記録ID: 8418947
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ハイキング
鳥海山
鳥海山 吹浦口〜笙ヶ岳〜千畳ヶ原〜象潟口
2025年07月12日(土) [日帰り]
秋田県
山形県
Luske
体力度
5
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 09:04
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 1,736m
- 下り
- 1,737m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:58
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 9:04
距離 21.7km
登り 1,736m
下り 1,737m
7:08
8分
鳥海ブルーライン駐車場
16:12
鳥海ブルーライン駐車場
| 天候 | 晴れ時々曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
周辺の駐車場も全て埋まっていたので、吹浦口から約600m離れた場所にある駐車場を利用した。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
●吹浦口（大平）〜笙ヶ岳〜鳥海湖分岐 河原宿には少しだけ残雪があるが、道は平坦でアイゼン不要。 笙ヶ岳〜鳥海湖分岐ではニッコウキスゲが見頃。至る所に花園が広がっていた。 ●鳥海湖分岐〜千畳ヶ原〜幸次郎沢 登山道はほぼ夏道だが、蛇石流分岐の手前に残雪あり。 急な下りが続くため、アイゼンを持参した方が安心。 幸次郎沢の雪渓は下部のみ。傾斜は緩やかなのでアイゼンは不要だが、スノーブリッジ部で雪が薄く、踏み抜きに注意。 ●幸次郎沢〜心字雪渓〜外輪山（伏拝岳） 心字雪渓は長く続いており、大雪渓と小雪渓の区分なし。 雪渓の傾斜は緩いが、早朝は雪が硬いためアイゼンがあると安全。 H1550mから雪渓が始まり、H1910mで薊坂の夏道に合流。 薊坂入口にはトラロープの目印が張ってあるが、視界不良時には迷いやすい。 ●伏拝岳〜御浜小屋 特に問題なし。 御田ヶ原ではニッコウキスゲとハクサンイチゲの群生が見事だった。 ●御浜小屋〜象潟口（鉾立） 特に問題はなく歩きやすいが、花はあまり見られずやや単調。 |
写真
駐車場が満車だったので登山口近くに停められなかった。仕方ないので離れた場所の駐車場に停め、ブルーラインを600m程歩いて吹浦口へ向かう。
7/12 7:11
駐車場が満車だったので登山口近くに停められなかった。
仕方ないので離れた場所の駐車場に停め、ブルーラインを600m程歩いて吹浦口へ向かう。
仕方ないので離れた場所の駐車場に停め、ブルーラインを600m程歩いて吹浦口へ向かう。
吹浦口の登山道を進む。
少し進むとコバイケイソウが出迎えてくれた。
少し進むとコバイケイソウが出迎えてくれた。
「とよ」は草原状の地形。
草原や雪解け水が豊かなので、「豊」が名前の由来なのかもしれない。
草原や雪解け水が豊かなので、「豊」が名前の由来なのかもしれない。
雲が多い天候だけど、上の方は青空。
花園の向こうには鳥海山が見えていた。
花園の向こうには鳥海山が見えていた。
黄色の花々だけでなく、白い花園も素晴らしい。
一面に咲くハクサンイチゲ、その中にチングルマがところどころ顔を覗かせていた。
一面に咲くハクサンイチゲ、その中にチングルマがところどころ顔を覗かせていた。
笙ヶ岳の先にも花園は続く。長坂道を下って先の花園を見に行く。
海の眺望が素晴らしい登山道だが・・・
残念、雲に巻かれて海は見えなくなってしまった。
7/12 9:09
笙ヶ岳の先にも花園は続く。
長坂道を下って先の花園を見に行く。
海の眺望が素晴らしい登山道だが・・・
残念、雲に巻かれて海は見えなくなってしまった。
長坂道を下って先の花園を見に行く。
海の眺望が素晴らしい登山道だが・・・
残念、雲に巻かれて海は見えなくなってしまった。
大きく花が開いたニッコウキスゲ。
咲きぶりは少々勢いがありすぎるくらいだけど、元気があって宜しい。
咲きぶりは少々勢いがありすぎるくらいだけど、元気があって宜しい。
笙ヶ岳を後にし、鳥海湖へ向かう。
木道が続くが、一部残雪で覆われトラバースになっていた。
木道が続くが、一部残雪で覆われトラバースになっていた。
鳥海湖にたどり着くと、湖面を覆っていた雪はすっかり融けていた。その水面には扇子森が映り込み、季節の移ろいを感じさせられる。
1
7/12 10:16
鳥海湖にたどり着くと、湖面を覆っていた雪はすっかり融けていた。
その水面には扇子森が映り込み、季節の移ろいを感じさせられる。
