西穂~ジャンダルム~奥穂~白出沢(新穂高ロープウェイ IN/OUT 西穂山荘泊)



- GPS
- 14:14
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 1,886m
- 下り
- 2,933m
コースタイム
- 山行
- 2:50
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 3:00
- 山行
- 8:59
- 休憩
- 2:14
- 合計
- 11:13
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
歳を重ねるごとに体力は落ちていく。
どうせ行くならなるべく早く行くべきだ、と思いながらもなかなか天候などの条件が合わなかったジャンダルム、今回ようやく行くことができた。
毎年「今年こそは」と言いながら叶わなかったが、今年は9月シルバーウィークに西穂山荘を予約して、お天気アプリと睨めっこをしつつ、てるてる坊主に念を送り続けた。それでも、当初予定の土日は天候不良が予測されたために数日前に日月プランに変更して当日を迎えた。
日曜日の天候は曇り。月曜日は快晴予報。おてんとさま、よろしくお願いします。
◼︎Day1:
新穂高ロープウェイで
朝8時頃、鍋平駐車場からロープウェイ乗り場へ向かう。初日はロープウェイで上がってから西穂山荘まで1時間ほど歩けばゴールなので、10時には小屋に着いてしまう計算。
問題は早くついても小屋で時間を持て余すこと。山頂駅到着後、ゆっくり歩くことを心掛けながら歩き出す。
しかしながら結局50分で小屋に到着してしまう、、、
宿泊の手続きは13:00なので、西穂ラーメンを食べる時間も考慮して12時まで2時間ほど明日の予行演習として西穂独標まで散歩に出かける。
西穂独標へ
空は曇天。ガスが広がっており景色は何も見えない。でも心の中は「明日晴れればよいのだ。」。今日を楽しみにして訪れた方の気持ちを推し量ることもせず身勝手な言い分だなwww。
昨夜はかなり強い雨が降っていたと思われるが登山道の湿り具合としては特に気にするほどではない。風は若干ある程度だが冷たい。明日はもっと寒くなる予報なので注意が必要だ。
90分ほどで西穂独標へ到着小休止を取りつつ、霧の狭間からピラミッドピークの雄姿が覗くのをじっと待つ。
あすは日の出前にスタートするので西穂独標やピラミッドピークを愛でるのは今日しかない。
(先程は「明日晴れれば」とか言っておきながら、勝手なもんだなwww)
ピラミッドピークがしっかり見えた。さてと、そろそろ西穂ラーメンを食べに下りよう^^
西穂山荘にて
予定通り12時に西穂山荘に帰還。早速西穂ラーメンを注文。塩焼き鳥丼も気になったが汁気が欲しかったのでラーメンを選択。
今回は味噌ラーメンにした。前回はどっちだったか記憶にないが、ヤマレコを確認してみたら、、、書いてなかったwww
見た目はしょうゆも、みそも似たり寄ったりなので写真からも判断がつかず。
そして、前回も塩焼き鳥丼に心が揺さぶられたようだ。次回は塩焼き鳥丼かな^^
ラーメンを食べ、ビールを飲み、13:00にチェックイン。
そして、食堂でまたビール、ビール、、、だってすることないんだもんwww
いや、ビールを飲みながら仲間と山の話をするこの時間がスバラシイノダヨ。
ビールはただの潤滑油^^
◼︎Day2:
いざ出発
3時過ぎに目覚める。ジャンダルムを目指す人の朝は早い。すでに準備を始めている人も多い。
3:40 いよいよスタートだ。
西穂高岳へ
外に出てみると星空がとても綺麗だ。風も穏やかであり、今日は最高の一日になる予感。
ヘッデンを装着して登山開始。ブラックスタートの利点は、よそ見をしても何も見えず、黙々と歩かざるを得ないため、結果的に良いペースでハイクできること。結果、独標までは40分ジャストで到着した。た
朝日が昇るまで1時間ほど時間があるが、西穂独標で朝食。
