記録ID: 635075
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無雪期ピークハント／縦走
赤城・榛名・荒船
【表妙義縦走】 鷹戻しはスリル満点でした！
2015年05月08日(金) [日帰り]
群馬県
りきまる
- GPS
- 08:43
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 1,569m
- 下り
- 1,266m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:36
- 休憩
- 2:07
- 合計
- 8:43
距離 7.4km
登り 1,570m
下り 1,277m
8:00
8:17
30分
見晴
11:17
11:25
47分
バラ尾根の頭
12:12
12:27
16分
鷹戻し登り取り付き（休憩）
12:43
12:55
6分
鷹戻しの頭
13:01
26分
ルンゼ内２段クサリ場下り取り付き
13:27
13:35
20分
東岳
13:55
17分
中之岳
14:12
22分
主稜のコル
14:58
妙義さくらの里
| 天候 | 曇りのち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
・ そのあと，県道を7�劼曚斌瓩蝓ぁ崙擦留悗澆腓Δ�」にクルマを駐車。こちらは24時間利用可能で，きれいなトイレもあります。到着時，駐車していたのは私の他に3台。ガラガラでした。なお，下山後，道の駅下仁田に向かう際，登山者用駐車場が別にあることに気がつきました。登山者は，こちらの駐車場を利用するのが正解のようです。 ・ 中之岳神社に下山後は，デポしておいたバイクで「道の駅みょうぎ」まで戻りましたが，走行している車がとても少なかったので，クルマに気を遣うことなく，気楽に走れました。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
事前に目を通したのは，「日本200名山を登る」の妙義山のページのみで，下調べをまともにしないで歩いてしまいました。反省です。帰宅後，googleで「鷹戻し」を検索していて，mtkenさんの詳細画像付きレポ「妙義山（上級者ルート縦走、鷹戻し、ルンゼ25m鎖場の詳細画像有り）」に行き着きました。見事な解説付きの非常に詳しい記録です。これから歩く方は，必見です。 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-298088.html |
| その他周辺情報 | 下山後は，道の駅に近い「妙義ふれあいプラザ」で入浴（3時間まで510円）。高台に建っていて，露天風呂からの展望が良いところでした。隣同士で水がかからないように，洗い場には仕切り板が設けられていて，使いやすいです。サウナもありましたが，入りませんでした。比較的空いていて，食堂のメニューも充実しており，オススメです。 |
写真
妙義さくらの里駐車場にバイクをデポ。クルマを駐車するつもりでしたが，クサリで締め切られ，クルマは駐車できませんでした。
道の駅みょうぎにクルマを駐車しました。下山後に気がついたのですが，登山者用駐車場は，この下の別の場所にありました。知らずに駐めてしまいました。
5/8 6:12
道の駅みょうぎにクルマを駐車しました。下山後に気がついたのですが，登山者用駐車場は，この下の別の場所にありました。知らずに駐めてしまいました。
本日の装備品。滑落が怖いので，ヘルメットとカラビナ＆5mm補助用ロープ5mを持参。さらにアクエリアス1L＋水2L，カメラ2セット＋三脚，GPS，食料，雨具，滑り止め付き軍手，ヘッドランプ，非常用薬品と絆創膏，携帯電話とスマホ，予備電池などTOTALで9�圓�らいでした。ちょっと持ちすぎだったかな。
1
5/8 6:11
本日の装備品。滑落が怖いので，ヘルメットとカラビナ＆5mm補助用ロープ5mを持参。さらにアクエリアス1L＋水2L，カメラ2セット＋三脚，GPS，食料，雨具，滑り止め付き軍手，ヘッドランプ，非常用薬品と絆創膏，携帯電話とスマホ，予備電池などTOTALで9�圓�らいでした。ちょっと持ちすぎだったかな。
