記録ID: 4915720
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無雪期ピークハント/縦走
屋久島
【三百名山in九州】第15座:宮之浦岳(楠川海岸から永田岳・宮之浦岳を経て淀川登山口へ)
2022年11月08日(火) 〜
2022年11月11日(金)

体力度
10
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 27:04
- 距離
- 55.2km
- 登り
- 4,204m
- 下り
- 2,962m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:01
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 7:43
距離 18.9km
登り 1,457m
下り 633m
2日目
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 7:25
距離 15.5km
登り 1,436m
下り 812m
3日目
- 山行
- 6:14
- 休憩
- 2:09
- 合計
- 8:23
距離 15.4km
登り 1,213m
下り 1,295m
| 天候 | 1日目:晴れのち曇り、2日目:晴れのち曇り、3日目:晴れ、4日目:曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス
船
帰りを考慮して、鹿児島港南ふ頭に車を停め、市電(いづろ通→鹿児島中央駅前)、JR(鹿児島中央駅-五位野駅)、徒歩で谷山港へ移動。 はいびすかすはAM7:00に宮之浦港に到着するので、そのまま歩き始められる。 山岳部環境保全協力金は観光協会宮之浦案内所(屋久島環境文化村センター内)で払うが、9:00まで開いていない。閉まっている時はホテル屋久島のフロントで納入することができる(7時台に払えるのでこちらが便利)。 淀川登山口からは紀元杉バス停まで歩き、10:45のバスに乗り、安房の合庁前バス停で乗り換えると、そのまま帰りの屋久島2に乗れる。 合庁前バス停横には土産物屋さんもある。 |
| その他周辺情報 | 車中泊:出港前は道の駅指宿。はいびすかす号内で一泊。屋久島内では避難小屋以外宿泊なし。 入浴:出向前:指宿ヘルシーランドたまて箱温泉、屋久島では入浴なし。鹿児島:薬師温泉(鹿児島市内) |
写真
谷山港に停泊中のはいびすかす号。体温測定などの乗船受付は15:30から。乗船は17:00過ぎから。受付窓口は開いているので荷物を預けて近くのスーパーに夕ご飯と翌朝の朝食などを買いに行くことができます。
楠川歩道の入り口は城ノ川河口のちょっと手前なので少し戻ります。ここから楠川歩道まで1時間くらいです。楠川歩道の途中は結構道が細いですが、マークはあります。楠川歩道に入って1時間半くらいで白谷雲水峡に到着です。
太陽光パネルと蓄電池、LEDライトのおかげで明かりが灯ります。小屋の窓はコロナ対応で全開でしたが、奥の部屋だけ窓を閉めさせてもらって宿泊。独り占めでした。トイレにトイレットペーパーがありました。
2日目は5時出発。麓から人が入ってくる前に杉を見たいので。ところが楠川分かれに着いた7時ころにはもう朝一の登山客が来ていました。残念。それでもウィルソン株には自分ともう一人しかいなかったので、お約束のハート型の穴が見える場所もゆっくり探せました。
縄文杉はお手入れ中で人が2人くらい登って作業をしていました。縄文杉って人が登ることがあるんですね。周りの木でもいろいろな作業が行われていました。
この日はこの後団体の子供たちが来て混雑したようです。
この日はこの後団体の子供たちが来て混雑したようです。
新高塚小屋。11時前に着いてしまいました。次の小屋まではもう行けないのでここで泊まりました。最初に着いたので中を一部掃き掃除して自分の場所を確保しました。後から来た人たちは掃除せずに使っていたけど、砂や落ち葉、羽毛など結構落ちてます。掃除用具はあるので掃除して使いたいですね。ネズミが出るとのことで食料やごみはつるす必要があります。