遠くの朝焼けを眺めながらの朝食が美味い。前方のピラミッドピークのシルエットに灯る先行者のヘッデン、後方の西穂山荘から上がってくる後続者のヘッデン、みんな山が好きだねぇ^^
11峰西穂独標、8峰ピラミッドピーク、5峰チャンピオンピークを経て、西穂高岳へ。
チャンピオンピークを過ぎたあたりで周囲が明るくなってきた。西穂の主峰に到着するまでに日の出時刻を迎えたが、主峰からみえる朝日を浴びた山々は大変美しかった。
いつも思うことではあるが、この素晴らしい景色はどうやっても写真では切り取ることができない。南方には焼岳、乗鞍岳、御岳山。少し西に目をやると白山が近くに見える。西方には笠ヶ岳が間近に見え、北方には、黒部五郎岳、薬師岳、剱岳、立山、鷲羽岳、野口五郎岳。その手前には槍ヶ岳だ。
当方は遠くに見えるのは富士山、南アルプスの北岳など。
朝日に照らされた姿はよりいっそう美しい
ジャンダルムへ
西穂高岳を越して、これから長い長い未知の岩稜帯へ。ドキドキとワクワクがすごいな^^
特に大したこともない下りでもなんとなく身構えてしまう。「ジャンダルム」という言葉が生み出す吊橋効果か^^
足の置き場やグリップを確実に掴んでいけば落ちることはない^^
なんて、「大したことないな」的なことを言っているが、西穂高岳から奥穂高岳の区間は、全体を通して四肢を駆使して登っている時間が多いので、やはり一般登山道と比較すると大きな差がある。
道中、全体を通してアドレナリンが湧きだすほどのヒリつくような危険ゾーンは特にないが、三点支持、支点の強度確認など慎重に慎重に。
それにしても岩場、長い、、、腕が筋肉痛になるな^^
ジャンダルム山頂
ジャンダルムは、奥穂高岳側から見るとその独特の山容から畏怖をもって眺めていたが、逆側から見ると案外そんなことはない。巻道でするするっと登れる。
ジャンダルム山頂、ようやく到着。充実感が溢れる。山頂の天使が無くなっていたのは残念だったが、ちょうど居合わせた方が、紙と割りばしでお手製天使を持ってこられていたので写真を撮らせて頂いた。
ナイスアイデア!!良い思い出になった^^
山頂は、風もなく穏やか。素晴らしい景色にここまでの疲れを癒してもらう。
奥穂高岳へ
ジャンダルムから奥穂高岳へ向かう途中に難所「ウマノセ」がある。が案外短いので難なくクリア。
奥穂高岳山頂に到着し、今回登山の核心部全工程を完登。疲れた〜。
さぁ山荘まで下って休憩だ!
白出沢下降
穂高山荘で暖かいそばを食べる。疲れた身体には出汁が良く染みる^^
この時まではジャンダルムを通過した達成感で高揚していたのだが、食事が終わり、次第に「下山」という逃れられない次なるヤマ場を意識せざる負えなくなってくる。
白出沢、、、まだ5時間歩かないといけない、、、
身支度を整え、小屋裏の白出沢下降点に向かう。
眼下に広がる白出沢、、、強烈なガレ場、、、登山道はどこよ??
ガレガレ沢の大岩を選んで下っていく。ところどころ大岩の平ら面を並べてくれている個所がある。恐らくこれが登山道www 目印も時々あるが、崩れたりしているから矢印の向きも全幅の信頼は置けない。浮石も多いので注意が必要だ。
穂高山荘2980mから約700mほどひたすらガレ場を下降する。
ツライ、、、
2300mあたりからは樹林帯に入り、ひと息。そして2100mあたりまでくると、沢筋に沿って鎖場やはしごが登場してくる。変化があるのはアトラクションとして楽しいのだが、疲弊した身体には堪える、、、
重太郎橋で大きな流れを渡渉したら、あと少し。樹林帯を通って白出沢出合へ。
右俣林道歩き
白出沢出合からは右俣林道を歩いてロープウェイ乗り場で登山終了
快晴に恵まれたジャンダルム山行、充実の一日になった。
この登山ルート、また来たいと思う。今度は逆ルート(奥穂⇒西穂)で^^
毎週登山をしているので筋肉痛など無縁だったのに、下山翌日には全身が筋肉痛だよ
筋肉痛 充実登山の 証かな ^^
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