記録ID: 4444330
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父
雲取山/登り尾根・石尾根 今年初のテント泊です!
2022年06月25日(土) 〜
2022年06月26日(日)


体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- --:--
- 距離
- 36.3km
- 登り
- 2,632m
- 下り
- 2,846m
コースタイム
1日目
- 山行
- 5:58
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 7:19
2日目
- 山行
- 10:10
- 休憩
- 2:21
- 合計
- 12:31
8:16
8:22
38分
鷹ノ巣山避難小屋
11:07
11:24
106分
六ツ石山
16:02
GPSの処理が上手くいかず、バス乗車区間も歩行距離、所要時間に含まれています。
天候 | 6/25(土)晴れ 6/26(日)曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
下りは奥多摩駅下山後、西東京バス・鴨沢西行にて鴨沢へ。小袖乗越まで登って車を回収。 6/26現在、国道411号保之瀬付近で落石のため通行止め。 このため丹波方面のバスは鴨沢西止まりで運行されています。 この通行止めのため、自分のように大菩薩ラインを経て西からやってくる場合、 小菅村経由の迂回が必要となります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回歩いた登り尾根、石尾根とも長丁場の部類に入るコースです。 単調な区間が長いからこそ集中力が途切れやすいです。下りでの事故は念頭に置きましょう。 |
その他周辺情報 | 丹波山温泉のめこい湯にて汗を流しました。 道の駅たばやまの駐車場に車を停め、対岸ののめこい湯へ吊り橋で渡ります。 和風風呂、ローマ風風呂で男女入れ替わるようです。今回はローマ風風呂でした。 湯加減も良いブラーヴォーなテルマエでした。 |
写真
6/25(土)
2:51 小袖乗越・村営登山者用駐車場(730m)出発
今回もヘッデン点灯での出発です!登り尾根はメジャーな登山ルートなので夜明け前でも迷いようがないでしょう。
それはともかく夜明け前から湿度が高くてすぐに汗だく…。
4:47 堂所(1,240m)※当写真
ここまで上がってきてようやく風が通るようになりました。涼しさを感じられるのも早発の大きな利点。
2:51 小袖乗越・村営登山者用駐車場(730m)出発
今回もヘッデン点灯での出発です!登り尾根はメジャーな登山ルートなので夜明け前でも迷いようがないでしょう。
それはともかく夜明け前から湿度が高くてすぐに汗だく…。
4:47 堂所(1,240m)※当写真
ここまで上がってきてようやく風が通るようになりました。涼しさを感じられるのも早発の大きな利点。
5:51 七ツ石小屋(1,590m)到着
小屋直下はなかなかの急登で頑張りどころ。小屋前のテラスではテントが数張り。こじんまりとしてますが良いテン場です。
でも週末は予約を取れる気がしないですが。自分は予約を取るのがイヤなめんどくさがりです。
小屋直下はなかなかの急登で頑張りどころ。小屋前のテラスではテントが数張り。こじんまりとしてますが良いテン場です。
でも週末は予約を取れる気がしないですが。自分は予約を取るのがイヤなめんどくさがりです。
石尾根に乗り上げる手前もまあまあの急登。ツツジがまだ咲いてます。
6:23 石尾根に合流(1,690m)
明日奥多摩駅まで縦走予定の石尾根。今日はとりあえず雲取山を目指します。
石尾根に乗ると強風といっても良いレベルの風。でも今の時期は涼しくて快適でした♪
6:23 石尾根に合流(1,690m)
明日奥多摩駅まで縦走予定の石尾根。今日はとりあえず雲取山を目指します。
石尾根に乗ると強風といっても良いレベルの風。でも今の時期は涼しくて快適でした♪
7:18 1,746m標高点(ヘリポート付近)
朝の防火帯は日陰も多く、引き続いて強風のために涼しかった。
旧奥多摩小屋を過ぎるとヨモギノ頭へ向けての急登へ。この好天なら巻き道を選ぶのはもったいないでしょう。
朝の防火帯は日陰も多く、引き続いて強風のために涼しかった。
旧奥多摩小屋を過ぎるとヨモギノ頭へ向けての急登へ。この好天なら巻き道を選ぶのはもったいないでしょう。
8:41 雲取山避難小屋付近(2,000m)
避難小屋横まで登りきると、歩いてきた石尾根を振り返る絶景ポイント。
写真では分かりにくいけど、下界までよく見えていました。
ここまで来ると雲取山山頂は眼前です。
避難小屋横まで登りきると、歩いてきた石尾根を振り返る絶景ポイント。
写真では分かりにくいけど、下界までよく見えていました。
ここまで来ると雲取山山頂は眼前です。
8:48 雲取山山頂(2017.1m)到着!