白雲山から金洞山への縦走路は，コースタイムが書いてありません(..;)
登山口から30分少々で，「大の字」のところに到着。ここはクサリ場です。この手前にもクサリ場がありました。
奥の院の右手には高さ30mほどのルンゼ。ここはクサリに頼って登ります。足がかりが豊富なので，それほど難しくはありませんが，高度感はあります。
1
5/8 7:38
奥の院の右手には高さ30mほどのルンゼ。ここはクサリに頼って登ります。足がかりが豊富なので，それほど難しくはありませんが，高度感はあります。
高度感はありますが，足がかりは豊富なので，それほど緊張せずに降りられました。
少し下ると，タルワキ沢のコルに到着。ここから中間道にエスケープできるようです。
西肩を振り返る。左の岩が人面岩のようですが，もう少し手前から撮影しないと，人の顔のようには見えないらしいです。
ここで昼食休憩をしている間に，二人の登山者が到着。本日初めて，登山者に出会いました。これでちょっと安心。
これから向かう，険しい稜線。バラ尾根の先に鷹戻しの頭，東岳，中之岳と続いている。
相馬岳コース分岐に到着。ここから北に国民宿舎までのルートが続いています。
「上級者でも非常に危険な箇所です。ザイル等の装備の無い方は登山を自粛して下さい。」との注意書き。行けるかな？
こちらはこれから歩く稜線。結構疲れてきましたが，これから本日のハイライト，鷹戻しを越えていけるかが，正念場です。
いよいよ鷹戻しへの登りが始まる。この手前で水分＆エネルー補給のため休憩。さきほど相馬岳で一緒になった登山者が，休憩中に抜いていった。滑り止め付き軍手とヘルメットを装着して，いよいよ鷹戻しへ挑戦。
2
5/8 12:27
いよいよ鷹戻しへの登りが始まる。この手前で水分＆エネルー補給のため休憩。さきほど相馬岳で一緒になった登山者が，休憩中に抜いていった。滑り止め付き軍手とヘルメットを装着して，いよいよ鷹戻しへ挑戦。
最初のクサリ場はそれほど高さはないものの，一部オーバーハング気味でこれまでのクサリ場よりレベルが高いです。その次は，ハシゴ。ここまでは，花を撮影する余裕があった。
2
5/8 12:29
最初のクサリ場はそれほど高さはないものの，一部オーバーハング気味でこれまでのクサリ場よりレベルが高いです。その次は，ハシゴ。ここまでは，花を撮影する余裕があった。
ハシゴを過ぎると，ほぼ垂直，というかオーバーハングなクサリ場の登り。どうやって登るんだ？すべての体重をクサリに預け，腕力にまかせてなんとかクリア。
2
5/8 12:31
ハシゴを過ぎると，ほぼ垂直，というかオーバーハングなクサリ場の登り。どうやって登るんだ？すべての体重をクサリに預け，腕力にまかせてなんとかクリア。
写真では難しく見えませんが，ここから鷹戻しの頭までの区間が，本日の最難関でした。この先，途中で撮影ができなかった。詳しくは，mtkenさんのレコをご参照下さい。mtkenさん，凄い！
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5/8 12:35
写真では難しく見えませんが，ここから鷹戻しの頭までの区間が，本日の最難関でした。この先，途中で撮影ができなかった。詳しくは，mtkenさんのレコをご参照下さい。mtkenさん，凄い！
鷹戻しを登り切り，トラバースしたところから振り返って撮影。北アルプスの大キレット〜奥穂高縦走路でも，こんな険しい登りはありませんでした。これだけ険しければ，滑落事故が数多く発生するのも，当然だと思いました。
5/8 12:40
鷹戻しを登り切り，トラバースしたところから振り返って撮影。北アルプスの大キレット〜奥穂高縦走路でも，こんな険しい登りはありませんでした。これだけ険しければ，滑落事故が数多く発生するのも，当然だと思いました。
少し登って，鷹戻しの頭からこの先のルートを撮影。まだまだアップダウンがあります。本当に険しいルートですね。
鷹戻しの頭から相馬岳を望む。とりあえずホッとしたひとときでした。
今度は，ルンゼの中の二段クサリ，25mの下りです。先ほど先行していった登山者が，安全確保のため，ザイルを取りだして身につけていました。
5/8 13:01
