記録ID: 8483580
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
朝日・出羽三山
朝日連峰 泡滝ダム〜大鳥池〜以東岳、明光山
2025年07月26日(土) 〜
2025年07月27日(日)
Luske
体力度
9
2〜3泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 34:32
- 距離
- 39.7km
- 登り
- 3,103m
- 下り
- 3,105m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 7:28
- 休憩
- 2:37
- 合計
- 10:05
距離 19.2km
登り 1,593m
下り 1,137m
2日目
- 山行
- 8:42
- 休憩
- 2:04
- 合計
- 10:46
距離 20.5km
登り 1,510m
下り 1,961m
| 天候 | 26日：晴れ 27日：曇り時々晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
長いダートが続くが、以前よりも砂利は浅く整備されており、一般車でも通行可能。 道幅は狭いため、すれ違い時は要注意。 泡滝ダム前には駐車場あり（台数に限りあり）、簡易トイレ設置済み。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
●泡滝ダム〜大鳥池 登山道に残雪は無く、特に問題となる箇所はなし。 登山道の一部に崩落箇所あり。 →足場はしっかり踏まれており、慎重に進めば問題なし。 ●大鳥池 例年通り、今期も営業している。 管理人不在時も利用できるが、その際は料金箱に利用料金を納める。 水は豊富に出ており、宿泊する上での問題なし。 ・タキタロウ山荘（1泊) 一般（中学生以上）2,000円 小学生以下 1,000円 ・大鳥池キャンプ場（1泊) 一般（中学生以上）1,000円 小学生以下 500円 釣り券もここで販売している。（1日:1050円） ●大鳥池〜以東岳（オツボコース、直登コース） ・登山道上に残雪は見られず、アイゼン等は不要。 ・以東岳への登山道は「オツボコース」と「直登コース」の2ルートがある。 オツボコース ・序盤は急登だが後半は登りやすく、花が多く眺望も良好。 ・景観を楽しみながらゆるやかに登ることができ、初夏の花期にもおすすめ。 ・-三角峰下の水場は利用可。ただし、水量は乏しく、今後枯れる恐れもあるため過信は禁物。 直登コース ・短時間で以東岳へ到達可能だが、終始急登が続き体力的に厳しい。 ・草原の広がりは美しいが、夏は花が少なくやや寂しい印象。草紅葉の秋には見応えあり。 ・大鳥池畔に道の崩壊箇所あり。残置トラロープでの通過が必要で、注意を要する。 ・東沢渡渉点は水が枯れており、渡渉には支障なし。 ●以東小屋 水場（碧玉水）は現在出ており、利用可能。 ただし、山小屋からかなり下った場所にあり、汲みに行くのは大変。 山小屋では水の販売あり（2L／300円）、時間と体力を節約するなら、購入するのが手軽。 ・宿泊料金（1泊) 一般（中学生以上）2,000円 小学生以下 1,000円 ●オツボ峰〜明光山 先週、刈払いが完了しており、登山道は全体的に明瞭で迷う心配は少ない。 ただし、道中には急な登り下りが複数箇所存在し、体力を要する行程。 → 山歩きにある程度慣れている人向け。 登山道には刈られた笹の根元が多数あり、足元への注意が必要。 → 踏み込みにより笹が刺さる危険あり。ゲイターなどで防護すると安心。 尚、明光山から下の出谷川方面については、翌28日に山形新聞の登山パーティが歩いているので、こちらの記事が参考になるかと。 https://news.yahoo.co.jp/articles/497188e935af46252c9c6c03e5a41d14a7515e0d |
