記録ID: 8747077
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
槍・穂高・乗鞍
笠ケ岳（新穂高温泉S→鏡平泊・弓折経由、笠新道を下山）
2025年09月26日(金) 〜
2025年09月28日(日)
岐阜県
yu-ya6259
その他3人
体力度
7
1〜2泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 21:16
- 距離
- 28.8km
- 登り
- 2,439m
- 下り
- 2,423m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 5:26
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 6:28
距離 9.7km
登り 1,217m
下り 13m
2日目
- 山行
- 6:44
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 8:27
距離 8.9km
登り 1,068m
下り 540m
14:03
3日目
- 山行
- 5:54
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 6:10
距離 10.2km
登り 155m
下り 1,871m
11:32
ゴール地点
| 天候 | 9/26:小雨のち晴れ 9/27: 晴れ 9/28: 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
・平湯温泉ひらゆの森 に前泊。 07:00 平湯温泉発 濃飛バス（予約不要） 07:45 新穂高温泉着（¥910） 【帰り】 11:55 新穂高ﾛｰﾌﾟｳｪｲ発 濃飛バス（予約不要） 12:45 平湯温泉着 ひらゆの森で入浴・食事 15:55 平湯温泉発 （要予約） 17:23 松本バスターミナル着 18:40松本発 あずさ 21:14 新宿着 【トイレ】 新穂高温泉に公衆トイレあり わさび平小屋にあり¥200 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【新穂高温泉～わさび平小屋～小池新道登山口】 舗装路や砂利の林道の坂道なので、雨天時は傘片手でも歩ける。 【小池新道登山口～秩父沢出合～下涸れ沢】 数分で、岩がごろごろのエリアに。その後は、大小の石が階段上に積まれている上り。比較的小さなステップで歩ける。ストックがあると良い。 【下涸れ沢～上涸れ沢～シシウドヶ原】 相変わらずの石の道だが、疲れも出てきて斜度が急に感じる💦日陰が少なくなり、日が出ると暑い🥵 【シシウドヶ原～鏡平山荘】 大きな岩に「鏡平まで500m」とペンキの表記あり。そこからがラストスパートで、今日一番の急登。 【鏡平山荘～弓折乗越～弓折岳 急な上りだが、岩と石でできた道は歩きやすい。少し上がると槍穂高の全景が見える。この途中で朝日が上がった。乗越から弓折岳まではすぐ。 【弓折岳～大ノマ岳～名前なしピーク～抜戸岳】 ピークごとに激下りがあり、しんどい。秩父平は、ランチに最高。薬師岳も見える。秩父平から抜戸岳へは急登。抜戸岳山頂に続く尾根に出ると、右側に笠ヶ岳の大きな全容が見えて、最高の稜線歩き。笠ヶ岳山荘まで、小さなアップダウンあり、山荘のテント場までが上り。 【笠ヶ岳山荘～山頂】 急に見えるが、さほどでもない。石が歩きやすいように配置され段差も小さい。浮石に注意。 【笠新道（下り】） 抜戸岳の肩をいったん上ってから激下り。 岩、ザレ石あり要注意。大小の岩、岩、岩、、を下ると見事な紅葉の台地に右には笠ヶ岳も見える。この一帯を杓子平というのだろうか。 樹林帯に入ると、変わらず岩が多く斜度も急。しばらくは、時折樹々が途切れて槍、穂高連邦が見え、元気をもらえる。絶景が見えなくなる頃にはだんだんと気温も上がり暑い。 |
| その他周辺情報 | 【鏡平山荘】 ・2食付き¥14500 ・水豊富、トイレは水洗。 ・コンセントあり。 ・食事時以外、食堂は談話室利用可。 ・乾燥室あり。 ・炭酸水の販売あり。 【笠ヶ岳山荘】 ・2食付き¥15000 ・水場:８月中旬でテント場の水は枯れる。 ・500mlペット水¥600、お湯500ml¥300 ・夕食16時（１回目）朝食5時、消灯19:30 ・トイレ４和式、男性用トイレ2 小屋内からと、外から入るれる。小屋内には手洗い水に天水あり。 ・大部屋室内、廊下にコンセントあり。 ・乾燥室あり。 ・食堂の談話室利用はできない。 【ひらゆの森】日帰り入浴と宿泊施設 日帰り入浴¥700 ツイン素泊まり¥7630（日により異なる） 館内レストラン（11～21時の通し営業） 飛騨牛焼肉や定食、つまみなど。 |
