記録ID: 3703078
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無雪期ピークハント/縦走
大峰山脈
釈迦ヶ岳を回ってテン泊周回、嫁越峠から小池の宿跡への道を探る
2021年11月02日(火) 〜
2021年11月03日(水)


体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 31:30
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,981m
- 下り
- 1,961m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:34
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 7:07
距離 7.4km
登り 1,306m
下り 397m
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
二日目、今回の大目的だった嫁越峠から小池の宿跡までの前半は踏み跡ですらなく、ほぼ獣道とごく一部林業痕らしき踏み跡のようなもの、それ以外は僕が自由に取ったルートで、個人的には完全に失敗ルートだったと思っていますので、決して真似しないで下さい。 |
写真
ここに着いたところで熊野本宮から来たという外人さんと行き会ってザック担いだままおそらく30分近く立ち話。
ほんとはもう少し先まで行きたかったが釈迦ヶ岳でかくし水を見つけられず、時間も明日までしかないし、水もあと1リットルしかないので下山するとのこと。
5日間もよくぞと思うような、おそらく30リットルくらいのザックだったが、最近流行のULだったのかも。
ほんとはもう少し先まで行きたかったが釈迦ヶ岳でかくし水を見つけられず、時間も明日までしかないし、水もあと1リットルしかないので下山するとのこと。
5日間もよくぞと思うような、おそらく30リットルくらいのザックだったが、最近流行のULだったのかも。
前半のロープが終わったところでエスケープ出来ることは知っていたのでとりあえず登りだしてみたら、ロープから鎖の間の何もない区間も手がかり足がかりはしっかりあり、そこを越えてしまったらもう後戻り出来ないので集中してたらあっという間に登れてしまってびっくり。
下を見たら縦走路から見上げてる人がいて手を振って挨拶したが、自分が迂回路から下りていたらその人がちょうど鎖場登ってきてたので今度は声で挨拶。
下を見たら縦走路から見上げてる人がいて手を振って挨拶したが、自分が迂回路から下りていたらその人がちょうど鎖場登ってきてたので今度は声で挨拶。
まずは尾根伝いの直登路を登ってトラバース道との出会いでかくし水への標識も確認。
あの外人さんはおそらく直登路で往復して、この標識に気が付かなかったのかと。
外国から来て字を読むのも難しければこういう事が起こってしまうのか。
あの外人さんはおそらく直登路で往復して、この標識に気が付かなかったのかと。
外国から来て字を読むのも難しければこういう事が起こってしまうのか。
途中にあった行者さんの入定場所顕彰碑。
確か平成って彫ってあった気がするが、こんな近年でもそのようなことが行われていることなどまったく知らず、歴史小説や時代小説の中のことと思っていたのでショックを受ける。
入定は誰もが簡単に来れる場所でやることではないだろうから、もしかするとこの時までここにこんな立派な道は無く、付添人などが行き来したり、後にこの顕彰碑を建てるために付けられた踏み跡が今は立派な道になったのかも。
確か平成って彫ってあった気がするが、こんな近年でもそのようなことが行われていることなどまったく知らず、歴史小説や時代小説の中のことと思っていたのでショックを受ける。
入定は誰もが簡単に来れる場所でやることではないだろうから、もしかするとこの時までここにこんな立派な道は無く、付添人などが行き来したり、後にこの顕彰碑を建てるために付けられた踏み跡が今は立派な道になったのかも。
朝、東方向を見たかったので一番東が開けたところで西側もちょっと高く、少しは風が防げそうなところに設営。
