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Yamareco

記録ID: 8374480
全員に公開
ハイキング
大峰山脈

山上ヶ岳:いまなお山岳信仰盛んなり

2025年07月05日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
04:55
距離
13.6km
登り
1,687m
下り
1,692m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:00
休憩
0:56
合計
4:56
距離 13.6km 登り 1,687m 下り 1,692m
8:36
2
スタート地点
8:38
12
8:50
26
9:16
32
9:48
9:50
22
10:12
10:13
8
10:21
5
10:26
10:27
11
10:38
10
10:48
10:50
6
10:56
10:58
6
11:04
11:23
6
11:29
11:31
3
11:34
11:39
7
11:46
9
11:55
9
12:04
12:17
17
12:34
24
12:58
13:04
17
13:21
13:24
7
13:31
1
13:32
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大橋茶屋の駐車場利用(日帰り1000円)
コース状況/
危険箇所等
● 危険箇所はほぼなし
● 山頂近くに鎖場や岩場あり
その他周辺情報 洞川温泉ビジターセンター(入湯料800円)
大橋茶屋の駐車場を利用。土曜日だったが、この時刻で十分空きはあった
2025年07月05日 08:38撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 8:38
大橋茶屋の駐車場を利用。土曜日だったが、この時刻で十分空きはあった
登り口で行者講の人たちが般若心経を唱えていた
2025年07月05日 08:42撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 8:42
登り口で行者講の人たちが般若心経を唱えていた
女人結界門。ここより先、女人禁制
2025年07月05日 08:42撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 8:42
女人結界門。ここより先、女人禁制
女人結界についての声明文
2025年07月05日 08:42撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 8:42
女人結界についての声明文
登山道としては緩やかな歩きやすい道が続く
2025年07月05日 08:59撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 8:59
登山道としては緩やかな歩きやすい道が続く
白装束の人たちが大変多い。いまでもこんなに行者講が盛んだったとは驚いた
2025年07月05日 09:05撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 9:05
白装束の人たちが大変多い。いまでもこんなに行者講が盛んだったとは驚いた
一本松茶屋に到達
2025年07月05日 09:19撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 9:19
一本松茶屋に到達
階段も多いが、段差は大きくない。ダイトレや菊水山の階段を思えば、何ら問題なし
2025年07月05日 09:29撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 9:29
階段も多いが、段差は大きくない。ダイトレや菊水山の階段を思えば、何ら問題なし
気持ちいい場所だったが、写真では伝わらないな。。。
2025年07月05日 10:02撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 10:02
気持ちいい場所だったが、写真では伝わらないな。。。
スカイラインが見えてきた。そろそろ尾根筋に出るようだ
2025年07月05日 10:11撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 10:11
スカイラインが見えてきた。そろそろ尾根筋に出るようだ
洞辻茶屋に到達。ここで大峯奥駈道に合流
2025年07月05日 10:13撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 10:13
洞辻茶屋に到達。ここで大峯奥駈道に合流
吉野からきた大峯奥駈道。吉野まで24キロとのこと
2025年07月05日 10:13撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 10:13
吉野からきた大峯奥駈道。吉野まで24キロとのこと
陀羅尼助茶屋に到達
2025年07月05日 10:24撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 10:24
陀羅尼助茶屋に到達
松清店に到達。このあたり、次々と茶屋が現れる。なお、茶屋はここが最後
2025年07月05日 10:25撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 10:25
松清店に到達。このあたり、次々と茶屋が現れる。なお、茶屋はここが最後
平成新道は下り用として案内されてあった
2025年07月05日 10:26撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 10:26
平成新道は下り用として案内されてあった
鎖場。もう一カ所あった。見た目ほど大変ではなかった(登り)
2025年07月05日 10:34撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 10:34
鎖場。もう一カ所あった。見た目ほど大変ではなかった(登り)
いよいよ山頂エリア
2025年07月05日 10:44撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 10:44
いよいよ山頂エリア
西の覗。行者さんたちが修行中だったので遠慮した
2025年07月05日 10:50撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 10:50
西の覗。行者さんたちが修行中だったので遠慮した
大峰山寺の山門に到達
2025年07月05日 11:03撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 11:03
大峰山寺の山門に到達
本堂が見えてきた
2025年07月05日 11:05撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 11:05
本堂が見えてきた
わが国修験道の根本道場、大峰山寺本堂。重要文化財
2025年07月05日 11:06撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 11:06
わが国修験道の根本道場、大峰山寺本堂。重要文化財
本堂から少し上がったところにお花畑と山頂銘板があった
2025年07月05日 11:14撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 11:14
本堂から少し上がったところにお花畑と山頂銘板があった
お花畑。いまは花は咲いてなし
2025年07月05日 11:14撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 11:14
お花畑。いまは花は咲いてなし
稲村ヶ岳方面。あちらは女人大峯
2025年07月05日 11:19撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 11:19
稲村ヶ岳方面。あちらは女人大峯
北の眺望
2025年07月05日 11:17撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 11:17
北の眺望
南の眺望。すっきり見通せず残念
2025年07月05日 11:17撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 11:17
南の眺望。すっきり見通せず残念
ちょっとわかりにくいところだったが、頂上には一等三角点あり
2025年07月05日 11:24撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 11:24
ちょっとわかりにくいところだったが、頂上には一等三角点あり
山上宿坊。宿坊が軒を連ねており、とても1700メートルの山の上とは思えない
2025年07月05日 11:30撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 11:30
山上宿坊。宿坊が軒を連ねており、とても1700メートルの山の上とは思えない
帰りに立ち寄れた西の覗。私の胆力ではここまでが限界
2025年07月05日 11:39撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 11:39
帰りに立ち寄れた西の覗。私の胆力ではここまでが限界
下りは平成新道へ誘導されていた
2025年07月05日 11:48撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 11:48
下りは平成新道へ誘導されていた
洞辻茶屋まで下ってきた。行者さんたちが休憩していた。ペットボトル350mlのコーラを購入。400円也
2025年07月05日 12:18撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 12:18
洞辻茶屋まで下ってきた。行者さんたちが休憩していた。ペットボトル350mlのコーラを購入。400円也
役行者像。奥まったところにあったのに、なぜか光が当たっていた。不思議なり
2025年07月05日 12:20撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 12:20
役行者像。奥まったところにあったのに、なぜか光が当たっていた。不思議なり
道沿いの岩屋に小さな祠が
2025年07月05日 12:49撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 12:49
道沿いの岩屋に小さな祠が
無事下山。大橋茶屋にてミックスうどん(きつね+わかめ+卵)を食す。700円也
2025年07月05日 13:42撮影 by  COOLPIX S7000, NIKON
7/5 13:42
無事下山。大橋茶屋にてミックスうどん(きつね+わかめ+卵)を食す。700円也
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ GPS 筆記用具 ファーストエイドキット ツェルト 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 サングラス タオル カメラ

