奥穂高岳・涸沢岳〜岳沢湿原−重太郎新道−吊尾根−ザイテングラードー涸沢カール

- GPS
- 56:23
- 距離
- 29.3km
- 登り
- 2,091m
- 下り
- 2,091m
コースタイム
- 山行
- 2:29
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 3:00
- 山行
- 4:41
- 休憩
- 2:57
- 合計
- 7:38
- 山行
- 7:24
- 休憩
- 2:01
- 合計
- 9:25
| 天候 | 9/7−晴れのちガス 9/8−曇りのち雨のち晴れ 9/9−快晴 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
https://www.nouhibus.co.jp/route_bus/kamikochi-line/ 岳沢小屋 「穂高のオアシス」 https://www.yarigatake.co.jp/dakesawa/ 穂高岳山荘 「ようこそ 信じられない世界へ」 https://www.hotakadakesanso.com/ |
| コース状況/ 危険箇所等 |
岳沢湿原〜岳沢小屋) 山小屋までのルート詳細はHPにて https://www.yarigatake.co.jp/route/321/ 湿原の清涼な雰囲気を味わったのち 10区画の登りで山小屋です。 岳沢小屋の近くに、天狗沢のお花畑が ありますが、道標の案内は見当たらず。 重太郎新道) 岳沢小屋出発時から、直登の岩場の急坂です。 ヘルメット着用必須。 ストックは収納し「三点確保(三点支持)」。 マーキング、鎖、梯子、 ハンドホールド・フットホールドなど とても丁寧に整備されています。 吊尾根〜奥穂高岳山頂) 前穂高岳は雨脚強く断念。 個人的には、重太郎新道より、 吊尾根のほうが、雨が降ってきたこともあり 怖く感じました。 マーキングが、予想外の場所に 誘導していることがありますので、 見落とさないように注意です。 奥穂高岳山頂〜穂高岳山荘) 山荘が見えて気が緩みがちですが 浮石が多く侮れない岩場の下りです。 落石注意。 ザイテングラード) 前日の重太郎新道・吊尾根よりは 難度は低めかと。 道は狭く涸沢から登られる 登山者の方は大変多く すれ違い待ちが頻発。 涸沢カール) 絶景の地。パノラマコースは時間規制あり。 横尾〜徳澤〜明神〜上高地) 花の多い時期、紅葉時期などは 素敵な区間なのでしょう、 ただ長いです。単調です。 |
| その他周辺情報 | ひらゆの森。700円 https://www.hirayunomori.co.jp/ |
| 予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
装備
| 個人装備 |
ヘルメット
サブザック
|
|---|
感想
9月7日から2泊3日で、
北アルプス最高峰、奥穂高岳と
涸沢岳に登ってまいりました。
奥穂高岳は、どこから登っても遠く
また、険しい岩場を通過せねばならず
つい、後回しにしておりましたが
体力・気力が充実している今、
挑戦してみました。
涸沢からのピストンでは
このエリアの魅力を、あまり
堪能できないと思い
岳沢からの、右回りの
周回ルートを選択しました。
一日目)
この日は、岳沢小屋まで移動するだけです。
初体験の岳沢湿原で、立ち枯れの木々と
透明感に満ちた清流が
とても神秘的な眺めで、
ここを晴天の日に
訪問できて嬉しく思いました。
早々に小屋に到着したので、
お花畑を散策したり、昼寝したりと
山の中の時間を、のんびり過ごすことが
できました。
二日目)
この日は登山のメインの日です。
しかし、天気予報がよろしくない。
昼ごろから雨に降られるのは
確実な予報でした。
進退に迷いが出ました。
