白山 秋の古道を行く (加賀禅定道〜御前峰)


- GPS
- 11:02
- 距離
- 23.7km
- 登り
- 2,553m
- 下り
- 1,967m
コースタイム
- 山行
- 9:55
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 10:57
天候 | 晴れ のち くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
白山加賀禅定道の取付であります「ハライ谷登山口」はこの主要地方道を約20分ほど歩いていかなくてはならない。(閉ざされたゲート脇をスルリと抜けることは可能) 尚、時間帯により工事関係車両等が頻繁に行き来いたしますのでその際には十分気をつけること。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ー加賀禅定道ー 全般的にアップダウンが多く、そしてすこぶる長い(ハライ谷〜室堂間18km)。 今回は何とか日帰りでクリアー出来ましたが基本的には中間地点付近の奥長倉避難小屋もしくは室堂で1泊されるのがベターありましょう。 特に際立って危険と思えるpointは無いが強いて挙げるとすれば核心部とも言える美女坂でコケ蒸して朽ちかけた丸太を階段状に施された箇所がありとても滑りやすい状況下となっている。 下山時の際には転落等による怪我に十分注意すること。 他にもここぞと思えるPOINTにはロープが施されていますが極度の緊張をもたらす事には至りません。慎重に通過すれば問題ないレベルです。 コースは良く踏まれ下草もよく狩られていますので明瞭です。 迷子になる方が難しいくらいよく手入れされています。 関係者様の御尽力の賜物に感謝いたしましょう。 |
その他周辺情報 | 今回も白山市吉野R157沿いにあります「大門温泉♨」へお邪魔いたしました。 入浴料は大人370円とリーズナブル。 ボディソープ、リンスインシャンプー有り。 とにかく静かに湯を楽しみたいお方には打って付けよん。 |
写真
辺りには誰もいませんがおサルさんが道路にいっぱいいます。
Millerさんのランボルギーニが到着した時には先行者様のお車が停まっていますた。
今日の加賀禅定道はたった2人だけかよ。
東の空が明るくなってきたじょ。
最近は天気が安定しない日が多いもんだから、青空を見るのは久しぶりのような気がするな〜。
画像は先日歩いた中宮道稜線と奥には良い山容を誇る湯谷の頭ではないか。
次回は黄葉を見に行くべ。
(中宮道の森は紅葉よりも黄葉のほうが有名よん)
本来ならこの登山口前まで車で進入する事が出来るんだけどね。
※登山口前の空きスペースには5〜6台程度なら駐車可能。
取付き場所にはコースマップや登山届BOXもちゃんとございます。
「どうぞご自由に杖」も数本立てかけられていたような気がする。
何なに?
ここから御前峰までは、足し算が正しければ11時間半も掛かんの。
ふ〜ん、まぁ今の俺には関係ないデータだけど・・・。
だってやで、今6時ちょい前やで。
こんなのまともに歩いていたら今日ウチに帰れる頃は「11PM」が終わっているくらいになっちゃうやん、無理無理。
「11PM」は何が何でも外せね〜。
※この時は御前峰制覇をしてやろうなんざこれっぽっちも思っていない。
精々が天池辺りまで行ってBIGな景色を楽しみたいところをガスが辺り一面覆い尽くし、ジュディオングの魅せられてを見せられて複雑な想いのまま帰ってくるのが落ちなんだろう。
っつうか、今日ここを選んだのも為すがままってところが大半を占めているしね。
無理せずいつものようにブラブラするだけで結構です。
それでは行ってくるべ。
高度を上げるに連れ部分的ではありますけれどようやく視界が開けてまいりますた。
キョロキョロして探してみたくなるのは、やはり幻の名峰笈ケ岳と大笠山のTWINやねん。
今日は機嫌が良いみたいね。
ブラブラ歩きも快調に駒を進めることが出来ますた。
ここらでちょっくら休憩いたします。
腰を下ろしてリュックからモゾモゾとあるものを取り出します。
あるものって何?
