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Yamareco

記録ID: 674877
全員に公開
ハイキング
日光・那須・筑波

期待通りの稜線歩き&今年もキスゲを楽しめました/裏那須・大峠から三倉山ピストン

2015年07月12日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 福島県 栃木県
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:50
距離
14.2km
登り
965m
下り
954m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:02
休憩
0:48
合計
7:50
距離 14.2km 登り 965m 下り 966m
4:52
19
スタート地点
5:11
34
5:45
5:47
80
7:07
40
7:47
20
8:07
8:08
33
8:41
9:21
31
9:52
15
10:07
10:08
47
10:55
61
11:56
12:00
26
12:26
16
12:42
ゴール地点
天候 快晴
昼近くからは風もなく暑かった…
過去天気図(気象庁) 2015年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
千葉県成田市の自宅より全行程一般道。
利根川沿いの千葉県道170号→取手市付近から国道294号・同408号。
宇都宮市内の麺道花の杜で夜食後、国道4号で白河市まで行き、あとは国道289号で登山口へ。

復路は国道121号、119号で日光市、宇都宮市を通過。宇都宮市内の花菱でラーメン後、宇都宮天然温泉ゆららで入浴&仮眠後帰宅。

駐車可能なスペースは
1.林道のドン詰まり
2.ドン詰まりより少し手前の正規の?駐車場
3.さらに手前の道路脇

3が無難です。2まで行こうとすると舗装が切れて道が一気に悪くなります。それでも車高の極端に低い車でなければ、車体の下を擦らずに行くことは可能です。しかし岩ゴロなので車体よりもタイヤのパンクの方が心配です。2まで行けるなら1まで行くことも可能と思いました。
コース状況/
危険箇所等
顕著な危険箇所なし。

【登山口から大峠】
序盤は林道の続きのような感じで傾斜が緩やかです。ウォーミングアップに丁度良いです。途中倒木が邪魔な箇所と段差が大きな箇所がありましたが、総じて良く整備して下さっているようで歩き易いです。大峠手前は若干傾斜がきつくなりますが、稼いだ標高を無駄遣いする箇所もなく、精神衛生上大変結構です。

【大峠から三倉山往復】
大峠に至ると視界が一気に開けます。そこから本格的な登りが始まりますがキスゲ写真撮影を口実に休み休み登るとさしてキツくはありません。
流石山から先がこのコースの醍醐味です。目的地である三倉山を見ながらの稜線歩きが実に素晴らしい。強風のためか土壌のためかわかりませんが高い木がないので眺望抜群です。アップダウンも退屈しない程度についている感じでとにかく楽です。