写真
今週末も猛暑だけど、朝は涼しい。
強い日差しに晒されることもなく、順調に進む。
強い日差しに晒されることもなく、順調に進む。
登山道の崩壊箇所。ここは毎年崩れる。
道は悪いが、良く踏まれているので注意して進めば大丈夫。
道は悪いが、良く踏まれているので注意して進めば大丈夫。
登山道には残雪無く、アイゼンは不要。
しかし、河原には雪渓の名残が残っている。
しかし、河原には雪渓の名残が残っている。
登山道沿いに、ひときわ目を引く滑らかな曲線のブナがある。幹の造形が美しく、訪れるたびに写真に収めてしまう。
このルートにおけるシンボルツリーと呼びたくなる存在だ。
2
7/26 7:48
登山道沿いに、ひときわ目を引く滑らかな曲線のブナがある。
幹の造形が美しく、訪れるたびに写真に収めてしまう。
このルートにおけるシンボルツリーと呼びたくなる存在だ。
幹の造形が美しく、訪れるたびに写真に収めてしまう。
このルートにおけるシンボルツリーと呼びたくなる存在だ。
続いて、七ッ滝沢の吊橋。
この後、九十九折の急登を登り切れば、大鳥池だ。
この後、九十九折の急登を登り切れば、大鳥池だ。
かくして、大鳥池に到着。
まずはタキタロウ山荘にてキャンプ場の受付。
まずはタキタロウ山荘にてキャンプ場の受付。
キャンプ場でテントを張る。
まだ早い時間なので先着テントは無し。
木陰の涼しそうな場所を選んだ。
まだ早い時間なので先着テントは無し。
木陰の涼しそうな場所を選んだ。
キャンプ場から眺める茶畑尾根。
冬のみ登れる尾根で、登山道は通っていない。
冬のみ登れる尾根で、登山道は通っていない。
近くの沢でサワーを冷やす。
水は温いので効果は期待できないが、何もしないよりはマシだろう。
水は温いので効果は期待できないが、何もしないよりはマシだろう。
ニッコウキスゲとカラスアゲハ。
羽を広げれば青緑の金属光沢が陽光にきらめき、まるで宝石のよう。
羽を広げれば青緑の金属光沢が陽光にきらめき、まるで宝石のよう。
カラスアゲハの羽を撮りたいのだが…
羽ばたいてしまうので上手く撮れない。
羽ばたいてしまうので上手く撮れない。
魚影を探すが、水が温いせいか大きな魚は見られない。
この猛暑では釣れないようで、釣師の姿も見かけなかった。
この猛暑では釣れないようで、釣師の姿も見かけなかった。
以東岳へ向かう。
オツボコースと直登コースがあるが、登りはオツボコースを選択。
オツボコースと直登コースがあるが、登りはオツボコースを選択。
オツボコースを登る。
序盤は急登が続く。
気温の高さもあって、なかなか辛い登りだ。
序盤は急登が続く。
気温の高さもあって、なかなか辛い登りだ。
三角峰を越えると視界が開ける。
ここまでの急斜面からは一変し、傾斜は緩やか
稜線上を気持ちの良いトレイルが続く。
ここまでの急斜面からは一変し、傾斜は緩やか
稜線上を気持ちの良いトレイルが続く。
タカネマツムシソウ
月山や鳥海山では見ない花だ。
この辺が北限なのかもしれない。
月山や鳥海山では見ない花だ。
この辺が北限なのかもしれない。
この辺まで登ると大鳥池も見えるようになってくる。
しかし、まだ標高が足りず、熊の形には見えない。
しかし、まだ標高が足りず、熊の形には見えない。
オツボ峰から明光山へ続く道。
先週、shinonさん達が刈払いを終えたらしい。
猛暑の中、ご苦労様でした。
先週、shinonさん達が刈払いを終えたらしい。
猛暑の中、ご苦労様でした。
月山、拡大。こちらから見える月山は南西面。
姥ヶ岳の残雪はあと僅かのようだ。
Z軍団のスキーヤー達は、そろそろ第3ステージへ移動かな？
7/26 12:59
月山、拡大。
こちらから見える月山は南西面。
姥ヶ岳の残雪はあと僅かのようだ。
Z軍団のスキーヤー達は、そろそろ第3ステージへ移動かな？