お子様には刺激の強い「大人のおやつ」です。
正体は18禁ネタとなっちゃうので内緒です。
こいつぁCokeとよくあうだよ。
とにかく旨かった。
休憩を終えしかり場分岐へと駒を進めると、それまで檜軍の占領下であった森がガラリと様変わりしちゃうんだ。
登場したのは本ルート最強の森の猛者「ダケモン(ダケカンバモンスター)」である。
その巨体はおそらく白山No.1かもしれない。
それくらいここの「ダケモン」はデカイんだ。
森Fanのお方で特にダケ専門ならここは胸躍ること請け合いです。
「皆様、左手をご覧下さいませ。北部白山の美しき象徴であります清浄ケ原と四塚山でございます。尚、ここからのアングルですと右手には今から目指します美女坂の頭や左手には三方崩山や奥三方岳も望むことが出来ます」。
へ〜、そ〜なんだ。
「退屈なお話はここまでとして、私ここで皆様に一曲歌を披露いたしましょう。この爽やかなお天気にピッタリな曲、ふられ気分でROCK'N'ROLL。それではどうぞ」。
いらんいらん!この展開でふられ気分て何やねん?
「皆様、上をご覧下さいませ。北部白山の美しき森の象徴でありますブナやダケカンバの巨木群。そんな中に楓やモミジ、オオカメノキといった秋に美しい紅を施してくれる木々も多数ございます。頭上には鮮やかな色合い美しい楓の葉が華麗な舞を披露してくれていますよ」。
オオ〜、ホントだ〜。綺麗!
「え〜、歌はホントにいいんですか?」。
いらん言うてるやろ!
つい赤い葉を見つけると立ち止まってしまう。
この時間光の当たり具合が絶妙なのよ。
葉の裏側から望む葉脈が見事に浮き上がり息を呑む美しさを披露してくれてんねん。
今日は寝坊したお陰でこのシーンに出逢えたということにしておきましょう。
北アルプスの山並みが遠くに浮き上がる。
山容からすると劔岳と立山でありますね〜。
今日の北アルプスも結構な人出となっているんやろな〜。
山小屋さんも運送機関も有料駐車場もがっつりと儲かっていることでありましょう。
それに反してここはどうだ。誰もおらんぞ。
市ノ瀬、別当出合には人がいてるんやろか?
稜線から望む白山の衛星たちが姿を現した。
冬の白山は深い雪で閉ざされてしまう。
人が行き来できなくなってしまうのだ。
そんな中、代って活躍するのは白山衛星部隊たちである。
白山山系には1600クラスの優れた秀峰が多数ある。
神々しく煌く白山を望むことが出来、沢山のハイカーは足を運ぶ。
北部白山の代表格は画像にも記したショウガ山、大辻山でございましょう。
この一角の山々は登山道整備がなされておらず冬期限定のみ入山可能となりますので正に白山とバトンタッチとなる存在である。
小屋に到着する前、先行者様に追いついた。
リュックにはジャバラマットが付けられていたので瞬時にお泊り計画と判断した。
お話を伺いますと今日は室堂で一泊し、明日同じ道を降ると申されておりました。
明日はお天気が悪いと出ていますけれど長い行程大丈夫かしら?
どうぞお気を付けて。
PEAK感のない奥長倉山頂上を過ぎると目の前に威圧的な山塊が登場する。
美女坂である。
何でここを通らなくてはいけないのか?
「今日はここで帰ろうかな」といつも負けそうになる。
いざカッコよく気合を入れて登っても下山時には「やっぱ登らなければよかったよ〜」と泣きが入っている。
いつになったらここにエスカレーターがつくのでしょうか?
残雪期に滝壺まで降りていくチャレンジが今年の春に多く見られましたね。
僧侶ではない私にはとても真似が出来ません。
また、この時期でも丸石沢を詰めて滝壺まで行かれた記録が誰かさんのアップで見かけたような気がする。
これも僧侶ではない私にはとても真似が出来ません。
今回、何げに加賀禅定道をチョイスしましたが来た以上は是非とも確認しておきたい事があった。
それがこちらの画像に写し出されているナナカマドさんであります。
この秋の出来栄えを確認したかったのですが・・・。
2012年の紅葉大HIT年の時にはこのナナカマドさんも素晴らしく綺麗でありますた。
その後毎年?訪れているんだけどハズレが続いているのよね。
今年はどうかな?
若干色付き始めてきましたけれど・・・、う〜ん、残念。
葉の状態はとても近くから撮影して皆様にお見せできる代物じゃございません。
朽ち果て始めた散々たる結果となっていた。
やっぱ今年もアカンのやろか?
静かで結構。
「白山が大好き!」って思っている人でもここを知らないってお方が結構いらっしゃるんじゃないでしょうか?