復路での大峠への下りは浮石が多いので落石を起こさないよう注意して下さい。特に登山者が多い場合は無理な追い越しをして植物を踏みつけたり、落石を起こしたりしない慎重さが望まれます。
その他周辺情報 白河を通るルートの場合、東北道白河IC近くのセブンイレブンが最終コンビニだった気がします。
カシバードで作成した三倉山からの展望図です。大きいサイズで登録してあります。よかったら予習・復習にご利用下さい。 画像をクリック→「元サイズ」をクリック→画像をもう一度クリック、と進んで下さい。
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カシバードで作成した三倉山からの展望図です。大きいサイズで登録してあります。よかったら予習・復習にご利用下さい。 画像をクリック→「元サイズ」をクリック→画像をもう一度クリック、と進んで下さい。
登山靴よしっ!
飛龍山で足首に当たりまくり、足首を締められないために下りで爪先をボロボロにしてくれたこの靴。その後仕事中も履きっぱなしにしたり、モミモミしまくったりして馴染ませてきました。果たして使えるのか?
2015年07月11日 22:00撮影 by  PX , RICOH
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7/11 22:00
登山靴よしっ!
飛龍山で足首に当たりまくり、足首を締められないために下りで爪先をボロボロにしてくれたこの靴。その後仕事中も履きっぱなしにしたり、モミモミしまくったりして馴染ませてきました。果たして使えるのか?
どん詰りまで行かない広めの駐車スペース。しかしここまででも結構な悪路。何とかなるんですが、もっと手前のスペースでも良かったかな。
2015年07月12日 04:54撮影 by  PX , RICOH
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7/12 4:54
どん詰りまで行かない広めの駐車スペース。しかしここまででも結構な悪路。何とかなるんですが、もっと手前のスペースでも良かったかな。
従ってしばらくは林道歩きです。
2015年07月12日 04:55撮影 by  PX , RICOH
7/12 4:55
従ってしばらくは林道歩きです。
ここがどん詰り地点。
2015年07月12日 05:07撮影 by  PX , RICOH
7/12 5:07
ここがどん詰り地点。
上手にやりくりすれば10台くらいは行けるのかなあ。
2015年07月12日 05:07撮影 by  PX , RICOH
7/12 5:07
上手にやりくりすれば10台くらいは行けるのかなあ。
ウラジロヨウラク。
2015年07月12日 05:42撮影 by  PX , RICOH
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7/12 5:42
ウラジロヨウラク。
シモツケソウ系の何か。
2015年07月12日 05:42撮影 by  PX , RICOH
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7/12 5:42
シモツケソウ系の何か。
大峠に出ると眺望が開けます。
2015年07月12日 05:42撮影 by  PX , RICOH
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7/12 5:42
大峠に出ると眺望が開けます。
本日の第一キスゲ。
2015年07月12日 05:43撮影 by  PX , RICOH
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7/12 5:43
本日の第一キスゲ。
素晴らしい空の色。
2015年07月12日 05:45撮影 by  PX , RICOH
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7/12 5:45
素晴らしい空の色。
ウサギギク。
2015年07月12日 05:48撮影 by  PX , RICOH
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7/12 5:48
ウサギギク。
ウスユキソウ系。
2015年07月12日 05:54撮影 by  PX , RICOH
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7/12 5:54
ウスユキソウ系。
キスゲの群生と背後の山は甲子旭岳か。
2015年07月12日 05:55撮影 by  PX , RICOH
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7/12 5:55
キスゲの群生と背後の山は甲子旭岳か。
キスゲ。
2015年07月12日 05:56撮影 by  PX , RICOH
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7/12 5:56
キスゲ。
なんちゃらシャジン。
2015年07月12日 05:58撮影 by  PX , RICOH
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7/12 5:58
なんちゃらシャジン。
キスゲとその足元にはハクサンフウロも。
2015年07月12日 06:00撮影 by  PX , RICOH
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7/12 6:00
キスゲとその足元にはハクサンフウロも。
登り坂と青空とキスゲ。
写真を撮るためってことで休み休み行くのでそれほどキツくありません。
2015年07月12日 06:00撮影 by  PX , RICOH
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7/12 6:00
登り坂と青空とキスゲ。
写真を撮るためってことで休み休み行くのでそれほどキツくありません。
キスゲ。
2015年07月12日 06:01撮影 by  PX , RICOH
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7/12 6:01
キスゲ。
キスゲ。
蕾もまだ結構ありますよ。
2015年07月12日 06:03撮影 by  PX , RICOH