こちらから見える月山は南西面。
姥ヶ岳の残雪はあと僅かのようだ。
Z軍団のスキーヤー達は、そろそろ第3ステージへ移動かな？
オツボ峰を通過し、以東岳方面へと進む。稜線の日差しは強いが、涼風が心地よく吹き抜ける。
風のおかげで体感温度はさほど高くなく、行動中の暑さは気にならなかった。
7/26 13:00
オツボ峰を通過し、以東岳方面へと進む。
稜線の日差しは強いが、涼風が心地よく吹き抜ける。
風のおかげで体感温度はさほど高くなく、行動中の暑さは気にならなかった。
稜線の日差しは強いが、涼風が心地よく吹き抜ける。
風のおかげで体感温度はさほど高くなく、行動中の暑さは気にならなかった。
オツボ沢には広範囲に雪渓が残っている。例年と比較しても今年は残雪が多い。
この様子から察するに、沢での行動は相応の注意と装備が必要になりそうだ。
7/26 13:01
オツボ沢には広範囲に雪渓が残っている。
例年と比較しても今年は残雪が多い。
この様子から察するに、沢での行動は相応の注意と装備が必要になりそうだ。
例年と比較しても今年は残雪が多い。
この様子から察するに、沢での行動は相応の注意と装備が必要になりそうだ。
大朝日岳方面を望むが、主稜線上に登山者の姿は見られない。
この猛暑の影響か、静まり返った山容が広がっていた。
この猛暑の影響か、静まり返った山容が広がっていた。
ピラミダルな大朝日岳の山容が際立つ。
次回の山行では、あちらにも足を延ばしてみたいものだ。
次回の山行では、あちらにも足を延ばしてみたいものだ。
オツボコース方面。
歩いてきた稜線の彼方には、なおも月山の姿が鮮明に見える。
その背後、薄く霞む中に鳥海山も遠望できた。
歩いてきた稜線の彼方には、なおも月山の姿が鮮明に見える。
その背後、薄く霞む中に鳥海山も遠望できた。
以東小屋に立ち寄ると、数名の宿泊者の姿が確認できた。
猛暑の影響もある中、小屋周辺は適度な賑わいを保っていた。
猛暑の影響もある中、小屋周辺は適度な賑わいを保っていた。
小屋の掲示板には料金表が掲示されていた。尚、小屋の水「碧玉水」も販売されている。
自分で汲みに行けば無料で利用可能だが、水場までかなり下るので容易ではない。
7/26 14:22
小屋の掲示板には料金表が掲示されていた。
尚、小屋の水「碧玉水」も販売されている。
自分で汲みに行けば無料で利用可能だが、水場までかなり下るので容易ではない。
尚、小屋の水「碧玉水」も販売されている。
自分で汲みに行けば無料で利用可能だが、水場までかなり下るので容易ではない。
帰路は直登コースを下る。
急傾斜の下り坂が長く続き、膝への負担が大きい。
膝を痛めないよう、慎重に歩く。
急傾斜の下り坂が長く続き、膝への負担が大きい。
膝を痛めないよう、慎重に歩く。
登山道の周囲には、見渡す限り広がる草原が続く。眺望は抜群だが、花の姿が少なく、夏は少し寂しい。
しかし秋になると、一面が草紅葉に染まり、それは見事。
7/26 14:48
登山道の周囲には、見渡す限り広がる草原が続く。
眺望は抜群だが、花の姿が少なく、夏は少し寂しい。
しかし秋になると、一面が草紅葉に染まり、それは見事。
眺望は抜群だが、花の姿が少なく、夏は少し寂しい。
しかし秋になると、一面が草紅葉に染まり、それは見事。
東沢の渡渉点を通過。
現在は沢が枯れており、渡渉は容易。
その一方で、例年にない渇水傾向が窺え、今秋の水事情が懸念される。
現在は沢が枯れており、渡渉は容易。
その一方で、例年にない渇水傾向が窺え、今秋の水事情が懸念される。
本来ならば気持ちよく歩きたいルートだが、ひとつ、注意が必要な場所がある。登山道の一部が崩落しており、ここは迂回（高巻き）しての通過が求められる。
足元には池が広がり、滑落の危険もあるため、慎重な歩行が欠かせない。
2
7/26 15:48
本来ならば気持ちよく歩きたいルートだが、ひとつ、注意が必要な場所がある。