室堂周辺と御前峰だけが白山じゃないのよ。
白山には素敵な場所がいっぱいあるからね。
ここはね、お花seasonよりもやはり秋に来たくなるんだよね。
澄み渡る青い空に一面に広がる草紅葉がとても良い雰囲気を醸し出すねん。
それに静かときてんだから。
プライベートリゾートを存分に満喫出来るんだから。
木道にゴロンと寝だして波立たない湖面をジーッと見つめる。
オニヤンマがお尻をツンツンと湖面に付けているのよ。
これって産卵シーンっすかね?
そんなポエムなシーンを見ていたらいつしか寝ちまった。
気が変わった。
Millerさん、ピストンはやんないよ。
だってこれだけ素敵なシーンを見せつけられたら帰りたくなくなっちゃったもん。
(美女坂を降りたくないっつのが本音だろ)
こうなりゃどんどん先に行っちゃえ!
(ねぇ、車はどうすんの?おい!どうすんだよ?)
ミネウスユキソウさんの栄光ある生涯の終演を迎えております。
ご覧のお方からすれば何で撮ったの?ってなくらいくたびれちゃっていますよね。
そんな事はどうだっていいんだ。
着目したのはここにも咲いていたの?って事にビックリしたの。
白山でこちらの存在といえば砂防新道の十二曲り付近の極一部と釈迦新道の一部分、三ノ峰付近の一部分しか知らなかった。
他にもお花松原辺りにもあるのかな?
どちらにしてもあまりドバーっと咲いているpointは無いみたいね。
ここ加賀禅定道でもこうしてチラホラと咲いていましたよ。
こちらのようなセリの仲間たちは一見華やかさはなく(クラスの中に必ずいる地味子さん的な存在)分類も複雑なのでハイカー様たちから若干敬遠気味扱いをされていると感じます。
ウチのハニーちゃんを見ていたらまず素通りしているもんね。
だけど私は放っておきませんよ。
このお花を至近距離から見てごらんよ。
白くて小さな可愛いお花がたくさん集まっているのが分かるよん。
こんなシーンを見ながら前進するのって疲れがブッ飛んじゃうわ〜。
前田Millerの進軍を止められる者はもういない。
と、言いつつここでハニーちゃんにお迎えヨロシクのTELをしているお調子者。
だが、圏外でつながらない。
「ヤバい!。だけどもう引き下がれないし・・・」。
四塚山攻略の長坂は前半戦の核心美女坂を遥かに凌ぐ難敵である。
実際Millerさんはここを登りで使った事が今回で3回目でありまして、その都度ボコボコにされちゃっていますた。
まぁ簡単には落とせません。
とにかくハニーちゃんに連絡を取らないと・・・。
「・・・」。
ここでも圏外でつながらない。
マジでヤバいんですけど。
って言うかハニーちゃんと連絡が取れても迎えに来てくれる補償はどこにもないねんけどな。
ここにも人が全くいない。
今日の白山の人の入りは極端に少ないのだろうか?
ま、お花も終わっちゃっているし紅葉には早いしね。
今はちょっと中途半端な時期かもね。
そんな事よりもTELしなくては。
「・・・」。
ここでもつながらない。
DOCOMOさん、しっかりしてくださいよ。
(お前の勝手な行動にDOCOMOさんは関係ないでしょ)
っつう事は釈迦に降りるともっとつながらないな。
更に高いところを目指そう。
最終的に目的が不純なのでいつもの自撮りヤッター顔は割愛するが、でもやっぱり嬉しいのには変わらない。
加賀禅定道〜御前峰も自身初めてなのでこれはこれでヨシとする。
今日は素晴らしい晴天だったのに今は何も見えません。
装備