小袖乗越を出発してからほぼ6時間での登頂でした!
予想は9〜10時頃到着だったので、遅い自分にしては早いほう。
初めての夏の雲取山。底抜けに明るい雰囲気がとても良いです!
小袖乗越を出発してからほぼ6時間での登頂でした!
予想は9〜10時頃到着だったので、遅い自分にしては早いほう。
初めての夏の雲取山。底抜けに明るい雰囲気がとても良いです!
10:10 雲取山荘(1,830m)到着!
テントを含む宿泊受付は14時からなので、先にテントを張っておきましょう。
テントでは昼寝をするなどまったりした時間を過ごしました。
そしていつもなら18〜19時頃には就寝するのですが、
運悪く酒盛りのテントがあってこの夜は22〜23時頃にようやく就寝となりました。
テントを含む宿泊受付は14時からなので、先にテントを張っておきましょう。
テントでは昼寝をするなどまったりした時間を過ごしました。
そしていつもなら18〜19時頃には就寝するのですが、
運悪く酒盛りのテントがあってこの夜は22〜23時頃にようやく就寝となりました。
6/26(日)
1時起床…
隣の酒盛りが原因で縦走を断念するわけにはいかないと、
怒りを気力に変えて起床。朝食と出発準備にかかります。
ちなみに自分は酒は全く吞めません。
3:31 雲取山荘・テン場(1,820m)出発
寝不足のため、そして長丁場の行程のため、雲取山までの登りはいつにもまして特にゆっくり。
4:09 雲取山山頂(2017.1m)到着
予報は悪くないものでしたが、前日に比べると雲が多い。
全天で雲が8割以上だと晴れとなるらしいけど自分的には曇り。
それでも雲の切れ間からご来光は拝めました。
1時起床…
隣の酒盛りが原因で縦走を断念するわけにはいかないと、
怒りを気力に変えて起床。朝食と出発準備にかかります。
ちなみに自分は酒は全く吞めません。
3:31 雲取山荘・テン場(1,820m)出発
寝不足のため、そして長丁場の行程のため、雲取山までの登りはいつにもまして特にゆっくり。
4:09 雲取山山頂(2017.1m)到着
予報は悪くないものでしたが、前日に比べると雲が多い。
全天で雲が8割以上だと晴れとなるらしいけど自分的には曇り。
それでも雲の切れ間からご来光は拝めました。
ヤマツツジの群生がみられる尾根ながら、今年は最盛期が過ぎた模様。
それよりもメマトイと思われるコバエの巣窟となっており大変!
この辺りから増えだしたので、慌てて自家製の虫除け(ハッカ油+消毒用エタノール)で防御します。
時間の経過と共に効果はなくなるので、定期的に吹き付ける必要はあります。
それよりもメマトイと思われるコバエの巣窟となっており大変!
この辺りから増えだしたので、慌てて自家製の虫除け(ハッカ油+消毒用エタノール)で防御します。
時間の経過と共に効果はなくなるので、定期的に吹き付ける必要はあります。
8:16 鷹ノ巣山避難小屋(1,560m)到着
日蔭名栗山から下りきった最低コルを過ぎてしばらく登ったところに鷹ノ巣山避難小屋。
十分きれいで立派な避難小屋です。付近は幕営もできそう。
ここで鷹ノ巣山までの登りに備えて小休止を入れました。
8:22 出発
日蔭名栗山から下りきった最低コルを過ぎてしばらく登ったところに鷹ノ巣山避難小屋。
十分きれいで立派な避難小屋です。付近は幕営もできそう。
ここで鷹ノ巣山までの登りに備えて小休止を入れました。
8:22 出発
9:00 鷹ノ巣山山頂(1736.6m)到着!
