秋の日帰り百名山 父と登る、頂上楽園苗場山


- GPS
- 06:25
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 781m
- 下り
- 1,235m
コースタイム
- 山行
- 5:45
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 6:28
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
苗場山付近は問題ありませんが、下ノ芝より下はかなり歩きにくいです。大きい岩と湿った道と木道です。 |
写真
感想
父も大絶賛、全ハイカーにオススメできる山です。百名山の中でも唯一無二の景色が広がっている山でした。
前日の燧ヶ岳の疲れもあったが、苗場山方面は良さそうとの事。近くの谷川岳は曇天模様だそう。関越トンネルを抜けるとそこに広がるのは抜けの良い青空でした。山一つで全く違う天気に興奮しました。
早速、祓川登山道でリフト用バスに乗って出発。リフトは西武プリンス会員だと1500円で乗れます。通常は2300円でかなーり割高です。片道でこの値段なので会員の方は必ず提示しましょう。そして下山時に感じた事ですが、リフトなしで歩く場合は滑りやすく水っぽい大きい岩の道を歩くことになりますのでリフトはオススメです。
リフトが終わっても中ノ芝あたりまでは基本的に歩きにくい道を歩かされます。前日の尾瀬に続いてまたしても滑りやすい道です。下山時は大変だなぁなんて思いながら歩きました。中ノ芝まで来ると岩の道は減って、木道が現れます。また振り返ると、雲海が広がり県境の山々に覆い被さる雲を見下ろすことができました。先ほど話しした、山を越えると天気が変わる景色を上から眺めることができました。反対側の山域はしっかりガスってるようです。まるで見えない壁があるように。
上ノ芝まで歩くと並行移動になり小さいピークを踏みます。ここら辺から色づきがさらに濃くなります。ピークを越えると目の前にはどっしりとした苗場山。岩の城のような厳つい山です。紅葉した山肌のコントラストは美しいですね。
里から見えないこの山が山岳信仰の対象になっていたのは驚きですね。また、見てわかるとおり苗場山は急登です。一度鞍部に降りてから、一気に標高を上げるタイプで、緩やかな稜線上ではなくガッツリと山と山が分かれてます。
急登が続きますが、振り返ると綺麗に紅葉した山肌と青空が広がっており励まされます。その葛折の急登を登り切ると...
眼前に広がる頂上の楽園。ここは山の上?天国?思わず声をあげてしまうほどの景色が広がっていました。麓から見ていたりも晴れていて、池塘には青空が反射して美しく、どこまでも続いていそうな湿原。標高2000mにこんなにも美しい湿原が広がっているなんて。もちろん霧ヶ峰や美ヶ原も素晴らしいですが、私はそれ以上にこの苗場山の山頂に感動しました。私が天に召されたら、苗場山の山頂のような場所で過ごしたいと感じたほどです。どこを撮っても美しく飽きのこない景色に父も感動でした。私の父は銀行員時代登山部だったので、私よりもアルプスに登っているのですが、苗場山のような景色は見たことなかったようです。その意味でも親子でいい思い出が出来ましたし、この景色を見せることができて嬉しかったです。
いつもより長めに山頂で過ごした我々は慎重に下山します。登りがきついということは降りは急坂だからです。
特に大変だったのが、下ノ芝からの岩と泥の道です。登りの時から嫌な予感はしてましたが、ヌルヌルツルツルで何度も転びそうになりました。父親はこの下山にかなり苦戦していて何度もすっ転んでました...
ストック使っても転んでたので下山の仕方を覚え直さないといけないなぁなんて感じました。
また、リフト区間も同じような道で大変難儀しました。私は慣れていたのでスリップしてないですが、父がかなりスリップしており後続に次々抜かれていきました。怪我なく降りれたのでよかったですが。
苗場山、標高差や距離の数字で見るよりも時間のかかる山だとは思いました。登山道の歩きにくさは時間に直結しますね。
晴れが確約されているようなリフト営業している土日に来訪することを強くおすすめしたいです。
山頂は間違いのない景色が広がってるので、これから登る方楽しみにしてていいと思います。
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