標高：約1700m。 ○ 鷹ノ巣の登山口から平ヶ岳へピストンするロングコースです。 ○ 序盤3kmで標高差約650mを稼ぎます。特に前坂から下台倉山までが急登です。 ○ 下台倉山から白沢清水までは樹林帯歩きで細かなアップダウンがあります。 濡れた木道や泥濘等、一部滑りやすい場所がありました。 ○ 池ノ岳の直下は急登です（標高差約350m）。 ○ 全行程トレースは明朗で道迷いのリスクは低いと思います。 ○ 季節柄、暑さが堪えました。これからさらに厳しくなると思います。 ○ その他、危険を感じる場所はありませんでした。 |
| その他周辺情報 | (1) トイレ �� 平ヶ岳登山口駐車場（バイオトイレ） (2) 登山ポスト �� 平ヶ岳登山口 (3) 登山バッチ 清四郎小屋で購入可能との情報あり（未確認） (4) 温泉施設 仄かに硫黄の香りのする源泉掛け流しの温泉「燧の湯」に入りました。 ※営業時間 ： 6:00 〜 20:00（最終受付：19:30）（時短営業中） ※料金 ： 600円／人 ※参考HP ： http://www.oze-info.jp/spa/ |
写真
今日は長丁場なので、珍しく登山口に車中泊し、日の出前の4時過ぎにスタートします。
下台倉沢を渡り、痩せ気味の尾根に取り付く頃にはすっかり明るくなってきました。
一つ目のピーク、下台倉山（しもだいくらやま：1604m）に着きました。直下は手を使わなければ登れないほどの急登でした（汗）。
14
7/25 6:05
一つ目のピーク、下台倉山（しもだいくらやま：1604m）に着きました。直下は手を使わなければ登れないほどの急登でした（汗）。
下台倉山の少し先で、平ヶ岳（ひらがだけ：2141m）が初めて姿を現します（写真右奥）。遠い！
二つ目のピークの台倉山（だいくらやま：1695m）までは、鷹ノ巣尾根の稜線をトラバース気味に道が付けられています（∴片側は崖です）。ちなみに、左奥の双耳峰は燧ヶ岳（ひうちがだけ：2356m）です。
15
7/25 6:21
二つ目のピークの台倉山（だいくらやま：1695m）までは、鷹ノ巣尾根の稜線をトラバース気味に道が付けられています（∴片側は崖です）。ちなみに、左奥の双耳峰は燧ヶ岳（ひうちがだけ：2356m）です。
台倉山から白沢清水の先までは、見通しの効かない樹林帯歩きです。しつこいスズメバチ？にまとわりつかれて地味に体力を消耗しました。
11
7/25 7:11
台倉山から白沢清水の先までは、見通しの効かない樹林帯歩きです。しつこいスズメバチ？にまとわりつかれて地味に体力を消耗しました。
かなり長い樹林帯を抜けると池ノ岳（いけのだけ：2075m）直下の急登が待ってました。
既に10kmほど登っており、さすがに足が重たくなってきました。
ハクサンシャクナゲ（白山石楠花）。透き通っていて瑞々しいです。
着いたー、平ヶ岳！長かったー！！「大切にしましょう三角点」って。。。『自然』じゃないのかい（笑）！
その奥のどん詰まり（最高点）も一応踏んでおきます。ここでお昼休憩にしました。
まるで天国にいるようです（辿り着くまでが大変でしたが・・・）。
分岐を玉子石方面へと向かいます。ここからが花のハイライトでした。
ミツバオウレン（三葉黄蓮）。露に濡れて透き通ってます。まるで飴細工のよう。
お花畑の中を歩いていきます。通過するのに20分かかりました（笑）。
うっすらとピンク色のトキソウ（朱鷺草）。嫁が見つけてくれました。
玉子石・・・からの絶景。嫁曰く「死ぬまでに見ておきたい絶景の一つやな」とのことです。
姫ノ池へ戻ってきました。まさに天上の楽園。池塘に映る青空と雲に夏を感じました。
前坂の稜線は遮るものが無いため、直射日光に晒されます。下台倉沢から吹き上げる冷たい風が救いでしたが、これからの季節はちょっと厳しいかも知れません。
14
7/25 14:05
前坂の稜線は遮るものが無いため、直射日光に晒されます。下台倉沢から吹き上げる冷たい風が救いでしたが、これからの季節はちょっと厳しいかも知れません。
あともう少しで登山口というところにある下台倉沢で水浴びしました。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
シェラフ
携帯トイレ
|
|---|---|
| 備考 | ※水は2.5ℓ持参し、2.0ℓ消費しました。 |
感想
4連休前の水曜日に、嫁と共に1回目のワクチン接種を受けました。
軽い打撲のような鈍い痛み（副反応）が2日ほど続いたのちに引いたので、
当初の予定通り、平ヶ岳（ひらがだけ：2141m）に登ってきました。
巷では『日帰り最難関の百名山』とも言われる山ですが、僕らにとっては
登山口までのアクセスもまた試練の一つでした。我が家のポンコツは
冷房がほとんど効かないためです。その話を父にしたところ、
「冷房の効く良い車に変えたらどうかね。」と言われました（笑）。
尤もなことを言われ返す言葉もありませんでしたが、暑い日中を避けて
早めに移動することにより、この難局を乗り切りました。
檜枝岐の『ミニ尾瀬』を散策後、洋食屋『あした天気』で夕食をとり、
『燧の湯』で汗を流してから、鷹ノ巣の登山口に着いたのは20時でした。
20台ほど停められる百名山の割に小さな駐車場には既に6台の先客がいました。
真っ暗な駐車場に僕らだけだったどうしよう・・・と心配していましたが、
ほっとしたばかりか、平ヶ岳という同じ目的を持った言わば同志のような
存在に多少なりとも勇気付けられました。
朝目覚めると車はさらに増えており、2、3台のスペースを残すのみと
なっていました。前述のポンコツのせいもありこれまで敬遠してきましたが、
この得も言われぬ連帯感こそが車中泊の醍醐味と言えるのかも知れません。
闇夜を照らすヘッデンの光と静寂を破る熊鈴の音から、一人また一人と
山の中へ入っていくのが分かりました。僕らも遅れていられません。
まだ夜が明けきらない4時過ぎに出発しました。天上の楽園を目指して。
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