記録ID: 528694
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
北穂高岳〜涸沢岳〜奥穂高岳〜屏風ノ耳
2014年10月10日(金) 〜
2014年10月12日(日)


- GPS
- 55:32
- 距離
- 37.1km
- 登り
- 2,426m
- 下り
- 2,419m
コースタイム
1日目
- 山行
- 5:18
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 5:45
5:57
5分
上高地バスターミナル
6:12
34分
小梨平
11:42
2日目
- 山行
- 8:21
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 10:01
3日目
- 山行
- 5:57
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 6:54
12:19
12:40
49分
明神池
13:34
上高地バスターミナル
天候 | 10/10(金) 晴天 10/11(土) 晴天 10/12(日) 晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
新宿22:30 → 05:20上高地バスターミナル (さわやか信州号5805) 復路:10/12(日) 上高地バスターミナル16:15 → 20:57(渋滞で23:05)新宿 (さわやか信州号5806) http://sawayaka.alpico.co.jp/ http://sawayaka.alpico.co.jp/area/kamikouchi/shinjyuku/ 予約センター03-3216-5346 片道7,400円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ここに自分用のメモを記しておきますが、このコースは、多くの方が歩かれて、多くの詳細なレコがあり、またネット上にも多くの情報がありますので、詳しくは、そちらをご参照下さい。 ・上高地〜横尾 道幅の広いよく整備された遊歩道なので、危険個所なし。 明神池から河童橋までの間に木道が数か所あり。濡れていると滑りやすくなるので注意。 ・横尾〜涸沢 一般的な登山道。道も広く、よく整備されている。 樹林帯を抜けるとガレ場になるが、斜度が緩く、危険度は低い。 ただ、浮き石等で足を捻らないように。 ・涸沢〜北穂高小屋 斜度があるガレ場や岩場が数か所ある。ヘルメット着用が好ましい。 岩場は、三点支持で進めば問題なし。ただ、落石が起き易いので石を落とさないよう注意。また、落石のありそうな箇所での休憩を避けましょう。 鎖場とハシゴが1箇所ずつあるが、ステップに問題はない。 ・北穂高小屋〜奥穂高山荘 岩稜ルート。ヘルメット要着用。 前日の10日に涸沢の山岳補導所にて、このルートの状態をヒアリング。先日の台風時に積雪があったが、ここ数日よく晴れ、乾燥しているので、11日は問題ないとのコメントを頂いた。しかし今後、気温低下時の岩肌にベルグラ(薄氷)が付着することがあるので注意とのこと。 ルートは、浮き石が多く、足の置き方に注意が必要。岩場、鎖場の上り下り、トラバースなどがある。足元が切れ落ちている危険な個所もいくつもある。基本三点支持で慎重に自分のペースを守って進めば、問題ない。また、○、×、→などのマーキングがしっかりと付いているので、踏み跡に惑わされず、よく探して慎重に進んで下さい。 北穂高岳から最低コルに進む場合、涸沢側から滝谷側に移り、トラバースしながら下る部分が滑落しやすいように思われる。このトラバース区間が比較的長いので、緊張感を保つ必要あり。 最低コルの先、涸沢槍への上りは、ハシゴと鎖のトラバース、九十九折りの長い鎖場が連続する。足の置場も狭いが、上りはそれほど恐怖感もなく、三点支持で進めば危険度は低いと思われる。しかし、逆方向で下る場合、足の置き場などにより慎重さが必要と思われる。