登山道の一部が崩落しており、ここは迂回（高巻き）しての通過が求められる。
足元には池が広がり、滑落の危険もあるため、慎重な歩行が欠かせない。
登山道の一部が崩落しており、ここは迂回（高巻き）しての通過が求められる。
足元には池が広がり、滑落の危険もあるため、慎重な歩行が欠かせない。
高巻き道にはトラロープが張られている。
ロープがあるので慎重に進めば問題ないが、
ロープがあるので慎重に進めば問題ないが、
キャンプ場へ無事帰着。
しかし陽はまだ高く、足を休めるには惜しい時間帯。
折角なので、三角池へ行ってみよう。
しかし陽はまだ高く、足を休めるには惜しい時間帯。
折角なので、三角池へ行ってみよう。
三角池に到着。
周囲は静寂に包まれており、穏やかな雰囲気が漂う。
水面はわずかに揺らぎ、森の影を映していた。
周囲は静寂に包まれており、穏やかな雰囲気が漂う。
水面はわずかに揺らぎ、森の影を映していた。
さて、一杯飲むとしよう。
沢水では冷やしきれず、ぬるさが残る。
けれども、暑さにやられた喉には、それでも旨い。
沢水では冷やしきれず、ぬるさが残る。
けれども、暑さにやられた喉には、それでも旨い。
綺麗な色の幼虫発見。さぞ綺麗な蝶になるのだろう、と期待してしまう。
しかし、残念、これは蛾。
成虫の姿が気になるが、結構キツイ御姿なので調べない方が良いかも。
1
7/26 18:07
綺麗な色の幼虫発見。
さぞ綺麗な蝶になるのだろう、と期待してしまう。
しかし、残念、これは蛾。
成虫の姿が気になるが、結構キツイ御姿なので調べない方が良いかも。
さぞ綺麗な蝶になるのだろう、と期待してしまう。
しかし、残念、これは蛾。
成虫の姿が気になるが、結構キツイ御姿なので調べない方が良いかも。
夕暮れの空。日差しは和らぎ、昼間の暑さとは打って変わって涼やかな空気が漂う。
空の色と雲の形は夏の盛りというよりも、どこか秋の気配を感じさせる。
2
7/26 17:24
夕暮れの空。
日差しは和らぎ、昼間の暑さとは打って変わって涼やかな空気が漂う。
空の色と雲の形は夏の盛りというよりも、どこか秋の気配を感じさせる。
日差しは和らぎ、昼間の暑さとは打って変わって涼やかな空気が漂う。
空の色と雲の形は夏の盛りというよりも、どこか秋の気配を感じさせる。
日没の頃、焚火を開始。キャンプ場は直火禁止のため、焚火台を使用。
やたらと重い焚火台だったが、ここで真価を発揮。
地面には枯草が多く、延焼防止のため断熱シートも併用した。
1
7/26 19:12
日没の頃、焚火を開始。
キャンプ場は直火禁止のため、焚火台を使用。
やたらと重い焚火台だったが、ここで真価を発揮。
地面には枯草が多く、延焼防止のため断熱シートも併用した。
キャンプ場は直火禁止のため、焚火台を使用。
やたらと重い焚火台だったが、ここで真価を発揮。
地面には枯草が多く、延焼防止のため断熱シートも併用した。
大鳥池の夜は更けてゆく。
静かに揺れる炎が、心に安らぎと場の安心感をもたらす。
熊も、これには近寄らないだろう。
静かに揺れる炎が、心に安らぎと場の安心感をもたらす。
熊も、これには近寄らないだろう。
焚火が一段落したところで、ホタルを鑑賞。湖畔や沢の水辺に、いくつもの小さな光が舞っていた。
肉眼でははっきりと捉えられるものの、写真にはうまく映らない。
7/26 20:28
焚火が一段落したところで、ホタルを鑑賞。
湖畔や沢の水辺に、いくつもの小さな光が舞っていた。
肉眼でははっきりと捉えられるものの、写真にはうまく映らない。
湖畔や沢の水辺に、いくつもの小さな光が舞っていた。
肉眼でははっきりと捉えられるものの、写真にはうまく映らない。
しかし、ホタルの中にも夜更かし好きがいるらしい。水辺から離れ、キャンプ場に迷い込むホタルが1匹。
テント近くまで寄ってきたので、これ幸いと観察させて頂く。
1
7/26 21:18