ようやく待望の鷹ノ巣山に辿り着きました!予想よりも縦走が順調に進んでいると嬉しくなりました。
微妙に青空も優勢となってきたこともあってテンション上がりました。
ようやく待望の鷹ノ巣山に辿り着きました!予想よりも縦走が順調に進んでいると嬉しくなりました。
微妙に青空も優勢となってきたこともあってテンション上がりました。
10:40 将門馬場(1,455m)
縦走路から少し北へ逸れると将門馬場。その名のとおり広くて平らなピークです。
将門馬場を通る支線の踏み跡があるので、接近を念頭に置いてると気付きやすいです。
このあと六ツ石山が近づくにつれて地味にきつい登り返しとなりました。
縦走路から少し北へ逸れると将門馬場。その名のとおり広くて平らなピークです。
将門馬場を通る支線の踏み跡があるので、接近を念頭に置いてると気付きやすいです。
このあと六ツ石山が近づくにつれて地味にきつい登り返しとなりました。
11:07 六ツ石山山頂(1478.8m)到着!
概ね予想どおり昼前に到着できました。
縦走路から水根へ下る登山道を少し南下したところにある六ツ石山山頂。
開放的で平らな山頂ですが、眺望は七ツ石山に比べるとちょっと控えめです。
概ね予想どおり昼前に到着できました。
縦走路から水根へ下る登山道を少し南下したところにある六ツ石山山頂。
開放的で平らな山頂ですが、眺望は七ツ石山に比べるとちょっと控えめです。
六ツ石山まで来たことで、あとは奥多摩駅への大下り。
長い石尾根縦走も後半となってきました。
ここで奥多摩駅発のバス時刻表を再確認し、14:45の便を目標にしました。
ここまでは縦走路沿いのミニピークを全て踏んできたけど、余裕をもってバスに間に合わせることを優先します。
11:24 六ツ石山山頂出発
長い石尾根縦走も後半となってきました。
ここで奥多摩駅発のバス時刻表を再確認し、14:45の便を目標にしました。
ここまでは縦走路沿いのミニピークを全て踏んできたけど、余裕をもってバスに間に合わせることを優先します。
11:24 六ツ石山山頂出発
六ツ石山を過ぎるとこれまでのような大きな登り返しはなくなり、ひたすら下り続ける区間となります。
でも残す標高差は1,100m余りなので、まだまだ気を抜けません。
11:32 狩倉山分岐点(1,420m)
分岐点に気付いたけど、今回はパスします。
でも残す標高差は1,100m余りなので、まだまだ気を抜けません。
11:32 狩倉山分岐点(1,420m)
分岐点に気付いたけど、今回はパスします。
標高1,000mまで落としてきたことで、植林帯も目に入るようになってきました。
植林の向こうに見えるのは三ノ木戸山のようです。
12:06 三ノ木戸山分岐点(1,150m)
眺望もあるらしいミニピークのようですが、今回はパスします。
植林の向こうに見えるのは三ノ木戸山のようです。
12:06 三ノ木戸山分岐点(1,150m)
眺望もあるらしいミニピークのようですが、今回はパスします。
指導標には奥多摩駅が目に入るようになってきたものの長い道中です。
絹笠山(814m)を回り込むと一気に標高を落としにかかりました。
うっそうとした樹林帯の下りながら、もう下界と変わらない暑さで汗だく…。
集中力を切らさないように気を遣いました。
13:00 稲荷神社(680m)
古びた小さな祠がありました。
絹笠山(814m)を回り込むと一気に標高を落としにかかりました。
うっそうとした樹林帯の下りながら、もう下界と変わらない暑さで汗だく…。
集中力を切らさないように気を遣いました。
13:00 稲荷神社(680m)
古びた小さな祠がありました。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
アマチュア無線機
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
一眼レフカメラ
広角ズームレンズ
望遠ズームレンズ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
三脚
熊鈴
折畳みイス
ねんどろいど(あおい・ひなた)
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---|
感想
昔の登山家が評したように四方に長大な尾根を持つ雲取山。同時に8割方は踏破している奥秩父主脈縦走の東端でもある石尾根。
ということで過去に2回雲取山に登ったことで、石尾根縦走はいずれやってみたいなと温めていました。
狙うのはやはり日が長い時期でしょう。自分の場合は5月まで山スキーに充てていることから、天気とも相談の上で6月下旬になって実現しました。
初日の小袖〜雲取山は強風で涼しく快調。でも振り返ってみればこれが2日目だったらどんなに良かったことか。