最後の涸沢岳への急な鎖場も上りであれば、問題ないが、下りの場合、足場確保に留意されたい。 今回は、天候が良好だったので、歩き易かったが、悪天候(風雨・風雪)時は、極端に危険になると思われる。 ・奥穂高山荘〜奥穂高岳 山荘上部にハシゴ場、岩場あり。ヘルメット着用が好ましい。 区間が狭いが、浮き石などに足を取られたり、落石などを起こさないように、注意して下さい。 ・奥穂高山荘〜涸沢 ザイテングラードも岩場の岩稜歩き。ヘルメット着用が好ましい。 鎖、ハシゴが設置されている個所があるが、高度感も少なく、ステップは難しくない。しかし、浮き石もあるため、注意して下る必要がある。 ・涸沢〜屏風のコル(〜屏風ノ耳)〜新村橋(パノラマコース) 涸沢から屏風のコルは、前穂高岳北尾根の稜線に出るまで、ロープや鎖などがあるトラバースの連続。左(涸沢)側が谷となっているが、斜度が緩く、高度感はない。しかし、足場は良くなく、谷側が崩落しそうな個所、草付きで踏み抜きそうな箇所があるので、山側を歩いた方が安全。 屏風のコルから屏風ノ耳までは特に危険個所はないが、ところどころにある浮き石があり、石を落とさないよう注意が必要。 屏風のコルから新村橋までは、一部ガレ場があるが、危険個所は無い。 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
1/25
000地形図
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具
計画書
時計
携帯電話
保険証
ザックカバー
雨具
ファーストエイドキット
医薬品
三角巾
日本手拭
バンダナ
スパッツ
手袋×2
ライター
ナイフ
ティッシュ
ビニール袋
飲料
非常食
食器
水筒
テルモス
コンロ
ガスカートリッジ
コッヘル(鍋)
替え衣類
防寒着
防寒用帽子
サングラス
ヘルメット
クマよけ鈴
新聞紙
携帯トイレ
ツェルト
ラジオ
カメラ
針金
テープスリング
環付きカラビナ
カラビナ
|
---|
感想
二週連続で週末に台風が来たお陰で、それまで予約でいっぱいだった”さわやか信州号”に空席が出始めた。
週末は、崩れそうだけど、金曜日と土曜日なら天候に問題なさそう。
ラッキーなことに金曜日にお休みも取れたし、上高地から北穂をピストンでもしよう。
あわよくば、北穂から奥穂を縦走し、復路にパノラマコースを通ろう。
ということで、上高地へ行くことにしました。
上高地に入ると、台風の影響が遅くなるという情報。
日曜日も天候が良さそうなさそうなので、欲張りプランを選択し、計画書を提出。
涸沢に入ると台風の心配は殆どなく、天候がどんどん良くなってきました。
生憎、紅葉はもう終盤でしたが、三日間晴天のお陰で気持ちの良い涸沢を堪能することができました。
念願だった涸沢〜北穂〜奥穂〜涸沢の周回も大いに楽しめました。
北穂山頂からの眺めの素晴らしさ、北穂から奥穂へのエキサイティングな岩稜歩き。
また来たいですね。
オマケのパノラマコースも横尾までの道より人通りが少なく、静かな山行が楽しめます。
屏風ノ耳からの穂高連峰、槍ヶ岳へ続く尾根の眺めもまた絶景でした。
屏風ノ頭にも行きたかったのですが、残念ながらかなりヘタレていて、今回はパスして次回の楽しみにとっておくことにしました。
この夏の天候には泣かされましたが、今回の山行で全部チャラになりました。
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tackerqさん、こんばんは。
念願の穂高(周回)おめでとうございます。
紅葉はほぼ終了だったようですが、好天に恵まれ最高でしたね。3日間とも晴天なんて、かなり強運の持ち主なんじゃないですか?
それにしても、高山の稜線上からの眺望は壮大というか格別ですね。足元ばかり見ている低山の場合とは、歩き方まで変わっちゃいそうです。
ところで、tackerqさんの写真どのレコでもすごく鮮明ですね。私はカメラの知識は無いのですが、相当良いカメラなんでしょうか?それとも腕?
