北岳バットレス 第四尾根


- GPS
- 32:00
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 2,096m
- 下り
- 2,102m
コースタイム
0930 甲府発(バス)
1130 広河原着
1145 広河原発
1335 二俣
1415 バットレス沢出合(偵察)
1515 バットレス沢出合
1600 白根御池山荘(幕営)
9/26
0450 白根御池山荘発
0550 バットレス沢出合
0640 b沢大滝下部
0850 4尾根取り付き発
1220 北岳山頂
1250 北岳肩の小屋
1305 北岳肩の小屋発
1400 白根御池山荘
1420 白根御池山荘発
1540 広河原
1600 広河原発(バス)
天候 | 25日 晴れ時々曇り 26日 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年09月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
バットレス沢は、二俣から2つ目の沢。二俣から30分。 4尾根取り付きまでは複数ルートあり。 4尾根は支点・終了点ともに腐ってはいない。 山梨交通 甲府〜広河原 2000円(自然保護協力金100円込み)所用約2時間 白根御池(しらねおいけ)山荘 テント泊 500円/日/人 |
ファイル |
非公開
4100.xls
計画書
(更新時刻:2010/07/28 08:54) |
写真
感想
やっと行けました、北岳バットレス第四尾根。
<事前準備>
mjunさんともども未経験のルートなので、
約1ヶ月前から、各種資料や記録を読みまくって、
白根御池小屋から取り付きへのアプローチや、
4尾根のトポもだいたい頭にたたき込んだ。
<1日目:9/25(金)>
am9:30甲府発の快速広河原行きバスに乗り込んで2時間。
11:30に広河原に着いて、歩き始めたらいきなりの急登でへとへと。
二俣でザックをデポしてバットレス沢偵察に向かう。
歩いて5分ほどで1つめの沢が右から合流しているが、
これを通り過ぎてさらに25分で、バットレス沢が右側から合流している。
そこから見える範囲に水の流れるc沢がある。
目印の大岩もあり、対岸の雪渓にも大岩があるので、
明るければ見失うことはないだろう。
バットレス沢右岸には踏み跡がありこれを30分ほど辿って、
「バットレス↑」とかかれた岩を発見し、道があってることを確認。
二俣経由で白根御池小屋まで戻りテント設営。
天気図を書こうとして、ラジオを付けたが、
感度が悪く雑音しか聞こえない。仕方なく電源を切ると
近くのテントから気象情報のラジオが聞こえてきたので、
それを拝聴(^^;)。明日もいい天気になりそう。
<2日目:9/26(土)>
4:00起床〜4:50出発。
1時間ほどでバットレス沢出合について、
昨日確認した踏み跡をたどる。
出合から50分でb沢大滝下部到着。
登山靴で3ピッチに分けて登る。
ここで終了点が2カ所くらいありそう?
我々は5m上にある終了点まで登った。
左にあるはずのcガリー横断バンドの踏み跡を探しながら100m程度登る。
ちょっとわかりにくかったがほぼロスなしで横断バンド発見。
少し行くと「4オネ↑」という岩を発見。
いくつかの矢印伝いにいくとやがて4尾根取り付きに到着。
取り付きのやや下部からアンザイレンしていたため、
流れでmjunさんが奇数Pを僕が偶数Pをトップで行くことになった。
先行パーティは1組だったが2P位先を行っていたため、順番待ちは無し。
また、後続パーティはいなかったため、かなり自由に登れた。
順当に靴脱ぎ場まで到着し、(とても長い)15分を登山靴で歩いて北岳山頂到着。
mjunさんと固い握手。
ガチャをはずすのは北岳肩の小屋にして、そのまま写真を撮ろうとしたが、
mjunさんにしては珍しく、恥ずかしがっていた(のが意外だった)。
下山は草滑り経由でかなり順調にとばした。
何かの記録で山野井さんが
白根御池小屋から広河原まで1時間30分というのが頭にあって、
我々も頑張ればもしかして最終バスに間に合うかもしれない、
と思ってからはほぼトレールランニング状態。
撤収も急ぎでダッシュし、1時間20分で広河原へ到着。
バスに乗ることができた。
当初は2泊3日の予定で、
1日目:偵察
2日目:登攀
3日目:下山
を考えていたが、結果として、2日目に下山もできてしまった。
mjunさん足かけ2年計画のバットレスありがとうございました!
体が痛い... またまた筋肉痛です。
初日、広河原から白根御池小屋まで行って、テント設営してから偵察に行こうと思ったが。
ハッチ先輩が、大樺沢沿いのルートを歩き、二俣でザックをデポして偵察。その後、白根御池小屋へ行った方が時間短縮になると言われ(確かに!)。目面しく的ものなこと言うな。と、思い二俣まで歩く。
しかし、テント&食料&ロープ&ギア類を背負って歩いたのは確かこれが初めてで、2Hほどの歩きでばてた..
