悪沢岳、赤石岳、聖岳を縦走

- GPS
- 31:18
- 距離
- 55.1km
- 登り
- 5,535m
- 下り
- 5,149m
コースタイム
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 5:48
- 山行
- 4:26
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 6:36
- 山行
- 11:02
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 12:36
- 山行
- 7:58
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 8:49
| 天候 | 悪天候 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
椹島まで送迎バスで移動 |
写真
感想
はじめての静岡県側の南アルプス。天候には恵まれず、初日と2日目は、暴風雨の中での山行となり、下着までびしょ濡れとなりました。まるで修行のようで苦痛ですらありました。3日目は雨こそ降りませんでしたが終日風が強く、4日目はずっと曇りでガスガスでした。
1日目:2時過ぎに畑薙夏期臨時駐車場に到着。大雨注意報の中、クルマはまばらでした。警報に切り替わると林道は規制、バスは運行しないのでヒヤヒヤしながら朝を待ちました。椹島6:10発のバスが、予定通り7時過ぎに到着。なんとか出発できそうです。なお、駐車場には仮設のトイレと、トイレの横から車道に出たところに水場があります。
椹島に予定通り8時30分過ぎに到着。準備に時間がかかり、スタートしたのは9時。ここから千枚小屋まではひたすら上りが続きます。雨と風が相当強く、レインコートを着ていても、少し長い時間止まると寒い状況。登山道は、途中から川のようになってきました。ただただ、山小屋を目指しました。
山小屋に到着すると、ここで足止めをされている登山者が何人もおられました。その方々との山談義が楽しかったです。食事後、小屋番から「高山病」についての講話をいただく。
2日目:千枚小屋を4時28分に出発。千枚岳直下でかなりの突風に体のコントロールが利かない。命の危険を感じたため、1度撤退し千枚小屋に戻る。7時過ぎに再チャレンジ。先ほどよりは風は少しましになった感じ。暴風雨の中、悪沢岳に向かい、なんとか無事到着。しかし、悪沢岳から中岳避難小屋に向かうところで、15分ほどロスをしました。稜線沿いを外れて下ったところ、右にトラバースするところが見つけられず、そのまま下ってしまいました。踏み跡も多くて、他の登山者も多数道間違いをしている感じ。
中岳避難小屋で暖を取らせてもらい、荒川小屋に向かいました。中岳避難小屋には、男女2人、男性1人の3人が休憩されていました。これから悪沢岳に向かうということでした。一方、私の方はこの日は百間洞山の家に宿泊予定でしたが、1度千枚小屋に撤退して、大幅に時間をロスしていることもあり、荒川小屋に泊まることにしました。暴風雨の中、さらに5~6時間歩く気力はありませんでした。
荒川小屋では、千枚小屋からの宿泊者が男性2名おられ、一緒に昼食をいただき、もう一人の男性とは夕食も一緒にさせていただきました。鳥倉ルートから来られた名古屋からの女性には、公共交通を使ってどうやって鳥倉ルートにアクセスしたのか教えていただきました。皆さん、楽しい時間をいただきありがとうございました。
3日目:午後の遅めの時間に天気は崩れるが、この日は風は強いものの雨は降らない予報。そうであれば、朝早い時間帯に出発して聖平小屋を目指すことに。荒川小屋を3時10分出発。風とガスがひどく、視界がほとんどない状況。風速はずっと10~20m/s前後、時より体をもっていかれながら小赤石岳を目指す。標高差400mということで、基本的にひたすら上りが続く。大聖寺平付近、急に開けたところに出ると、突風に曝されて、方向を完全に見失う。あまりに風が強いため、スマホを取り出すこともできず右往左往する事態に。ハイマツ帯の中に、窪地を発見し、そこに逃げ込み、スマホで位置を確認。登山道から外れていることを確認でき、なんとかルートに復帰することができた。
天気が良ければ小赤石岳からは荒川三山が綺麗に見えるという説明を荒川小屋の小屋番から伺っていたが、まっしろなガスしか見えない。そのまま赤石岳に向かう。
赤石岳に到着したものの、誰もいないし、眺望もまったく効かない。写真だけ撮影して避難小屋に向かう。避難小屋の入口に小屋番がいらして営業開始時間前だという。雑談をしていると、いま、ちょうど富士山が見えますと声をかけてもらった。小屋番から聖平小屋に向かうことを伝え、百間洞山の家が最も標高が低く、ここから基本的に一気に下ること。聖岳へは、上り下りが何回も続き、結構タフなルートであることを伺う。Tシャツを購入する。
百間洞山の家に向かうまでは、風は依然として強いものの、聖岳や兎岳方面がしっかり見える時間帯もあり、眺望を楽しみながらの山行となった。4日間の行程で、結局眺望が利いたのは、この3日目の赤石岳から百間洞山の家に向かう道中だけだった。
