冬季百名山49座目:雲取山
埼玉県
東京都
山梨県
Icchyou
体力度について
- GPS
- 13:26
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 1,940m
- 下り
- 1,925m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 10:42
- 休憩
- 2:42
- 合計
- 13:24
| 天候 | 晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
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感想
南岸低気圧襲来により大量降雪の関東地区。
長年待ち侘びたこの時が遂に訪れた。
新たなる冬季百名山・雲取山への挑戦！／ ^o^＼
降雪直後で登山道が最高の状態になる時をずっと待っていたんだ。
テント担いでじっくり愉しみたいところだが
翌日予定があるため日帰り必須・・・
なので最短ルートかつ未だ歩いたことのない
秩父三峰神社から入山することにした。
駐車場から稜線伝いにピークは見えている。
ここから約10キロ、標高差1000m。
久々のガッツリ登山になるが
関東最高峰でリハビリはこなしてきたんだ。
東京最高峰くらい難なく取ってやる。
三峰ルートは景色無しとの噂を聞いていたが
樹林の隙間から見えたのは
両神山・浅間山・和名倉山と想定外の眺望！( ゜∀ ゜)
もう士気は十分だ。さぁ行くぞ、
あの頂きに積もった、雲を掴みにな！☃️
霧藻ヶ峰→前白岩山→白岩山と
複数のピークを超えていくハードな登山道。
要所にトイレ、山小屋、廃屋が点在し
意外と撮れ高には困らない。
前白岩山付近から景色を眺めていると
一際高い真っ白な高峰のピークが見えた。
カタチと方角的に・・・北岳と間ノ岳！？
まさかここから見えるなんて驚き。
その先の白岩小屋跡も内部に雪が入り込み
退廃的な雰囲気を醸し出す。
小屋の西側からは雲取山から和名倉山の
稜線が雪化粧に彩られる大展望！
なんだよ三峰ルート、見所だらけじゃないか・・・！
白岩山→芋ノ木ドッケ→雲取山荘とさらに稜線を進む。
新雪はスネまで埋まる50cm程度の深さ。
それに加え地味なアップダウンが続くおかげで
消耗が激しくかなりペースダウン( ´Д`)
しかし登山道に降り注いだ雪は霧氷を形成し
樹林は吸い込まれるような美しい雪山へと変化。
ハァハァ・・辛いけど最高の気分❄️
雲に手が届くまで、あと少し！
霧氷の樹林を掻き分け14:30に雲取山頂到着！
登りトータル7時間半と想定外に時間かかった所為で雲が湧き
富士山は山頂しか見えず・・・
周辺の山で分かるのは和名倉山くらいかな。
でも俺はここに来れたことが嬉しいんだ。
その頂に積もったフワフワの雲を掴んで、
天空へとブチ撒けた🌨＼( ^o^)／🌨
雪遊びを愉しんだ後は避難小屋でヤマメシタイム。
結局滞在時間はなんだかんだ1時間を過ぎ
下山開始時刻は15:30に・・・
うーん、ここから10キロ戻るのか。
時速3キロで歩いたとしても
最低3時間はかかるわけで・・・
今回も日没確実だね( ゜∀ ゜)←
闇を受け入れる事に決めつつも
一心不乱に爆速下山開始する。
18時前に前白岩の肩付近で完全に日没。
風は強くなり外気温も-7℃まで下がる。
若干と焦りと早く帰りたいという思いが出てくるも
久々の山だし最後まで愉しもうぜと
自分に言い聞かせ暗闇を歩き続けた。
結局三峰神社に着いたのは20時・・・('A`)
トータル14時間のハードなやらかし山行。
でも元々景色期待してなかった分
想定外に見所があって撮れ高は十分。
降雪直後の樹林は本当に美しく歩いていて幸せだった。
出会った登山者もわずか2人で
静かな登山を愉しめたし充実の一日になった。
テクニカルな日光白根、ロングの雲取山を踏破し
完全に雪山の感覚は取り戻した。
我慢していた分、ここから攻めまくるぞ！
冬季百名山49座目・踏破！
★ルートレビュー★
難易度:C
基本的に尾根筋一本道でマークも多く迷う所はありませんが
北側斜面で太陽が当たりづらく全体的に凍結しているため
アイゼンかチェーンスパイクは必須。
頂上付近になると積雪は50�冂�度となり
ワカンも用意しておくと楽に登れるようになります。
体力度:B
標高2017m 標高差951m 平均斜度5.8°登り7:33(9.4km) 下り4:40(9.4km)
三峰神社は雲取山へ至る最短ルートですがそれでも往復20�匐瓩�なり
道中ピークを4つも越えていくため
累計標高差は2000m近くなるハードなコースです。
装備組換えタイムロスや積雪でペースダウンし登頂には
無雪期の1.4倍程度の時間がかかってしまったため
ヘッドライトも必須となるコースです。
展望:D
基本樹林の中ですが所々に展望地あり。
駐車場からは白岩山〜雲取山までの稜線。
霧藻ヶ峰付近から両神山＆浅間山。
前白岩山からは北岳＆間ノ岳の山頂部。
白岩小屋からは雲取〜和名倉山への稜線。
山頂からは関東平野のビル群・富士山・七ツ石山への
稜線を見渡すことができます。
総評:B
景色は少ないものの山小屋や廃屋が多く見どころ多数。
登山道が刻んできた長い歴史を感じさせるルートです。
何よりも降雪直後の頂上付近の樹林は筆舌に尽くしがたい美しさ。
ぜひとも関東大雪の際に挑戦して体験することをお勧めします。
★ルートレビューリスト(冬季百名山)
https://wp.me/PcUql6-1aj
★Youtube
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★百名山登山記ブログ
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