未体験の岩場ルート、
雨に濡れたら難易度が上がるのが
自然の理。滑落の危険が増す。
でも、今は雨は降っていない。
予報通り、雨が降るかどうかも
確定ではない。
計画では、6時間程度で、穂高岳山荘に
到着出来るはず。
根拠はないけど、今日の自分には
出来そうな気がする。
登れる自信が持てている。
熟慮の末、重太郎新道だけでも
体験してみようと思い、進むことに
しました。条件が悪くなれば、
すぐに引き返す心づもりで。
結果は、雨の降りだしは
重太郎新道を通過したあとであったこと
雨の降り方が弱く、風も無風だったこと。
天気の回復が、予想より早かったこと
何より、自分自身が緊張しつつも
岩登りを楽しめたことなど、
良い条件が重なり、無時に
山頂に到達できました。
山荘での美しい夕焼けを見て
緊張がほぐれるとともに
登る決断をしてよかったと
感慨に浸りました。
三日目)
美しいご来光を楽しんだあと
涸沢岳へ登ります。
ここの展望は、素晴らしかった。
大キレット、北穂高岳、槍ヶ岳など
今まで見れなかった北側の展望に
感激しました。
その後涸沢カールでも美しい景色の連続で
このエリアが人気が高い事が、頷けました。
今回の奥穂高岳登山
岳沢、山頂、涸沢など数々の絶景、
山小屋で出会った方との交流など
とても充実した登山ができました。
二日目の悪天予報の中での
進退判断は、結果オーライでしたが
今後、迷いが出ないためにも
無理のない範囲で、様々なタイプの
登山道を体験したいなと感じました。
奥穂高岳、景色に歩きに、とても素晴らしい
名峰でした。登れてよかったです。
残る北アの百名山は、「水晶岳」「黒部五郎岳」
山頂未踏の「剱岳」の3座です。
来年中には、コンプリートしたいなと
思っています。














komakiさん こんばんは
北アルプス最高峰、奥穂高岳・涸沢岳の凄い3日間 大変お疲れさまでした🙏
険しい岩場の通過、雨もあって危険も増す中の判断・・運やその後の天候も
味方につけて無事踏破〜レコ記録を見ていてもハラハラドキドキ😓💦
その後の素晴らしい眺望や美しいサンライズ・サンセットの景色には真に感慨
深いものがあったと思います🤗♬
最終日の涸沢岳・・良いお天気に恵まれての最良の山歩きに加えて大キレット・
北穂、槍など 隠れていた展望も一気に広がり最高のお土産付きでしたね〜🥰✌️
残る百名山「水晶岳」「黒部五郎岳」「劔岳」・・充実したkomakiさんの
気力、体力ならあっという間ですよ〜(*^^)v♬
名峰ばかりの北アルプスの中でも、奥穂高岳は
自分の中では特別な山になりました。
重太郎新道での、進退の葛藤、
滑落リスクが増した吊尾根での
トラバースなど緊張の連続でした。
山荘到着後、天候が急回復して
素晴らしい夕焼劇場が見れたときは
自分の判断を信じてよかったと
自信が持てました。
最終日の好天は予想以上でして
涸沢岳から連綿と連なる
北ア主稜線の荒々しい景観は
見れてよかったと思いました。
残る3座のアタックには、気力・耐力を
充実させて、万全の気象判断で
臨みたく思います。
今度は穂高ですか〜、今年は凄い行動力ですね〜
最近色々と計画どおり行かないかったようですが、おそらく今年のメイン山行、中日に若干の雨はあったものの計画完遂おめでとうございます。
特に羨ましいのが、山中に泊って山の朝夕を見る、久しく忘れている感覚です。
それにしても、流石は穂高、国内屈指のアルペン的景観ですよね。写真
山歴45年なれど、槍穂も知らない似非登山者odaxでした
仰るように、今年のメイン登山のつもりで
臨みました。南アの登山で、今回より
長い行動時間と距離を歩き、完遂に備えました。
山中の宿泊を何度かした今年ですが
夕焼けとご来光が共に見れたのは
今回が初めてでして感慨深く思いました。
荒々しい岩稜が連なり雄大なカールを