感想

※GPSの記録がいつもにもまして乱れており、登山データは実際を反映していません(通過時刻は正確)


山へ行きたいが、このところ暑すぎるので二の足を踏んでいた。が、そもそも登山口が高所なら涼しく登れるのではと思いつき、山上ヶ岳へ行った。洞川の清浄大橋の登り口はすでに標高900メートルを超えている。


山上ヶ岳は初めて。行って驚いたのは、白装束に身を包んだ行者さんがとても多かったこと。大峰が山岳信仰のメッカだということはもちろん知ってはいたが、いまなおあんなに盛んとは知らなかった。バスで乗り付けているグループもあった。それでも、大橋茶屋の人によれば「昔はもっと多かった」とのことだが。


登山口のところですでに般若心経を唱えている人たちがいた。ほんとうに法螺貝を吹いておられる。パオー、パオオーという音があたりに響き渡る。他の山とは全く違う修験のムード。法螺貝の音は麓から山頂に至るまで響いていた。


登山道を歩く人の7〜8割は行者さん。行き交うときの挨拶も「こんにちは」ではなく「ようお参り」。ほんとうにみなさん、そう挨拶するのだと、これも目からウロコ。なお、熊野古道では外国人が多かったが、大峰ではすべて日本人だった。


登山道そのものは、意外にやさしかった。総じて緩やかで歩きよい道が続き、山登りとしての難易度はそれほど高くはない。危ないところもない。山頂近くになって鎖場と岩場が出てくるが、慎重に進めばそれらもさほど難しくはない。


私のような行者姿ではないふつうの登山者にも、みなさん「ようお参り」と挨拶してくれる。私も見様見真似で「ようお参り」と返す。お助け水のところで30人ほどの大集団が休憩していた。そのなかを通らせてもらうと、ずらっと並んだ行者さんたちが両側から口々に「ようお参り」「ようお参り」といってくれる。こちらも一人ひとりに「ようお参り」「ようお参り」と挨拶を返していく。なにやらボスが手下のなかを歩いているような気分になった(笑)。


山頂エリアには、おびただしい数の回数登拝の記念塔が立ち並び、大きな宿坊が軒を連ねている。とても標高1700を超える山の上とは思えない。永年に渡る信仰がつくり上げた姿である。人間の心の力とは大変なものだと思った。


根本道場の大峰山寺の本堂は、厳しい自然にさらされてか、すっかり白くなった外観。なにやら世俗が抜け切った骨のようにも見えた。それがまた一種の風格を感じさせる。なかに入ると、外見に反して立派で華麗な装飾がなされていてちょっと意外。些少ながら賽銭をさせてもらう。


山頂お花畑と三角点を見て回ったあと下山。


21世紀のいまなお、こんな世界があったのだと知ることができた。生きた歴史を体感する驚きの山行となった。合掌。

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