しかし、ホタルの中にも夜更かし好きがいるらしい。
水辺から離れ、キャンプ場に迷い込むホタルが1匹。
テント近くまで寄ってきたので、これ幸いと観察させて頂く。
水辺から離れ、キャンプ場に迷い込むホタルが1匹。
テント近くまで寄ってきたので、これ幸いと観察させて頂く。
ホタルに強い光を当てるのは好ましくないので、レッドライトを使用。光るところを撮影しようとするが、これがなかなか難しい。
何枚も撮影失敗したが、ようやくその光を撮影できた。
1
7/26 22:52
ホタルに強い光を当てるのは好ましくないので、レッドライトを使用。
光るところを撮影しようとするが、これがなかなか難しい。
何枚も撮影失敗したが、ようやくその光を撮影できた。
光るところを撮影しようとするが、これがなかなか難しい。
何枚も撮影失敗したが、ようやくその光を撮影できた。
ホタルが去ったので、そろそろ寝るか。
なんやかんやで23時過ぎ。
今回も夜更かし三昧だった。
なんやかんやで23時過ぎ。
今回も夜更かし三昧だった。
朝の空気は澄み渡り、風もなく、湖面は静寂そのもの。
大鳥池は鏡のように滑らかに澄み、対岸の山々をくっきりと映し出していた。
大鳥池は鏡のように滑らかに澄み、対岸の山々をくっきりと映し出していた。
水面と山容がほぼ完全なシンメトリーを構成しており、幻想的な印象を受ける。
今日も天候は良好だが、空一面に薄い雲が広がり、直射日光は抑えられている。強い日差しによる疲労の心配が少ないため、登山にはむしろ好条件といえる。
2
7/27 7:41
今日も天候は良好だが、空一面に薄い雲が広がり、直射日光は抑えられている。
強い日差しによる疲労の心配が少ないため、登山にはむしろ好条件といえる。
強い日差しによる疲労の心配が少ないため、登山にはむしろ好条件といえる。
好条件なので、もう1回登ってみてもいいかな。
昨日と同じくオツボコースを登る。
昨日と同じくオツボコースを登る。
山は今日も静かだった。三角峰を越えたあたりで、4人の登山グループとすれ違ったが、それ以降は誰とも出会うことなく、下山まで人影を見ることはなかった。
7/27 8:23
山は今日も静かだった。
三角峰を越えたあたりで、4人の登山グループとすれ違ったが、それ以降は誰とも出会うことなく、下山まで人影を見ることはなかった。
三角峰を越えたあたりで、4人の登山グループとすれ違ったが、それ以降は誰とも出会うことなく、下山まで人影を見ることはなかった。
ピンク色のタカネマツムシソウ。
殆どが紫色だが、この一輪だけピンクだった。
殆どが紫色だが、この一輪だけピンクだった。
ウスユキソウは終わりかけの印象。
幾つか株は見かけたが、全体的に萎れている感じ。
幾つか株は見かけたが、全体的に萎れている感じ。
オツボ峰から明光山へ続く道。先週、刈払いが完了したばかりのため、快適な状態で通行可能。
今日はその整備後の道を、ありがたく歩かせていただく。
1
7/27 8:48
オツボ峰から明光山へ続く道。
先週、刈払いが完了したばかりのため、快適な状態で通行可能。
今日はその整備後の道を、ありがたく歩かせていただく。
先週、刈払いが完了したばかりのため、快適な状態で通行可能。
今日はその整備後の道を、ありがたく歩かせていただく。
緑豊かな草原地帯。
草の穂が一斉に揺れるなか、風の涼しさが体を包む。
昨日より少し風は強いが、心地よい涼感をもたらしてくれる。
草の穂が一斉に揺れるなか、風の涼しさが体を包む。
昨日より少し風は強いが、心地よい涼感をもたらしてくれる。
オツボ峰から下はかなりの急傾斜。その斜面を草刈り機で刈り払った作業には、驚かされるばかり。
整備に尽力されたshinon氏達の仕事ぶりは、技術・根気ともに見事なもので、深い感銘を受けた。
2
7/27 8:54
オツボ峰から下はかなりの急傾斜。
その斜面を草刈り機で刈り払った作業には、驚かされるばかり。