縁取る様は、仰るように、国内屈指の
アルペン的景観で、晴天のもとで
楽しめてよかったと感じました。
奥穂高岳は、涸沢から登れば難所は
距離が短い、ザイテングラードと
山頂直下だけなので
odaxさんなら、全然楽勝だと思います。
ぜひ一度。
ザイテングラードの岩場は、岳沢の岩場と違い
上り下りでの、狭い岩場でのすれ違いが
難易度を上げていると感じました。
吊尾根は、マーキングを追わずに
適当に歩いていますと、
行き詰ってしまう道でした。
ヘルメットの着用は、長野県による
推奨区域になりまして、吊尾根から
山頂が着用推奨区域ですが、
ザイテングラードでも装着率
100パーセントでした。
奥穂高岳山頂で劇的に天候が
回復してから、あわよくば夕焼劇場が
見れるかもと思っておりましたら、
予想以上に美しい、笠ヶ岳方面の
夕焼劇場でした。
コロナ禍で、山小屋の価格が
上がりましたが、小屋内での広い
プライベートスペース^が
持てるようになったことは
よいことですよね。この日以降
すっきりしない天候が続いているようで
非日常の時間を、好天の下で過ごせた
よい体験でした。
僕が重太郎新道で登ったのはもう10年以上前。当時の記憶が蘇るようなレコでした。
僕の時は天気が良かったので吊り尾根はさほど怖くなかったのですが確かにマーキングに注意しないととんでもない所に行っちゃう道ですね。本当は前穂にも行きたかったでしょう。komakiさんが諦めるくらいだからよほど天気が悪かったんですね。次回のお楽しみということですな。「カモシカの立場」とか「雷鳥広場」とか、重太郎さんがこの道を作っている時まだ小さかった紀美子ちゃんを遊ばせていた「紀美子平」とか面白い名前のポイントがありますね。
僕は帰路のザイテンが妙に怖くってビビりながら下りたことも思い出しました。
次回は前穂高と涸沢ヒュッテの裏から始まる屛風岩を通るパノラマコースもお楽しみください。
事前のアドバイス、ありがとうございました。
前穂高高は、岳沢から見た時、絶対行きたいなと
思いましたが、丁度雨が強まり、視界が
悪くなってきたので断念しました。
重太郎新道は、とてもよく整備されていて
この箇所を楽しく進めたことが悪天の
吊尾根踏破につながったと感じました。
次々登場するポイント名は仰るように
今田重太郎氏の愛情を感じました。
吊尾根のマーキングは、よくぞ上手に
ルートを付けたものだなと感じました。
屏風岩経由のパノラマ新道、とても
展望が良さそうですね。北穂高岳を絡めて
いつか歩いてみたく思いました。
今回は雨に降られたものの、最後は素晴らしい景色も見られて良かったです✨
百名山もあと指折り数える程となりましたね♬
昨年、ヒーヒー言いながらやっとのことで岳沢小屋まで登りました。この時は残念ながら曇りで景色はお預けでしたが、私にその先は技量&体力不足の分不相応な場所なのでkomakiさんのレコで拝見〜とても素敵な場所ですヽ(´▽`)/
慎重な判断にお天気も味方して、素敵なモルゲンロートにご来光✨良い山行きでしたね👍
また残りの山々も楽しみにしています♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
blueberry-kさんのレコを拝見して以来
岳沢はぜひ、時間をかけたく思い
今回のルート選択の参考にさせて
いただきました。途中お話した方は
岳沢湿原でぼーっとするだけのために
遠路お越しになられたとのことで
ファンが多いんだなと思いました。
次回機会があれば、ぜひ、第二お花畑
までは行きたいなと思いました。
天候判断で迷った末の、穂高岳山荘での
夕焼け・ご来光の感激は、ひとしおでした。
この日この場所に居れた喜びを感じました。
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