詳述はしませんが今回のテント泊は寝不足になるというアクシデントに見舞われ、
万全とはいえない状態での石尾根縦走。
もとより長大な行程ということで予め目安となる鷹ノ巣山到着時刻とエスケープも想定しての実行でした。
もちろん疲れましたが、結果的には順調に概ね想定どおりの所要時間で奥多摩駅に下山。
寝不足でも縦走できたことは誇りに思います。
今回疲れよりも鷹ノ巣山辺りまで始終メマトイに絡まれ続けられたのが大変でした。
ハッカ油・消毒用エタノールをだいぶ消費しましたが、精神的な疲れがありました。
なかなか巡ってこなかったテント泊でしたが、今年もどうにか夏山前に実現できました。
トレーニング以上にいろいろと得られた2日間となりました。
自分にとって雲取山は季節を変えつつ何度となく登りたい山の一つです。
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訪問者数:306人
東京 埼玉 山梨の県境に いちするそうですね。
2017Mと 東京では一番高いやまとか。
私さえ 山名はしっております。笑
有名なお山ですね。
順調の登られ 樹林帯から 草原へ
山頂でまったりされ
山荘へ。1830と 直下の様ですね。
テント泊では 酒盛り隊がいたんですねー。
まったく 羽目を外したいのは分かりますが、
早立の 登山者もいるのだから、
時間を守ってほしいですね。
傘雲の 朝焼けの富士山すばらしいですね。
再菩薩嶺のむこうに 富士山の お写真が
とても素敵ですね。
いい景色を見られましたね。(⌒∇⌒)
すばらいし。やっぱり 登った人へのご褒美ですね。
13時間のながーーい行程。
テント装備でよく歩かれましたね。
すごいな、、。
くだりは 割と伸びやかな景色ですね。
長大で なかなか高度がおとせないようでした。
奥多摩の街にくだれ やれやれですが
車回収の最終ミッション!
バスに30分ものるのでしたか。
よく ルートを 考えられましたね。
準備が大変。
目まといにも、悩まされたのですね。
最後の温泉で 手足を伸ばされ
ホッとされたことでしょう。
夏山前の 良いトレーニングに
なられたようで、
まずはばんさーい でしょうか。
ありがとうございました。
(o^―^o)ニコ
お知らせが遅くなってしまいすいません。いつも本当にありがとうございます!
甲武信岳と同じで雲取山も奥秩父主脈上の三国境の山となっています。
百名山、東京都最高峰としてあまりに有名です。
これまで埼玉の三峰ルート、山梨の鴨沢ルート(登り尾根)を登って2回登頂しています。
奥秩父主脈縦走は西は瑞牆山から東は奥多摩駅を繋ぐ超長距離縦走で、
東端に位置するのが今回の石尾根です。今回も11時間ほどかけていますから、
やはり日の長い時期が挑戦しやすいとみて正解でした。
朝の傘雲の富士山、大菩薩連嶺の眺望が得られる亜高山帯から、奥多摩駅付近の里山まで、
一気に標高を落としていく醍醐味を得られます。
登りに使った鴨沢ルートもですが、体力づくりにもってこいの山だと思いました。
自分にとっては通うにはなかなか遠い山ではありますが。
今回の石尾根縦走は雲取山を巡る行程の中で挑戦的なものとして例示されていました。
距離は20kmと長く、前半の鷹ノ巣山まではアップダウンの連続で全然標高が落ちないのです。
といっても自分は下りですが、これを登りで歩かれている方々と何人もすれ違いました。
自分はまだまだです。
バスの走行距離は10kmちょいくらいですが、スピードの出せない山間の道ですから
30分ほどかかるのです。朝は増便が出るほど賑わうようです。首都圏からだと近いですしね。
メマトイは梅雨の後半から真夏の始まり頃が最盛期でしょうから、
今の時期は本当にやむを得ないんですよね。ハッカ油+消毒用エタノールが大活躍です。
ネットを使う方もおられますが、自分は暑がりで顔に熱がこもるのがイヤだし、
何よりも景色をネット越しに見るのはもっとイヤなのです。
温泉は何よりもの癒しというか、自分へのご褒美なのですが、
熱くて長湯できないところが多いのも事実。でも今回ののめこい湯はちょうど自分にピッタリでした♪
また一週間頑張ろうという気にもなりますね!
周囲のテントで宴会をやられるというのは、これまでにも何度か経験しています。
でも今回はすぐ隣のうえに、地声の大きな方で自分以外にも寝付けなかった方が
居られたのではと推察します。テントは薄布一枚で音は全て筒抜け。
その点を認識していないと周囲の方に迷惑をかけることになります。
テント泊登山者にとって常識であり、初歩的なことを今一度再認識してもらいたいものです。
暑さにもだいぶ慣れたし、あとは休みと天気の兼ね合いになります。
母もまもなく長野に来ますので、今夏も無事故でガイドしたいです。
ありがとうございました!
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