愛宕山千日参り



- GPS
- 05:32
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,031m
- 下り
- 1,024m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
夜間参拝の為表参道は照明設置 |
写真
感想
京都市内では連日37℃を越える猛暑が続き今日も日中は38.1℃まで上がった。阪急嵐山駅から清滝へ行く京都バスは臨時便が頻発していた。22時の便は既に立客もいるので、22:14発を待ち座って行くことができた。旧愛宕山鉄道の単線トンネルを転用した清滝トンネルはバスを除いて下り一方通行となり、歩行者の通行も禁止されていた。金鈴橋袂の観光トイレで用を足して登山開始。二の鳥居から登山道が始まり消防団の人たちが待機し、写真を撮る人とで混雑していた。
表参道はいきなり急登で右手に愛宕山鉄道のケーブル跡をと並行しているが谷を渡るコンクリート橋を見送ると第一トンネルへと離れて行った。今夜だけは表参道に照明が点けられ導いてくれるが以前と比べて照明の数が少なくなったような気がする・・・ヘッドライトが必要だ。愛宕の千日参りが他の信仰登山と決定的に違うのは、登山者が独特の挨拶をすることだろう。人とすれ違うと「お登りやす」、「お下りやす」と挨拶を交わし、誰も指導しないのに左側通行が徹底し行き交う人が気持ち良く労い合える。千日参りは今夜だけでなく7月23日〜31日の日中も行われており、合わせると相当な人出だろう、3歳までにお参りすると一生火事に会わないと云われる三歳参りの風習があり、小さな子供を背負ったお父さんの姿も見かけた。
足の遅い人をどんどん追い越し五合目で休憩、既に水をぶっかけられた程の汗を掻いていた。五合目を過ぎてP745の巻き道に入ると傾斜が緩んだ。深夜の登山で景色は見えず足元だけを見て進んで来たが、開けた所があり京都市街の夜景を見ることができた。明神谷の源頭を回り込み落合尾根を乗越す辺りではまた傾斜がきつくなった。水尾分れの休憩舎には人が沢山いて外で休憩した。此処で日付が変わり最終コースに入った。水尾分れからすぐの処にあるハナ売場は開いているのではと予想していたが案に相違して閉まっていた。水尾の集落の高齢化の所為かなと思われた。
山頂域に近づくと黒門に達した。提灯が入り千日参りの参拝者を迎えてくれた。此の先は廃仏毀釈以前に勢力を誇った白雲寺の広い境内地。時刻は0:28、時間調整のため社務所前の休憩舎で1時間の大休止を取った。2時から行われる朝御饌祭(あさみけさい)に合わせて石段を登り愛宕神社に参拝した。本殿前で朝御饌祭を待っていたが神職の行列を見ただけで神事の様子は参拝者が多過ぎて全く見ることができなかった。“人長之舞其駒(にんじょうのまいそのこま)”と云う神送りの神事が行われていたようだが・・・
神事は諦めて山頂を後にして下山に掛かった。登山者は幾分減ったようだが、下りには「お登りやす」の挨拶をしながら下った。清滝からのバスは5時までなく五合目の休憩舎で時間調整をしていると自然に瞼が閉じお休みモードに入りそうだった。傍らに消防団の屯があり、無線機で要救助のやり取りが聞こえてきた。これだけ多くの老若男女が登ると事故も起こるだろう。20分程休憩して下山、清滝バス停に4:05に到着するとタクシー待ちの列ができていた。バスに乗る人はベンチに座り、僕たちの後ベンチを溢れた人はずっと後ろへと列が伸びていった。4:30を過ぎると清滝へはタクシーは入ることができなくなりタクシーに乗れなかった人もバスの列に加わった。5時のバスは満員の登山者を乗せ出発、この後2台のバスが入りピストン輸送するのだろう。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する