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Yamareco

記録ID: 3574332
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

上高地〜横尾(泊)〜涸沢〜奥穂高岳〜ジャンダルム〜奥穂高岳〜岳沢〜上高地

2021年09月27日(月) 〜 2021年09月28日(火)
情報量の目安: B
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
16:27
距離
28.6km
登り
2,467m
下り
2,469m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:13
休憩
0:15
合計
2:28
距離 11.7km 登り 189m 下り 77m
13:31
5
14:15
14:26
1
14:27
6
14:33
4
14:37
2
14:39
14:40
30
15:10
13
15:23
15:26
33
15:59
2日目
山行
10:56
休憩
3:01
合計
13:57
距離 17.0km 登り 2,278m 下り 2,391m
2:25
16
2:41
36
3:17
3:18
31
3:49
19
4:08
30
4:38
5
4:43
5:38
20
5:58
5:59
19
6:18
6:24
37
7:01
7:12
40
7:52
7:59
34
8:33
8:40
18
8:58
9:17
6
9:23
10:01
4
10:05
10:17
32
10:49
10:51
30
11:21
0
11:21
11:22
8
11:30
11:36
75
12:51
12:52
103
14:35
14:49
47
15:36
28
16:17
5
16:22
ゴール地点
天候 1日目 晴れ
2日目 晴れ(昼前から雲多め 景色なし)
過去天気図(気象庁) 2021年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
アカンダナ駐車場にマイカーを駐車(2日間で駐車料金1,200円)
シャトルバスに乗車(アカンダナ駐車場⇔上高地バスターミナル2,090円)
コース状況/
危険箇所等
9月19日に飛騨地方で震度4の地震 21日以降は収まっていたので決行しましたが、27日の小屋到着直後から10回程度の有感地震。震度1でも地盤が緩いのか、小屋の耐震性が低いのか想像以上の揺れと、ザイテングラートを登っている時も、遠くからカラカラと落石の音が聞こえてきて、不安を感じました。ただ、コースには大きな影響は出ていませんでした。
その他周辺情報 上高地に到着した昼過ぎの賑わいぶりと、下山した午後4時過ぎの閑散っぷりの落差がすごい。早朝は静寂に包まれるんでしょうね。
予約できる山小屋
横尾山荘
明神一之池
2021年09月27日 14:21撮影 by  iPhone 8, Apple
2
9/27 14:21
明神一之池
新村橋で遠くから猿が爆走してきたので、引き返したら猿に猛スピードで追い抜かれました。
2021年09月27日 15:24撮影 by  iPhone 8, Apple
2
9/27 15:24
新村橋で遠くから猿が爆走してきたので、引き返したら猿に猛スピードで追い抜かれました。
モルゲンロートと紅葉 涸沢にて
2021年09月28日 05:49撮影 by  iPhone 8, Apple
5
9/28 5:49
モルゲンロートと紅葉 涸沢にて
穂高山荘を見下ろす写真はよく見るので、山荘から見上げてみました。
2021年09月28日 07:02撮影 by  iPhone 8, Apple
3
9/28 7:02
穂高山荘を見下ろす写真はよく見るので、山荘から見上げてみました。
奥穂高岳山頂
2021年09月28日 07:57撮影 by  iPhone 8, Apple
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9/28 7:57
奥穂高岳山頂
馬の背からジャンダルムを望む
2021年09月28日 08:28撮影 by  iPhone 8, Apple
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9/28 8:28
馬の背からジャンダルムを望む
ジャンダルムから奥穂高岳の眺め 山をバックに銘板と天使をセットしたのですが、天使が山肌と同色で映えていませんでした。
2021年09月28日 09:42撮影 by  iPhone 8, Apple
5
9/28 9:42
ジャンダルムから奥穂高岳の眺め 山をバックに銘板と天使をセットしたのですが、天使が山肌と同色で映えていませんでした。
馬の背の難所 往路は白文字の付近を伝って降りたのですが、復路は足を置く場所が届かず、左側から登りました。思い返すだけでも手汗が出ます。崖下は見えません。
2021年09月28日 10:56撮影 by  iPhone 8, Apple
4
9/28 10:56
馬の背の難所 往路は白文字の付近を伝って降りたのですが、復路は足を置く場所が届かず、左側から登りました。思い返すだけでも手汗が出ます。崖下は見えません。
撮影機器:

