塔ノ峰，備前楯山
栃木県
HIROkun
- GPS
- 10:32
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,434m
- 下り
- 1,424m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 8:32
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 10:32
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| その他周辺情報 | やしおの湯：700円。露天風呂が気持ち良かった。 |
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感想
2週間前の中倉山に続いて，庚申山に連なる山の一つ塔ノ峰を目指した。日の出時刻に合わせて，自宅を1時25分に出発する。連休前のためか分からないが，ナビがいつもと違う筑波山沿いのルートを示しているので国道408号を北上してから294号に入る。その後は何時もの通り，清滝ICで下り，わたらせ渓谷鉄道に並行する県道を走っていると，間藤駅の辺りで家屋の間を自由に闊歩するシカ5頭に遭遇する。古川橋を渡り細い林道を登って行く際にも何頭もの鹿と遭遇する。また，落石や折れた枝が多く散乱しており，ヘッドライトの明かりだけでは些か不安な道であった。一度，結構大きな石で車の底をこすってしまった。面倒がらずにどかしておけば良かったと後で悔やまれる。
何とか，少し明るくなった駐車場に到着する。広い草地に他の車はおらず，昼の日光を避けるべく樹の下辺りに駐車する。運転に気を使ったこともあり，歩き出す前から少し疲れ気味だった。しかし，次第に明るくなる空に男体山が目の前に見え，雲も少なく天気が良さそうなので気持ちが上向く。車道を少し降ると鳥獣観察舎があり，その先で道が曲がる辺りの踏み跡に赤テープがあった。暫くは沢沿いの踏み跡を辿るが，現在地が今一つ分からなかった。このため，大きく南に方向転換するポイントを見落として尾根を登ってしまう。予定ルートとは違うことは認識していたが，それほどの難所も出てこなかったので，そのまま進む。（但し，崩れやすい土の上に落ち葉が一杯積もっている個所では四つん這いになってずり上がったが。）頂上少し手前で南南西からの踏み跡に出た。舟石の頂きは樹木に囲まれており，ただ，中倉山の方角だけは望むことが出来た。2週間前に訪れた孤高のブナの辺りも良く見えた。予定していた南南西へのルートを降り，熊ノ平へと向かう。1か所で小さな沢を横切る辺りが少し崩れていた以外は，概ね問題のない路であった。
眺めのない樹林帯の中を登る。直接の日差しが無いので暑さはそれほどでもないが，それでも動いていると汗は流れ落ちる。熊ノ平から1時間ほどの登りで，傾斜が緩くなったところでアンパンを齧りながら小休止。次第に高度が上がり，笹薮が多い地帯に入る。最初は腰ぐらいまでだが，踏み跡は殆ど分からないので，コンパスを頼りに高みを目指して登る。これは下りのルート探しが大変そうだなと思ったが，案の定，戻りでは大幅にミスってしまった。兎も角，次第に藪の丈が上がり，胸位まで来たので手袋とアームカバーを着けた。ただ，そこから10分ほどで塔ノ峰に到着した。広場になっており，正面には庚申山の向こう側に三角形の皇海山が立っている。国境平側よりも鋸岳側の方がやや傾斜は緩そうだ。ここから庚申山までは思ったほど距離は無さそうに見えた。次回は，是非とも庚申山を経て銀山平に降る周回ルートを辿ってみたいものだ。再びアンパンを齧りながら，皇海山の眺めを堪能した。
今回はピストンなので，登って来たルートをそのまま降れば良いのだが，危惧していた通りに歩き始めて直ぐにルートを間違えた。歩いた距離を間違えたため，東に曲がる地点を間違えて，南東に進み過ぎてしまったようだ。しかも，そこから先は本来のルートと同じ東側に向かっていたために，間違いに気付くのが遅くなってしまった。本来は平坦な路になるはずが，ずっと下りになっており，しかも左手上方にそれらしい尾根が樹の隙間から覗いていた。これは間違えたなと思い，スマホGPSで一つ南側の尾根上に居ることを確認する。予定ルートに戻るには250m以上も登り返す必要がある。地形図上で傾斜が緩やかになっている大きな沢をトラバースして戻ることにし，先ずは100m程登り返した後，沢の方向に近付いて行く。それほどの悪場もなく，所々では踏み跡を辿ったりしながら本来のコースに戻れた。
この後も熊ノ平手前でもルートミスをしたが，こちらはそれほど大きなロスは無かった。熊ノ平で一息入れたが，結局登りよりも降りの方に時間がかかってしまった。この後は，踏み跡がはっきりしており躊躇なく歩けた。登りで間違えた地点まで来ると，沢の左岸少し上に踏み跡が見えた。登りに使ったのとは違う路だが，作業路のようにも見えたのでそれを使った。途中で下の方に林道が見えたので，そちらに向かって降りると，登り始めた地点とほぼ同じ処に出ることが出来た。
一旦駐車場まで戻ったが，未だ14時前である。折角なので備前楯山を往復することにして，早々に登り始める。路は良く整備されていて，途中にはベンチまで置いてあった。山頂の少し手前で，下山中の男性とすれ違ったのが，今回の唯一の遭遇者であった。山頂からは眺めが素晴らしく，袈裟丸山，庚申山，皇海山から男体山まで一望できる。色々と辿ってみたいルートを目で追いかけながら休憩する。風が涼しく気持ち良い。ただ，晴れてはいるが，雲量が6，7割にまで増えている。余り長居すると雨に掴まるかもしれないと思い，下山した。
駐車場には先ほどすれ違った人の車は既になかった。車で林道を銀山平方面に下ったが，路面状態は朝のルートよりも少し良かった。但し，1回だけだが落ちて来たばかりだろう30�儖未寮个鯱�肩に退かす必要があった。時間もあるので，足尾銅山観光に立ち寄ってみたが，16時15分が最終トロッコで僅かに間に合わなかった。やしおの湯で汗を流し，そのまま帰途につく。宇都宮辺りがいつになく渋滞しており，結局4時間近くを要して21時前に帰宅した。
今回はルート中で目にしたのは古い目印が4か所だけで，ルートファインディングの良い経験になった。笹原の辺りは特に判断がつけにくく，もっと細かに方角，距離をチェックすべきだったと反省。ただ，GPSは2回しか見なかったのは，以前よりも上達したかな。来年春頃には庚申山を経由する周回ルートを歩いてみたいものだ。
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