その水面には扇子森が映り込み、季節の移ろいを感じさせられる。
一カ所、残雪あり。
短い区間だが急傾斜なので、アイゼンを使用した。
短い区間だが急傾斜なので、アイゼンを使用した。
蛇石流分岐。
沢に雪は残っておらず、ペイントは見えている。
ペイントに従い、千畳ヶ原へ向かう。
沢に雪は残っておらず、ペイントは見えている。
ペイントに従い、千畳ヶ原へ向かう。
幸次郎沢
雪渓状況が心配だったが、残雪は下部のみ。
これなら特に問題は無さそうだ。
雪渓状況が心配だったが、残雪は下部のみ。
これなら特に問題は無さそうだ。
幸次郎沢の雪渓入口。雪渓はスノーブリッジ状になっている。
真ん中の雪が薄くなっており踏み抜き危険あり。
ここは左側の藪沿いを登った。
7/12 11:12
幸次郎沢の雪渓入口。
雪渓はスノーブリッジ状になっている。
真ん中の雪が薄くなっており踏み抜き危険あり。
ここは左側の藪沿いを登った。
雪渓はスノーブリッジ状になっている。
真ん中の雪が薄くなっており踏み抜き危険あり。
ここは左側の藪沿いを登った。
雪渓を抜ければ、あとは特に問題なし。
大岩を登って月山森方面へ抜ける。
大岩を登って月山森方面へ抜ける。
月山森の看板。
始めて目にするが、冬の間は外されていたのだろうか？
始めて目にするが、冬の間は外されていたのだろうか？
心字雪渓を登る。先々週も歩いたルートだが、雪渓状況に大きな変化はなく、雪は依然として豊富に残っている。
斜面では数人のスキーヤーが滑走しており、なんとも熱心というか、よほどの雪好きなのだろう。
まぁ、私も同類かもしれないが・・・
2
7/12 12:16
心字雪渓を登る。
先々週も歩いたルートだが、雪渓状況に大きな変化はなく、雪は依然として豊富に残っている。
斜面では数人のスキーヤーが滑走しており、なんとも熱心というか、よほどの雪好きなのだろう。
まぁ、私も同類かもしれないが・・・
先々週も歩いたルートだが、雪渓状況に大きな変化はなく、雪は依然として豊富に残っている。
斜面では数人のスキーヤーが滑走しており、なんとも熱心というか、よほどの雪好きなのだろう。
まぁ、私も同類かもしれないが・・・
心字雪渓の亀裂。先々週に比べると、亀裂はやや深くなっている。
けれど、昨年の状況と比べれば、明らかに浅い。
今年はつくづく、割れが控えめだと感じる。
7/12 12:21
心字雪渓の亀裂。
先々週に比べると、亀裂はやや深くなっている。
けれど、昨年の状況と比べれば、明らかに浅い。
今年はつくづく、割れが控えめだと感じる。
先々週に比べると、亀裂はやや深くなっている。
けれど、昨年の状況と比べれば、明らかに浅い。
今年はつくづく、割れが控えめだと感じる。
心字雪渓の終点が見えてきた。
中央には薊坂の夏道が見えるので、そこを目指して進む。
中央には薊坂の夏道が見えるので、そこを目指して進む。
振り返り、心字雪渓を眺める。まだ雪は豊富で、マタフリ沢方面にも雪が続いている。
今日は登山だが、スキーも良さそう。
明日、滑ってみるかな。
1
7/12 13:15
振り返り、心字雪渓を眺める。
まだ雪は豊富で、マタフリ沢方面にも雪が続いている。
今日は登山だが、スキーも良さそう。
明日、滑ってみるかな。
まだ雪は豊富で、マタフリ沢方面にも雪が続いている。
今日は登山だが、スキーも良さそう。
明日、滑ってみるかな。
外輪山から眺める新山。
先々週登ったばかりだから今日は行かなくてもいいや。
今日は登らず下山しよう。
先々週登ったばかりだから今日は行かなくてもいいや。
今日は登らず下山しよう。
外輪山をあとにして御田ヶ原へと足を運ぶ。
そこから御浜までの道のりは、季節の色を纏った花々が織りなす華やかな回廊。
そこから御浜までの道のりは、季節の色を纏った花々が織りなす華やかな回廊。
ニッコウキスゲの鮮やかな黄色が目を引くが、白いハクサンイチゲも負けず劣らず。斜面には両者が織りなす色彩が広がり、山肌一面が花の楽園と化していた。
7/12 14:32
ニッコウキスゲの鮮やかな黄色が目を引くが、白いハクサンイチゲも負けず劣らず。
斜面には両者が織りなす色彩が広がり、山肌一面が花の楽園と化していた。
斜面には両者が織りなす色彩が広がり、山肌一面が花の楽園と化していた。
色とりどりの花が咲き誇る一帯。鳥海湖とのコントラストも美しく、登山者達に人気の撮影スポットとなっていた。
花の風景と湖の静けさが絶妙に調和し、次々と訪れる人々が足を止め、カメラを構えてその風景を撮影していた。
2
7/12 14:55
色とりどりの花が咲き誇る一帯。
鳥海湖とのコントラストも美しく、登山者達に人気の撮影スポットとなっていた。
花の風景と湖の静けさが絶妙に調和し、次々と訪れる人々が足を止め、カメラを構えてその風景を撮影していた。
