八経ヶ岳で初日を見に弥山冬期小屋泊


- GPS
- 31:43
- 距離
- 25.2km
- 登り
- 2,012m
- 下り
- 1,998m
コースタイム
- 山行
- 8:35
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 8:58
- 山行
- 7:27
- 休憩
- 2:01
- 合計
- 9:28
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ここはレジャーや観光目的の人用に駐車場に綺麗なトイレも開放されているのが使い勝手がいい。 そのトイレにゴミ放置や花火など禁止という貼り紙がしてあったが、いつまでも使わせてもらえるよう気を付けたいもの。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ポストは駐車場からグランドはさんで道路が山にぶつかったどん詰まりに登山口看板と共にある。 基本的に尾根筋を行けば危険と言うほどの所は無いが、途中2箇所ほど尾根筋の他にトラバースの巻き道がある所があって、どちらも尾根筋の方が安心安全。 一つは鉄塔の所でしたから上って行くと何も書いてないので鉄塔向かって尾根筋歩く方が自然に感じるが、上から下ってくるとなぜかロープが張られていてトラバース道に導かれてしまうが、現在作業してる気配は無かったので今は尾根筋歩いて問題無いのでは。 もう一つは林道下部出合いと上部出合いの間、上部から3分の1くらいの所にあるこれも小さいピークの林道側に付けられた巻き道のトラバース道。 これは無雪期はトラバース道が正規ルートなのかもしれないが急斜面に細い道で、積雪期には雪の状態や通る人の経験値などによっては危険まである。 積雪期には尾根筋が通れるならそちらの方が安全かと思う。 |
写真
標識の付いている場所より少し下のこのあたりの方が視界が広くて稲村ヶ岳もバッチリだが、食べてる間中山頂付近のガスが取れることは無かった。
この後スノーシューに履き替えて出発。
間違えてトップリ尾に入ってしまう人が増えたんだろうか。
いつかは行ってみたい雪のトップリ平。
下は湯又までの林道が通れなくなるだろうから行くとすればここからピストン。
荷物デポって空身で行くが、スノーシュー履いててもハマりまくったし、実際上る人は皆試行錯誤されるのか踏み跡は幾筋も。
おかげで下りで違う所に下りて慌てて踏み跡も無い所突っ切ろうとしたら腰までハマって先々週の氷ノ山でハマったの思い出して焦りまくった。
このすぐそばでテント張ってる方がおられたが、確かに八経ヶ岳上るなら弥山小屋からよりこちらからの方が楽そう。
トレース横だったので一言挨拶しただけで通り過ぎたが、上手い所に張っておられるなと思った。
愛知からという前日は鳥取大山に登り、そのまま今日はこちらに来たというすごいお二人の先客がおられた。
今回はいろんな場合を想定して水2リットル持ち上げたが、小屋の中は一晩中−5〜6度で凍ることもなかった。
実際に陽が上ってからもう数分経ってはいるし、薄らガスの中からではあるけど今年初の陽に間違いなし。
これを見るために来たので満足。
一緒に泊まったお二人はここからそのまま明星ヶ岳の方にということでここでお別れした。
このトラバース道、ちょっとヤバイ。
前日は気が付かずに尾根道を通ったらしいが、この日はあれっ、こっちにも新しそうな踏み跡があるって思ってつい入ってしまったら結構な急斜面に細い踏み跡だけが続いていて、雪の状態が悪かったら慣れない人が通ったら危険まである感じ。
雪山では尾根道が定石だし、このトラバース道はよほど慣れた人、分かっている人以外は避けた方がいいと思われ。
天女の舞では2日とも全貌を見せてくれなかった稲村ヶ岳が右の方に続くバリゴヤノ頭の尾根まで全部見える。
慌てて撮ったけどどこから撮ってもススキか送電線が入ってしまってすっきり撮れなかった。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
スノーシュー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
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感想
八経ヶ岳で初日の出を見ることも、弥山の冬期小屋に泊まることも経験が無い。
クリスマス寒波で大峰にもやっと雪が積もったようだし、この冬すでに3回氷ノ山に行って新しいスノーシューにも慣れたことだし、そのうえ天気予報見たら年末年始は冬型が緩んで安定してるとのこと。
これはやるしかないと急遽計画。
行ってみたらなんか最初からやたら足が重い。
4日前、氷ノ山の踏み跡一つ無い県境尾根で半日近くラッセルしまくった疲れがまだ抜けていなかったよう。
まあ選んだコースは長いけど緩やかで危ない所は無いし、日帰りではなく上で泊まりだからと足をいたわりながらゆっくり上ったらのんびりしすぎて小屋着が17時になってしまった。
小屋では前日は鳥取大山登って今日はこちらに来ましたというとても山慣れて気さくなお二人と一緒になり、こちらも気楽に過ごさせてもらった。
次の朝は小屋から出て見る限りガスガスで星一つ見えなかったが、ここまで来たら後悔はしたくないと八経に行くことに。
1時間かかるかもと6時に小屋を出たら早すぎて日の出時刻まで30分も強い風の中待つ羽目になってしまったが、空がだんだん明るくなりガスがすごい早さで流れて行くのが分かるようになってくると、時に空はオレンジや黄色っぽい色に染まってとても綺麗。
そしておそらく日の出時刻から数分後、ガスが薄くなった所にほんのしばらくだけ丸くオレンジの陽の姿が。
自然相手のことだからたとえ見れなくてもやるだけのことやったらそれでよかったけど、陽の姿を見れたらそれはもうとても満足。
普通の天気予報で下界では晴れ予報でもやはりちょっとでも高い山のてっぺんとなると雲がかかってしまって話が別になるなと。
自分は入っていないのでいつも普通の天気予報だけ見て判断してるが、もしかすると最近多くの人が入ってる山専門の天気予報見て来なかった人達も多かったのかなとも思った。
年末には初めての弥山冬期小屋泊、新年は八経ヶ岳での初日の出と弥山神社へのお参りと、とてもメリハリのある山行になった。
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