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Yamareco

記録ID: 5886451
全員に公開
ハイキング
甲斐駒・北岳

仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳

2023年08月31日(木) 〜 2023年09月01日(金)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
そらたびびと その他1人
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
13:52
距離
19.5km
登り
2,247m
下り
2,269m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:46
休憩
0:41
合計
6:27
距離 10.3km 登り 1,130m 下り 1,141m
7:28
6
8:47
8:50
63
9:53
9:55
36
10:31
10:32
25
10:57
11:21
8
11:29
11:30
4
11:34
11:36
24
12:00
5
12:05
11
12:16
7
12:23
21
12:44
33
13:17
13:18
18
13:36
13:42
0
13:55
2日目
山行
6:42
休憩
0:39
合計
7:21
距離 9.2km 登り 1,117m 下り 1,128m
3:46
34
4:20
24
4:44
12
4:56
5:05
98
6:43
21
7:04
52
7:56
8:14
3
8:17
8:24
32
8:56
23
9:19
9:20
29
9:52
9:54
6
10:00
53
10:56
5
11:06
11:07
0
11:07
ゴール地点
天候 二日間ともに晴天☀️心地よいそよ風
空も風もすっかり秋になってきました
朝は少し冷えますが最高の季節です♪
過去天気図(気象庁) 2023年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
🚙諏訪ICから仙流荘駐車場 40分前後

🅿️🚌南アルプス林道バス
http://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html

🅿️仙流荘林間バス利用者駐車場
🚌バスにて北沢峠まで
9月1日から運行時刻が変わります

🎫チケット購入はキャッシュレス
現金の人が多く、キャッシュレス専用機の方が圧倒的に早かった。列は一緒で空いたら使う感じ。係員が一人ついていて操作を手伝ってもくれる。こんな日もあるのかな。

⛺️バス停からテント場迄は5分ほど

2:03-4:54
コース状況/
危険箇所等
登山口となる北沢峠は携帯の電波はauとdocomo共に有りません
オンラインでの登山届けはバス乗車前にぜひどうぞ
因みに山に上がると樹林帯抜ける頃には電波が拾えます。どちらも山頂は📶
その他周辺情報 ♨️仙流荘
https://www.ina-city-kankou.co.jp/senryuso/

