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Yamareco

記録ID: 468476
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ハイキング
朝日・出羽三山

大朝日岳ピストン 残雪と咲き始めたヒメサユリ

2014年06月21日(土) [日帰り]
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tentomori その他1人
GPS
--:--
距離
16.0km
登り
1,670m
下り
1,670m

コースタイム

(前日1900東京出発、当日0時台に古寺鉱泉駐車場着。そのまま車中泊)
0735古寺鉱泉駐車場‐0848一服清水‐0856ハナヌキ峰分岐‐0956古寺山(小休止後直登コース経由)‐
1036小朝日岳‐1104巻き道合流点‐1144銀玉水(小休止後アイゼン装着)‐雪渓通過‐
1235大朝日小屋(小休止)‐1250大朝日岳山頂(写真撮影、パノラマ展望)‐
1305大朝日岳山頂‐小屋前で大休止‐1401銀玉水上の雪渓取り付き(アイゼン、スパッツ装着
)‐(以降写真撮り忘れにつきタイム失念)-
1700古寺鉱泉駐車場
(下山後は西川町の大井沢温泉・湯ったり館にて入浴。¥300と安い!さっぱりした後、湯ったり館から500mほど離れた所にある、川沿いの無料キャンプサイトにて車中泊。翌日東京へ。)




天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2014年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
古寺鉱泉駐車場に水場あり、おいしい水です。大きなバケツ缶で受けてあり、バケツの中の水が泥で濁っていたことから、ここで装備品の泥落しをするのでしょう。私達も下山後アイゼン、スパッツや靴を洗いました。
コース状況/
危険箇所等
稜線に出るまでの樹林帯が長く感じられます。段差ある道を越えて標高を稼ぎます。途中から虫に悩まされると思うので、虫除けは早め、こまめに。一服清水の辺りはドロドロにぬかるんでいました。水は冷たくおいしいです。

古寺山への登りの途中より残雪あり。短いもの3箇所?ほど。日中緩むため滑りやすく、また裸道との境目はスノーブリッジになった箇所あり、踏み抜き注意。なお下山時は溶け出して水の流れ+ぬかるみになった箇所がありました。

古寺山より先、小朝日岳を巻く道は雪が緩んでおり滑落の危険との情報あり、小朝日岳山頂経由で進む。途中雪のない砂利道のザレたトラバース2箇所?ほどあり。足をとられやすく、谷側に切れ落ちているため注意。

小朝日岳山頂からの下りは段差が大きく、浮石あり。当日残雪は無く、慎重に足を運べば特に問題なし。ただし雨後のぬかるんだ状態では細心の注意が必要と思われます。登り・下りともに落石しないよう心がけました。

小朝日岳からの下りを終えると、気持ちのよい稜線歩きがはじまります。銀玉水は雪の中にトンネルを掘ってあり(低いため頭をぶつけないよう注意)、大変冷たく甘い水でした。銀玉水前の小さな平地から、雪渓の登りがよく見えます。斜度があり、緩んだ雪であるため、アイゼン必要と思われます(特に下りは滑る)。私たちは6本爪アイゼンを使用しました(下山時はスパッツも併用)。私たちが登る前、体を横向きにして時間をかけ慎重に下りているパーティーも見られ、その方達は4本爪を使用されていました。

1769ピーク以降は、雪抱く雄大な景色とお花畑に足も軽くなります。お花自体は、樹林帯途中から少しづつ見られ、標高が上がるごとに種類が変わり、目を楽しませてくれます。

