塩見岳


- GPS
- 25:25
- 距離
- 34.1km
- 登り
- 3,218m
- 下り
- 3,214m
コースタイム
- 山行
- 5:37
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 7:12
- 山行
- 12:29
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 13:24
- 山行
- 2:56
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 3:35
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
予約できる山小屋 |
塩見小屋
|
写真
感想
会社の山岳部の仲間と三人で塩見岳に登ってきました。
私は初めての南アルプス。
メンバーの一人は久々のロングルート登山ということもあり、三伏峠小屋に二泊して空身で塩見岳アタックする余裕のある行程としました。
一日目
鳥倉林道ゲート駐車場に前泊。
ゲートに一番近い第一駐車場が到着時すでに満車だったため、1.5kmほど下ったところにある第二駐車場に駐車して車中泊。
6:30駐車場を出発、登山口まで一時間ほど舗装された林道を歩く。
登山口から豊口山のコルまで、しばらくはひたすら急登を登る。
登山口の標高が1700m以上あり、早朝ということもあり気温はそれほど上がらず、急登ではあるものの快適に歩を進められる。
豊口山のコルからは短い急登の後、しばらくは細かいアップダウンのある緩やかなトラバース道。
途中朽ちかけた木の梯子が何カ所も現れ、雨で濡れていたらつるつるで怖いねというような会話をしながら登るが、下山時これが現実のものとなる。
トラバース道を塩川ルートとの分岐点まで登り(塩川ルートは通行止め)、ここから最後の急登を150mほど登り切り三伏峠小屋に11:30到着。
天気が良かったので、テント設営後塩見岳を目の前に望める烏帽子岳を目指す。
メンバーの一人は翌日の塩見岳アタックに備えて体力を温存するために途中で引き返す。
烏帽子岳登頂時には塩見岳や南アルプスの山々の山頂はすべて雲の中。
山頂の標識だけ写真に収めてテント場に戻る。
テント場にもガスが立ちこめ始めほどなくして雨も降り始める。
雨が止んだすきを見計らって水場まで水を汲みに行くが、これが往復30分、テント場から標高差80mほど下ったところにあるため水を確保するのも一苦労。
あとはテントの中で宴会、20時ごろ就寝。
二日目(塩見岳アタック)
4時起床、出発準備をして今日も快晴の中5:20テント場を出発。
まずは三伏山、本谷山と二つのピークを越える。
出発早々標高差100m以上のピークを2つも越えなければならず地味にしんどいが、本谷山を越えた後はしばらくは平坦なトラバース道、緑豊かな樹林帯を気持ちよく歩く。
途中何カ所かで、目の前の塩見岳や北部南アルプスの山々をきれいに見渡すことができる。
トラバース道の終点からは塩見小屋まで200mほど急登を一気に登る。
塩見小屋で一服した後いよいよ塩見岳山頂までの最後の登り。
ここからは完全に森林限界を超え、鎖場を含む岩稜帯を慎重に登る。
10:20塩見岳西峰登頂、そのまま100mほど先にある最高到達点の東峰まで一気に登る。
この時点で残念ながら周りの南アルプスや中央アルプスの山頂付近は雲に隠れてしまっているが、それでも青空の下アルプスの山々をきれいに望むことができた。
西峰まで戻って一服した後下山開始。
塩見小屋まで戻ってきたころにはガスが立ちこめ始める。
本谷山へ登り返すころには雨がぽつぽつ降り始め本谷山の山頂のあたりから本降りとなる。
15時過ぎ、どろどろになりながら三伏峠小屋到着。
テントの中でビールと熱燗とウィスキーで祝杯、いつの間にか就寝。
三日目
午後から天気が崩れそうな予報だったため早めの6:15に下山開始。
今日も朝から快晴で気持ちよく下山できる・・・はずだったのだが、前日の雨のため木のはしごや石灰岩、木の根等ことごとく濡れて滑りやすくなっており一歩一歩気を使わなければならない。
それでも快調に下山、3時間半ほどで駐車場に到着。
帰りは松川IC近くの清流苑の温泉で汗を流し、ソースカツ丼で空腹を満たし帰路に就く。
途中雨にも降られましたが、久々にロングルートに挑戦したメンバー一人を含む全員で登頂することができ、しかも山頂では多少の雲がありながらも南アルプスの山々を見渡すことができ、大満足の山行でした。
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