【過去レコ】白峰南嶺縦走


- GPS
- 152:00
- 距離
- 38.2km
- 登り
- 3,271m
- 下り
- 3,827m
コースタイム
- 山行
- 6:05
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 7:20
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 6:40
- 山行
- 7:55
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 9:45
- 山行
- 4:35
- 休憩
- 2:25
- 合計
- 7:00
天候 | 晴れ、8/15のみ一時雷雨(13〜15時頃) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
・畑薙-二軒小屋:送迎車(椹島で乗り換え) ・奈良田-下部温泉:早川町バス1,000円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・伝付峠-奈良田越の崩壊地のザレに注意 ・白剥山以降ヤブ多いが踏み跡は明瞭、船窪地形あたりはやや不明瞭 ・森林限界付近の這松帯前半は稜線の西側、後半は二重山稜の東側を巻く ・笹山以北はヤブ漕ぎした後、森林限界。以降、踏み跡薄く、小ケルンを目印に。 その後はペイントに従う。 ・水場は伝付峠東下(上段は水量少、下段は十分)。以降、農鳥小屋まで水場なし。 |
その他周辺情報 | 奈良田の里温泉500円(食事可)、バス停から意外に離れているので注意 |
写真
感想
【8/10 晴れ】
静岡9:50発のバスに乗り、二軒小屋15:55着。この日は移動だけ。
【8/11 晴れ】
4時起床。朝食はおにぎり弁当にしてもらった。伝付峠までは歩きやすい道が続く。伝付峠の水場で2泊分7L給水する。持参分も含め9L程になった、重い・・・。林道跡で平坦なのが幸いだった。2時間ほどで崩壊地に至る。特に問題はないが、数mのザレトラバースは注意が必要。以降、所々植生回復中だったり、ザレの小広場が点在していた。やがて赤い吸い殻入れのある小広場に到着。道は3本分岐し、左は即終了、中はちょっと行って崩壊地、右後方向が奈良田越。幕営地を探しながら、あと1-2時間くらい進もうと思っていたが、意外に疲労感大きく、本日は終了とした。奈良田越周囲は草で凸凹しているので、平坦な吸い殻入れ広場に戻ってツェルトを張った。
【8/12 晴れ】
3時起床、ツェルト内16℃。白剥山界隈は展望なし、白剥山から1hr程度の所に幕営適地があった。以降、次第にヤブ化してくるが踏み跡は明瞭。船窪地形等で所々不明瞭な場所があるが、周囲をよく見ればOK。森林限界までは身の丈以上のツガ類・石楠花・這松のヤブ粉で髪がジャキジャキになった。笹山南峰は樹林に囲まれたフラットな広場だったので幕営しようと思っていたら、ダイレクト尾根から来た人が、北峰が展望が良いと教えてくれたので、北峰で幕営した。
【8/13 晴れ】
2:30起床、幕内16℃、外気8℃。西風が冷たいので、出発後、風を避けられるところで朝食をとる。しばらくヤブ漕ぎした後、白河内岳あたりから森林限界を超えガラ場になった。開放的で爽快な稜線歩きとなるが、踏み跡が薄いので小ケルンを頼りに進む。ケルンは割合頻繁にあるが、視界不良時は注意が必要。大籠岳を過ぎると次第にケルンが減って、ペイントが増えてくる。この辺りから飲料水が心もとなくなって、以降節水に努める。広河内岳からは意外に時間を食って、農鳥小屋に着いたのは予定より1.5hr遅れの15:30であった。喉は乾いているし、北側のテン場から小屋は遠いので、ビールをまとめて6本買ったらオヤジさんに呆れられしまった。小屋にはディーゼル発電機がないので、幕営でも静か過ごせる(小屋の食事は冷蔵不要な食材しか出ないようです)。ちなみに、受付時「どこから来た?」と聞かれたので「伝付峠から上がってきた」と答えると、「おー、やるじゃねえか。水まだなら、ここから持っていけ、タダでいい」と親切だった。あ、山小屋でもウォッシュレットが当然とういう人は絶対泊まってはいけません。