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7/12 6:03
キスゲ。
蕾もまだ結構ありますよ。
なんちゃらショウマ?
2015年07月12日 06:04撮影 by  PX , RICOH
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7/12 6:04
なんちゃらショウマ?
ハクサンフウロ。
2015年07月12日 06:04撮影 by  PX , RICOH
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ハクサンフウロ。
キスゲトレイル。
2015年07月12日 06:05撮影 by  PX , RICOH
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7/12 6:05
キスゲトレイル。
キスゲ乱舞。
2015年07月12日 06:07撮影 by  PX , RICOH
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7/12 6:07
キスゲ乱舞。
オトギリ草系の何か。
イワオトギリ? シナノオトギリ?
2015年07月12日 06:08撮影 by  PX , RICOH
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7/12 6:08
オトギリ草系の何か。
イワオトギリ? シナノオトギリ?
カラマツソウ。
2015年07月12日 06:13撮影 by  PX , RICOH
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7/12 6:13
カラマツソウ。
この蕾はあとどのくらいで咲くんですかね?
2015年07月12日 06:21撮影 by  PX , RICOH
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7/12 6:21
この蕾はあとどのくらいで咲くんですかね?
茶臼岳が見えてきました。
2015年07月12日 06:21撮影 by  PX , RICOH
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7/12 6:21
茶臼岳が見えてきました。
コバイケイソウ。
2015年07月12日 06:37撮影 by  PX , RICOH
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7/12 6:37
コバイケイソウ。
シャクナゲ。
2015年07月12日 06:38撮影 by  PX , RICOH
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7/12 6:38
シャクナゲ。
まずは左のピーク(流石山)に登り、それから右へと稜線伝いに歩くはず。
2015年07月12日 06:40撮影 by  PX , RICOH
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7/12 6:40
まずは左のピーク(流石山)に登り、それから右へと稜線伝いに歩くはず。
あそこが本日の到達目標である三倉山。
2015年07月12日 06:41撮影 by  PX , RICOH
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7/12 6:41
あそこが本日の到達目標である三倉山。
中央奥は飯豊連峰。
2015年07月12日 06:41撮影 by  PX , RICOH
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7/12 6:41
中央奥は飯豊連峰。
振り返り。
2015年07月12日 06:58撮影 by  PX , RICOH
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7/12 6:58
振り返り。
稜線を外さずについている道。
いい仕事しますね。
2015年07月12日 06:58撮影 by  PX , RICOH
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7/12 6:58
稜線を外さずについている道。
いい仕事しますね。
奥の左は日光連山。右のほうに燧ヶ岳。
2015年07月12日 07:00撮影 by  PX , RICOH
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7/12 7:00
奥の左は日光連山。右のほうに燧ヶ岳。
なんだっけ?
2015年07月12日 07:00撮影 by  PX , RICOH
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7/12 7:00
なんだっけ?
セブンで仕入れた行動食。
223kcalで43gは[kcal/g比]が5.18なので合格です。
2015年07月12日 07:23撮影 by  PX , RICOH
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7/12 7:23
セブンで仕入れた行動食。
223kcalで43gは[kcal/g比]が5.18なので合格です。
どうです、この道のつき方。
2015年07月12日 07:41撮影 by  PX , RICOH
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7/12 7:41
どうです、この道のつき方。
キスゲ小沼にはコバイケイソウが一杯でした。
2015年07月12日 07:45撮影 by  PX , RICOH
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7/12 7:45
キスゲ小沼にはコバイケイソウが一杯でした。
キスゲ。
2015年07月12日 07:46撮影 by  PX , RICOH
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キスゲ。
大倉山を通過。
2015年07月12日 08:08撮影 by  PX , RICOH
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7/12 8:08