備考 | ー反省点ー 下山は前回の中宮道ATTACKと同様ガラ空き砂防新道をチョイスした。 「下山の行程は短くするのが楽チンで良い。別当出合からはシャトルバスに乗り市ノ瀬に着くまでゆったりと昼寝するべ!」と目論んでみた。 別当出合には最終バス時刻まで間に合うようすっ飛ばしてきた。 余裕の最終バス時刻30分前に別当出合へ到着した。 「ふっ、今回も完璧、楽勝さ。ふっふっふ、俺ってカッコイイかも・・・」と自画自賛していた。 ところが!!!。 この後とんでもない落とし穴が潜んでいた。 「ん?何か様子が変じゃな〜い?」。 他の登山者は皆バス停には寄らずテンデンバラバラに散り始めているじゃないか。 「あの〜どゆこと?」。 「みんなバスに乗らないの〜?歩いて市ノ瀬まで降りるの?」。 「ねぇ、ねぇってば・・・教えて」。 つうかバスがどこにもいね〜し・・・。 お答えいたします。 先週末に引き続き、今週末もバス規制が解除され別当出合までは車の乗り入れが可能となっていた。 登山者の皆様方が取られた行動はご自身のマイカー駐車場所までテクテクと戻られているシーンであった。 「え゛ーーーーーーーー!!!、そんな・・・」。 「俺はいったいどうすりゃええねん?(市ノ瀬まで歩けってか・・・)」。 皆様、こんなどうしようもないドジをやらかしちゃいけませんぜ。 事前に道路状況や運行バスの有無等の下調べを入念にいたしましょうね。 幸いハニーちゃんは市ノ瀬まで迎えに来てくれていますた。 Millerさん、途方に暮れながらも彼女にHELP TELをピッポッパしましたら継った。 Millerさん「あっもしもし、ハニーちゃん。ぶあっハッハッハ〜(笑)」。 Millerさん「いえね、今、別当出合に着いたんだけど〜、シャトルバスがどこにもいてへんねん。これってドッキリ?」。 ハニーちゃん「アホ!。何でそんなアホやんねんホンマ!」。 ハニーちゃん「加賀禅定道を見事踏破したって言うから、Millerさん、ヤルわね!と、ちったぁ惚れ直してみたら最後にその落ちかよ!」。 ハニーちゃん「チッ、いなり寿司のシャリ無しみたいな人だわ全く」。 ハニーちゃん「私、家で待ってるからそこから一里野までもう一度戻りな。ほんじゃね、ガチャン!プ〜、プ〜、プ〜・・・」。 Millerさん「あっ!、ちょ、ちょっとぉぉぉぉ〜っ!!!」。 待つこと10分チョイで彼女の操縦するボーイングが別当出合に到着した。 助かった・・・。(いなり寿司のシャリ無しって、そこまで言わなくても・・・) |
---|
感想
このところお天気が宜しくないですね〜。
折角の週末くらいは晴れておくれよ〜と願いを込めて天に祈る。
天気予報を確認すると・・・ヨッシャ〜土曜日だけ晴れ!
(ハニーちゃんは土曜日仕事人稼業で日曜日はOFFなのでガックリきていた)
そうとなりゃ、この週末もMillerさん独身でバンバン攻めていきたいと思いますよ。
場所は何処にしようかな〜?
北アルプスも含めて色々と模索する。(もちろん日帰りですけどね)
飛越tunnelからblack5(黒部五郎)なんてのはどうだろう?
それともちょっと渋く笹倉温泉から焼山なんてのもいいかな。
はたまた白馬鑓が岳も登ったことがないので行ってみて〜っす。
晩飯を食った後に横になりながら「どこにしようかな?」とスマホを見ながらリサーチしていた。
準備はとっくにしてあるので後はカウントダウンのみだ。
明日は兎に角夜中のうちに出発じゃ〜!
