甲斐駒ヶ岳・黄蓮谷右俣


- GPS
- 17:31
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 2,796m
- 下り
- 2,830m
コースタイム
- 山行
- 7:51
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 9:16
- 山行
- 6:16
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 8:13
天候 | 7/27・晴れ 午後一時的に雨 7/28・晴れ 時々 ガス |
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過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登れない滝が多いが巻きは易しめ ・黄蓮谷からヌメりが目立つようになる ・雪渓はまったくなし |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
装備
備考 | ・カム0.3〜1があると便利 ・奥の3段滝の2段目を登攀するなら50mロープがほしい |
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感想
今年の沢始めがいきなり泊まり沢。
甲斐駒ヶ岳へ直接詰め上げる豪快で花崗岩が美しい沢であったが、登れない滝が多く、登れてもクセのある滝ばかりで大変であった。
序盤の尾白川本流は傾斜の緩い滝と登れなくても容易に巻ける滝が続く。
ナメも多く癒しの様相。
黄連谷に分岐すると様相がガラっと変わり、ガレが多くなり滝は巨大化。
悪い巻きも出てくる。
特に残置が古いものが多く、荷重するのはヒヤヒヤもの。
さらに黄連谷右俣へ分岐すると様相が一変し登れる滝が多くなる。
といっても登れるギリギリの斜度である滝が多く、毎回ヒヤヒヤしっぱなし。
ホールドは水流の中にあり水が冷たくて我慢の登攀が続く。
水流から逃げたくても水線以外はツルツルスラブで逃げられない。
標高2400mに広めのビバーク適地がある。
久しぶりの焚き火は最高であった。
2日目も登れない滝が多く右へ左へ逃げまくる。
登れるのは奥の三段滝中段と上段になるだろう。
今回は上段のみ登攀した。
中段にもK氏がチャレンジしたが、濡れたスラブで悪そうであったため途中撤退。
中段をチャレンジするには50mロープか30mロープダブルがいるだろう。
上段も濡れたスラブ状。
残置が古臭く信用できないが使うしかない。
RCCボルトの残置がありグラつきまくりでヒヤヒヤもの。
0.3番~1番のカムを1セット持っていくとだいぶ安心感が増す。
奥の三段滝以降は山頂直下までガレ沢を詰めることになる。
登山道に出るとそこは山頂の肩。
30mほど登れば山頂だ。
ちょうど山頂まわりにガスがわいており景色はイマイチ。
夏のお決まりであった。
下山の黒戸尾根は急登というより長登。
下っても下っても登山口に近づかないのには呆れた。
秋に行く人も多い黄連谷だが、北向き・水線突破・標高の高いビバークを考慮すると夏向きの沢だろう。
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