写真
わさび平小屋名物、冷やし野菜とフルーツ。
トマトはここで食べ、きゅうり二本を買いザックへ。
トマトはここで食べ、きゅうり二本を買いザックへ。
小池新道入り口より数分で、岩ゴロゴロ。小休止。
雨が止んだので、傘をしまいストックを出す。
雨が止んだので、傘をしまいストックを出す。
シシウドヶ原に到着。歩き始めの新穂高温泉の町がチラリと見える。
ベンチも多くありがたい！涼しい～👍
ベンチも多くありがたい！涼しい～👍
あと5分、てホント？？
さっき、山荘まで500m.とあったけど？？
さっき、山荘まで500m.とあったけど？？
洗面所。手拭きペーパー、紙コップ、蓋自動開閉式のゴミ箱まであり、山小屋とは思えない便利度。
その横に乾燥室。衣類全般を入れ乾燥してOK。
昼頃〜夜20時まで、熱風が出ていてすぐに乾く。
昼頃〜夜20時まで、熱風が出ていてすぐに乾く。
夕食は17:00。
コレがまた凄い美味しい。手作りコロッケが大❗️
ミニうどんや、柚子かんてんのデザートまで。
コレがまた凄い美味しい。手作りコロッケが大❗️
ミニうどんや、柚子かんてんのデザートまで。
夕食直後の鏡池（小屋より徒歩1分）。
夕陽を浴びた槍ヶ岳、大喰岳、中岳。
夕陽を浴びた槍ヶ岳、大喰岳、中岳。
アベントロートはほんの一瞬。雲が切れた瞬間に小屋からダッシュし、息切れて斜めってる。
お弁当は当日でも注文可。他の方の山ブログで知り、気になっていた。2人で1つ注文。あの夕飯考えると、2食付き¥14500は良心的。
1
9/26 17:59
お弁当は当日でも注文可。他の方の山ブログで知り、気になっていた。2人で1つ注文。
あの夕飯考えると、2食付き¥14500は良心的。
あの夕飯考えると、2食付き¥14500は良心的。
翌日。朝食は5時。少しづつ種類豊富で優しい味。
カボチャサラダに見えるのは卵料理。
カボチャサラダに見えるのは卵料理。
さあ、登山開始。写真は明るいけどまだ日の出前。
弓折乗越までは東側が開けているので、朝日はほぼ確実に見える。
弓折乗越までは東側が開けているので、朝日はほぼ確実に見える。
小屋を出て15分ほど。
振り返ると、ヤッシさんの背を槍ヶ岳が押してる。
乗越までの4～50分が、朝いちにはキツい上り。
振り返ると、ヤッシさんの背を槍ヶ岳が押してる。
乗越までの4～50分が、朝いちにはキツい上り。
これはY夫婦が鏡池から撮影した日の出。
槍の右側から出ている。私達とY夫婦の間くらいの
位置で日の出を迎えていたら、ダイヤモンド槍だったよ‼️
槍の右側から出ている。私達とY夫婦の間くらいの
位置で日の出を迎えていたら、ダイヤモンド槍だったよ‼️
弓折乗越に到着。日の出写真を撮りながら、上ったので、たった1時間なのに充実感ある。
双六岳ズーム。数年前に歩いた時は山頂真っ白だしこの姿を見ることはできなかった。
槍穂高連峰。左から槍ヶ岳・大喰岳・中岳・南岳・大キレット、北穂高岳・涸沢岳・奥穂高岳・ジャンダルム
南側に目を向けるとこれから歩く抜戸岳（左奥のピーク）への稜線。笠ヶ岳はまだ見えない。
タカネヤハズハハコの葉の紅葉は、きれいなオレンジ色になる。足元にこの色は目立つ。
大ノマ岳を過ぎたあたり。北を見ると赤い屋根は双六小屋。その奥、遠くの大きなのは野口五郎岳。
双六小屋から槍ヶ岳へ続く西鎌尾根と、その向こうは常念山脈。写真中央奥の白く見える山が燕岳。
ジャーン🎉食べたかった鏡平小屋ののり弁。
タルタルソースまで付いていて最高。
タルタルソースまで付いていて最高。
秩父平から、抜戸岳への尾根に上がるまでが急。
そんなに長くはないけど、お腹が重くなって💦
そんなに長くはないけど、お腹が重くなって💦
黒部五郎岳（左）と薬師岳（右）
薬師岳は上部が白く、カールが見える。
薬師岳は上部が白く、カールが見える。
ようやく笠ヶ岳が見えた！
このなだらかな山肌は、新穂高温泉側から見る、岩や崖のゴツゴツとは正反対。
このなだらかな山肌は、新穂高温泉側から見る、岩や崖のゴツゴツとは正反対。
写真では色が出てない😥でも
谷に向かって、一面が、かなり紅葉してる。
黄色が濃いのでカエデかな
谷に向かって、一面が、かなり紅葉してる。
黄色が濃いのでカエデかな
チングルマやイワイチョウ、などここは夏は花が満開なんだろうな。
真っ赤な紅葉と穂高。
クロマメノキの紅葉かと思ったら、違った。
クロマメノキの紅葉かと思ったら、違った。