整備に尽力されたshinon氏達の仕事ぶりは、技術・根気ともに見事なもので、深い感銘を受けた。
その斜面を草刈り機で刈り払った作業には、驚かされるばかり。
整備に尽力されたshinon氏達の仕事ぶりは、技術・根気ともに見事なもので、深い感銘を受けた。
「…と褒めておけば、次は美味しい鍋を御馳走してもらえるかもしれない。」そんな心の声がささやくけれど、それは本人には内緒にしておこう。
3
7/27 9:00
「…と褒めておけば、次は美味しい鍋を御馳走してもらえるかもしれない。」
そんな心の声がささやくけれど、それは本人には内緒にしておこう。
そんな心の声がささやくけれど、それは本人には内緒にしておこう。
エズラ峰
今は濃緑に包まれているが、秋には山全体が紅に染まる。
その頃、また歩いてみたいものだ。
今は濃緑に包まれているが、秋には山全体が紅に染まる。
その頃、また歩いてみたいものだ。
明光平から眺める明光山。
この辺までは風が吹き抜けて涼しい。
しかし、快適なのはここまで。
この辺までは風が吹き抜けて涼しい。
しかし、快適なのはここまで。
樹林帯まで下ると、風はすっかり遮られ、むわっとした空気に包まれる。草原では爽やかだった空気が嘘のように、木々の間は湿気がこもり、息が詰まる。
明光山へと続く道のりは、やはり厳しい。
7/27 9:51
樹林帯まで下ると、風はすっかり遮られ、むわっとした空気に包まれる。
草原では爽やかだった空気が嘘のように、木々の間は湿気がこもり、息が詰まる。
明光山へと続く道のりは、やはり厳しい。
草原では爽やかだった空気が嘘のように、木々の間は湿気がこもり、息が詰まる。
明光山へと続く道のりは、やはり厳しい。
気に巻かれたピンクテープ。
ここが明光山山頂への目印。
道を右に折れる。
ここが明光山山頂への目印。
道を右に折れる。
テープの先は、明光山の山頂。
山名版は無いけれど、三角点の柱石が埋設されている。
山名版は無いけれど、三角点の柱石が埋設されている。
山頂にセミの抜け殻が残っていた。
どうやらこの辺りはセミ達の楽園らしい。
ジージーと鳴く声が山に響き渡り、夏の雰囲気を醸し出す。
どうやらこの辺りはセミ達の楽園らしい。
ジージーと鳴く声が山に響き渡り、夏の雰囲気を醸し出す。
明光山を後にし、再び元の道を辿る。
一部には、手を使わなければ登れないような急斜面もあり、登り返しはなかなか骨が折れる。
一部には、手を使わなければ登れないような急斜面もあり、登り返しはなかなか骨が折れる。
以東岳が見える場所まで登り返した。ここまでの登りがキツイこと…
明日、山形新聞のパーティがこのルートを登るらしいが、さぞ苦労させられる事だろう。
7/27 10:29
以東岳が見える場所まで登り返した。
ここまでの登りがキツイこと…
明日、山形新聞のパーティがこのルートを登るらしいが、さぞ苦労させられる事だろう。
ここまでの登りがキツイこと…
明日、山形新聞のパーティがこのルートを登るらしいが、さぞ苦労させられる事だろう。
以東岳に残る雪渓。
その上には大滝の姿も確認される。
厳しそうな沢だ。
その上には大滝の姿も確認される。
厳しそうな沢だ。
鮮やかな緑色のカメムシ。最近は茶色系ばかり目にしていたので、この緑はなんだか新鮮だ。
片手を上げたポーズがユニークで、まるで「よぉ！」と軽く挨拶をしているようにも見える。
7/27 11:44
鮮やかな緑色のカメムシ。
最近は茶色系ばかり目にしていたので、この緑はなんだか新鮮だ。
片手を上げたポーズがユニークで、まるで「よぉ！」と軽く挨拶をしているようにも見える。
最近は茶色系ばかり目にしていたので、この緑はなんだか新鮮だ。
片手を上げたポーズがユニークで、まるで「よぉ！」と軽く挨拶をしているようにも見える。
「デカァァァァァいッ説明不要！！
朝日連峰名物・大ナメクジだ！！！」
朝日連峰名物・大ナメクジだ！！！」