翌朝3時
目が覚めた。終了。
昨晩意気揚々としているウチにいつの間にか寝ちまっていたようだ。
は〜やれやれ、計画は全て水に流れてしまった。
今から朝飯を食って着替えて忍たま乱太郎の収録を見た後に行けるお山と言えば白山しかあるまい。
せやけど市ノ瀬に行くのもメンドくせ〜。
満員バスにも乗りたくないしな〜。
三ツ谷から逆周りで三の峰&別山でもしちゃおうか。
平泉寺から行けるところまでってのもした事がないのでそれでもいいか。
準備を済ませ自宅を出発した。
R157を白峰方面に走っていたら徐々に車の運転が煩わしくなってきた。
やっぱもっと近いところにしよっと。
向かった先は白山市一里野方面。
このところよく足を運んだ北部白山方面だ。
このところ中宮道、楽々ときたから今回は加賀禅定道に決めた。
5時半前に取付きpoint到着。
車は1台のみ停まっていた。
ふふん、今日も静かに楽しめそうやん♪
開始間もなく陽が森の中に差込み朝の清々しい気分に拍車を掛けてくれた。
こういった展開になると森好きにはたまんないんだよ、ホント。
急ぎませんよ〜、ゆっくりと楽しんでやるんだから。
やがて稜線に出ると辺りの山々はくっきりと望むことが出来た。
こりゃ〜、久々のBIG DAYになりそうだ。
花も終わり紅葉まではまだ先なので、言わば中途半端な時期だ。
楽しむなら眺望ってことですね。
ならばうんとうんと上に行けって事かいな。
せやけど帰りの事もあるから精々が天池辺りまでだな。
いつものパターンで行けば出だしが好天であっても天池に到着したらガスっていて何も見えないなんてのはしょっちゅうあった。
だけど今日はいつまで経ってもクリアーな世界が続いていた。
綺麗な四塚山を見たのは実に3年ぶりである。
こんなのを見せつけられたら帰りたくなくなってしまった。
「こうなりゃ行けるところまで行ったれ!」と、なりふり構わずイケイケMODEとなっちまった。
これが後に大どんでん返しの発端となってしまう。
ピストンしないと勝手に決めた以上、今回の作戦を成功させてくれる鍵は愛するハニーちゃんである。
失敗したら死も覚悟しないといけない。
(どこかの避難小屋にて泊まれる装備は持ってきていますけどね)
強敵四塚山攻略はやっぱキツかったが、終わってみればめちゃめちゃ楽しかった。
先日挑んだ中宮道もそうですが、今回の加賀禅定道も登りで使うとめっちゃ面白い。
自分のヤワな根性を容赦なく叩きのめしてくれるところが何より良い!
ホント言いすぎかもしれませんが一皮むけた自分に出会えるような気がするねん。
皆様も是非TRYしてみてはいかがですか。
さて、ハニーちゃんと無事に連絡が取れて市ノ瀬5時の約束を取り付けた。
御前峰攻略の後に砂防新道ハイウェイを最終バスに間に合うよう激降った。
ここは流石のMillerさん、時間厳守は仕事人の基本である。
無事16時半すぎに別当出合に到着出来た。
あとはバスに揺られてハニーちゃんの待つ市ノ瀬に向かうだけやねん。
だけど様子がおかしい。
下山者の皆様がバス停を過ぎて更に車道を歩きだしているのだ。
バス停には待機していると思われたバスがいないのだ。
これはひょっとしたら、ひょっとするの?
なんてこった。
今週末は先週末に引き続きバス会社のストライキだった。(何てこと言うねん!)
つうことは何か?
俺は誰か気の弱そうなお方を見つけて「おらおら〜、500円出すから市ノ瀬まで乗せていって下さいませ」とお願いしなくちゃいけないのかい?
ちょっと気がとがめるのでハニーちゃんにTELで相談してみた。
Millerさん「あ、ハニーちゃん。あのね、別当出合に着いたらバスが来ていないのよ。でもね、今からカージャックいたしますので問題なくすぐにそちらへ向かいます。どうぞお待ちになっていて下さい」。
ハニーちゃん「アホ!、何でそんなアホやねん!」。
ハニーちゃんはすっ飛んで別当出合まで迎えに来てくれますた。
めでたしめでたし。
何でか知りませんけど最後は怒られて終了しました。
完
Millerさん...バス やってもうた
車デポじゃなくって良かったですね
Miller妻さんの迎えに来た時のお顔を知りたいものですよ
Millerさん、こんにちは。北部白山を総なめされていますね。
ミラーさんが通ったあとには優しいお花が咲きそう。
僕もこの道が一番好き。
特に天池以降からは来た道を何度も振り返ってしまいます。
別当出合からとは全く違う山域に感じられますよね。
1つ質問です。
先週の小桜平の時から聞きたかったんですが、頻繁に通るという工事車両は、
どこを工事しているのでしょうか?
工事は、
・中ノ川の崩壊箇所へ向かっているのでしょうか?
・岩間温泉までの道の復旧なのでしょうか?
・岩間登山道再開のための工事なのでしょうか?
・ゲートから岩間温泉までの道は歩きでは通れるのでしょうか?