今度は，ルンゼの中の二段クサリ，25mの下りです。先ほど先行していった登山者が，安全確保のため，ザイルを取りだして身につけていました。
慎重に下っています。下り終わってから，声をかけ，状況確認。見た目ほどは危険では無く，足を置くスペースもあるようなので，ロープは出さずに下りました。
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5/8 13:02
慎重に下っています。下り終わってから，声をかけ，状況確認。見た目ほどは危険では無く，足を置くスペースもあるようなので，ロープは出さずに下りました。
第四石門分岐。先行者は，ここから中間道へと下っていきましたが，私は縦走をコンプリートするため，右のルートを進み，東岳へと向かいました。
5/8 13:16
第四石門分岐。先行者は，ここから中間道へと下っていきましたが，私は縦走をコンプリートするため，右のルートを進み，東岳へと向かいました。
鷹戻しの頭をアップ。赤い線で囲んだところに，ルンゼの中の二段クサリが見える。
三脚を立てて証拠写真を撮りました。生涯の思い出となることでしょう。こんな怖いところ，また登ろうとは思いませんので。
クサリ場を下っている登山者の姿が見えました。ここもかなり険しいです。
少し登り返すと，先ほど越えてきた中之岳のピークが見えました。山頂からの下りのクサリ場も，かなり険しい。
ルンゼの中のクサリ場ですが，これまでのクサリ場に比べれば，天国です。
中之岳神社に到着。登山の無事を感謝し，お賽銭を投げました。後ろの巨岩は，轟岩。
道の駅の食堂はイマイチの味でしたが，冷たい生ビールが飲めてありがたかったです。道の駅から400mほど先にローソンがあったので，歩いてパーティアイスを買ってきて，車の中でバーボンのロックを味わいながら一人二次会。ちなみにボトルのラベルはEARLY TIMES ですが，中身はJACK DANIEL です。
1
5/8 18:48
道の駅の食堂はイマイチの味でしたが，冷たい生ビールが飲めてありがたかったです。道の駅から400mほど先にローソンがあったので，歩いてパーティアイスを買ってきて，車の中でバーボンのロックを味わいながら一人二次会。ちなみにボトルのラベルはEARLY TIMES ですが，中身はJACK DANIEL です。
感想
・ 5月になったので，そろそろ夏山モードに切り替えようと考え，新緑の季節を迎えた妙義山と荒船山に一泊二日の予定で向かいました。
・ 妙義山は，かねてから気になっていた山なのですが，稜線縦走はかなり険しく，滑落死亡事故も数多く発生している難ルートということで，なかなか決心が付かず，これまで尻込みしていました。
・ でも，山を志す登山者として，いつかは登らなくてはならない。ではいつ登るのか？この連休期間中，2日以上の有給休暇取得が奨励されていたことから，8日の金曜日を休みとし，晴れの予報が出ている平日に決行することにしました。休日では，登山者が多く，難所の鷹戻しで渋滞したりして，縦走をコンプリートできなくなる恐れがあったからです。
・ 時期的にも，風薫る5月ならば，日暮れは午後6時過ぎ。少しぐらい時間がかかっても，日暮れまでには下山できるだろうと考えました。結果的には，午後3時前に下山できて，想定どおりの縦走ができました。
・ しかしながら，事前の下調べが相変わらず杜撰なため，難所の「鷹戻し」もなんとかなるだろうと，甘い読みで登山に臨み，現場で驚かされました。
・ 写真のコメントにも書きましたが，北アの大キレット〜奥穂高岳でさえ，こんな険しい場所はありません。オーバーハングした登りを，クサリを頼りにすべての体重を腕力でささえて登り切りました。クサリを離せば，滑落死間違いなし。これから歩いてみようと考えている方は，是非とも，mtkenさんのレコをじっくり研究して臨むことをオススメします。
・ 幸いにも鷹戻しの通過の際，ザイルやカラビナを装備した登山者が先行してくれたおかげで，ルートの状況確認ができ，パニックにならずに済みましたが，一人きりだったら，途中であきらめていたかもしれません。先行して頂いた方には，この場をお借りして，御礼を申し上げます。
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