キャンプ場に戻って荷物を片付ける。下山時刻が近づいているが、陽射しが強く、暑さが厳しい。
しばし時間調整して、気温が和らいだ15時過ぎに下山を開始することにした。
7/27 14:39
キャンプ場に戻って荷物を片付ける。
下山時刻が近づいているが、陽射しが強く、暑さが厳しい。
しばし時間調整して、気温が和らいだ15時過ぎに下山を開始することにした。
下山時刻が近づいているが、陽射しが強く、暑さが厳しい。
しばし時間調整して、気温が和らいだ15時過ぎに下山を開始することにした。
夕方になれば山は涼し。
斜陽に照らされるぶなじゅりんを眺めながら、心穏やかに下山する。
斜陽に照らされるぶなじゅりんを眺めながら、心穏やかに下山する。
撮影機器：
感想
今週末も、容赦ない猛暑が続く天気予報。
町にいれば熱気に包まれてしまいそうなので、今週末も涼を求めて山へ。
先週は月山の涼風に癒されたが、今回は朝日連峰の大鳥池で涼を求めることにした。
猛暑の影響か、登山者や釣り人の姿はまばら。
登山道を行き交う人は少なく、山は静まり返っていた。
オツボコース樹林帯での登りでは、汗が滲み息苦しくなるほどの暑さに見舞われた。
「このままでは熱中症になるのでは・・・」と不安がよぎる。
しかし、稜線へ出た途端、涼風が絶え間なく吹き抜けており生き返る。
ほっとした瞬間、展望が広がり、艶やかな山容が目を惹いた。
ちょうど花のシーズン。
高山植物がそれぞれの色をまとい、山全体が華やかに装っているようだった。
人の姿は少ないが、蝶や蜂たちの忙しない動き、鳥のさえずり、
生き物たちが織りなす賑わいが、夏山の活気を感じさせた。
今回の目的は以東岳や明光山の登頂。
だが、それ以上に楽しみにしていたのは、大鳥池でのキャンプだ。
登山の拠点としては不便な位置ながらも、夏の大鳥池は「夜」がすばらしい。
日中は湿気に包まれるが、夜の帳が下りるとひんやりとした空気が肌を撫で、静かで快い時間が流れる。
そして、何より、大鳥池にはホタルが生息している。
一般的にホタルは里の水辺に住むものであり、山でホタルを見る機会など殆どない。
しかし、水の澄みきったこの池は、彼らが生きるにふさわしい条件を満たしているらしい。
数こそ少ないが、その光は夜の闇に溶け込み、大鳥池の神秘性と重なって幻想的な風景を描き出す。
ホタルの光が消えても、その余韻は長く残る。
そして、また、あの静かな夜に戻ってみたくなる。
そんな、深く心に刻まれる山旅だった。
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体力レベル
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2025年07月27日 (日帰り) [B]
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2025年07月20日 [C]
朝日連峰縦走(泡滝〜古寺)
2025年07月19日 [A]
以東岳、朝日連峰！
2025年07月19日 [C]
オツボ峰の最新記録
以東岳
2025年07月28日 (日帰り) [C]
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2025年07月27日 (日帰り) [B]
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朝日連峰縦走(泡滝〜古寺)
2025年07月19日 [A]
朝日連峰 出谷川〜オツボ峰 整備作業
2025年07月19日 [B]
toshimizu7566 さん
ニアミス？でしたね。
Luskeさんは以東岳満喫の２日間でしたね。
山の泊まりは良いですね〜
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