⛺️長衛小屋 テント場
https://choei.ashiyasu.com/
予約できる山小屋
仙丈小屋
馬の背ヒュッテ
北沢峠 こもれび山荘
カラフルなテント村は見ているだけで楽しい😀
因みに電波📶皆無、デジタルデトックス出来ました
カラフルなテント村は見ているだけで楽しい😀
因みに電波📶皆無、デジタルデトックス出来ました
どちらを先にするか迷ったが 初日に仙丈ヶ岳へ
翌日奇跡の決断と知る
どちらを先にするか迷ったが 初日に仙丈ヶ岳へ
翌日奇跡の決断と知る
しばらく樹林帯を行く
しばらく樹林帯を行く
向かいには甲斐駒ヶ岳
そして秋の空
向かいには甲斐駒ヶ岳
そして秋の空
深い緑と高い山、蒼い空に白い雲
深い緑と高い山、蒼い空に白い雲
自然の造形 2度と同じものを見ることがない
自然の造形 2度と同じものを見ることがない
上を向いた犬🐕
天に向かって伸びる道
天に向かって伸びる道
稜線と深い谷
奥には八ヶ岳
着せ替え富士山
手前の稜線とピッタリマッチ
着せ替え富士山
手前の稜線とピッタリマッチ
雲があるとアクセントになる
言葉を失う風景
雲があるとアクセントになる
言葉を失う風景
富士山どこから見ても一目でわかる
富士山どこから見ても一目でわかる
御嶽山、木曽駒ヶ岳
御嶽山、木曽駒ヶ岳
富士山、北岳、間ノ岳
富士山、北岳、間ノ岳
御嶽山や木曽駒ヶ岳の中央アルプス
御嶽山や木曽駒ヶ岳の中央アルプス
こんなにも高い場所を黙々と歩く
こんなにも高い場所を黙々と歩く
甲斐駒ヶ岳の奥に八ヶ岳
甲斐駒ヶ岳の奥に八ヶ岳
富士山、北岳、間ノ岳 手前には小仙丈沢カール
富士山、北岳、間ノ岳 手前には小仙丈沢カール
御嶽山と木曽駒ヶ岳や宝剣岳など中央アルプスが一列に
御嶽山と木曽駒ヶ岳や宝剣岳など中央アルプスが一列に
藪沢カールの縁を登って行く
藪沢カールの縁を登って行く
山頂まで本当のあとちょっと
山頂まで本当のあとちょっと
ただの山標 ただ、ここまでの道のりは、それぞれの胸に染み込んでいる
ただの山標 ただ、ここまでの道のりは、それぞれの胸に染み込んでいる
カール底部に仙丈小屋
1
カール底部に仙丈小屋
藪沢カール
この反対側に小仙丈沢カール
藪沢カール
この反対側に小仙丈沢カール
仙丈ヶ岳を見上げて
仙丈ヶ岳を見上げて
北沢峠へ戻る。ソフトクリーム🍦は売り切れ😭
北沢峠へ戻る。ソフトクリーム🍦は売り切れ😭
ひと眠りしたあと気づくと、夜の帳が下りる
朝早いので再び寝ます
ひと眠りしたあと気づくと、夜の帳が下りる
朝早いので再び寝ます
良く寝た翌朝は満月でした🌕
良く寝た翌朝は満月でした🌕
仙水峠へ向かう ハイマツと露岩
仙水峠へ向かう ハイマツと露岩
仙水峠からのマジックアワー
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仙水峠からのマジックアワー
沈む満月
太陽光線が放たれて 光芒
1
太陽光線が放たれて 光芒
光芒と雲海
白州を覆う雲海
刻々と色が変わっていく
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刻々と色が変わっていく
日の出は樹林帯の中から
日の出は樹林帯の中から
紅く染まった道を行く
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紅く染まった道を行く
再び雲から太陽が顔をだす
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再び雲から太陽が顔をだす
雲海がオレンジ色に染まる
2
雲海がオレンジ色に染まる
日の出と共に気温が上がる。太陽の力を感じる
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日の出と共に気温が上がる。太陽の力を感じる
甲斐駒ヶ岳にかかるスジ雲
甲斐駒ヶ岳にかかるスジ雲
山深い南アルプスの峰々
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山深い南アルプスの峰々
ここから岩登り
分岐を直登
直登ルートを進む
直登ルートを進む
白い山肌
奥に中央アルプス
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奥に中央アルプス
岩場を直登して行く 目印は薄い
岩場を直登して行く 目印は薄い
花崗岩が風化して生まれた石英質の白い砂
サントリーシングルモルトの名水を生み出すもと
花崗岩が風化して生まれた石英質の白い砂
サントリーシングルモルトの名水を生み出すもと
白州 神聖さと公正さの象徴
白州 神聖さと公正さの象徴
今日も富士山を始め多くの山々が見渡せました
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今日も富士山を始め多くの山々が見渡せました
白く広い山頂 神聖さの象徴
白く広い山頂 神聖さの象徴
空と雲と大地のあいだに私はただ、在る。
吹き抜ける風に名前はなくきらめく陽光に言葉もない。
空と雲と大地のあいだに私はただ、在る。
吹き抜ける風に名前はなくきらめく陽光に言葉もない。
この広がりを前にしたら、人の小さな言葉は追いつかない。それでも心のどこかにぽっと灯る、透明な想い
それを大事に手のひらに載せて持っていたい
この広がりを前にしたら、人の小さな言葉は追いつかない。それでも心のどこかにぽっと灯る、透明な想い
それを大事に手のひらに載せて持っていたい
空と祈りがひとつになる場所――
甲斐駒ヶ岳山頂、青空に溶け込む祠。
空と祈りがひとつになる場所――
甲斐駒ヶ岳山頂、青空に溶け込む祠。
八ヶ岳や大菩薩嶺を前に朝食 何でも美味しい
八ヶ岳や大菩薩嶺を前に朝食 何でも美味しい
駒ヶ嶽神社本社
山頂を見返す
降りは巻道へ。コース取りが紛らわしいが赤い小柱が目印
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降りは巻道へ。コース取りが紛らわしいが赤い小柱が目印
白州を降る
光と風の祝福を受けて―
甲斐駒ヶ岳、白き岩の回廊を歩む。
光と風の祝福を受けて―
甲斐駒ヶ岳、白き岩の回廊を歩む。
白き牙のように突き上げる岩、
眼下に広がる雲の海、
彼方に聳える孤高の富士――
甲斐駒ヶ岳、永遠の舞台。
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白き牙のように突き上げる岩、
眼下に広がる雲の海、
彼方に聳える孤高の富士――
甲斐駒ヶ岳、永遠の舞台。
すべてを洗い流すような、純白の大地と蒼の宇宙。
ここは、地上と空の境界線。
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すべてを洗い流すような、純白の大地と蒼の宇宙。
ここは、地上と空の境界線。
名残惜しい
双児山を経由して
双児山を経由して