中はこんな感じ。二段になっていて上の階は天井が高くて広々ですが、下は天井に釘が打ってあって食料などをつるしやすいです。LEDはないので暗いです。なんだか外より寒かったので昼間から寝袋に入ってました。
1日目、2日目ともに10時頃から曇っていたので、曇る前に山頂に行きたくて4時出発。焼野三差路にザックをデポして空身で永田岳往復。永田岳山頂付近で日の出を迎えました。永田岳の岳参りの祠は場所がわかりませんでした。
宮之浦岳山頂。いい天気で大正解でした。はいびすかす号の中では11/10は天気が悪いという話が出ていたので心配していたのですが、今回の縦走中で一番いい天気でした。天気は良いのですが周囲に雲はあり、開聞岳や佐多岬は見えませんでした。
宮之浦岳山頂から新高塚小屋方面を振り返ります。そういえば平石付近で朝5時半ごろ、デイパックを背負ってコンビニで売っているようなビニールのレインコートを着たおじさんがヘッドランプも持たずに、登山道に立っているに出会いました。前日、宮之浦岳に登って道を間違えて夜中彷徨っていたようです。まだ暗かったのですが、私の来た方向が下山道であること、あと1時間経てば明るくなることを伝えましたが、これはもう遭難ですよね。
淀川小屋。
午後のバスには間に合うんだけど、麓の宿を予約していないので、ここに泊まって次の日の朝のバスで下山します。
中は新高塚小屋と似ています。暗くて寒くてネズミが出ます。入口外の床は丸太の輪切りを敷いてあるのですが、中が腐ってデコボコで非常に歩きづらいです。
午後のバスには間に合うんだけど、麓の宿を予約していないので、ここに泊まって次の日の朝のバスで下山します。
中は新高塚小屋と似ています。暗くて寒くてネズミが出ます。入口外の床は丸太の輪切りを敷いてあるのですが、中が腐ってデコボコで非常に歩きづらいです。
淀川小屋の水場です。ここは湧き水ではなく、川の水を飲みます。鹿や猿が気になりますが、味は問題ありません。普通にそのまま飲みました。祖母山九合目小屋の水(キャベツについた青虫をつぶしたような匂いがしました)と比べれば何の問題もありません。
紀元杉まで歩く間に、林道にオスのヤクシカがいました。あっという間に走って逃げてしまいました。そういえば新高塚小屋の先の展望所のあたりでメスのヤクシカが2頭(親子かな)登山道にいました。こちらは暗いからかあまり逃げずにすっこし離れたところからこちらを見ていました。
バスに乗ったら、何回もヤクザルが林道に広がってバスを停めていました。運転手さんの話ではオスザルは少し待つと避けてくれるけど、メスザルは避けないので、バスが避けなくてはいけないのだそう。
感想
九州にある三百名山を巡る山旅も15座目。英彦山から始めて南端の宮之浦岳が完了し、折り返して北上が始まります。百名山としては90座目になりました。
宮之浦岳は車で行けないので、乗り継ぎが非常に気になりました。
雨が多いというので停滞もありうるだろうから食料も多めに必要だし、1900mもあるので夜は寒いかも知れないし、小屋が混雑したり、コロナ対策で使用できない可能性もあったので念のためテントも持ったり、ということで荷物が多くなってしまいました。
結果としてすべて山小屋に泊まることができたし、淀川小屋の夜中以外は雨は降りませんでした。車中泊で回ってると濡れたテントやザックを乾かすのが大変で、屋久島でテントを広げて雨に降られることを恐れていたので助かりました。
今回、SEA TO SUMMITと岳参りをやってみたかったので、楠川歩道を使用しましたが、通常と逆コースになってしまいました。逆コースだと小屋と小屋の間隔が今一で昼には次の小屋に着いてしまい、ちぐはぐな感じでした。淀川登山口から入った方がスムーズで、1日少なくて済むようです。
今回避難小屋には3泊しましたが、屋久島の宿には1泊もしておらず、島の料理を食べる機会もありませんでしたのでちょっと残念です。今度は観光で来てみたいと思います。
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