期待通りの稜線歩き&今年もキスゲを楽しめました/裏那須・大峠から三倉山ピストン

- GPS
- 07:50
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 965m
- 下り
- 954m
コースタイム
| 天候 | 快晴 昼近くからは風もなく暑かった… |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
利根川沿いの千葉県道170号→取手市付近から国道294号・同408号。 宇都宮市内の麺道花の杜で夜食後、国道4号で白河市まで行き、あとは国道289号で登山口へ。 復路は国道121号、119号で日光市、宇都宮市を通過。宇都宮市内の花菱でラーメン後、宇都宮天然温泉ゆららで入浴&仮眠後帰宅。 駐車可能なスペースは 1.林道のドン詰まり 2.ドン詰まりより少し手前の正規の?駐車場 3.さらに手前の道路脇 3が無難です。2まで行こうとすると舗装が切れて道が一気に悪くなります。それでも車高の極端に低い車でなければ、車体の下を擦らずに行くことは可能です。しかし岩ゴロなので車体よりもタイヤのパンクの方が心配です。2まで行けるなら1まで行くことも可能と思いました。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
顕著な危険箇所なし。 【登山口から大峠】 序盤は林道の続きのような感じで傾斜が緩やかです。ウォーミングアップに丁度良いです。途中倒木が邪魔な箇所と段差が大きな箇所がありましたが、総じて良く整備して下さっているようで歩き易いです。大峠手前は若干傾斜がきつくなりますが、稼いだ標高を無駄遣いする箇所もなく、精神衛生上大変結構です。 【大峠から三倉山往復】 大峠に至ると視界が一気に開けます。そこから本格的な登りが始まりますがキスゲ写真撮影を口実に休み休み登るとさしてキツくはありません。 流石山から先がこのコースの醍醐味です。目的地である三倉山を見ながらの稜線歩きが実に素晴らしい。強風のためか土壌のためかわかりませんが高い木がないので眺望抜群です。アップダウンも退屈しない程度についている感じでとにかく楽です。 復路での大峠への下りは浮石が多いので落石を起こさないよう注意して下さい。特に登山者が多い場合は無理な追い越しをして植物を踏みつけたり、落石を起こしたりしない慎重さが望まれます。 |
| その他周辺情報 | 白河を通るルートの場合、東北道白河IC近くのセブンイレブンが最終コンビニだった気がします。 |
写真
飛龍山で足首に当たりまくり、足首を締められないために下りで爪先をボロボロにしてくれたこの靴。その後仕事中も履きっぱなしにしたり、モミモミしまくったりして馴染ませてきました。果たして使えるのか?
感想
●●ひと月半ぶりの山行で段取り悪し●●
前回の谷川連峰主脈縦走から大分間が空きました。6月7、14、21の日曜日は何してたんだっけ。えーと、調べてみたら7日は阪神vs日ハムのデーゲームを見ながらビール、14日は天気まずまずだったはずだけど何してたのか不明、21日も良くわかりませんね。まあ、サボったんでしょうね。月末の28〜30日は3連休で、ある企みがありました。しかし悲しい結末になったのでここでは言及しないで置きます。
先週は天気が悪かったので山は当然お休み。別件で有意義な1日となったのでOKです。そして今回の日曜日、天気予報はバッチリです。行きたい山もちゃんとあります。最近は山に飽きたなどとぬかしている私ですが、さすがにこれだけ間が空くとやる気も回復しており、特段自らを奮い立たせる自己催眠などは必要ありませんでした。
しかし久々だと段取りが悪いですね。ヤマレコの書式で作成した登山計画書は家に忘れました。冷凍庫から取り出して保冷バッグに入れた水のペットボトルは玄関に忘れ、帰ってきた時にはぬるい骸と成り果てていました。出発して20分ほどでビール冷却セットを忘れたことに気付き山頂ビール無しが確定してしまった時は若干やる気がダウンしました。
●●目的地は裏那須の三倉山●●
元々は浅草岳のヒメサユリを見に行くつもりだったんです。しかしヒメサユリがきちんと咲いていてくれるのか確信が持てません。登山口までの距離も相当なものです。只見沢から浅草岳に至り六十里越に下山するコースは累積標高差登り1300m弱。自信ないなあ。
浅草岳は来年に温存することにしました。さて、ではどうしましょうか。霧降高原からニッコウキスゲを愛でつつ女峰山ピストンも悪くありませんね。しかし今回は裏那須大峠からの三倉山にしました。皆さんのレコで稜線歩きの楽しさが刷り込まれていましたし、表那須から自分の目で見ても楽しく歩けそうでした。キスゲの盛りに近い時期だけに多少混雑するのは覚悟の上です。
ラーメン休憩などを混じえつつひたすら一般道を走り、登山口の駐車場に到着したのは4時くらいでしたかね。先客は1台のみ。妙に空いているので場所が正しいのかちょっと不安になるくらいでした。
夜を徹して来たのでまずは軽く仮眠するも、日の長いこの時期ですのですぐに明るくなりました。眠り足りないところではありますが、本格的に眠ってしまうと起きたら昼前だったなんてことになりかねないので出発します。