鳥海湖とのコントラストも美しく、登山者達に人気の撮影スポットとなっていた。
花の風景と湖の静けさが絶妙に調和し、次々と訪れる人々が足を止め、カメラを構えてその風景を撮影していた。
鉾立の駐車場が見えてきた。
朝は満車だったけど、今はちらほら空きが見られる。
朝は満車だったけど、今はちらほら空きが見られる。
今回が初使用となる、プロモンテのVEL-20 3S。長く付き合ってきたアライテントのエアライズがついに寿命を迎えたので、買い替えを決断した。
ダブルウォールながら、わずか980gという超軽量設計。
これからの山行での活躍が期待される。
7/12 17:26
今回が初使用となる、プロモンテのVEL-20 3S。
長く付き合ってきたアライテントのエアライズがついに寿命を迎えたので、買い替えを決断した。
ダブルウォールながら、わずか980gという超軽量設計。
これからの山行での活躍が期待される。
長く付き合ってきたアライテントのエアライズがついに寿命を迎えたので、買い替えを決断した。
ダブルウォールながら、わずか980gという超軽量設計。
これからの山行での活躍が期待される。
キャンプ場のすぐ向こうには、海岸が広がっている。
赤く染まる夕空をぼんやりと眺めながら、静かに酒を傾ける。
赤く染まる夕空をぼんやりと眺めながら、静かに酒を傾ける。
夕陽が静かに海へ沈み、一日が穏やかに幕を下ろした。
振り返れば、山も花も空も、すべてが満ち足りた時間だった。
振り返れば、山も花も空も、すべてが満ち足りた時間だった。
水平線のすぐ上に、もう一筋の線が走っていた。
夕焼けに染まる飛行機雲が、深紅の筆で空をなぞる。
夕焼けに染まる飛行機雲が、深紅の筆で空をなぞる。
海岸線に沿って、風車が整然と並ぶ。
潮風に包まれながら、それぞれが静かに、ゆっくりと羽を回していた。
潮風に包まれながら、それぞれが静かに、ゆっくりと羽を回していた。
夕食は、金浦で評判の名店「カネトミ」の焼き鳥。
一串が大きく、一本140円とコスパも良し。
今回は塩主体だが、タレも旨い。
一串が大きく、一本140円とコスパも良し。
今回は塩主体だが、タレも旨い。
撮影機器：
感想
今シーズン、何度となく足を運んだ鳥海山。
それでも、地図の西側にはまだ空白が残っていた。
笙ヶ岳や千畳ヶ原、そこは今年まだ訪れていない場所である。
季節はちょうど花の盛り。
山が色彩に満ちるこの時期に、西部の未踏の地へと向かうことにした。
西側の斜面には、ニッコウキスゲが絨毯のように咲き広がっていた。
明るい黄色の波が風に揺れるたびに、山全体がほんのりと呼吸しているように感じられる。
それはまさに、見事というしかない風景だった。
もともと私は雪と滑走を好み、花にはそれほど関心がなかった。
けれど、これほど見事な風景に囲まれてしまうと、否応なく心は惹かれてしまう。
雪渓も歩いた。
幸次郎沢や心字雪渓、そこには白さの名残は確かにあった。
でも、この日の記憶の中心には、やはり花の風景が静かに座っている。
空は終日晴れ渡り、陽の光は優しく、少し眩しいくらいだった。
山の中腹では雲が沸くこともあったが、ふわりと沸いては流れて消えて、時間の移ろいを穏やかに知らせてくれた。
そんな環境の中では、山を離れるのが惜しく、
予定の都合で早めに下山したかったものの、結局下山したのは16時を過ぎた頃だった。
下山後は、にかほ市のキャンプ場でテントを張った。
今回のテントは先週購入したばかりの物なので、早めに下山して張る練習や居心地などを確認したかった、という訳である。
予定よりも下山が遅れたため、設営や買い出しは急ぎ足となったが、夕刻には間に合い、居心地も良好。
一段落ついて夕焼けが空を染めるころには、焚火の炎が静かに揺れる。
そのひとときの中で、酒を一杯。
この日の山と花の景色が、静かに思い出された。
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珍しくスキーの板のない山行でしたねー。
そして
ようこそ花の世界へ🌸
花々中心の山行になりつつ
絶景と花をコラボさせる写真の撮り方などそのうち凝ってきます。
山の中のお花畑はもはやこの世ではないと私は確信しております🤣
Luskeさんの随想的な文章と写真のレコ
更に磨きがかかるでしょう！
久しぶりに普通の登山を楽しんできました。
やはり「花の山」は素晴らしいですね
鳥海山に咲く花々の美しさには、思わず目を奪われました。
山の風景と花の構図を工夫しながら、試行錯誤で撮影してみたのですが、これがまた楽しく、すっかり夢中になってしまいました。
ただ、なかなか思うような画にはならず…、ほとんどが没写真に。
それでも、これから少しずつでも感性を磨いていけたらと思っています
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