山荘にザックを置いて、山頂へ。
山頂手前には、積み上げられた石で祠が大事に守られている。
山頂手前には、積み上げられた石で祠が大事に守られている。
播隆上人が開山した笠ヶ岳。
祠の下には、笠ヶ岳播隆堂、と記されている。
祠の下には、笠ヶ岳播隆堂、と記されている。
「笠」という名の大部屋。この日は満室で、８畳を8人で。敷布団＋寝袋+毛布+枕。
８月中旬以降は水場が涸れる。
清涼飲料水は、水500mlペットとコーラのみ。
各¥600。スポドリは無いので注意。
清涼飲料水は、水500mlペットとコーラのみ。
各¥600。スポドリは無いので注意。
入り口横の土間。ここしか屋内の談話（飲食）スペースは無い。19:30消灯まであと15分。
30分ほど前までは満席だった。
30分ほど前までは満席だった。
朝食は5時〜だが、その時間前には始まった。
朝は早いもの順で、１回目に全員入りきれなければ２回目、と聞いたので早めに並んだ。
朝は早いもの順で、１回目に全員入りきれなければ２回目、と聞いたので早めに並んだ。
東には雲海の向こうに遠く富士山。
（その手前は甲斐駒？）
右は南アルプス。高いピークは北岳。
（その手前は甲斐駒？）
右は南アルプス。高いピークは北岳。
ご来光を山頂で拝むY夫婦とは別行動。
我ら2人は、ハードな笠新道下山に備えるため、山頂へは行かずに小屋を出た。サヨナラ👋
我ら2人は、ハードな笠新道下山に備えるため、山頂へは行かずに小屋を出た。サヨナラ👋
稜線を北に向かって歩く。日の出前。
左から黒部五郎、薬師岳、中央遠くの平らなのは奥大日岳、剱岳、立山。
左から黒部五郎、薬師岳、中央遠くの平らなのは奥大日岳、剱岳、立山。
新穂高方面の分岐。
いったん尾根を越えるため上る。
いよいよ笠新道の下りが始まる
いったん尾根を越えるため上る。
いよいよ笠新道の下りが始まる
新穂高ロープウェイのバス乗り場は、新穂高温泉バスターミナルへ下りる道の手前で左に曲がる。
新穂高ロープウェイ駅に到着。
帰りのバス、何とか11:55発に間に合い下山。
帰りのバス、何とか11:55発に間に合い下山。
感想
今回の笠ヶ岳登山は、山友のY夫婦に誘っていただき、健脚でない私達でも歩けるルートを提案してくれた。急登で有名な笠新道は下りで使い、上りは鏡平山荘で１泊し弓折乗越経由で歩く。ぐるりと遠回りする感じだが、槍穂高連峰に昇る朝日や、雲のない晴天での稜線歩きは、北アルプスの山々が見られる最高のものとなった。弓折乗越からは常に左に槍穂高連峰。右前方遠くには白山もくっきりと。いくつかのピークを経る中で双六、黒部五郎、薬師、鷲羽、水晶、野口五郎、剣…名峰のオンパレードだった。笠ヶ岳近くまで来ると中央アルプスや南アルプス、富士山までも見えた。いや、こんなに凄い山だと思っていなかったので、予想を超える景色にカメラの手が止まらなかった。
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FCGAP1 さん
テント装備で２泊できるなら、小池新道を上って双六小屋のテント場に１泊、笠ヶ岳テント場に１泊か。１泊で行くなら上りも下りも笠新道か、下りだけ弓折乗越経由小池新道下山か🤔。
笠ヶ岳山荘小屋泊の方では、弓折乗越経由で歩く人いましたが、18キロあるのでなかなか😰ですね…
笠ヶ岳山荘の水場は８月中旬に涸れるのも、痛いポイントです😅
奥穂高岳山頂の笑顔のお二人の写真が印象的で、あの後笠ヶ岳に登ると書かれていたので、笠ヶ岳のレコも楽しみにしていました。
笠ヶ岳は、笠新道は急登、山頂まで小屋が無いので1日目の距離が長くて大変だと聞いていました。
この手があったか！という山友さんのルート選び、さすがですね。
Y夫婦さんは、荒川三山の時ご一緒だったあのお二人ですか。
もしも行く機会があれば(行けるかなあ('_'?))是非このルートを参考にさせて頂こうと思い、お気に入り入れさせて頂きました。
奥穂から笠ヶ岳、北アルプスを満喫の1週間でしたね。
素敵なレコを見せて頂き、ありがとうございました。
お疲れ様でした。
こんばんは☺️Y夫婦とは、あの時の荒川三山で一緒の2人です👍
このルートは随分前に提案してもらったのですが、つい最近、テレビのにっぽん百名山でも山の編集長が同じルートで歩いていて驚きました。
この1週間で、お天気の運を使い果たしたのでは、と心配になるくらいでした💦
surely-kさんでしたら、私たちよりも十分余裕をもって歩けると思います！いつか是非😉。
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