見た目は草地だがすぐ下に岩がゴロゴロ埋まっていてペグが効きにくくてあまりテンションかけられなかった。
そのうえこの夜は一晩中風が強く、思っていたより寒くてウトウトしては目が覚めるということを何度も繰り返して疲れが取れた気がしなかった。
見た目は草地だがすぐ下に岩がゴロゴロ埋まっていてペグが効きにくくてあまりテンションかけられなかった。
そのうえこの夜は一晩中風が強く、思っていたより寒くてウトウトしては目が覚めるということを何度も繰り返して疲れが取れた気がしなかった。
峠を下りだしてすぐ、獣道にしてはちょっとはっきりしてるから踏み跡かとトラバースして行ったらどんどん跡が細くなってきて、この写真は途中スマホ出せるような安定した足場だが、もっと傾斜が強く踏み跡はこの半分の幅でこのように木が突き出してるようなところをでかいザックで通る羽目になってまいった。
小池の宿跡に下りるのんびりとした谷筋にはだんだんはっきり踏み跡も現れ、開けた感じのところで思ったより小さく謙虚な小池の宿跡表札を見つけた。
嫁越峠から下りだしたあたりではどうなることかと思っていたが、結果としてはだいたい想像していた時間で着き、やっと腰を下ろして飯。
嫁越峠から下りだしたあたりではどうなることかと思っていたが、結果としてはだいたい想像していた時間で着き、やっと腰を下ろして飯。
腰を上げて前鬼への道に入ろうとすると前半はなぜかこれでもかというくらいテープが。
それが谷を越したあたりからめっきり減って面食らう。
谷の中を前鬼への峠を登り切るところ、最後の分岐は左にテープがあったが、今回は前鬼ではなく黒谷ノ頭から休場ノ尾を下って駐車場に直接下りたかったので少しでも近道と思って右を登ったらこれがえらい急登。
道など無い崩れる地盤を四つん這いで木の根だけを頼りに這い上るが、ザックが大きくて頭が上げられず、先が見えない状態で無理矢理直登は苦しかった。
ここはやはりテープ通り左の踏み跡を辿った方が結局楽で早かった気がする。
それが谷を越したあたりからめっきり減って面食らう。
谷の中を前鬼への峠を登り切るところ、最後の分岐は左にテープがあったが、今回は前鬼ではなく黒谷ノ頭から休場ノ尾を下って駐車場に直接下りたかったので少しでも近道と思って右を登ったらこれがえらい急登。
道など無い崩れる地盤を四つん這いで木の根だけを頼りに這い上るが、ザックが大きくて頭が上げられず、先が見えない状態で無理矢理直登は苦しかった。
ここはやはりテープ通り左の踏み跡を辿った方が結局楽で早かった気がする。
尾根はだんだん細かく分かれていくが、休場ノ尾はほとんどの間シカ除けネットがあり、それを辿れば迷う心配は無いが、ただ一カ所、1105のピークのみ岩場が石楠花に囲まれていてどこが道か分からず、ずっと右手に見てきたシカ除けネットを越えて進んだら戻れなくなって焦った。
この写真は途中確かここだけ開けていて、今回歩いた大日から釈迦、そして右半分は先日歩いた小峠山の尾根が一望出来た。
この写真は途中確かここだけ開けていて、今回歩いた大日から釈迦、そして右半分は先日歩いた小峠山の尾根が一望出来た。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
---|---|
備考 | 夜はもう思っていたより寒かったので、上は薄いフリースにダウンだったがせめてフリースをもう一つ厚めのを持っていけばよかった。 |
感想
大日岳の鎖場、久しぶりのテント泊、そして以前から気になっていた嫁越峠の東側。
今年はどうも紅葉には恵まれなかったが、内容はとても充実していた。
特に嫁越峠から小池の宿跡への道はググると古い地図にはあったと書かれているものがあるようで、それによると嫁越峠は滝川辻と書かれていたり、また別の情報では黒谷ノ頭から南へ下北山村への道があったという話もあったりと、その昔はきっと嫁越峠を挟んで十津川村と下北山村を繋ぐ道があったと考えるのが自然な気がし、今回ついにその姿の片鱗でもたどれたかもしれないと思うと、とても興味深い山行だった。
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