記録ID: 4522812
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
大雪山
旭岳〜トムラウシ山縦走
2022年07月20日(水) 〜
2022年07月22日(金)
北海道
takaaya
タカちゃん
体力度
8
2〜3泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 56:00
- 距離
- 41.3km
- 登り
- 2,293m
- 下り
- 2,931m
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標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 7:00
距離 10.5km
登り 976m
下り 579m
2日目
- 山行
- 9:07
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 9:41
距離 16.9km
登り 619m
下り 917m
3日目
- 山行
- 10:28
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 10:59
距離 13.7km
登り 698m
下り 1,431m
旭岳ロープウェイ利用
| 天候 | 1日目 ほとんど曇り 一時わずかに小雨 2日目 晴れ 朝方風強め 3日目 曇り時々晴れ 下山後に雨降りだす |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 自家用車
飛行機
電車：新千歳空港から快速エアポートで札幌駅、札幌駅から特急カムイで旭川駅へ 車：旭川駅から旭岳温泉、車送サービスで短縮コース登山口へ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
・旭岳裾合平のチングルマが今年は当たり年らしく、もの凄い咲いているし丁度満開で凄いよと前泊の宿で聞きました。自分たちは遠回りになるため行けませんでしたが… ・裏旭はまあまあ大きい雪渓が残っていますが、アルパインストックを使ってツボ足で行けました。 ・白雲岳避難小屋の水場は、現時点では問題ない水量がありましたが、例年よりは少ないらしいです。 ・忠別岳で足元ぐっちょんべっちょんな所があってズボンが汚れたのと、ハイマツ帯を抜けるのに少し濡れたので、ゲイターを付けておけば良かったなと思いました。 ・忠別岳のハイマツ帯では小虫のシャワーを浴びまくりました。虫よけネットを持っている方は、付けた方が良いと思います。 ・ヒサゴ沼避難小屋からヒサゴのコルに上がるための1つ目の雪渓は、朝カチンコチンで、九州出身の私たちには難易度が高かったので軽アイゼン(6本爪)を付けました。 ・ヒサゴ沼避難小屋からヒサゴのコルに上がるための2つ目の雪渓は、例年より小さいらしく、少ししか雪渓歩きがありませんでした。ツボ足で行けました。 ・ロックガーデンは、道標も少なく、ガスっていると迷いやすいと思いました。 ・コマドリ沢の雪渓は例年より小さいとのこと。ツボ足で問題なく行けました。 ・縦走路全体を通して、道標は少ないなと感じました。木の道標は朽ちてて書いてある文字が分からないものもありました。 |
| その他周辺情報 | 下山後は東大雪荘に泊まり、温泉で3日間の汚れを落としました。とても清潔綺麗で、気持ち良かったです。日帰り温泉もあります(700円)。 |
写真
ヒサゴ沼避難小屋は2階が暖かくて👍某ツアーの先発隊なる人が、場所取りしてました。うーん…他の登山者が居なかったら問題ないのだろうけど。
1
7/21 14:18
ヒサゴ沼避難小屋は2階が暖かくて👍某ツアーの先発隊なる人が、場所取りしてました。うーん…他の登山者が居なかったら問題ないのだろうけど。
ナキウサギはモグモグタイムでした。手のひらサイズでモフモフしてて可愛いかった。
東大雪荘の靴洗い場。泥べっちょんで持って帰りたくないのでありがたいです。
装備
| 個人装備 |
登山靴(LA SPORTIVA トランゴタワーGTX ウーマン)
タイツ(C3fit)
ズボン(TNFバーブパンツ)
靴下
防寒着(Patagoniaフーディニ ナノパフJKとTNFダウン)
レインウェア
ゲイター
帽子(行動中に被るキャップと防寒用ビーニー)
手袋(finetrackエバーブレストレイルグローブ)
着替え
予備靴ひも
サンダル
ザック(GREGORYディバ60)
ザックカバー
軽アイゼン(6本爪)
食料
行動食
非常食
ハイドレーションに水1.5L
プラティパス1L1枚
ナルゲン500ml
食器
武器
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
行程表
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイド
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
finetrackピコシェルター
アルパインストック
防水デジカメ
ミラーレス一眼レフ
カメラ充電池
SDカード16G2枚
シュラフ(モンベル#3)
テントマット(山と道ULPad15+ NEMO TENSOR™INSULATED)
軽量折りたたみ傘
モバイルバッテリー20000ｍAh
細引き3ｍ
ひも付き洗濯ばさみ6個
アミノバイタル6本
アミノバイタルウォーター4本
アミノバイタルゼリー6個
ダクトテープ小
マスク3枚
ジップロックS〜L各3枚
ビニール袋10枚
アルコール消毒100ml
リセッシュ100ml
温泉セット
洗面用具
浄水器(SAWYERミニ)
シリコンジョーゴ
携帯トイレ1セット
カイロ2枚
|
|---|---|
| 共同装備 |
虫よけシール
レジャーシート小1枚
体温計
3人用テント(ガイドさん担当)
ガスバーナーセット(ガイドさん担当)
|
| 備考 | ・荷物は14kg弱（分担分を含む）でした。行動食が結構多い方なので、日に日に軽くはなっていきました。 ・防寒着は、ナノパフ（化繊）かダウンかのどちらかで大丈夫で、2つも持っていく必要はありませんでした。北海道の山の寒さにビビりすぎていました (笑) ・テントマットも、自分は寝心地重視派なので２つ（クローズドセルとエアー）を持っていきましたが、１つでも大丈夫だと思います。 |
感想
今回、初めて北海道の山に挑戦しました。
5年ほど前に「NHK日本百名山」で旭岳〜トムラウシ山の縦走路を見てからずっと憧れていて、絶対に行くぞ！という気持ちで計画を温めていました。
昨年、10年間通った北アルプスが一区切りし、今年からは北海道の山を数年かけて登っていくことにしました。しかし自分は九州の人間で、北海道の山の気候がいまいち掴めず。そして2009年にこの縦走路では大きな事故が起きているので、北海道の山の寒さにビビッていました。しかも北アルプスのように2〜3時間歩けば山小屋があるという恵まれた環境でこれまでやってきたので、避難小屋しか無いことに心細さを感じ・・など色々と慣れない分からないことがあって、今回は山岳ガイドを探し、一緒に行ってもらう（もちろんお金を払って）ことにしました。
道標が分かりづらかったり、「ガスってたら道に迷うよね、これ」って場所が何か所もあったし、慣れない雪渓歩きが数カ所あり、ガイドさんがいる心強さはハンパなかったです。それだけでなく、歩くペースや歩き方、パッキングの早さ、無駄なものを持たないシンプルな装備など、3日間一緒に過ごして滅茶苦茶勉強になりました。
そして、何よりもこの縦走路の素晴らしさ、北海道の山の雄大さ、花々の美しさを全身で感じることが出来て、最高の山旅でした。他の方も書いている通り、だだっ広い台地あり、ゴロゴロ岩場あり、満開のお花畑に癒され、木道歩きや雪渓歩きもあり、本当に変化に富んだ面白い縦走路だと思います。トムラウシ山に登頂した後、下山路が長いのなんのでヘトヘトにはなりましたが、心は大きな満足感で満たされました。
秋の紅葉も素晴らしいと聞いたので、必ずまた来たいと思います。
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