分かりましたら教えてください。
toshiさん、こんにちは。
ありがとうございます。
今回白山に来られてこんなドジをやっちゃった人はいないと断言いたします。
って言うか、超素敵な感動のロングライドだったのですが話題は完璧にそこに持ってかれちゃいますたね〜。
題名も「白山・バスに見放された私」で良かったのかも
とは言え、ボロカスに言われながらも持つべきものは愛する奥様でございます。
彼女と合流してその時はっきりと言われました。
ハニーちゃん「私と連絡が取れなかったらどうするつもりだったの?。勝手に別当出合まで降りてきちゃって。(市ノ瀬にも迎えに行けなかった場合の事)」。
Millerさん「ふろ〜む ざ まうんてん とぅ ざ 家」ですか?。
ハニーちゃん「アホ!」。
こうして加賀禅定道の栄光ある武勇伝は葬り去られました。
加賀禅定道〜御前峰おつかれさまでした。
北部から山頂に立ったことがないので一度歩いてみたいですねー。しかも、大汝も巻かずに歩くとは恐れ入ります。
天池周辺はお花の息が長いですね。ハクサンフウロやニッコウキスゲがまだ楽しめるとは
ミラーさんの綺麗な写真みてたら、また歩きたくなりました!
naoさん、こんにちは。
ありがとうございます。
北部白山総ナメ。ふふん、カッコイイこと言うじゃない。
でもね、ホントの事を言うとここ最近めっきり涼しくなった影響でぐっすりと眠れ早起きできなくなっちゃって、行けるお山も家から取付きの近い場所しか選択肢がないっつう事が正解なんだけど。
最近では家から市ノ瀬すら遠いのよ。
ふっふっふ、奥の深い話だろ。
さて北部白山Fanのエキスパートさんは地元石川にもたくさんおいでますよね〜。
そんなnaoさん、貴方もそのお一人ですよね。
その超人naoさんからいただいたご質問ですが。
私に答えられるかしら?
Q1 主要地方道「一里野ー岩間線」にて頻繁に行き来する工事関係車両の業者名は何組ですか?
A1 知らん。
何組って言われたってね〜。「星組?」。私は宝塚のことは詳しくありません。
え?質問が違っていたってか。
え〜と、何でしたっけ?
Q2 頻繁に通るという工事車両はどこを工事しているのでしょうか?
A2 良い質問ですね〜。ただお答えは良いとは限りませんよ。
私も同じような疑問を抱いていたので、楽々新道をチョイスしたい場合には気になるところでありますた。
憶測ですが、工事関係車両が行き来しているっつうことはゲートから山崎旅館までは斜面崩落等の交通障害が無いっつう事だよね。でしょ。そうでないと工事関係車両すら通ることが出来ないもんね。
ただ、歩けることに支障無いにしてもこの林道では以前から小規模ながら落石はありましたので、挑む際には「自己責任」と「落石覚悟」は肝に銘じておかないとね。
「ヘルメットを装着しているので安心」で回避出来るレベルやあらへんねん。
ホンマ「覚悟」やで。
山崎旅館より上ではいったい何が行われているのかは私も知りません。
ここで出会ったトレランアベックのお方にお聞きしましたら岩間道方面に業者の方がおいでたと申しておりましたので、その辺での崩落修復作業に取り組んでいるのかも知れませんね。
はっきり言える事は宝塚歌劇団の公演はやっていない、これは自信があります。
行かれる際には十分にお気をつけて。
souさん、こんにちは。
ありがとうございます。
超ロングスペシャリストのsouさんと比べましたら、Millerさんのしている事なんざ「ご近所に回覧板配り」程度なものですよ。
でもね、Millerさん的には登りの行程の長い方が面白いんだよね。
なんかね例えは変なんだけど、次々と襲いかかってくる猛者を巧みな必殺技で打破しながらも先へ進み、経験値をたくさん積んで最後には強敵ラスボスとの壮絶なバトルみたいな格闘ゲーム的要素、そして金田一少年も頭をかしげてしまいそうな超難題を見事解決していくアドベンチャーゲーム的要素、更には素敵な景色を舞台にした人との出会いや魅力溢れる女性との恋物語を繰り広げるファンタジーロマンス的要素などなど、こんな事を意識しながら歩いているんだよね。
ほら、面白いドラマや映画などは次回はどうなるのかな?最終回が来なければいいのにな、な〜んて思うでしょ。そんな感じ。
とは言っても人間限度ってもんがあるし、souさんのようにカッコよくファイナルをキメられませんけどね。
せやけど、いくつもの試練に打ち勝ち最後に立つことの出来た御前峰は格別ですわ〜。
その辺にいるハイカー様と意味もなく強引にハイタッチすんねん。
「ニッカウイスキーで乾杯!」といった気分よ。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する