感想

 バスターミナルから明神までは、梓川左岸の本通りを通行するのが一般的ですが、散策を兼ねて右岸の木道を通りました。木立の中を抜けて、池の畔を歩く雰囲気の良い小径です。

 今回のお宿は、横尾山荘でした。建物が新しく清潔感がありました。部屋は定員8人の相部屋二段ベッドですが、カーテンで仕切ることができ、荷物や靴もベッド前に置けるのでスペースは十分でした。特に良かったのが、お風呂にはジャグジーがあり、足裏をほぐすことができて、どこの温泉よりも最高でした。
 飲食は休憩室に限られていて、人も多かったのですが、午後5時の夕食時の食堂前が大渋滞になっていたのでこの隙をついて、休憩室で持参した夕食を摂りました。ハイシーズンだから仕方のないところです。
 山小屋は地域一帯が均一料金のようなので、同じお金を払うなら少しでも疲れが取れるところに泊まりたいですね。

 涸沢ではモルゲンロートと紅葉の素晴らしい光景を見ることができました。ガイドブック等には、日本一の紅葉と謳っていたりしますが、赤や黄色が全面に押し出す感じはなく、おまけで紅葉もあるよっていう感じですね。この時期に限らず山全体が美しいの一言に尽きます。
 涸沢小屋で朝焼けのシャッターチャンスを待っていたため、結果的に1時間近く待機。行程後半にしわ寄せがきて、岳沢小屋から猛スピード(疲労で足は出ていませんでしたが)で下山する原因となりました。また、もう少し長く寝ることができたのにと、きっちり下調べをしていなかったことを反省。
 余談ですが、待機中に体を温めようと、小屋外の自販機でホットコーヒー(400円)を購入するも、激ぬるでした。怒りで体を温めさせる作戦か?と思いつつも、休憩室にお湯のセルフサービスがあったので、ボトル缶にお湯を入れて薄いコーヒーを飲んで体が温まりました。

 奥穂高岳山頂~ジャンダルム間は、平日だったこともあり登山者とのすれ違いに苦労はしませんでした。しかし、日本最難路の破線ルートということもあり、次の一歩をどう出すか、岩を眺めて考えないといけない箇所がありました。足だけでなく、手も頭も使う登山でした。
 運良く、晴れ、無風、適温、体調問題なしの好条件が揃っていたものの、往路約100分、復路も約90分を要しました。コースタイムログでは、ジャンに40分近く休憩していることになっていますが、実際は頂上にいたのは15分ほどで、残りの25分は基部との往復に費やしていました。垂直方向の移動は上手くログに反映されないのかもしれませんね。
 ジャン到達後、頭を悩ましたのが、どのルートで下山するのかです。今来た難路を再び引き返すのか、あるいは、天狗沢を下るのか。ヤマレコで複数の猛者達が天狗沢の下りは危険と書いていたことを思い出し、再度、ロバの耳、馬の背を歩くことを選択しました。もう、この場所は満腹です。
 山行中はクライマーズハイ状態でガムシャラに先を目指しましたが、やはり亀裂の入った岩の足場に、全体重を預けるのは、ハイリスクですね。また手汗がにじみます。体が動くうちのということで決行しましたが、再挑戦はしないでしょうね。ジャンダルム単体は、それほど難易度の高くない岩山ですが、馬の背、ロバの耳と一体となることで、存在感や威圧感が増し、登山者憧れの場所になんだと実感しました。とても良い経験ができました。

 岳沢小屋に着いたのは、午後2時半過ぎで、午後5時10分の最終バスまで残り2時間半。もう足はくたくたで、普段山登りでは使わない手や肩にもだるさがありましたが、このままでは、バスの往復切符が無駄になる上に、タクシー代もかかるので、少しの休憩をとった後に、今回の山行一番の全力集中で下山しました。もう15分早く到着したら先行のバスに乗れていたかも??

 今回は上高地から反時計回りのコースとなりましたが、早朝に涸沢に到着しておきたいという考えがなければ、時計回りで岳沢から天狗沢に登って、ザイテングラートを下るコースがお薦めです。ロバの耳、馬の背とも奥穂高へ向かうほうが足場を確保しやすい。また、上高地に下るには、ザイテングラートは岩場が多く足元がしっかりしていることから比較的下りやすいと感じました。

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