【8/14 晴れ】
2:00起床、ツェルト内10℃。3時過ぎ、間ノ岳へ向かう。山頂で写真を撮ったり、無線運用をする。北岳から南下する人、農鳥小屋から北上する人の通過時間帯は7〜9時頃だった。11時前帰宅し、具合の良さそうな、円形石組みの中にツェルトを移設し、昼食をとる。昼食後、石組に座ってビールを飲んでいると不思議な現象を見た(その時は何とも思わなかったが、後から考えると、「ゲッ、まさか!」であった)。午後、水汲み、テント受付、ビール購入時にオヤジさんに「明日の天気はどうだ?」と聞かれたので「晴れでしょう」と答えたら「何言ってんだ、雷来るぞ、見りゃわかるだろ、早めに下山しろ」と言われてしまった。そんな気配全く無いんですけど・・・と思ったが「そうですか、気を付けます」と流しておいた。ところが・・・
【8/15 晴れ、一時雷雨】
1:15起床、幕内12℃。簡単な朝食を摂った後、撤収し3時過ぎ出発、西農鳥岳で日の出を迎える。大門沢下降点からはゴロゴロの急降下であった。ゴロゴロが終わると沢沿いに進み、時折、木橋を渡る。所々「Docomo通話可」の表示があった。大門沢小屋では眺めの良い南側テン場の上段にツエルトを設営する。日当たりは良いが、標高が下がった分だけ暑かった。昼食後、ハイボールを飲みながらウダついていると、突然の雷雨があった。ををっ!農鳥オヤジ恐るべし・・・(所謂、「ノウトリオヤジ」悪評が多いようですが、個人的には、ぶっきらぼうだけど、面白くて登山者思いの古典的な良いオヤジさんと思います)。
【8/16 晴れ】
4時に起床。ツェルトから出れば、そのまま富士山が望めるので楽だった。下山を始めると、序盤は沢沿い、中盤は高巻き、終盤は再び沢沿いで、丸太橋が数か所あった。吊り橋と取水堰が現れると、下山口は近い。女帝の湯で1週間の汗を流した後、13:50発のバスに乗って帰路についた。
【後日談】
ノウトリオヤジは2022年に引退し、2023年は大門沢小屋管理の避難小屋扱いになった(水場もなし、旧水場ホース跡を南へトラバースすれば水源見つかるかも)。寂しいが仕方ないか。もう一度、ノウトリオヤジに会いたかったが、すでに農鳥岳テン泊縦走する気力も体力もなくなったToT。
コメント
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ひょっとしたら電波状況が思ったより良くないのかもしれませんので帰宅したら又拝見します
ご訪問ありがとうございます。スマホをみると確かに「めんぱ弁当」以降、写真が見られませんね。PCでは表示されるのですが、ムムム。。。
ダメでした
スマホをPCサイトに移行しても見られませんでした😭
困ったな。PCでもスマホでも同じWi-Fiからつないでるのですが(Wi-Fiの問題じゃないか)
旧写真削除し、再登録したら弊スマホでも見られるようになりました。
お手数をおかけして申し訳ありませんが、
閲覧状況をご確認いただければ幸いです。
「見える、私にも見えるぞ」
ありがとうございます😊
全て見えました
81番がランキング2位ですか?
そうすると七丈小屋はどの辺りのランクになるのだろうと考えました(全然丸見えじゃないけど方向、いや、芳香が素晴らしくて彷徨しそうになります…現在レコ作成中です)
ご確認ありがとうございました。
七丈のトイレ記録がないので何とも言えませんが・・・
(黒戸尾根の過去レコも作成予定です)
少なくとも、「目をつぶって、息を止める」トイレは弊ランキング対象です。
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