大倉山を通過。
この辺りまで来ると西側の山が良く見えるようになります。左奥に男体山と女峰山がかぶって、その右に太郎山、さらに右にはボコッとした山容が特徴的な日光白根山。
2015年07月12日 08:12撮影 by  PX , RICOH
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7/12 8:12
この辺りまで来ると西側の山が良く見えるようになります。左奥に男体山と女峰山がかぶって、その右に太郎山、さらに右にはボコッとした山容が特徴的な日光白根山。
左の奥に燧ヶ岳、少し右に会津駒、さらに右に中ノ岳と越後駒。
2015年07月12日 08:12撮影 by  PX , RICOH
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7/12 8:12
左の奥に燧ヶ岳、少し右に会津駒、さらに右に中ノ岳と越後駒。
目標地点の三倉山。
最後が急登っぽい見た目ですね。
2015年07月12日 08:12撮影 by  PX , RICOH
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7/12 8:12
目標地点の三倉山。
最後が急登っぽい見た目ですね。
歩いてきた稜線とその奥に表那須の茶臼岳、朝日岳、三本槍岳。
2015年07月12日 08:37撮影 by  PX , RICOH
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7/12 8:37
歩いてきた稜線とその奥に表那須の茶臼岳、朝日岳、三本槍岳。
まあ、何とか到着。
2015年07月12日 08:46撮影 by  PX , RICOH
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7/12 8:46
まあ、何とか到着。
この山頂は眺望優良です。
2015年07月12日 08:48撮影 by  PX , RICOH
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7/12 8:48
この山頂は眺望優良です。
安達太良山から吾妻連峰。
磐梯山は吾妻連峰と被って同定しにくいです。
2015年07月12日 09:22撮影 by  PX , RICOH
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7/12 9:22
安達太良山から吾妻連峰。
磐梯山は吾妻連峰と被って同定しにくいです。
三倉山の山頂に着いた頃は
「絶好の快晴なのに意外に空いてるなあ」なんて暢気なことをほざいていましたが、復路は凄い人出でした。
2015年07月12日 09:22撮影 by  PX , RICOH
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7/12 9:22
三倉山の山頂に着いた頃は
「絶好の快晴なのに意外に空いてるなあ」なんて暢気なことをほざいていましたが、復路は凄い人出でした。
では、あの稜線を戻ります。
2015年07月12日 09:23撮影 by  PX , RICOH
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7/12 9:23
では、あの稜線を戻ります。
ニッコウキスゲとその奥に日光連山。
2015年07月12日 10:17撮影 by  PX , RICOH
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7/12 10:17
ニッコウキスゲとその奥に日光連山。
振り返り。
2015年07月12日 10:22撮影 by  PX , RICOH
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7/12 10:22
振り返り。
実に良いです。
2015年07月12日 10:32撮影 by  PX , RICOH
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実に良いです。
シナノキンバイ。
2015年07月12日 10:35撮影 by  PX , RICOH
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7/12 10:35
シナノキンバイ。
どうです、このライン。
2015年07月12日 11:03撮影 by  PX , RICOH
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7/12 11:03
どうです、このライン。
馬鹿笑い炸裂と行きたいところですが人出が多くてちょっと無理ですな。
2015年07月12日 11:13撮影 by  PX , RICOH
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7/12 11:13
馬鹿笑い炸裂と行きたいところですが人出が多くてちょっと無理ですな。
最後に茶臼岳などを拝んで戻ります。
2015年07月12日 11:41撮影 by  PX , RICOH
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最後に茶臼岳などを拝んで戻ります。
ヤマオダマキですかね。
2015年07月12日 11:55撮影 by  PX , RICOH
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ヤマオダマキですかね。
シシウド。
2015年07月12日 11:57撮影 by  PX , RICOH
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シシウド。
ほぼ平坦な道を歩いて戻ると…
2015年07月12日 12:20撮影 by  PX , RICOH
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ほぼ平坦な道を歩いて戻ると…
どん詰りの駐車スペースが凄いことになってました。
2015年07月12日 12:33撮影 by  PX , RICOH
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7/12 12:33
どん詰りの駐車スペースが凄いことになってました。
撮影機器:

感想

●●ひと月半ぶりの山行で段取り悪し●●
前回の谷川連峰主脈縦走から大分間が空きました。6月7、14、21の日曜日は何してたんだっけ。えーと、調べてみたら7日は阪神vs日ハムのデーゲームを見ながらビール、14日は天気まずまずだったはずだけど何してたのか不明、21日も良くわかりませんね。まあ、サボったんでしょうね。月末の28〜30日は3連休で、ある企みがありました。しかし悲しい結末になったのでここでは言及しないで置きます。

先週は天気が悪かったので山は当然お休み。別件で有意義な1日となったのでOKです。そして今回の日曜日、天気予報はバッチリです。行きたい山もちゃんとあります。最近は山に飽きたなどとぬかしている私ですが、さすがにこれだけ間が空くとやる気も回復しており、特段自らを奮い立たせる自己催眠などは必要ありませんでした。

しかし久々だと段取りが悪いですね。ヤマレコの書式で作成した登山計画書は家に忘れました。冷凍庫から取り出して保冷バッグに入れた水のペットボトルは玄関に忘れ、帰ってきた時にはぬるい骸と成り果てていました。出発して20分ほどでビール冷却セットを忘れたことに気付き山頂ビール無しが確定してしまった時は若干やる気がダウンしました。

●●目的地は裏那須の三倉山●●
元々は浅草岳のヒメサユリを見に行くつもりだったんです。しかしヒメサユリがきちんと咲いていてくれるのか確信が持てません。登山口までの距離も相当なものです。只見沢から浅草岳に至り六十里越に下山するコースは累積標高差登り1300m弱。自信ないなあ。

浅草岳は来年に温存することにしました。さて、ではどうしましょうか。霧降高原からニッコウキスゲを愛でつつ女峰山ピストンも悪くありませんね。しかし今回は裏那須大峠からの三倉山にしました。皆さんのレコで稜線歩きの楽しさが刷り込まれていましたし、表那須から自分の目で見ても楽しく歩けそうでした。キスゲの盛りに近い時期だけに多少混雑するのは覚悟の上です。

ラーメン休憩などを混じえつつひたすら一般道を走り、登山口の駐車場に到着したのは4時くらいでしたかね。先客は1台のみ。妙に空いているので場所が正しいのかちょっと不安になるくらいでした。

夜を徹して来たのでまずは軽く仮眠するも、日の長いこの時期ですのですぐに明るくなりました。眠り足りないところではありますが、本格的に眠ってしまうと起きたら昼前だったなんてことになりかねないので出発します。

●●キスゲタイミング良し●●
序盤は林道から始まり、緩やかな傾斜でウォーミングアップに丁度良い感じです。やがて登山道らしくなってからも引き続き傾斜は緩く、久々の山行でびびっていましたが問題なく大峠に到着。既に先行のソロ男性1名とご夫婦らしき1組は影も形もありません。

大峠に出ると眺望が開けます。そしてお目当てのニッコウキスゲも姿を現しました。
「勝ったな」
周りには誰もいないので遠慮無くウヒャヒャヒャとバカ笑い。

流石山への登りはそう緩くもないです。しかしキスゲ写真を撮ることを口実に休み休み登るので結構楽です。この日がベストのタイミングなのかどうかわかりませんけど、これだけ咲いていれば文句はありません。キスゲの他にも結構好きなハクサンフウロやコバイケイソウ、どうでも良いウサギギクやウラジロヨウラクなども咲いていました。

●●稜線歩きが何とも楽しい●●
ニッコウキスゲもお目当てですが、このコースは皆さんのレコを見て稜線歩きに大きな期待をかけていました。流石山を過ぎると実にたおやかな(ユルい)道が稜線上を通っています。これは素晴らしいですね。

前回の谷川連峰主脈稜線ももちろん素晴らしかったのですが、ヘタレ登山者を徹底的に痛めつけるアップダウンには「貴様、遠慮ってものを知らんのか?」と何度罵声を浴びせたことか。その点こちらのコースはユルい。実にユルい。久しぶりの山行なので日和って適当なところで帰ろうと思っていた私ですら最終目的地の三倉山まで歩いてしまいました。