感想

なんて胸が高鳴る旅だろう!
八月の終わり、空気の端にほんのり金色の秋が混じり始めたころ、私達は南アルプスの奥深く――北沢峠へ向かうバスに乗り込みました。車窓をすり抜けてくる風は、まるで新しい物語の香りのよう。

Day 1 “テントと女王さま”

バス停からテント場までは、なんと五分! 川のほとりで大きなリュックを下ろし、緑のじゅうたんに家を建てるみたいにテントを張ると、私達はもう“探検家モード”全開。

最初の目的地は、“南アルプスの女王”と謳われる 仙丈ヶ岳。氷河が刻んだ三つのカールをドレスのフリルみたいにまとった優雅な山です。登山道では、ハイマツがささやき、風が「ほら、こっちへおいで」と袖を引きました。稜線に出ると、北アルプスから八ヶ岳、遠くに富士山まで勢ぞろい! 私はあまりの壮大さに、脈打つ心臓を両手でそっと抱きしめたくなりました。

夕方、北沢峠へ帰還。川に沈めておいたビールは、氷の妖精が歌うシャンパンのように冷たくキラキラ。山小屋で買ったおでんを湯気ごと頬ばれば、ダシの香りがテントいっぱいに広がり、星灯りさえもお腹を空かせているよう。夜半、テントのフラップを半分だけ開けて眠ると、天然のクーラーがそっと体を覆ってくれました。

Day 2 “仙水峠の奇跡”

まだ夜と朝が手を取り合っている時間――ヘッドライトを頼りに、私達は峠へと続く森に分け入りました。道中、静けさが耳を満たし、落葉が足音をやさしく包みます。

そして 仙水峠。
その瞬間、私達は息を呑みました。

群青色の天蓋を破り、東の地平線がオレンジに燃え、雲海は純白の大洋となって揺れている。
そこへ射し込む黎明の光芒が、翼のように何本もひらき、山々に黄金の輪郭を描く。
まさに、あの写真そのもの!
雲はゆっくりと波打ち、谷底に隠れていた空気まで染め上げ、仙丈ヶ岳は女王らしくほほ笑み、甲斐駒ヶ岳の白い花崗岩の峰は、神殿の柱のように凛とそびえていました。私は胸に手を当て、世界がこんなにも美しく在るという事実に、ただただ感謝の祈りをささげたのです。

“白き騎士”甲斐駒ヶ岳へ

朝の魔法がまだ指先に残るうちに、私は“白き騎士”こと甲斐駒ヶ岳へ。花崗岩の岩稜は陽光を反射して眩しく、まるで騎士の鎧のよう。途中のハイマツ帯ではホシガラスが翼をきらめかせ、足元ではリンドウが秋の青を深くたたえていました。山頂からは中央アルプスが一列に並び、遠景は紺碧の海に浮かぶ島々のよう。

下山するころ、空は高く澄みわたり、そよ風が「今日の冒険はどうだった?」と頬を撫でました。私は微笑んで答えました。

「世界は、なんて素敵な驚きに満ちているのだろ!」

小さなまとめ − ワクワク情報
北沢峠ーーバスで行ける日本屈指の高所峠。仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳の登山基地。携帯電波は峠では圏外、稜線で復活。
仙丈ヶ岳ーー標高3,033 m。“南アルプスの女王”。なだらかで大きなカールが特徴、ビギナーにも人気。
甲斐駒ヶ岳ーー標高2,967 m。白い花崗岩と鋭い岩稜で“南アルプスの貴公子”。古来の信仰の山でもある。
仙水峠ーー斐駒ヶ岳の南面と鋭い岩峰を望む絶景峠。夜明けの雲海と光芒は“奇跡の光景”。
帰りのバスで揺られながら、私はそっと誓いました。
「どんなに歳を重ねても、今日の雲海のように、心をまっさらにして感動できる人でいよう」と。

あのマジックアワーは、きっと生涯、私の心に輝き続けるでしょう――秋風が運んでくれた、二日間だけの奇跡の物語として。

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