赤岳〜硫黄岳 縦走


- GPS
- 16:49
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 1,832m
- 下り
- 1,846m
コースタイム
- 山行
- 5:41
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 6:17
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 9:22
天候 | 快晴+強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所のクサリや手すりはまだ埋まっていませんでした。 |
その他周辺情報 | *美濃戸口駐車場は駐車券提示でコーヒーが頂けます♪ *もみの湯 17時以降大人300円 |
写真
装備
個人装備 |
アイゼン
ピッケル
ストック
GPS
ヘルメット
ヤマモリ
|
---|---|
備考 | 硫黄岳から下山中にザックに取り付けたピッケルを1本紛失(>_<) |
感想
雪山2シーズン目。
今年は赤岳〜硫黄岳の縦走路が歩きたくて、
各クサリ場が雪で埋まってしまう前にトライしてきました。
先日の黒斑山でひーひー言ってるような体力じゃ不安もあったけど、
赤岳展望荘が冬季営業開始したことで行程を分割できるのでトライするなら今かな、と思い切って行ってみました。
計画では1日目に文三郎尾根から赤岳を経由して展望荘に入る予定でしたが、
出発が遅かったうえに、行者小屋到着の時点でヘトヘト、見上げればガスで展望もイマイチっぽかったので、2日目の行程が忙しくなってしまうけど、1日目は地蔵尾根で直接展望荘に入りました。
地蔵尾根は3月に下りで使った時は手すりや階段はみんな雪で埋まってて、あの時は雪壁の下りがすごく怖く感じたけど、ちょうど階段のあるとこで下りのパーティがきたので見ていたら、中途半端に出てる階段のほうが逆に怖いと思いました。
そして、やっぱり地蔵尾根の上りはキツい・・。
重たい足はゆっくりとしか進んでくれないし、予報通り風も徐々に強まってきて、文三郎に行かなくて良かったと思いました。
夕方にはガスと暴風で、外に出たらホントに吹き飛ばされそうな勢いでした。
真冬の稜線で、あたたかい小屋のなかでまったりできるなんて、ホントに感謝です。
この日の宿泊は6人(ソロ3人+1パーティ)。
それぞれ個室も割り当てていただけて、談話室で楽しくお話したりして、とても快適に過ごさせていただきました。
2日目
夜もすごい風だったけど、朝になってもまだすごい風。
それでも行動できない程ではないし、文句ナシの青空で、展望最高!!
展望荘に荷物をデポして身軽で赤岳をピストンしたあと、荷物をピックアップしてドキドキの縦走が始まりました。
地蔵の頭から横岳を下るまでは緊張の連続。
でもまだクサリが使えるので慎重に進めば問題ありません。
最初のうちはトラバースくらいでドキドキしてましたが、足元の凍ったクサリ場をひとつ下ったら恐怖感がマヒしたらしく?ちょっとやそっとじゃ怖いという感情もなくなって落ち着いて歩くことができました。
・・が、最後の最後、横岳の「カニの横ばい」に下りるクサリ場はさすがに怖かった!!
そうして難所を無事にクリアしたら、あとは平和な道。
ここからは烈風と冷えとの闘いです。
風向きがぐるぐる変わるので、休憩適地がなかなかありません。
硫黄岳山荘でちょっとパンをかじりましたが、すぐにカラダが冷えて指先が痛くなってしまったのですぐにまた出発しました。
硫黄岳山荘から硫黄岳までは、コース上で最も風が強かったです。
私はピッケル2本なので、耐風姿勢のような4つ足歩行で1歩ずつゆっくり進みました。
風はぶわぁーーーーっと来たかと思うとフッと弱まったりするので、その変わり目でバランスを崩さないよう注意が必要ですね。
呼吸のように風が少し弱くなるタイミングを狙って4つ足歩行のままスタスタスタッ‥と、これ、人に見られなくないなぁw
硫黄岳山頂は壮絶な風。
とりあえず写真を撮って、このころには早く風のないところまで下りたくて、サクッと下山開始しました。
樹林帯に入るとようやく強風から解放。
快晴+風ナシで暑いくらいで、レイヤリングを調整して、ピッケルをストックに変えて、雪の樹林を楽しみながら気持ちよく下山しました。
赤岳鉱泉に着いてザックを下ろすと、
なんと! まさかっ!
ピッケルが1本無いっ(TOT)!!!
倒木くぐりがたくさんあって、そういえば随分上のほうで1回、なんか引っかかったような気がしたけど、そこで落としたのかな?
ちゃんとピッケルループにくぐして固定したのに、どうして落ちちゃったんだろう?
すごいショックだけど探しに戻るような体力&気力はないし、
万に1つの望みをかけて、鉱泉で紛失物の届けをして泣く泣く下山しました(>_<)
あーーー、、すごい良い日だったのに、最後の最後にコレかぁ、、、
年末休暇最初の土曜日&翌日も快晴の予報だけあって沢山の登ってくる人たちとすれ違いながら、林道で同じく下山中の方とお友達になって、一緒に赤岳山荘の肉うどんで締めました♪
お腹いっぱいになったあとに1時間の林道歩きが残ってますがw
冬は同じコースでも時期がちがえば難易度も変わってくるので
まずはクサリの出ているこの時期にルート状況をよく覚えておこうと思って写真をいっぱい撮りました。
今シーズン、同じコースを何度か通っていろんな雪の状態に対応できるようになりたいです。
八ヶ岳さま、よろしくお願いしまーーすっ♪
コメントさせていただきます♪
私も、先週赤岳〜硫黄にトライしましたが、あまりの強風で天望荘ピストンで終わってしまいましたm(。≧Д≦。)m
縦走、すごいですね〜(*´∇`*)
とても分かりやすいレポートありがとうございました(*^▽^*)
参考にさせていただき、頑張って来年も縦走してきたいと思います。
はじめまして!
コメントありがとうございます^^
この縦走路、難所もあるし、雪の状況で難易度がすごい変わるから、
どうしてもクサリが埋まる前に一度行っておきたかったんです。
次に行くときはまた状況は変わっていると思うので、
ルートの雰囲気を思い出しやすいようにたくさん写真を撮りました。
参考にしていただけたら幸いです。
natsu-さんも、次回コンディション良いときにトライできますように♪
junpieさん、初めまして!っていうか、逆ルートで縦走中に横岳奥の院でお会いしましたね。
写真も撮っていただき、ありがとうございました。
私も冬期のこのルートずっと行きたくて温めていた計画でしたが、前々日に予想天気図見て急遽決めた縦走でした。
横岳過ぎてからの横バイ、登りではそれ程難しく感じませんでしたが
下りはやはり緊張を強いられたんですね
全行程を通して緊張と感動の繰り返しでしたが、お互い良い山行ができて何よりでした
ピッケル出てくると良いですね^^;
またどこかの山でお行き会いしましょう
おつかれさまでした!
ヤマレコってすごいですねっ、、山でお会いした方に再会できて嬉しいです^^
横岳では到着早々に写真を撮っていただいたり、ルートアドバイスいただいてありがとうございました。
このルートは逆ルートだと印象がずいぶん違いますね。
上りだとなんとも思わないところを通過後に振り返ると「こわっ、、」と思うことがよくありました。
でも逆ルートも行ってみたいです^^
あの絶景を正面にして歩きたいですね。
ホントに、風は強かったけど良い日にトライできて良かったですね^^
またどこかのお山でお会いできますように♪
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