写真の詳細を見てみても情報が無いので、差支えなければ教えていただけないでしょうか。
低山の紅葉はこれからです。綺麗な写真を期待しています。
お疲れ様でした。
ご無沙汰致しております。
コメントどうも有り難うございます
台風の影響で、土曜日から天候が下り坂
稜線も青空があれば綺麗に映りますので、ホントにラッキーでした。
7月、8月は、自分のことを不運な雨男、ガス人間と思っていましたが、漸く今回の山行で気分が晴れました
写真の件ですが、なんのテクニックもなく、撮っているだけです
カメラもオリンパスのコンデジ「タフシリーズ」TG-620。
一応撮影時にいろいろとモードがあるようなのですが、使いこなしておらず、オートで撮っているだけ。
強いて言うなら、3枚撮って、お気に入りの1枚のみ残す・・・という感じです。
参考にならず、申し訳ありません
今年の紅葉は、早いと聞いていますが、秩父、奥多摩、奥武蔵はこれからですよね。
私は、kinoeさんほどマニアック
なんと、河童橋で、ニアミスではないですかっ!!
バスの時間が、30分違いですので
あの人ごみの中、どこかですれ違ってるかも
ですね。
三日とも、素晴らしいお天気。
展望が素晴らしいです。
「今回の山行で全部チャラ」
ごもっともかと。
北アは、好天に限りますね。
コメントどうもありがとうございます。
ホントですね
12日は、河童橋から上高地バスターミナルまでの人混みの中で、お会いしているかも
私はその日、バスのチケットを手に入れると、インフォメーションセンターでシャワーを浴びて、食堂でトンカツ定食とビール飲んで、二階から人混みを眺めて、ベンチに座って、河童焼きを食べてました
眺望が山行の最高のご褒美ですが、天候あっての眺望
ほんとにこの週末は、よく晴れて、気持がよかったですよね
これからも安定した天気で秋山を堪能したいものですね
どこかのお山でお会いできればと思っています
北穂〜奥穂!!!
うちもいつか歩いて見たいと思っているルートなのですが、なかなか実現してません
今回tackerqさんが歩かれたように、涸沢周回ルートで歩いて見たいと思っているのですが、なんでも北穂〜涸沢岳間は大キレットより怖いと聞いているのでつい腰が引けて・・・(^_^;)
でもいつか挑戦してみたいと思います!
(お気に入りに入れさせていただきました
パノラマコースは、初めて奥穂に行った時に、「パノラマ」という響きに惹かれて下山時に通ったのですが、うちの三大「二度と行きたくない道」の一つです
とにかく長くて遠くて、もう永遠に新村橋に着かないんじゃないかと思いました。
でも屏風の耳からの眺望は素晴らしいですよね
屏風の耳〜屏風の頭間は、懸垂下降とかが出来ないと行けないルートって聞いていたのですが、今は違うのでしょうか?
ウソかも。
うち、なにか勘違いしてるかも(^_^;)
コメントとお気に入り登録ありがとうございます。
念願の北穂〜奥穂に行ってまいりましたぁ
私も大キレットより怖いという話を聞いていて、期待と不安が入り混じった状態で尾根に向かい、岩稜歩きの間はアドレナリンが出まくりましたが、涸沢岳に着いた時は、何とも言えない達成感がありました
岩稜歩きは、緊張感を持続しなければならないので、2時間程度のこのコースが今の私に丁度良かったです。来年は、行程の長い3大キレットのどれかを歩いてみたいと思い始めています
パノラマコースは、「パノラマ」と名前が付いているけれど、名前倒れという話を聞いたことがありますが、それでも北穂や槍が望め、梓川を俯瞰することができる一度行っておいても良いコースだと思います。絶景の屏風ノ耳もありますしね。
屏風ノ頭へは行っていないので、なんとも言えませんが、頭から戻ってこられた方からお聞きしたところでは、耳への道より危険な個所があるが、場所を選べば安全に上れるとのこと。
懸垂下降が必要かどうかはわかりません・・・はっきりしなくてスミマセン。
聞くところによれば、頭も耳も眺望があまり変わりがないとのこと。リスクを冒してまで行く必要があるかどうか
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