紅葉の黒部五郎岳・鷲羽岳 2泊3日テント泊 新穂高から往復


- GPS
- 56:00
- 距離
- 51.4km
- 登り
- 4,136m
- 下り
- 4,130m
コースタイム
- 山行
- 9:29
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 10:40
- 山行
- 9:31
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 11:25
- 山行
- 6:53
- 休憩
- 3:02
- 合計
- 9:55
天候 | 10/1曇り→霧雨(夜中は暴風雨) 10/2晴れ(夕方は一時雨) 10/3晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
10/1(金)は上段でま空きあり(平日かつ天候不良の為か) |
その他周辺情報 | 下山後の温泉は中崎山荘利用(900円)※JAFカードまたはデジタルJAFカードで800円に |
写真
感想
今年の紅葉登山は台風の影響でどこに行くか直前まで悩みました。
当初は10/1㈮〜10/2㈯で那須岳を検討していましたが、悪天候で楽しめないと思い断念。
もう一つの案として温めていた黒部五郎岳は、行程が長いこともあり少し躊躇しましたが、意を決して向かったのが結果的に大正解でした。
黒部五郎岳の紅葉はとても美しく、脚がなかなか前に進んでくれない幸せな時間を過ごせました。
2日目、3日目はなかなか来ることができないこの辺りを好天の中で歩けて最高でした、次回こちらに来るときは今回は諦めた雲ノ平にも久しぶりに泊まりたいなと思います。
(1日目)10/1㈮
新穂高の登山者用駐車場に着いたのはAM4:30でした。紅葉シーズンの土日であれば間違いなく駐車不可能だと思いますが、台風が迫る中の金曜日ということもあり、登山口に近い上段の区画でも空きがありました。
歩き始めてしばらくは曇ってはいるものの雨が降ることはなく、景色は楽しめない代わりに暑さも抑えられていて快調に登ることができました。
しかし弓折乗越に着くとそこからは爆風の洗礼。危険で歩けないというほどではないけれど少し怖さを感じながら歩を進めることになりました。
そしてほどなく霧雨が降り出してきました。通常ならレインウェアの上だけ着るか悩む程度の雨量ですが、強風の力が加わり実際にはしっかりと濡れるような雨となりました。
双六小屋のテント場に着くと、まだ3張しか立っておらず寂しい雰囲気でした。
ここに張っても良かったのですが、まだ時間もあることなので予定通り先に進むことに。
できれば翌日の行動を考えると黒部五郎小舎でテント泊をしたかったけれど、前日の9/30で小屋締めなので三俣山荘を目指しますが、展望がない為、双六岳はパスして巻道ルートを選択。
意外と巻道ルートもアップダウンがあり、重荷を背負って長時間歩いた体にはなかなかこたえました。
三俣峠に着いて、後は三俣山荘へ下るだけでしたが、この日どこの山頂も踏んでいないので三俣蓮華岳へと向かいましたが、もちろん山頂は真っ白けで誰もおらず。余計な体力を使い、行かなければ良かったと後悔しました…
そしてようやく三俣山荘へと到着しましたが、こちらもテント場は数張りのみの寂しい雰囲気。受付後、雨が止んだタイミングを見計らってささっとテントを設営し、ビールを買いに山荘へ。
しかしなんと350ml缶が700円!500ml缶は900円!今はテント代も2000円となりお小遣い制の自分にとっては痛いのにこれまた大ダメージ!とりあえず350ml缶を1本だけ買ってチビチビと大切に飲みました(笑)
まあコロナ禍で山小屋の運営も大変なので微力ながら協力ということで。
夜中になるとものすごい暴風雨でテントが揺らされて時折目が覚めましたが、幸いなことに歩き疲れていたのでその都度すぐに寝ることができました。
(2日目)10/2㈯
暴風雨が和らいだAM3:30に起床。
外を見ると星が綺麗だったので何枚か撮影しましたが、寒くてまたテントに戻りました。
この日は黒部五郎岳に向かうので早立ちしたかったのですが、秋は寒くてなかなか体が言うことを聞きません。明るくなってからの出発となりました。
ほどなくご来光の時間となりましたが、自分のいた場所からはご来光は見えましたが、山肌が赤く染まる光景は見えなくて少し残念でした。
またしばらく黒部五郎岳や薬師岳は少し雲がかかっていましたが、黒部五郎小舎へと下る少し手前の見晴らしの良い場所でパーっと山頂が見えました。
遠くから見ても惚れ惚れするような美しい紅葉の黒部五郎岳。何枚も写真を撮り、なかなか脚が前に進みません。
ようやく黒部五郎小舎に着きましたがとても良い雰囲気のテント場でここに泊まりたかったなと思いました。なお水道は止まっていた為、5分ほど先に進んだ沢で水を汲みました。
カールに着いてからも大変。紅葉とのコラボが美しすぎて脚がまた止まります。涸沢のカールも華やかでいいけれど、黒部五郎のカールの雰囲気も凄く良くて、この時期に来れて良かったなと感激しました。
しかしゆっくりし過ぎたせいか山頂に着くころにはガスが発生…
しかし時間に余裕もあったので貸し切りの山頂で1時間以上ゆっくりしていたら、徐々に徐々にガスが晴れてきて、7年前に来た時には何も見れなかった360°の展望が見れました。なかなか来れる場所ではないのでとても嬉しかったです。
その後やってきたトレランのお兄さん二人組と、ソロ登山のお姉さん×2人と少しだけお話をして戻ることにしましたが、帰りはもう見た景色のおかげで脚が止まることはなく思ったよりも早く三俣山荘テント場へと戻れました。
少し時間があるので行く予定ではなかった鷲羽岳にも登ることに。
周囲の天気は曇空ですがなんとか鷲羽岳は持ってくれていましたが、とにかく風が強くて寒かったです。さらには山頂直前でまたガスに包まれて、雷が鳴るなど怪しい天気に。
とりあえず記念撮影して少し待っていましたが、雨が降りそうな気配の為、諦めて戻ることにすると、案の定ポツポツ降ってたので急いでテントに帰りました。
この日も疲れて早いうちに寝てしまいました。
(3日目)10/3㈰
夜は風は穏やかでしたが寒くて、起きると外張りの結露した水滴が凍っていました。
なので本日も目が覚めてもすぐには動き出せず、ゆっくりと行動開始。
そのせいでご来光は三俣蓮華岳の山頂では間に合わず、最高のご来光を眺められたとは言えず…
寒くても早く行動しないと駄目ですね。
それでも時間がずれたおかげか三俣蓮華岳山頂はあまり人がおらず、ゆっくりと1時間以上景色を満喫。ここは黒部の全部の山が見えてとてもいいですね。
その後は行きはパスした双六岳に登り、よく雑誌で見る槍ヶ岳へ延びるように見える道で自撮りしまくったり、鏡池の逆さ槍を見たりと、初日は見れなかった光景を見ることができ、下山の割には楽しみながら降りることができました。
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