大日三山縦走(室堂↑ 称名滝↓)


- GPS
- 11:57
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 735m
- 下り
- 2,258m
コースタイム
- 山行
- 0:35
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 0:38
- 山行
- 4:18
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 5:14
天候 | 1日目:曇 2日目:曇時々雨 3日目:曇時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
帰り)称名滝バス停〜(バス)〜立山駅 *500円 |
予約できる山小屋 |
雷鳥沢ヒュッテ
|
写真
感想
立山方面からいつも眺める大日連山、いつか登ってみたいと思っていました。室堂から入り、奥大日〜中大日〜大日と三山巡って称名滝に下りる計画です。アクセス的に立山駅から入る必要があるため長旅頑張って立山駅駐車場へIN。立山駅から黒部アルペンルートはケーブルとバスで室堂に入りました。扇沢からより乗り物代が安くて短いのが良き。1日目は雷鳥沢ヒュッテに泊まりました。雷鳥沢ヒュッテは古い要塞の様な建物で、ほんとにこれやってるのか、という感じでしたがきちんとした宿泊施設で温泉もあり個室も沢山で良かったです。小屋の前のベンチにいると、従業員の方が何やら双眼鏡やカメラを立山の方に向けている。まさか。そう、熊が見えますと。3頭いると。昨日と同じ場所にいるわと。教えて貰いがらよーく見ると、確かに黒い点が。My双眼鏡で観察を始めました。もぞもぞ何か食べている。そして明日我々が通る新室堂乗越への登山道付近にもおり、何と走っているのを見ました!わーまじか。大丈夫か明日、と一抹の不安がよぎります。雷鳥沢ルートの近くにもおり、下山者10名くらいが結構近くにいるため足止めをくっていました、その後恐らく係の方が爆竹を何度か鳴らしてまとまって下りてきていました。因みに私が見ていた限り、彼は爆竹に特に反応せず食べていたよーな。
2日目、7時前に出立。前日の熊が気になりますが行きます。我々だけじゃ心細いなと思っていましたが、前に何パーティがいるのが分かり少し安心。クマエリアには、チングルマに交じり、クロマメノキが群生し実が沢山なっていました。彼らは恐らくこれを食ってるな、逆に言うと突発案件が起こらなければ人間に来ることはないだろう。取り敢えず急いで突破し新室堂乗越に乗り上げました。乗越から奥大日岳までは割と歩きやすく、左手に室堂平、弥陀ヶ原、途中からは右手に劔岳が出現し、大パノラマルートでした。奥大日近くからはガスってしまい、山頂の展望は利かず。その後もずっとガスガスで、割と我慢の道でした。途中で雷鳥さんに会えたのはご褒美。高山植物も思った以上に沢山咲いていて楽しめました。七福園とやらはなんか岩とハイマツの不思議な庭園の雰囲気でした。天気が良ければもっとじっくり見たかったのですが、少し雷も遠くで鳴ってるし先を急ぎます。大日三山2山目の中大日を通過すると、程なく大日小屋に到着しました。12時着。着いてすぐに雨が降り始め、ギリギリセーフでした。大日岳は明日の朝登ることにしましょう。この後に来た方々は大雨と雷の中歩かれたそうで、大変だったみたいでした。ふと窓の外を見ると、剱岳が眼前に聳えている!大日小屋、すごい景色の立地です。真ん中に東大谷、左に早月尾根、右に別山尾根、これまでは別山方面からしか見ていなかったので、この角度からの劔岳はたぶん初めて見るかもしれません。また、小屋が劔の西側に位置しているため、夕陽に染まる劔が見られるらしいのですが、生憎の天気なので今日は勿論見られず残念でした。また、大日小屋はランプとギターの小屋ってことで、ギターは飾ってあったけどリクエストする人がいなかったのと店長もいなかったし?、演奏は無しでした。電波も通じずテレビもなく灯りも暗くて本を読む気にもなれず、ストーブで暖まりながらまったりと過ごしました。お部屋はベッドが2段で、それぞれカーテンがついてて個室みたいになっていました。
3日目、早朝から風の音がビュービューしていて、外を見ると真っ白、皆テンション低め。が、準備をしているとなんとガスが晴れてきた。これは大日岳に登らない選択肢はない。山頂からは富山湾も見えて最高の景色でした。劒とはここでお別れ、称名滝に下山します。下山は急坂と岩々の連続で、しかも濡れているし転がらないよう一歩一歩気を使いました。雨は降ったりやんだりで大日平の木道も滑るし。クマも心配だし。大日平山荘過ぎた牛首からはまたも怒涛の下りが始まり、なかなか大変な道でした。てか、これ登りはキツイわ。しかし軽ハイキングみたいな地元民と思われる登山者が結構あがってきてびっくりでした。大日岳から称名滝駐車場までは標高差約1500あるのですが、これを日帰り往復するのかまじか、、と。称名滝が現れてからも結構先は長く、まだかいと思っていたらひょいと登山口に到着しました。お疲れさまでした!称名滝観光の一般人の方が多く、ヘロヘロの我らの方が異質でした笑。滝は上から見たしバスの時間も近かったので展望台はパスし、バス停まで下りました。小屋で一緒だった皆さんと再会し嬉しかったです。11時を逃すと13時10分までバスがないから、結局皆一緒のバスになりました。
今回の大日三山縦走路、天気はさて置きめちゃ良いコースでした!景色も高山植物もすごくて、道もバラエティに富んでいて大変だったけど振り返ると楽しかったです。充実大満足でした。
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