●●キスゲタイミング良し●●
序盤は林道から始まり、緩やかな傾斜でウォーミングアップに丁度良い感じです。やがて登山道らしくなってからも引き続き傾斜は緩く、久々の山行でびびっていましたが問題なく大峠に到着。既に先行のソロ男性1名とご夫婦らしき1組は影も形もありません。
大峠に出ると眺望が開けます。そしてお目当てのニッコウキスゲも姿を現しました。
「勝ったな」
周りには誰もいないので遠慮無くウヒャヒャヒャとバカ笑い。
流石山への登りはそう緩くもないです。しかしキスゲ写真を撮ることを口実に休み休み登るので結構楽です。この日がベストのタイミングなのかどうかわかりませんけど、これだけ咲いていれば文句はありません。キスゲの他にも結構好きなハクサンフウロやコバイケイソウ、どうでも良いウサギギクやウラジロヨウラクなども咲いていました。
●●稜線歩きが何とも楽しい●●
ニッコウキスゲもお目当てですが、このコースは皆さんのレコを見て稜線歩きに大きな期待をかけていました。流石山を過ぎると実にたおやかな(ユルい)道が稜線上を通っています。これは素晴らしいですね。
前回の谷川連峰主脈稜線ももちろん素晴らしかったのですが、ヘタレ登山者を徹底的に痛めつけるアップダウンには「貴様、遠慮ってものを知らんのか?」と何度罵声を浴びせたことか。その点こちらのコースはユルい。実にユルい。久しぶりの山行なので日和って適当なところで帰ろうと思っていた私ですら最終目的地の三倉山まで歩いてしまいました。
●●ひと気少なしと思っていたら●●
結局三倉山到達までにお会いした方は駐車場を先に出発した方々とのすれ違いと何組かに追いぬかれたくらいで実に静かな山行でした。こんな晴天でキスゲも咲いてるし、稜線歩きが楽しいのに「いいのかよ、オイ?」ってくらい空いていました。
それでも三倉山の山頂は少しずつ人が増えてきて、「まあそうだよなあ、こんなに条件の良い日だしね」と思いつつもまだまだ余裕たっぷりでしたよ。
しかし往路でもたっぷり楽しんだ稜線を流石山の方へ歩いて行くと、まあ人が来ること来ること。とは言ってもこれだけ魅力のあるコースでキスゲの最盛期ですからね。当然っちゃあ当然です。これを無料で寡占しようなんてのがそもそも図々しいのです。ただ、これだけ暑い日に日が高くなってから登るのも大変だろうにとは思いました。
●●キャベツ頂きました●●
すれ違いの方々と「こんにちは祭り」をこなし、13時前には下山。久々と言うこともあってこれだけユルいコースでも太腿からの異議申立はありましたが、まあ楽な山行だったと思います。
ところで三倉山の山頂で上ノ坪側から登って来られた方にお会いしました。ピストンで戻ると仰るので「それは勿体無い。車で送るから大峠の方に下りたほうがいいですよ」とお勧めすると大分遠慮されていましたが、最終的には些細な善意を押し付けることに成功しました(笑)。
そのお礼と言うことでキャベツを頂いちゃいました。独身オヤジにキャベツ2個は中々の大物です。日頃の野菜不足を解消すべくクックパッドなどでキャベツ大量消費のレシピを調べ、鋭意奮闘中です。ありがとうございました。
●●感想・靴は何とかなるのかなあ●●
この大峠からの三倉山、特に流石山以降の部分ですね。良いです。実に良いです。何でも「ミニ飯豊」との異名を持つそうです。飯豊は未訪で知らないのですが、このコースがミニ飯豊なら本家はどれだけ素晴らしいのだろうかと興味が湧いてくるくらい今回の三倉山は良いコースでした。再訪確定です。今回の満足度は110%としておきます。絶賛しているワリには低いですかね。期待値が高い場合はこう言うチグハグな数値になっちゃうんですよね。
それと勤務中に履き続け、ヒマを見つけては揉み倒して馴染ませた登山靴です。うーん、何とか使い続けられそうな雰囲気にはなってきましたかね。あと50kmくらい歩けば大丈夫な気がします。















musさん、こんばんは!
文句ない、最高の梅雨明け先走りって感じな山でしたね〜!
しかし、この夏の始まりを告げる花々と空と道
まったく素晴らしいし、力一杯うらやま〜
久しぶりの段取りのトホホな感じは、私も同感できますよ!
だって、先日の山行。
テントセットの中に、なぜか5人用のテントの太っといポールが紛れていて・・
設営のとき唖然としたもん
眺望も素晴らしいし、今回の満足度が書いてなかったけど、120%くらい?
私見ですが日焼け具合のくっきりライン被害で110%としておきましょう
こんばんは、miouさん。
コメントありがとね
>文句ない、最高の梅雨明け先走り…
予報が良くってね
少しでもケチを付けられる条件を見つけてたら、またサボってやろうかと構えてたんだけど、これだけ良好な条件が揃ったら私ほどの怠け者でも山に行くしか無かったわ。と言いつつビール冷却セットを忘れたことに気付いた時は少々悪心が芽生えたのは内緒だけどね
満足度、書いてあるよ。miouさんの読み通りピッタリ110%!
大分思考パターンを見破られてきたか。
秋に歩くのも楽しそうなコースなんで、次回は是非一緒に
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する