その後、偵察へ。バットレス沢は目印の大岩がありすぐわかる。右岸の踏み後を辿り、bガリー大滝が見える場所まで歩いた。
2日目
4時起床。バットレス沢出合〜bガリー大滝までの急登は体に悪い..
■bガリー大滝
1P目は流れ?で自分がリード。クラック沿いに1つ目の支点が見えるが、その後が見えない..
2つ目の支点がかなり遠い所にあった! ここは山靴(自分はアプローチシューズ)、ハーフロープで
登攀。2つ目の支点が遠いので途中カムをキメて登る。も.. そのすぐ50cm上にちゃんとハーケンが打ってあった..
bガリー大滝は2P(70mくらい)で終わるらしい。が、終了点が幾つもあり、(細かく切れば4P)
2P目の終了点で、1P、50mロープの半分も出していない。と言うことはココが本当は1P目の終了点なんだ。と気づき。3Pでここを登攀。
登攀終了後、左にある踏み跡を辿りCガリーを越えた所で、ありがたいことに「4オネ↑」と書いてある岩沿いに詰める。
途中出て来た、逆層スラブは自分たちの実力では山靴で登れそうもないな、と思い。クライミングシューズに履き替えた。
しかしここ、場所が悪いので、ここで履き替えることはお勧めしない。
ここも1つ目の支点にカムを使って登攀。登りきって、10mくらい上がると4尾根取り付きに出る。
■4尾根
またまた流れ?で1P目リード。クラックが走っていたので、ここはカムだけで登ろうかなあと思っていたけど、持って来たカムが小さいサイズでユルユルで駄目だった。
仕方なく、残置ハーケン&迷わずA0で乗り越えた。終了点らしいのがあったがもう少し上かな?と
思い登って行くと。下から『あと5m!』の声。
まじで!? 終了点では無い場所だったけど支点があったのでそこでピッチを切った。
3P目は白い岩のフェース。フリクション抜群でとても快適。時間短縮を狙い、支点も幾つか飛ばし登攀。
5P目は4尾根の核心でしょうか?
ここもA0を使い乗り越えた。その後のリッジが自分的には怖かった。
その後、マッチ箱で懸垂。他の人は1本だけアンザイレンを解くらしいが、やったこと無かったので2本ともアンザイレンを解いて懸垂。
その後も快適に登攀し、思ったより早く北岳の山頂へ到着。
他の方たちから『バットレスですか?』と聞かれ。
気分を良くした僕らは、ここでギア類を外さず肩の小屋まで歩いた。
途中すれ違う人にも『バットレスですか?』と聞かれ、またまた気分が上がって来た♫
このままギアを外さず広河原まで歩きたい気分だった。
バットレスに行きたい!と足掛け?2年。色々な方のサポートのお蔭ではっち先輩と2人だけで登ることが
出来た(僕らの力だけではないのですが)
はっち先輩は安全第一で考え、ルートの研究や下山後の温泉、食事1つ取っても、色んなことを調べ研究することを好む性格。自分はそのはっち先輩の研究の成果と発表を聞くのが楽しい(半分スルーしたくなるようなものばかりだが..)
面倒くさがり屋の自分には持っていない部分を多数持ち合わせている。
と言うことで、今年の冬は阿弥陀北稜、赤岳主稜よろしく御願いします!
いやぁ〜、本当にお疲れ様
日程の選択がよかったのと、天候に恵まれたとはいえ二日間で下山したのはすごいよ。
さらに、天気が良くて見晴らしがいいバットレスには登ったことがないのでうらやましい限り!
さて、積雪期には改めて八ヶ岳や色々なヴァリエーションルートに行きましょう。
…またアイゼントレや色々な練習再開だね。
としさんが色んなことを教えてくれたので完登出来ました。今後ともよろしく御願いします!
登ったのは2人ですが、
実際は昨年のshimogさんや今年のとしさんトレーニング、
tori&kuri組さんの事前情報等々があってこそ無事に完登できたと思います。
ありがとうございました!
はじめまして。Hachiです。
26日12時ちょと過ぎ、北岳山頂の少し南側でお二人とすれ違いました。
ギア沢山付けていたのでバットレスと思いましたが、挨拶だけ!
カッコ良かったです
Hachiさん、こんにちは。
あの日の北岳はまずまずの天気で良かったですね。
またどこかですれ違ったら、よろしくお願いします
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