●●ひと気少なしと思っていたら●●
結局三倉山到達までにお会いした方は駐車場を先に出発した方々とのすれ違いと何組かに追いぬかれたくらいで実に静かな山行でした。こんな晴天でキスゲも咲いてるし、稜線歩きが楽しいのに「いいのかよ、オイ?」ってくらい空いていました。

それでも三倉山の山頂は少しずつ人が増えてきて、「まあそうだよなあ、こんなに条件の良い日だしね」と思いつつもまだまだ余裕たっぷりでしたよ。

しかし往路でもたっぷり楽しんだ稜線を流石山の方へ歩いて行くと、まあ人が来ること来ること。とは言ってもこれだけ魅力のあるコースでキスゲの最盛期ですからね。当然っちゃあ当然です。これを無料で寡占しようなんてのがそもそも図々しいのです。ただ、これだけ暑い日に日が高くなってから登るのも大変だろうにとは思いました。

●●キャベツ頂きました●●
すれ違いの方々と「こんにちは祭り」をこなし、13時前には下山。久々と言うこともあってこれだけユルいコースでも太腿からの異議申立はありましたが、まあ楽な山行だったと思います。

ところで三倉山の山頂で上ノ坪側から登って来られた方にお会いしました。ピストンで戻ると仰るので「それは勿体無い。車で送るから大峠の方に下りたほうがいいですよ」とお勧めすると大分遠慮されていましたが、最終的には些細な善意を押し付けることに成功しました(笑)。

そのお礼と言うことでキャベツを頂いちゃいました。独身オヤジにキャベツ2個は中々の大物です。日頃の野菜不足を解消すべくクックパッドなどでキャベツ大量消費のレシピを調べ、鋭意奮闘中です。ありがとうございました。

●●感想・靴は何とかなるのかなあ●●
この大峠からの三倉山、特に流石山以降の部分ですね。良いです。実に良いです。何でも「ミニ飯豊」との異名を持つそうです。飯豊は未訪で知らないのですが、このコースがミニ飯豊なら本家はどれだけ素晴らしいのだろうかと興味が湧いてくるくらい今回の三倉山は良いコースでした。再訪確定です。今回の満足度は110%としておきます。絶賛しているワリには低いですかね。期待値が高い場合はこう言うチグハグな数値になっちゃうんですよね。

それと勤務中に履き続け、ヒマを見つけては揉み倒して馴染ませた登山靴です。うーん、何とか使い続けられそうな雰囲気にはなってきましたかね。あと50kmくらい歩けば大丈夫な気がします。

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コメント

満を持して!
musさん、こんばんは!

文句ない、最高の梅雨明け先走りって感じな山でしたね〜!
しかし、この夏の始まりを告げる花々と空と道
まったく素晴らしいし、力一杯うらやま〜

久しぶりの段取りのトホホな感じは、私も同感できますよ!
だって、先日の山行。
テントセットの中に、なぜか5人用のテントの太っといポールが紛れていて・・
設営のとき唖然としたもん

眺望も素晴らしいし、今回の満足度が書いてなかったけど、120%くらい?
私見ですが日焼け具合のくっきりライン被害で110%としておきましょう
2015/7/16 21:06
Re: 満を持して!
こんばんは、miouさん。
コメントありがとねhappy01

>文句ない、最高の梅雨明け先走り…

予報が良くってねsweat01
少しでもケチを付けられる条件を見つけてたら、またサボってやろうかと構えてたんだけど、これだけ良好な条件が揃ったら私ほどの怠け者でも山に行くしか無かったわ。と言いつつビール冷却セットを忘れたことに気付いた時は少々悪心が芽生えたのは内緒だけどね

満足度、書いてあるよ。miouさんの読み通りピッタリ110%!
大分思考パターンを見破られてきたか。

秋に歩くのも楽しそうなコースなんで、次回は是非一緒に
2015/7/16 22:37
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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無雪期ピークハント/縦走 日光・那須・筑波 [日帰り]
流石山・大倉山・三倉山 縦走
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
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体力レベル
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