当日は雲が多かったものの、大朝日岳山頂からの360度のパノラマ風景、そしてあちらこちらに散りばめられたお花の小群落の数々は、達成感を与えるに十分でした。
古寺鉱泉駐車場の水場。
2014年06月21日 06:32撮影 by  Canon PowerShot A2400 IS, Canon
6/21 6:32
古寺鉱泉駐車場の水場。
つづら折れを上がり、樹林帯をゆく。
2014年06月21日 08:18撮影 by  Canon PowerShot A2400 IS, Canon
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6/21 8:18
つづら折れを上がり、樹林帯をゆく。
ショウジョウバカマ。
2014年06月21日 09:34撮影 by  Canon PowerShot A480, Canon
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6/21 9:34
ショウジョウバカマ。
初めて見たシラネアオイ。意外に大ぶりの花だった。
2014年06月21日 09:54撮影 by  Canon PowerShot A2400 IS, Canon
6/21 9:54
初めて見たシラネアオイ。意外に大ぶりの花だった。
ここで小腹を満たし小休止。ピストンにつき先を急ぐ。
2014年06月21日 09:56撮影 by  Canon PowerShot A2400 IS, Canon
6/21 9:56
ここで小腹を満たし小休止。ピストンにつき先を急ぐ。
サンカヨウ。
2014年06月21日 10:19撮影 by  Canon PowerShot A2400 IS, Canon
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6/21 10:19
サンカヨウ。
ここは右手の林の中を巻いていく。
2014年06月21日 10:22撮影 by  Canon PowerShot A2400 IS, Canon
6/21 10:22
ここは右手の林の中を巻いていく。
小朝日岳山頂。
2014年06月21日 10:36撮影 by  Canon PowerShot A2400 IS, Canon
6/21 10:36
小朝日岳山頂。
激下りの前の小休止。
2014年06月21日 10:36撮影 by  Canon PowerShot A2400 IS, Canon
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6/21 10:36
激下りの前の小休止。
小朝日から下ってきました。進んではいけない方はロープで塞いでありました。枝の間から覗くとすぐ崖でした。
2014年06月21日 11:04撮影 by  Canon PowerShot A2400 IS, Canon
6/21 11:04
小朝日から下ってきました。進んではいけない方はロープで塞いでありました。枝の間から覗くとすぐ崖でした。
古寺山を振り返る。下山時はここを登り返す。落石注意。
2014年06月21日 11:11撮影 by  Canon PowerShot A2400 IS, Canon
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6/21 11:11
古寺山を振り返る。下山時はここを登り返す。落石注意。
雲の取れた大朝日岳、期待が高まる。
2014年06月21日 11:22撮影 by  Canon PowerShot A2400 IS, Canon
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6/21 11:22
雲の取れた大朝日岳、期待が高まる。
銀玉水への雪のトンネル。ありがたく頂戴します!
2014年06月21日 11:44撮影 by  Canon PowerShot A2400 IS, Canon
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6/21 11:44
銀玉水への雪のトンネル。ありがたく頂戴します!
冷えた甘い水を飲みつつ、これから登る雪渓を見やる。この後6本爪アイゼン装着。
2014年06月21日 11:45撮影 by  Canon PowerShot A2400 IS, Canon
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6/21 11:45
冷えた甘い水を飲みつつ、これから登る雪渓を見やる。この後6本爪アイゼン装着。
チングルマ。
2014年06月21日 12:17撮影 by  Canon PowerShot A2400 IS, Canon
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6/21 12:17
チングルマ。
大朝日小屋と主峰。
2014年06月21日 12:25撮影 by  Canon PowerShot A2400 IS, Canon
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6/21 12:25
大朝日小屋と主峰。
山頂より。
2014年06月21日 12:57撮影 by  Canon PowerShot A2400 IS, Canon
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6/21 12:57
山頂より。
山頂より。
2014年06月21日 12:57撮影 by  Canon PowerShot A2400 IS, Canon
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山頂より。
山頂に咲いていたウスユキソウ。
2014年06月21日 12:57撮影 by  Canon PowerShot A2400 IS, Canon
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6/21 12:57
山頂に咲いていたウスユキソウ。
山頂標。
2014年06月21日 12:58撮影 by  Canon PowerShot A2400 IS, Canon
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山頂標。
名残惜しいが下山します。
2014年06月21日 13:06撮影 by  Canon PowerShot A2400 IS, Canon
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6/21 13:06
名残惜しいが下山します。
イワカガミとオオレン。
2014年06月21日 13:09撮影 by  Canon PowerShot A2400 IS, Canon
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6/21 13:09
イワカガミとオオレン。
雪渓上部、ここでスパッツとアイゼン装着。アイゼン使用はこの雪渓だけ。下って再びおいしい水を飲みました。
2014年06月21日 14:01撮影 by  Canon PowerShot A2400 IS, Canon
6/21 14:01
雪渓上部、ここでスパッツとアイゼン装着。アイゼン使用はこの雪渓だけ。下って再びおいしい水を飲みました。
みんなつぼみのヒメサユリ、一番開いていたのがこれでした。どうもありがとう!
2014年06月21日 15:20撮影 by  Canon PowerShot A2400 IS, Canon
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6/21 15:20
みんなつぼみのヒメサユリ、一番開いていたのがこれでした。どうもありがとう!

感想

師匠の遠征に同行。歩きがいのあるコースでした。
雪解けが進んでおり、小朝日山頂経由で正解でした。事前の情報収集で巻き道を避けること決定していましたが、雪に覆われた巻き道と急傾斜の谷を実際に遠望すると、自ずから危険さが伝わってきました。
小朝日岳からの下り(山と高原地図で○危マークがついている)は恐怖こそ感じませんでしたが、所々足を止めた箇所もあり、慎重に進むに越したことはないと思います。
銀玉水からの小雪渓も、用意して貰った確保用ロープを使用せず、アイゼン+ダブルストックでいけました。
樹林帯から山頂まで、代わる代わる花たちが出迎えてくれました。
シラネアオイの花が思ったよりも大ぶりだったことに驚きました。
撮影できなかった花の名前を、分かる範囲で以下に。
チゴユリ、ツクバネソウ、マイヅルソウ、ダイコンソウ?、スミレ、オオレンの仲間?2種類、ツマトリソウ、カタバミ、ハクサンチドリ、カタクリ、キンポウゲ?、ウツギ(白、桃色)、アカモノ、ゴゼンタチバナ、ニッコウキスゲ、白っぽいイワカガミ、ミヤマハタザオ。他にもありました。
夏に向けての足慣らしとして(縦走、雪渓慣れ)、また花の予習復習として、よい山歩きになりました。
とはいえ課題もあり、レベルアップのために解決していく必要があります。
まずは師匠に感謝し、自分をねぎらうこととします。

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