百間洞山の家に7時過ぎに到着。朝早かったことと、残りも長いことから、カップラーメンを購入しいただくこととした。カップヌードルがしみわたる。本来であれば昨晩宿泊予定だったことから、話しをすると、昨晩は誰もたどり着かなかったとのこと。私も予定を変更した一人だったこともあり、申し訳なかったですと伝える。どおりで百間洞山の家まで誰とも出会わないはずだ。しかし、千枚小屋には百間洞山の家に向かう予定とおっしゃっていた人が少なくとも2名いたはずなんだけど、彼らはどこにいったのだろうか。荒川小屋にはいなかったし。
さて、腹ごしらえを完了し、水を補給して出発。
時間が押しているのと眺望がまったく効かないので、大沢岳はスキップ。中盛丸山を超えて小兎岳に向かう途中で、本日一人目の登山者に遭遇。聖平小屋で3日間足止めされたとのことで、荒川小屋に向かっているとのこと。私の逆ルートであり、お互い頑張ってと声をかけあう。結局、聖岳までに出会った登山者は13人だけ。
兎岳山頂で写真撮影中の男女ペアの方に、どちらに向かいますか?と尋ねると、小兎岳から赤石沢に下り、テント2泊予定ということ。お二人ともトレランシューズにチェーンスパイク。尋ねたところ、チェーンスパイクは大きな岩場を除いて、滑りにくいということで、「チェンスパ最高!」と絶賛されてました。チェーンスパイクは、アイゼンを出すほどでもないところで使用するという程度の理解しかなかったこともあり非常に驚く。沢に下るには急傾斜の草付きを下りないといけないはずであり、なるほどチェーンスパイクは役立ちそうだ。
相変わらず眺望はあまり効かないし、風は依然として強い。いつ雨に変わらないかとヒヤヒヤしながら聖岳を目指す。兎岳(2818m)から聖兎のコル(2508m)まで300m標高を落とし、聖岳(3013m)まで500m上り返しは本当に辛かった。途中2回ほど、偽ピークがあり、着いたかと思うと未だという感じになるのも登山者泣かせ。縦走する際には、逆の方が良いかもと感じました。疲労がピークとなり、ここでペースが遅くなりました。息絶え絶えに聖岳山頂に到着。ガスガスの山頂で、奥聖岳に向かう余裕もなく、聖平小屋に向かう。
15時頃には到着するつもりだったが、15時50分に小屋に到着。予約をしていなかったが、小屋泊することができた。ありがたい。明日の行程をどうするか、小屋番とおぼしき女性に尋ねる。聖沢登山口に下りて椹島に向かうか、茶臼小屋から茶臼岳登山口に下りるか、相談したところ、茶臼小屋経由を勧められる。雨は降らなさそうな予報でもあり、迷わず茶臼小屋を目指すことに。上河内岳の眺望の素晴らしさを教えてもらう(しかし、予想通り結局ガスガスで何も見えなかった)。
ここで、大きなミスが発生する。小屋に着いたとほぼ同時に、ガーミンの時計のバッテリーが切れた。食事の準備などを優先し、すぐに充電せずしなかった。そのため、時計が75分前後遅れてしまったのだ。聖平小屋はdocomoもauもつながらないため、スマホを確認しなかった。そのため、時間の遅れに気が付かなかった。さらに、耳栓をして寝たこともあり、他の登山者の準備の物音にまったく気が付かなかった。
4日目:目が覚めると少し明るくなっており、私の他に登山者は2名ほど、しかもほぼ出発の準備が完了していた。時計を確認したところ、4時30分過ぎであり、「あれ、なんで?」という思いが強かった。予定通り5時前には出発できるイメージだったので、小屋の方々との会話もどうもかみ合わない。
外でお湯を沸かし、朝食を食べながら、ガーミンのGPS補足をしたところ、時間が6時をまわっているではないか!? そう、このタイミングで腕時計の時間が狂っていたことを知る。小屋の方々も「のんびりしているなぁ」と思っていたはず。大変ご迷惑をおかけしました。
さて、気を取り直して、上河内岳を目指す。分岐の所でauが、分岐から70mほど移動したところでdocomoがかろうじてアンテナが2本ほど立つ。この日は風は弱まったものの、ガスガス。やはり、ぜんぜん眺望が効かない。上河内岳にはザックを置いてピストンしましたが、風が強く写真だけ撮影して早々に移動。
この後、茶臼小屋まで多少のアップダウンはありますが、昨日の高低差には比べるべくもなく、聖平小屋から3時間少々で到着。ここから畑薙ダムまではひたすら下りということで、腹ごしらえのため、緑のたぬき&コーラでエネルギー補給。小屋番に尋ねると、早い人で3時間、普通に4時間から5時間ぐらいということでした。途中に水場が何カ所もあるので、茶臼小屋では1リットルまで減らして、途中で補充することに。感覚的には、横窪沢小屋まで90分、ウソッコ沢小屋、ヤレヤレ峠まで60分ずつ、ヤレヤレ峠から大吊橋まで30分という感じでした。ほぼ迷うところはないのですが、ウソッコ沢小屋の先、鉄橋の手前で沢沿いの河原歩きをするところ、正規ルートは沢に下りるのですが、踏み跡にしたがってまっすぐ進むと、急に道がなくなります。戻ったところ、沢に下りるルートにリボンがありました。ここだけ要注意です。
畑薙大吊橋は、非常に長いし、強い風で揺れるところがあったので、結構ヒヤヒヤしながら進みました。茶臼小屋から吊橋まで上りの登山者はゼロ。下りの登山者は3人(男1女2)、3人(男3(うち子ども2))の6人のみ。大変静かな山行でした。
茶臼岳登山口から林道歩いて、夏期臨時駐車場へ向かう。沢の水で顔を洗い、頭を冷やすと気持ちよかった。駐車場からすぐ近くの白樺荘にて日帰り温泉を楽しむ。
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